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39 | 憎む理由(文) | |||||||||||
| 憎む理由 くるしい、こわい、たすけて― 誰にも届かない叫び 目の前が赤くなり 気が遠くなる 夜ごと見るその夢に あたしは苦しめられ 夜ごと見るその夢で あたしは森の少女を憎む ドウシテ アノ娘ガ 憎イノ? そんなこと分からない でもあたしは あの娘の顔を見るたびに 真っ黒な炎を 心で燃やす 「どうして あたしの叫びを聞かなかった?」 あの娘の顔を見るたびに なぜか責めたくなる ドウシテ アノ娘ヲ 責メタクナル? 分からない 分からない でもあたしは 生まれた時からあの娘が憎い 憎む気持ちに身を任せて生き続ける 一生 憎み続けてやる デモ 許シタインダヨネ 本当ハ そんなこと …分からない | ||||||||||||
からはしふたごさんからいただいたダークサリアのサリアへの感情を描いた詩です。 もしサリアがリンクの母親の生まれ変わりだとすれば、ダークサリアはリンクと共に森に逃げ込んだ際に母体内の胎児だった、という私の考えるダークサリアの人間関係を元に書いていただきました。 リンクだけを助けた母親を憎み、母体と共に死んでいった胎児だったダークサリアは自分の母親であるサリアを、その記憶はないのに憎んでしまいます。 それでもサリアを許したいという気持ちの葛藤が、ダークサリアを苦しめるといったものですが、相手へ強い感情を持つのが楽ではないことを痛々しい程に表現してあるように思います。 カタカナで書かれてある今の憎む気持ちを抑える感情を「分からない」の一言でなかった事にし、「サリアを憎む」というのを何か自分の使命のように感じているダークサリア。 それは、あの夢を見てしまう所為でしょうか。 「デモ 許シタイ…」というのは、私は本当はサリアの事が好きだというのもありながら、憎む事に疲れてしまったところから来る感情のようにも思います。 つまり、意図的に過去の埋もれた記憶を夢で誰かに見さされ、ダークサリアがサリアを憎むように作りあげていっているのではないかと。 そして、結末的にサリアを殺してしまった後にその夢を見なくなってしまい悔いだけが彼女の中に残ってしまうのではないかと勝手ながらそう考えてしまいました。 [ 2003/07/13 ] 作者 : [No.30]からはしふたごさん ゼルダの伝説の小説、イラスト中心のサイトです。「リンク×マロン」メインのスリルとスピード感のある小説が魅力的です。 | ||||||||||||
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