パソコン買ってからあんまり本を読まなくなったけれど、GEMは本の虫だったんですよね。

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GEMお勧めの一冊

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西洋文学 サイコホラー スペースオペラ SF 歴史小説 中国文学 ヒロイックファンタジー ファンタジー エッセイ 童話 小説 自己啓発 回想録 教育 宗教 哲学 詩集 聞き書き

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西洋文学
レ・ミゼラブル

ビクトル・ユーゴー

飢えのあまり、パン一つを盗んだだけで牢獄に入れられたジャン・バル・ジャン。やがて牢獄を脱獄し、極悪な指名手配犯とされ逃亡生活を続けていたが、とある牧師の暖かさに触れ、人間らしい心を取り戻す。一心不乱に働いたジャン・バル・ジャンは巨大な財を築き、市長にまで登り詰める。しかしあるとき、市民を助ける為に人前で見せた彼の怪力が、ある警官の記憶を呼び起こす。かつての指名手配犯を。かくて、親を亡くした少女コゼットをつれ、ジャン・バル・ジャンの逃亡生活が再び始まるのであった。

言わずと知れた名作。ジャン・バル・ジャンの人間に対する優しさが、各所で心を打ちます。パン一つを盗んだだけで、結果として極悪犯となったり、市町になってどれくらい人のためになることをしたとしても、かつて犯した罪が消えるわけではないという、法律と人間性との矛盾を鋭く追求し、その上で揺れ動く人々の心を表現しています。映画にもなっていますが、見るなら新しいものより古いものを断然お勧めします。

★★★★
スカラムーシュ

R・サバチニ

大久保康雄訳

時代は激流を迎えるフランス革命。青年弁護士アンドレ・ルイ・モローは、大衆を扇動したとの罪で官憲に追われることになる。アンドレはやがて旅芸人の一座に入り、道化師スカラムーシュとして身を潜め、恋敵であり革命の敵であるラ・トーレ・ダジル侯爵への復讐の機会をうかがっていた。復讐の時は成り、今まさにそれを遂げんとしたまさにその折、アンドレは信じたくない事実と遭遇するのであった。

弁説あり、剣劇あり、演劇あり、恋愛ありで、古典的娯楽大作とでも言えるのでしょうか。あの時代の雰囲気が好きな人にもお勧め。

★★
サイコホラー
デッド・ゾーン
上・下

スティーブン・キング

ホラーの巨匠、スティーブン・キングが描く、悲しき超能力者の物語。主人公は少年時代、頭部を強打し脳に重大な傷をおっていた。やがて交通事故により数年間の昏睡状態からこの世によみがえった彼は、手に触れたものの未来や過去が頭の中に浮かび上がることに気がつく。それは彼の脳の中の機能しない部分、デッド・ゾーンをカバーする為に激しく働きはじめた、脳の別の部分によるものらしいのだが。しかし彼は自分の能力を嫌悪し、その運命から逃れようともがくが、ふとした偶然から、アメリカの将来に関して非常に危険で重大なビジョンを得る。ところがどうしても決定的な瞬間を見ることができない。とるべき行動に苦悩する主人公・・・そしてつげられた一つの事実。彼は、一つの行動に出るのであった。

誰からも理解されない、超能力者ゆえの孤独。その能力により、時として我が身に連続殺人者を宿し、あるときは殺される少年の恐怖が宿る。そしてその能力ゆえ化け物あつかいされたり、住処を転々としなければならない彼。決して理解されることのない主人公の悲哀と、壮絶な決意が伝わってくる一作です。

★★★
スペースオペラ
銀河英雄伝説

田中芳樹

遥かな未来、人類は銀河帝国と自由惑星同盟という2つの陣営に別れ、宇宙の覇権を争っていた。度重なる戦を長きにわたり続けた結果、戦争は膠着状態に陥ったかに見えた。そのような時、両陣営は奇しくも同じ頃、天才用兵家を迎える。銀河帝国のラインハルト・フォン・ローエングラムは、旧姓をミューゼルといい、貴族ともいえないような貧乏貴族の出身であったが、皇帝に奪われた姉を助けるべく軍隊に入りめきめきと頭角を表していた。一方、自由惑星同盟のヤン・ウェンリーは、歴史家を志してはいたものの数々の不運に背中を突き飛ばされ軍の士官学校に入り、戦争という不本意な仕事を嫌々ながらこなしていた。やがて、時の流れは両者の周りで激しく渦巻くことになる。

