乱歩世界の美女たち Page 17 前へ 目次へ 次へ
大牟田瑠璃子
「白髪鬼」 (昭和6〜7年、「富士」連載)



 面白い本を見つけました。昭和23年の「夫婦界」第3号です。
巻末長編「嫉妬奇談・鬼の自叙伝」作者は黒岩涙香、挿絵はTSURU亀氏(?)

<イタリア豪族の一人息子ハピヨ伯爵は親友ハナザト、新妻ナイネと幸せな生活を送っていたが、1881年のある日、コレラに罹り、生きたまま埋葬されてしまう。そこで蘇生したハピヨは墓穴で海賊王「赤短剣」の隠し財宝を見つける。墓穴の外に出た主人公は白髪になっており、庭で妻と親友が愛し合っているを見てしまう。三か月後、復讐を誓った主人公は伯爵ササタ・オレハとしてネーブルの町に戻ってくる。まず親友を決闘で撃ち殺し、裏切った妻と結婚式をあげ、花嫁姿の妻を墓倉へ連れ込み、閉じ込める。墓倉からは狂った妻の笑い声が・・・。>

 乱歩の元作品(黒岩氏の「白髪鬼」)のさらに元作品らしいです。戦後、お金のためか、カストリ雑誌に黒岩氏が書いた作品のようです。詳しいことはわかりませんが、挿絵で雰囲気を味わってください。

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