
プロローグ
会社で隣に座ってるおばさんは、とても動物好きでした。ちょくちょくお話をしていて、
「そんなに動物が好きなら、サファリパークに行ってジャングルバスに乗るべきですよ」
「行ったら絶対にえさを上げてください」
「もし行ったら、写真をとってきてくださいね」
その言葉で
「いってみるかぁ」
夏休みは大分を出発点としてぶらぶら旅行をすることにしました。幸い親父殿が車を貸してくれたので、自由気ままな旅です。とりあえず九州一周を目標とすることに。

7月31日火曜日
午前8時、車に荷物を積み込んで出発です。BGMは昨日買ってきた喜納昌吉のベストアルバムです。「花」という曲が聞きたくて買ったものでした。この花という曲、最初に聞いたのはまだ大学生のころでしょうか、単純な歌詞、単調なメロディーに驚き、違和感が先立って感心しなかったことを覚えています。しかし年を経て、色んな人の世の紆余曲折も多少なりとも味わった最近、その歌の心がわかってきたようです。
人の世の悲しさやうれしさ、むなしさや幸せを噛み締めた、噛み締めたそんなすばらしい曲でした。何度も何度も繰り返し聞きました。そして「愛は私の胸の中」という曲を聴き、その歌詞を繰り返し聞き込むにつれ、自分を鏡に写してみているかのような、そんな気分になりました。勇気や希望が湧いてきました。気分ががらりと変わります。歌や詩というものが、どれほど人の心を揺さぶるものか思い知りました。
積極的な気分で旅行を楽しむ気分を徐々に盛り上げながら、大分県は別府に到着です。別府インターを降り、案内の標識に従ってサファリパークを目指します。別府市外とは離れた山の中にそれはありました。入場料は2300円、そして目的のジャングルバスの乗車賃は1000円です。

ジャングルバスは網み囲まれたバスで、網の隙間からはさみを使って野菜やペレット状の草食動物用のえさ、肉などをあげます。ぞうさんは、鼻の穴に大きなペレットを突っ込んであげます。隣のおじさんが一つ突っ込んで、それを食べるところを写真に撮ろうと思いましたが、餌を一つ鼻の穴につめたまま、なかなか像は食べようとはしません。ふと思いついてもう一つの鼻の穴にペレットを突っ込んであげると・・・やっぱり。なんとまあ、もう一つの穴にペレットを突っ込んでくれるのを待っていたのでした。かしこいなぁ。

ところが突然、 パオ〜ッという吼え声!お客さん騒然とします。なんの事はない、一頭の像が押し合いへしあいでずっこけたのでした(苦笑)
麒麟は長い長い舌でペレットを食べます。舌の先にはさみではさんだペレットを置いてやると・・・麒麟は動きません。あれ、どうしたんだろ?ペレットをはさんだはさみを引こうとすると、そのタイミングに合わせて麒麟は舌を巻き上げ、餌を食べました。タイミングを計っていたようです。とってもやさしい印象でした。

野生の馬のたてがみは、アメリカのモヒカン族の髪のように逆立っているといいます。しかし現在はたてがみが逆立った純粋な野生馬はシマウマしかいないといいます。そんなシマウマはごつい前歯を剥き出しにしてボリボリとペレットを食べました。


虎はライオンよりアグレッシブでした。かっこいいので金網ぎりぎりまでカメラを寄せて写真をとろうとしたら、
ガァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
すごい声でほえられて、カメラを構えた手が虎の吐き出す生息につつまれました(汗)それでもしつこくもう一枚・・・も一回吼えられて、お客さん少々びびりぎみです。

ジャングルバスでの旅は1時間ほどで終わり、お次はリス猿の森です。大きな金網の中にリス猿たちが放し飼いになっています。早速ミルウォームという虫の餌を100円で購入。
「とられないように手で覆って、一つずつあげてくださいね」
言われたんだけれども、あっという間にリス猿たちは足から頭まで上ってきて、僕の首に長い尻尾を巻きつけカメラのフィルムケースの餌入れに手を突っ込み、餌を奪っていきました。やられたってんで、もう一度購入。
「体に上ってきたら、ゆすって落としてください。大丈夫ですから」
なるほど、今度は猿が腰のあたりまで登ってくると、そのちっこい頭を押さえつけて上らせませんでした。しばらくリス猿の頭の感覚を楽しんでいると、ジクリ、ジクリという感覚が。なんじゃと思ってみると、頭を押さえつけられたリス猿が怒って手をかんでました(汗)