全10巻のこの小説を、一体何回読んだことでしょうか?これほどまでに壮大で、緻密なSF小説があったでしょうか?友達に勧められていたのに最初は「タイトルが嫌い」といっては断っていました。それでも何度も何度も色んな友達に勧められて手にとることになり、プロローグを読んだだけで深くのめり込んでしまった物語です。すべての物語の最後にある一節が、この物語のタイトルの意味するところをしみじみと味あわせてくれるのです。

★★★★★
SF
知性化戦争 上・下

デイヴィッド・ブリン

遥かな未来、宇宙の知的生命体は、銀河系の辺境に極めて特殊な惑星を発見する。「地球」そこには、誰の手も借りずに自らを知性化し自力で宇宙へ飛び出してきた「人間」と、彼等の手に寄り知性化された「チンパンジー」と「イルカ」の世界があった。「人類のような宇宙の鬼子は、これから何をしでかすか分からない」宇宙の列強種族は、そのような建て前と巨大なる欲望を秘め、地球侵略を開始する。一度は列強種族の手に落ちた地球とその住民は、ゲリラ活動と有効的列強種族の手を借り、再び自由と独立を取り戻すための戦いを開始するのであった。

シリーズ的には「サンダイバー」(イルカが知性化される前の話。チンパンジーは知性化済み)、「スターダイト・ライジング」(初のイルカの船長とチンパンジー、人間が乗り組んだ宇宙船の物語。彼等がたまたま見つけたあるものが、列強種族をして地球侵略を開始する原因となった)、「知性化戦争」、「変革への序章(知性化の嵐@)」、「戦乱の大地(知性化の嵐A)」(スターダイト・ライジングからの続き)へと続きます。「知性化」をキーワードとする、その世界観はオリジナリティーに溢れています。最初、独特な固有名詞になれるまでは難しいですが、それになれてしまえばこの世界を満喫することができるでしょう。個人的には、ユーモアと勇気に溢れたチンパンジーの宇宙戦闘機パイロット、ファイベンが好きです。著者は日本びいきで、芭蕉の俳句や日本人の登場人物もあらわれます。ちなみに著者は、ケビン・コスナー主演の映画「ポストマン」の原作者でもあります。

歴史小説
世に棲む日々

司馬遼太郎

明治維新、長州藩に生を受け、旋風のごとく歴史の中を駆け抜けた高杉晋作の物語。

高杉晋作のからっとした生き方に引かれます。身分制度の壁をいち早くぶちやぶり、騎兵隊をつくって幕府郡に立ち向かった男の生きざまを感じてください。

★★★
竜馬がゆく

司馬遼太郎

坂本竜馬。高知藩において、武士の中でも最下層の豪士として生まれた男は、やがて藩を飛び出し日本を股にかけ歴史の渦に飛び込んで行く。自分が日本人であることを逸早く自覚し、世界に飛び出すことを夢見ながら若くして命を散らした英雄の物語。

こんな人間が日本にいたのだということが、信じられないというのが正直な感想です。鎖国を無理矢理解き放たれ、国際社会という荒海にこぎ出した日本国の舵取りとして、神が遣わしたかのような印象さえ受けます。すべての日本人に知ってほしい日本人の一人です。

★★★★★
青き狼

井上靖

かつて地球上に存在したことがないほど巨大なモンゴル帝国を築いた、チンギス・ハーンの物語。

壮大な物語です。全編を通じている親と子の情についても、考えさせられるものがあります。

★★
敦煌

井上靖

居眠りをしている間に進士の試験に落ちてしまった趙行徳。彼は一人の女を助けたことから西夏の文明にひかれ、敦煌の滅亡を巡る波乱万丈な人生を送る。

漢字が非常に多いので、漢字が苦手な人はひきつけを起こすかも(これは歴史物の特徴です)。映画化もされていて、非常にいいできです。

★★★
中国文学
監訳三国志
中国の三国時代、魏・呉・屬の攻防を、屬の英雄劉備とその義弟達の活躍を中心に語る。

純粋な歴史を綴った書物というより、物語りとしての色が濃いので、とても楽しめます。

★★★
ヒロイックファンタジー
グイン・サーガ

栗本薫

辺境の新興国モンゴールが中原の大国パロに攻め込んだ。余りにもの突然の奇襲攻撃にパロは破れ、古より伝わる古代機械に幼き双児の王女・王子をたくし、同盟国アルゴスに亡命させる・・・つもりであった。聖双児がこつ然と姿を表したのは、魑魅魍魎どものうずまくルード森であった。双児に危機が迫る。そこに奇妙な男があらわれ双児を助けた。筋骨隆々たる戦士・・・ところがその首から上はどう見ても豹の頭としか見えないものがついていた。グインという自分の名前、アウラという言葉以外のすべての記憶を亡くした戦士はやがて、この世界と宇宙を巡る巨大な時間の流れの一つのキーとなっていくのである。

