◯◯水滸伝について◯◯2005/7/7
津本陽の水滸伝を読んだ。ボリューム的に苦痛にならない
のでこの作家のものを選んだ。蹴撃手マモル的終わり方を
していたのが笑える。北方謙三水滸伝の
文庫が出たら読み続けようと思っているので
内容が適当にわかる程度で丁度よかったのかもしれない。

とにかくお肉を食べまくって、お酒を飲みまくると
言う内容。また、不正を働く役人や役人から
見つからないように悪事を働く人に陥れられたところを
周りの人を皆殺しにして解決すると言う場面が多い。
逆西武警察みたいなものか。

人肉を出す酒場の出てくる話が最も面白い。酒場の
従業員たちはその辺にいる人を片っ端から拉致して
お肉にしてしまう。主人公である好漢たち
(108人いる)も何人か事あるごとにお肉にされかけるが、
そこの主人とは顔見知りなのでお肉に
なる寸前で助かる。

通行人をお肉にしてしまう酒屋を、好漢たちは
皆殺しにしようとはしない。
むしろ仲よく主人と酒を飲むなどする。
大量殺人よりも不正に怒るような、その辺の心理が
現在の日本とはかけ離れているので面白い。

だが、また水滸伝の時代のような心理が
現代の人々に蘇りつつあるのではないか。
お肉を食いすぎると言う点において現代と
水滸伝の時代が似ているのでなおさらそう思う。

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