他にもミニブタやモルモット、ウサギ、やぎなどとのスキンシップを楽しんでから、今度は500円のラジオ料金を支払って自分の車でサファリを一周しました。
しばらくするとなんだか首筋や後頭部がむずむずとむず痒くなってきました。まさかね・・・猿から何かもらったかな?
別府に下り、竹瓦温泉という温泉の老舗で100円払って1時間ばかり温泉につかりました。砂風呂は780円で入れたけれど今回はパス。地元の人と、さっきの雨はすごかったねえだの、今日は蒸すねえだの、当り障りのない会話を楽しんであがります。今日はこの竹瓦温泉に泊まろうかと思ったのだけれど、ここは入浴だけだとか。残念。
そこで別府にくると必ず行くいわし料理屋さん「いなせ」の近くのビジネスホテルに宿を取りました。一泊素泊まり5000円です。6時になるまで転寝をし、6時からいなせに鰯を食べにでかけました。今回で4回目だけれど、おやじさんは覚えてません。そりゃそうだ。数年に1度の割合でいってるからねぇ。おやじと女将2人でやってる店なので、注文してから出てくるまでにすごく時間がかかります。それをのんびりと待ちます。
お通しは枝豆でしたが、一つつまんで驚きのうまさ。あたりまえなのがうれしい、枝豆を食べたら枝豆の味がする!!のです。いっつも食べてるのは枝豆ではなくて「冷凍枝豆」なんだなぁとしみじみ。
「おいしいですねえ」
「夕方畑からつんできたんですよ」
なるほど、うまいはず。最初の料理は鰯のフライ。鰯は当然うまいのだけれど、つまのキャベツの千切りのうまいこと。キャベツの味がする!!であります。そんなふうにこの店では、とても新鮮でおいしい食べ物、お酒を飲ませてくれるお店なのです。自家製焼酎なども楽しんでほろ酔い加減でホテルに帰りました。
さて、明日はどこに行こうかな。

8月1日水曜日
昨夜いなせのおやじさんからもらった観光案内の中に一つ目をひくものがありました。国東(くにさき)半島の、日本の3大文殊に数えられるという文殊仙寺の、仁王様です。苔むした仁王様に会いに行かなくては。
ホテルの泡温泉に使ってアルコールをすっきり抜いてから出発です。ところがパンフレットにはこじんまりと載っていた国東半島は大きく遠く、走っても走ってもなかなか文殊仙寺にはたどりつきません。
車を走らせる途上路上に大きなカラスアゲハ(蝶)が倒れていました。多分走ってくる車に衝突したんでしょう。昔バイクで走ってたころ、一匹のあげは超が僕の胸にぶつかったので急停止して放してあげたことを思い出しました。
さらに車を走らせると、道はどんどん狭くなっていきます。そしていよいよ本格的な山道か、というところで、道路に黒いにょろにょろが。蛇が日向ぼっこしてます。車を降りてどかしてやろうとおもったら、すでに逃げてました。
車を走らせること約1時間半、ついに文殊仙寺の駐車場にたどりつきました。そこにいた子供に、
「お寺こっちでいいと?」
と声をかけると、
「うん、この上にあるよ」
階段は石がはげていて土が剥き出しになっていて歩きにくい。わずか数段上っただけで、どっと汗が噴出して着ました。そしてそこに仁王様が立っていたのです。 古い、苔むした2体の仁王様の姿は神秘的でした。思わず手を合わせます。そこで数枚写真をとるとフィルム切れ。しまった、デジカメも予備のフィルムも車の中じゃ。 汗をふきふき階段を下ります。