全100巻の完結を目指し(100巻では終わらないという節もあるが)、進行中のロングノベル(現在70数巻)。一人の著者による長編小説としては世界一で、新刊発行の都度ギネスブックを更新しています。高校2年の時から読み続けています。ファンタジーものが好きな人に、とくにお勧めです。

★★★★
ファンタジー
はてしない物語

ミヒャエル・エンデ

ある本屋で万引きした本を読んでいた少年バスチアン・バルタザール・ブックスは、やがて本の世界に入り込み、自らが本の主人公として、新たな世界の主人公として、世界をその豊かな想像力の元、創っていく。

長くて、本当に長くて・・・長く感じる物語です。とても奇妙で、不可思議で、魅力的な世界を味わってください。

★★★
エッセイ
人間だもの

相田みつを

飾らない自分を飾らない言葉で語る。飾らない人間を飾らない言葉で語る。何気ない一言にジンと心打たれます。辛い時悲しい時に慰められ、元気をもらえる一冊です。 ★★★
詩集
教科書で学んだ名詞
今でも何かの拍子にふっと思い出す、教科書に載っていた詩の数々。今とは違って、音読もしていたんですよね。 ★★★
ポケット詩集
井上ひさしの「なのだソング」という詩に惚れて衝動買いしました。詩にも音楽と同じように好みのジャンルとかスタイルとかありますが、GEM的には心地よい詩が多く収められていました。本のサイズも持ちあるきに調度よくて。 ★★★
童話

(動物文学)

孤島の野犬

椋鳩十

ジャーマンシェパードの軍用犬ナチは、敗戦とともに軍から放棄され、孤島に残った。仲間の軍用犬達は飢えと野犬との戦いで次々に死にゆき、ただナチ一匹が生き残る。島の人々からも嫌われ、恐れられ、迫害を受けるナチ。しかし、ナチはやがて野犬のボスとなり、孤島を駆け抜けるのであった。

本が擦り切れるほど繰り返し読みました。波瀾にとんだナチの生涯に胸打たれたものです。アニメ化されました。

★★
たたかうカモシカ

椋鳩十

短編集です。最後に収録されている「太郎とクロ」がお勧め。ニューファンドランド犬のクロと太郎との友情を描いた心あたたまる作品です。 ★★
ウォーターシップダウンのウサギ達
平和に暮らしていたウサギの巣に、ある日人間達の開発の手が迫ります。新たな安住の地を求め、苦難の旅をするウサギ達の物語。

ものすごく不思議な雰囲気の物語です。アニメ化されていて、それも非常に良いできです。

★★
狼の歌の伝説

ジョージ・ストーン

寺村輝夫訳

とある狼の群れに生まれた一匹の狼、ウルフ。ウルフは狼の一族の中でタブーとされていた行いをすることをこよなく愛していた。それは歌を歌うこと。ただ歌を歌うがゆえに群れから追い出されたウルフは、数々の冒険の後に伴侶を迎え、その子らもまた歌を歌いはじめる。最初は「気狂い狼の群れ」などと呼ばれていたが、やがて「歌う狼の群れ」として知られていくのである。

狼の遠吠えをこれほどまでに美しく語った物語はありませんでした。このような、「え?狼が遠ぼえする?あたりまえじゃない」というような「あたりまえ」について、その由来や所以を想像する物語、個人的に大好きです。

★★
冒険者たち
ガンバと十五匹の仲間

齋藤惇夫

街に済むドブネズミのガンバは、ある日友達のマンプクに誘われ、海というものを見に出かける。港で船乗りネズミ達のパーティーによばれた2匹は、冒険物語に酔いしれ相撲をとり存分に楽しんでいた。そこに傷だらけのネズミがあらわれる。彼の島に白いイタチのノロイがあらわれ、島にいるネズミは絶滅寸前というのである。ノロイの恐ろしさを知る船乗りネズミ達は後込みするが、恐いもの知らずのガンバは一人助けに行くことを決意する。そしてガンバの後に、十五匹のネズミ達が続いた。

