医療現場のドラマであり、生と死の様相を最もリアルに表現している。日本のドラマと違い、一話毎にゲスト俳優が出演し問題を解決などということはない。病院を訪れる人間は多量であり、その生死を時にウェットに時にドライに『状況』を描いている。
配役にはその当時有名であった人ではなく、無名の人間を起用することに重点が置かれていた。むしろこのドラマで名声を得たジョージ=クルーニーの様な例もある。他方、ドン=チードルやサリー=フィールドなど実力ある俳優も多数出演している。
探偵ものである。
探偵に奇人は多いが、その中でもかなりの奇人である。ある事情により極度の強迫性精神障害を煩っており、他者からは奇行を行う人物にしか見えない。
しかし、全体を貫くものまぎれも無いコメディーである。その印象はMr.beanに近いものがあるが、モンクは優れた洞察力と推理力を用いる。そして、推理の流れを知ると納得できるものも多い。ある意味では、視聴者は事件を推理して楽しむのではなく、モンクの行動を推理して楽しむものだとも言える。
癖のある、魅力的キャラクターである。