さっきのこどもが
「お寺あった?」
「うん、あったあった。けどフィルムがきれた(苦笑)」
この子、一人で何してるんだろな。車でフィルムとデジカメを用意して再び階段を上ります。長い長い階段をふうふういいながら、蚊を追い払いながら上っていきます。 蚊をつぶさないように、殺さないように気をつけながら。そしてようやくお寺にたどり着きました。 ここでちょっとお祈りをしてからおみくじを一つ。そこにかいてあった短歌を読んで絶句&苦笑です。それだけでおみくじに何がかいてあるかわかるような短歌でした。なるほど、何事もがまんがまんせにゃならんとな。
パンフレットにも載っていた何体もの神秘的なお地蔵さんたち。手を合わせました。

それから本堂に行って畳の間に上がりこみ、お焼香をしてからお祈りを。用意してあった「知恵の水」を少々飲み干してくつろぎます。こんなに暑いので、お腹こわさないかな、なーんて考えて少しだけ飲んだんだけど、いざ帰ろうかとする時になって
「(腹こわさないかなんて)猿知恵だったなぁ」
と我ながら我自身に苦笑しました。
さて、お次は佐多岬です。駐車場でTシャツを着替え、一路進路を南に取りました。そして、何気なく広がる視界に、舞い上がるカラスアゲハの姿が。行きがけに目にした、路上に倒れていたカラスアゲハです。まだ完全に回復してはいないんでしょう、みるからによろよろと舞い上がり、突進してきたトラックをすんでのところでかわしてどこかに飛び去りました。よかったなぁ・・・
今日は佐多岬まで走ってから切り返し、鹿児島を経てできたら水俣まで北上する予定でした。ところが走れども走れども宮崎県にすら到達せず、だんだん無理かナァ・・・と。佐多岬の最後の道路は有料道路で、午後6時には締め切られてしまいます。ということは、6時に佐多岬についても間に合わないということ。夜通し走って明日の朝をまって佐多岬に行くか、それともここらで一夜泊まるか?もう少し先まで、もう少し先まで、そんなふうに考えながら走っていると、「鵜戸神宮33キロ」という道路標識が目に飛び込みました。
「??鵜戸神宮??」
そして流れ始めた一つのフレーズ・・・
♪鵜戸さん参りは 春三月よ 参る・・・
参るその日が ご縁日
参りゃともかく 帰りのせつはつけて・・・
つけておくれよ 青島へ・・・♪
「しゃんしゃん馬道中唄」という民謡の中でも人気のある歌の一つです。さっき、青島とおったナァ、ということはココの歌なの???確かに先日のコンクールでは何人もの人が歌っていました(コンクールでは地元の歌が歌われることが圧倒的に多いのです)。
「よし、鵜戸さん参りしよう!」
即決です。宿はなんとでもなるだろうさね。しゃんしゃん馬道中を口ずさみながら、一路鵜戸神宮を目指しました。到着したのは5時まえ、すでに売店はしまっていました。駐車場から神宮までの長い道のりを歩きます・・・が、妙な看板が。
「いのししに注意。ペットをお連れの方は、ペットがいのししに襲われないように注意してください」
なんじゃそりゃ?鵜戸神宮ではいのししを放し飼いにしてるわけ?なんだろなぁと思いつつ、石段をおりていると、左手の林の中からガサガサ、がさがさがさ、怪しげな音がします。おいおい、まさかね。暗い木陰に目を凝らすと、なんとまあいのししの子供、ウリボウが2匹餌をあさっていました。・・・ほんまやね。
大汗かいてたどり着いた鵜戸神宮はなんともすばらしい神宮でした。一人感心しながら、写真を撮り撮り歩きます。ご本堂は、海岸の絶壁に空いた洞穴を利用して作られていました。そういえば、午前中行った文殊仙寺の副殿も山の洞窟を利用して立てられていたナァ。お賽銭を入れ、2拝2合掌1拝でお祈りを。

しばらく海を眺めながら思いを凝らしました。なるほどナァ、昔の人たちもココに詣でていたんだなぁと。そしてそれをせずにはいられないだけの神秘的なオーラを漂わせる場所でした。