手に汗を握る冒険物語です。巨大な白イタチノロイに率いられたイタチの群れに、ちいさなネズミ達がどうやって立ち向かっていくのでしょうか?テレビ化もされています。

★★★
チポリーノの冒険

ジャンニ・ロダーリ

悪政をしくレモン大公、それを助けるトマト騎士、トマト騎士にタイコモチのエンドウ豆弁護士、贅沢・わがままの限りを尽くして人民を苦しめるオレンジ大公にミカン小公爵。彼らに立ち向かったのは、父親を終身刑として牢屋にとらわれた、富も力もなく、ただ勇敢でまっすぐな心をもったタマネギ少年チポリーノであった。警察や兵士に追われ、何度かとらわれて独房に入れられながらも、チポリーノは徐々に仲間を増やし、奇抜な作戦を練って権力者に立ち向かう。そしてついに独裁政権を引き摺り下ろし、民主共和政の旗を立てるのである。

なるほど、このような過激な童話だったので、この、この、この本読みだった僕が知らなかったわけです。何せ僕は本の虫でした。ところが長い読書生活を通じて初めてこの本を見つけたのは、ついさっき(6/May/2001)行った古本屋でした。小学生のころの歌の手帳に「チポリーノの冒険」という歌があり、その不可思議な歌詞が大好きで今でも時折口ずさんでいたのです。なんだか物語を感じさせる歌だなぁと常々思っていました。社会悪、権力に立ち向かうことを恐れず、ペテン師のトマト騎士に「あなたがペテン師だ」と鏡を突きつけるチポリーノの勇気に拍手を送りたいですね。

小説
栄光の岸壁
上・下

新田次郎

登山を生き甲斐とする竹井岳彦は、18才の時八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足の一部を失う。それでも山を諦めることができなかった岳彦は、トレーニングにトレーニングを積み重ね、無い足の変わりに指と腕の力を鍛えることによって徐々に復活していく。そして今だ日本人が登頂に成功したことのないマッターホルン北壁に挑むのである。

新田次郎氏の小説は好きですが、これほど繰り替えし読んだ本はありません。極限状態の中で、己の生命力をふりぼり山に挑戦するその姿に深い感動を覚えました。

★★
最後の奇跡

青山圭秀

21世紀初頭、ついに神の裁きが下された。北朝鮮、中国をはじめとする世界中の原子力発電所が暴走し、死の灰が世界に、日本に襲いかかる。 期を同じくして、世界中の機械/コンピュータに仕込まれた一枚のチップが、ウイルスと破壊プログラムをばら撒き始める。 混乱は混乱に拍車をかけ、そして世界中の軍事コンピュータの画面上に、実際には存在しない敵国からのミサイルの群影が映し出される。 それが全面核戦争の始まりであった・・・。
2024年、比較的被害の小さかったオーストラリアから日本へ調査団が派遣される。その中に、幼少の記憶をなくした乙葉秀明という牧師がいた。 日本において彼は夜毎夢を見る。それは相浦直人という一人の新聞記者の夢であった。時は20世紀末、夢の中で乙葉は相浦自身となり、仙台のカトリック孤児院での怪現象を取材することになる。 その怪現象とは、子供たちの前に聖母マリアが現れつづけている、というものであった。
教会がひた隠しに隠そうとするその真実へ、相浦は少しずつ迫っていく。人との出会いが、半ば信仰を失っていた相浦の心を徐々に開いていく。 愛する人との別れ。教会との軋轢。そして訪れた終焉の時。相浦は愛する人との約束を守るため、愛する人を危険な日本に残したまま 聖母マリアと言葉を交わしつづけていた幼い乙葉をつれ、オーストラリアへと脱出を図る。 しかし脱出できたのは乙葉だけであった。相浦は、身重の女性に自分のチケットを譲ったのであった。
よみがえる記憶と分かれた人々との出会い。それは必ずしも「人」の姿をしていなかったが、乙葉は彼らとすべての時を共有するのであった。

一口で語ることのできない様々なものを内包しています。著者の青山氏は、本当はより直接的に人類へ警鐘を鳴らしたかったのだと思います。 ところが聖母マリアの奇跡は、教会では封印し、一般には「オカルト」扱いされています。そこで氏は、より抵抗少なく事実を伝える手段として 小説という形態をとったのだと考えられます。実際、小説の中では多くの聖母マリアの奇跡について触れられていますが、それらは事実に基づいたものです。
しかしそのような「奇跡」や「予言」などを抜きにしても、小説として非常に楽しめ、また深く深く考えさせられるものがあります。 僕は人の「愛」について、目がさめるような衝撃を受けました。様々な宗教に属する人も、僕のような無宗教の人も、ぜひ読んでみて欲しい作品です。 僕も機会を見て、もう一度読んでみようと思います。

