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モデスト・ムソルグスキー   Modest Petrovich Mussorgsky ( 1839 - 1881 ) ロシア

「 お人形といっしょ 」   
       「子供部屋」より

S kukloj  
      from Detskaja

詩: 作曲者


チャーパ、ねんねんよ、チャーパ、おねむりよ
おとなしくね、チャーパ、ねなきゃだめなの!
チャーパ、おねむり、チャーパ、おおかみに食べられちゃうよ
灰色のおおかみにつれてかれちゃうよ
まっくらな森につれてかれちゃうよ
チャーパ、おねむりよ!
ねているあいだに見た夢のことを あたしに話してちょうだいね
ふしぎな島のお話、
そこではお花がさいてて、おいしいナシがたべられるし、
昼も夜も、きんいろの鳥が歌ってるのよ
ねんねんよ、ねんねんよ、ねんねんよ、チャーパ


Tjapa,baj,baj,Tjapa,spi,usni,
Ugomon tebja voz'mi! Tjapa! Spat' nado!
Tjapa,spi,usni,Tjapu buka sest,
seryj volk voz'mjot,
V tjomnyj les snesjot.
Tjapa,spi,usni!
Chto vo sne uvidish',mne pro to rasskazhesh':
Pro ostrov chudnyj,gde ni zhnut ni sejut,
Gde cvetut i zrejut grushi nalivnyje,
Den' i noch' pojut ptichki zolotyje!
Baj,baj,baju baj,baj,baj,Tjapa!



ムソルグスキーお得意の子守歌。これは可愛い女の子がお人形遊びをしながら歌う歌です。
同じシチュエーションではフランスの作曲家セヴラックに「私の可愛い人形」という歌(これも作曲者自作の詞につけた曲です)がありましたが、この曲よりももっと自然に語るような感じが面白いです。
チャーパというのは人形の名前、当時はそういう名前を良くつけていたのだそうです。
歌曲集の中ではちょっと印象が他の曲にくらべると弱いようにも思えますが、こんな曲にこそボリス・クリストフ、彼の歌う「子供部屋」は、ここで取り上げたどの歌手たちの歌よりも芝居がかっています。歌というよりは語り物みたいな感じで、それに鼻がつくひとも多いかも知れないですが、私はたいへん楽しめました。この曲も女の子の歌なんですけどね...
最後に一時の間をおいて「バイバイ、チャーパ」なんて締めるあたり実にうまい。
次の曲の「おやすみ前のお祈り」なんかはちょっとやりすぎの感もありましたが、この曲はとても楽しかったです。

( 2006.01.28 藤井宏行 )


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