駐車場に戻りTシャツを着替えてから日南に向けて走ります。看板が出ていた「かんぽの宿」に一夜を借りました。一泊素泊まり5000円です。部屋は広々していて、普段は3、4人の家族連れでも泊まるのでしょう。一っ風呂浴びてから食堂へ。おごって刺身定食を注文しました。1500円なり。ビールを飲みながらメニューを眺め、焼酎1合200円、氷150円というお品書きを発見。たくさん頼めば氷ただにしてくれるかな、と思い、
「焼酎3合お願いします」
と注文すると、店の人があっけに取られた様子で
「3合ですか?」
とな。氷はただにしてもらいました。さしみ定職を食べながら焼酎をあけるとさすがにぐいぐい酔いが回ってきます。早々に部屋に退却。明日こそ佐多岬に行くぞ。

8月2日木曜日
昨夜はいささか飲みすぎて、今朝はちょっときついです。この旅行中、サラリーマン病がなおらず、朝の6時には目がさめます。それから2度寝できたらいいのだけれど、なかなか熟睡できません。温泉に入って汗をかき、すっきりしてから出発です。
目指すは九州本当最南端の地、佐多岬です。急な坂を登ってはくだりして、車を叱咤激励しながら佐多岬を目指します。そしてようやくついた駐車場。カメラを持って車から出るも、絶景はどこでしょか?近くの日陰でで昼食を取っていたおばちゃんたちに尋ねます。
「眺めのいいところはどこですか?」
「あのトンネルをくぐっていったとこだよ」
なるほど、また有料ですかいな。風がびゅうびゅう吹き抜けるトンネルを歩き、くねくねと続く熱帯の山道を歩いてしばらく行くと、そこに佐多神宮がありました。小さな神社ですが由緒正しい神社です。特に薩摩の人々にはなじみの深い、縁の深い神社でもあります。そこでお参りを。さらにくねくねと山道を歩いていきました。

やがて展望台にたどり着きました。そこから見下ろす眺めやいかに!絶景です。汗を強い風が吹き流してくれます。残念ながらもやがかかっていて種子島や屋久島は見られませんでしたが、当分の間景色を眺めていました。

展望台でパッションフルーツジュースを注文。パッションフルーツは時計草の実、それを絞ったジュースは1杯300円なり。ジュースを飲み飲みメールを書きます。九州本土最南端の地からメールを書くなんて、一生に一度あるかないかだろうなーんて思いながら。帰りに訪れていた家族ずれに写真をとってあげると、お返しに僕も撮っていただきました。それが今回の旅行で唯一の僕の写真です。駐車場に戻り汗を拭いてから出発です。次はどこにいこうかな?
佐多岬のある大隈半島には親戚がいます。そこには、我が家から里子に出された黒いプードルの影丸がやっかいになっています。けれど、近年2回行きましたが2回とも喘息の発作がでたので、ちょっと躊躇してしまいます。今回は空気清浄機を持参していないので止めておこう。いっそ水俣まで駆け上がるかぁ。
桜島を視界にとどめながらとことこ走るも、なかなか気持ちが定まりません。いろんな親戚や家族の小トラブルなんかもあって顔も合わせずらいってのも少しはありました。けれど、なんとなくおいやめいが気になって仕方がなく、行ってみるかな・・・だんだん気持ちが定まってきたのでとりあえず電話を入れます。
「あのお、今宵一晩、泊めていただけないでしょうか?」
「ええよ」
親戚の家、正確にはいとこ夫婦の家にはしょっちゅう厄介になってます。いとこ夫婦とその友達と酒を飲んだり、めいの勉強みてやったり、おいと話をしたりして1時まで起きてました。めいに
「いつ帰るの?」
ときかれ、
「うーん、きめてない」
「じゃあ、明日までとまったら」
そうじゃなぁ、おいやめいにもせっかくの夏休み、初盆ということでどこにもつれてってもらってないようなので、僕がどっかつれてってあげよう。次の日おいめいをつれて映画を見に行くことにしました。