★★★★★
自己啓発
10年後の自分が見えるヤツ 1年後の自分も見えないヤツ

落合信彦
常に危機意識と問題意識をもち、英語というコミュニケーションツールを片手に世界中を飛び回るジャーナリスト落合信彦氏が、現代の若者に投げかける痛烈なメッセージ。今の自分に割り切れなさを感じている人、なんとなく「このままではだめだ」と思っている人、自分で自分が受け入れられない人、流されるままに生きてるなと思う人、色んな人に読み・考えてもらいたい1冊です。 ★★★★★
サラリーマン・サバイバル

大前研一

世界的に有名な経営コンサルタントの大前研一氏が、これからの時代にいかにして生き残っていくべきかを説く、サラリーマンのバイブル。常に「知的な衰退を恐れよ」、「問題を指摘するだけでなく、解決策まで示せ」と説く大前氏の言には、多分に耳を傾ける余地があります。とにかくすごい経歴をこれでもかと示すので、多少暑苦しいかもしれませんが、上に紹介している落合氏の本とあわせて読むとより効果的。 ★★★
回想録
国家なる幻影
我が政治への反回想

石原慎太郎
現東京都知事である石原慎太郎氏が政界に飛び込み、そして一度在野に下るまでの25年間の出来事を、歴史の裏表からつづった回想録。自然を愛し、日本という国を憂い、何とかこの国を良くしようとした石原氏の飽くなき熱意が伝わってきます。暗殺されたニノイ・アキノ氏との友情、田中角栄をはめたロッキード事件の真相、大韓航空機撃墜事件の真相、湾岸戦争で故意に隠蔽された日本の貢献、そしてこの国の金権政治の実態を克明に述べています。どうせ何やっても無駄、などと達観したような気でいる若者には是非読んでもらいたい一冊です。日本の近代史と、現状を知りたいという人も、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。 ★★★★★
教育
いま魂の教育
日本の崩壊を救う唯一の手立て

石原慎太郎
子供にとってどのような教育やしつけが必要であるのか、石原慎太郎氏の持論が展開します。僕は強い共感を覚えました。全く同じではありませんが、いくつか氏と同じような幼児体験があったからということもありましょう。大人として、親として、人間としての自分に何か欠けているところはないか、そういう問いにも数多くのヒントを投げかけてくれるでしょう。 ★★
宗教
釈迦とイエス

ひろちさや
釈迦は神だったのか人だったのか?イエスは神だったのか人だったのか?釈迦の限界とはなんであり、なぜイエスは十字架にかけられなければならなかったのか?釈迦はいかにして解脱したのか?イエスはいかなる道を歩んだのか?
読み終わって日にちが経つにつれ、魂に染み込んでくるような疑問と納得。人間と神、神と人間、両者のかかわりに迫ります。
★★
哲学
ソフィーの世界

ヨースタイン・ゴルデル
ある日ソフィーの元に届けられた一通の手紙。封を開けると一枚の紙切れに「あなたはだれ?」と書いてありました。正体不明の哲学の先生からに不定期に送られてくる手紙、次第に哲学にのめり込んでいくソフィー。そしてしばしば起こる奇妙な現象。やがてソフィーは自らを取り巻く世界の真実に気づき、神へのささやかな抵抗を試みるのです・・・。

これ以上は書けません(^_^;)~~哲学書ではありますが、これは小説・ファンタジーです。ファンタジーであるけれども、哲学書でもある・・・鶏が先か、卵が先かという素朴で説きがたい問いに一度は首をひねったことがあるのではないでしょうか?より人生を充実して生きたいと思うのなら、こういう本を読んで、心をうんと広げ、思考を深く掘り下げることも大事ではないかと思います。

★★★★
聞き書き
どこかで誰かが見ていてくれる

日本一の切られ役 福本清三

聞き書き 小田豊二

ある日、気が付きました。見ている時代劇、あれにもこれにも出てくる切られ役。長〜い顔と切れ上がった目が特徴的なその悪役。気になりだすととまらなくて、お、今日は台詞もあるしちょっといい役だな・・・なんて思ってたの、僕だけではありませんでした。 テレビで見ていたらズバッ!!と切られておしまいの福本さんの、あったかい人柄に触れられる一冊です。読んだらきっとあなたも、ブラウン管に福本さんを探すでしょう。ラスト・侍にも出演されましたが、さすが!の名脇役ぶりでした。


 

あなたお勧めの一冊 ただいま募集中(^_^)/


タイトル
著 者
コメント
投稿者
愛深き淵より
星野富広
体育教師だった作者が指導中の事故により首から下が不髄となるけど、希望を持って、口で字を書き、絵を描くところまでとなった話。 花を絵をたくさん描いていて、どれもすばらしいです。
添えられた言葉もいいんですよ。中学生の時に出会った心に残る一冊です。
わのこさん
鈴の鳴る道