◯◯日本直販について◯◯2005/11/3
何ヶ月か前に、折りたたみ式ベットを日本直販で
買ったのでカタログが来た。このカタログが面白かった。
私が今まで手にした事がある通販カタログはおしゃれと
合理性以外の要素が含まれていることがあまりない。
だが、日本直販のカタログは、そのような凡百のカタログとは
一線を画した存在に仕上がっている。

表紙には「ロデオで恋したジュリエット」とあった。
もうこの時点で既存の通販カタログとは一線を画したにおいがする。
お笑い芸人を特集した雑誌「ZOOM」の表紙にすら
いきなりダジャレを持ってくるということはないのに、一冊子が
このアグレッシブさである。このような、笑いを追及する貪欲さが
日本直販のカタログに随所に見られるわけだ。

神田川俊郎の牛丼やカニといった食い物のページがあり、
次に来たのがオバハン向けの靴のページだ。
この脈絡のなさもポイントが高い。そのコーナーに
なぜか4コママンガが掲載されていて、青木さやかの
「どこみてんのよ!」というギャグが入る。
なぜこうまでアグレッシブなのか。

序盤の数ページはまだ笑いに対してアグレッシブな要素
が隔離されているのでわかりやすい。品物は品物でその良さを
アピールしている。中盤以降は品物と笑いの姿勢が渾然と
してくる。アパレルを通り越し、日用品のコーナーにはいると
それが如実な形で現れる。

なんかページに人が多い。確かに服などのカタログであれば
人が着用する様を参考にして購入を検討するという
手順は大いにうなづける。しかし、それを家具、カーペット
寝具などあらゆる品物に当てはめてどうするのか。
これは笑いを誘っているものではないかと思わせるものもある。

カーペットに頬ずりするモデル、枕で寝ているモデル、
めちゃかけラウンドハンガーの横に立っているモデル、
ふたを開けるモデル、目玉に器具を押し当てるモデル、
鼻吸入器に鼻を押し当てるモデルなどこれらのモデル
のほとんどががそれなりにきれいなのも笑える。

カタログも終盤に差し掛かると渾然としていたコンセプトの
ベクトルが明らかに笑いのみに向かっていく。笑いを重視し、
商品の売れ具合を度外視しているのではないかと思わせる
商品が顔を見せ始める。

カツラ、金の狸、観音像などだ。非常につぶしが
効かない商品である上に高価だ。パーティーグッズにしては
値が張りすぎる気がする。また、カツラの既製品と
いうのがすごい。男性用のものが明らかに神田川俊郎の
頭にあるものと酷似している様に見えるのは気のせいか。

最後のページにはドラムなどの楽器が載っていたが、
なぜか「羽ばたけ息子よ!世界に向けて打て!
マネージメントはパパがやる」
などというちょっとした物語的ポエムが付記されている。

これは水着グラビアの横に書かれているポエムのような
ものだとは思うが、最後の楽器のコーナーにのみ
このポエムを載せるという構成は何なのか。
一部のエロティック雑誌のようなこの冊子で一番の目玉
という意味での掲載なのか。独特だ。

日本直販はホームページでも通販をしている。
そちらを見てみると冊子ほどの爆発力はないものの
その笑いの姿勢の一片を垣間見られる品揃えではあると思う。
「由美かおるのダイエット呼吸法」「エマニエル」
など唯一無二の品揃えに仰天する。売れているのかは
わからないがこの方針を続けてほしいと思う。

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