8月3日金曜日
翌日、午前中は一番したの甥のおもりをしながらパソコンのメンテナンス。午後から塾から帰ってきためいとおい、そしていとこのねーちゃん(つまり母親ね)と4人で 「千と千尋の神隠し」をみにいきました。この映画、賛否両論でした。
主人公の少女はひ弱なモヤシッ子です。その両親は、自然や神々(地球?)に対して傲慢な現代の人間の姿を象徴しています。CMにも出てくる顔無しは、現代の若者の象徴です。
自分が何者だかわからない。誰かに好かれたい。誰かに求められたい。誰かに必要とされたい。そうやって自分の居場所を探したい。人に優しくしたい。けれどもその優しさを拒絶されると凶暴になり、優しくしようとした相手に対し暴力をふるう(まあ、ストーカーがその典型ですな)。
モヤシッ子だった主人公の女の子は、肉体的にも精神的にもひ弱ではあったけれど、内に秘めた心の強さがありました。自然や神々に対して傲慢である人間がどうすればよいのか、顔無しはどうすればよいのか、その答えを女の子は行動で示してくれました。それは自分のすべき責任を果たすということ。自分が決めた道を歩むこと。優しさとは自分が好きな相手にだけ発揮すべきものではないということ。そして自分の行動、自分の選択は、自分自身の意思で行うということetc.etc...
後1時間映画が長ければ、もっともっと映画の世界に引き込まれたろうになぁと、少々残念です。最後がちょっと物足りなかったので。
夜は僕も台所に立って、みんなで食事を用意し食べました。いとこ夫婦はばてばてで珍しく早く寝たので、羽を伸ばしたおいめいらに付き合って12時までがんばりました。

8月4日土曜日
そして旅行5日目。朝、けたたましい騒音で目を覚ますと、にーちゃんが畑をコンバインで耕しています。
「やらして」
僕も3列ほどコンバインで畑をたがやしました。思い返せばガキのころ、自家用車はコンバインと決めていたんだがナァ(苦笑)さて帰ろうかと思いきや、いとこのねーちゃんが
「GEMがいるうちにインターネットにつないで」
とな。
「よかよ」
軽く引き受けたものの、これが苦戦です。なにをどうしてもインターネットにつながらない。こんなはずはない。考えて考えて一つずつ、可能性をつぶしていきます。そして
「まさかねえ」
と思いつつ、そもそもパソコンが不良品であるということを前提とした設定をしてみると見事接続に成功!本当にこのパソコン、不良品でした(苦笑)もう買ってから2年経っているので、保証とかはきかないけれど、とりあえずこれで大丈夫でしょう。プロバイダに加入し、メールの設定をし、駆け足でレクチャーしてるともはや2時。 昼食までやっかいになって、一路北上して水俣を目指します。水俣反農薬連で買い物をして帰らねば。
ところがよくよく考えてみると今日は日曜日(本当は土曜日だったが勘違いしてた)。日曜日は反農薬連あいてません。5時までに水俣につかなかったら素通りしよう。結局そのとおりになりました。そしてふと重大なことを思い出しました。げ、今日おやじ殿の誕生日や。早く帰らねば!水俣にあるびびあんという民族衣装の店でシャツをプレゼントに買おうと思ってよったのですが、男物は数が少なく断念。とりあえず急いで帰ろうと心は駆け足です。家に「9時か9時半頃帰る」と電話を入れ、高速をぶっ飛ばします。
そして予定よりずっと早く8時に福岡に着いたので、火山灰で真っ白な車を洗いガソリンを満タンにして帰宅。なんと、おやじ殿の誕生日は11日、完全に勘違いでした(苦笑)
エピローグ
そんな駆け足の4泊5日の旅行で、1240キロを走りました。残念ながら長崎までは届かなかったけれど、まあよしとしましょう。かなり密度も濃かったし、心身のリフレッシュができました。自分自身の弱さやエゴ、時折襲いくる虚無と戦うための勇気を奮い立たせることができました。それはまた望外の喜びです。
また機会を見つけて放浪の旅、してみよう。また新たな発見があることでしょう。新たな出会いがあることでしょう。それは人間か、それとも自然、それとも文化でしょうか?いずれにしても楽しみであります。
最後に、長々と読んでもらってありがとうございました m(_ _)m
GEM