2日目 11月18日 (土) ハノイ  曇り

 朝御飯はBun Cha(ブンチャー)

7:00。私達の目覚めはとても良い。窓から外を見ると曇った空と湖が見えた。思ったより肌寒い。薄手の長袖を着た。
8:15アコチャンの待つ家にいく。私達の泊めてもらった棟とは目の前だ。「シンチャオ!!」,覚え立てのベトナム語で守衛さんに挨拶。
アコチャンのご主人Tさんは朝の3時の帰宅らしい。ソファーで久しぶりのご対面...かなり疲れていた。
朝からごめんなさい...


彼女の家にはベトナム人のお手伝いさんが来ている。彼女は少し日本語が話せるそうだ。
さっそく私達のために朝御飯を用意してくれた。これがブンチャーだ。
ブンチャーもきのうのフォーと同じで米の麺だ。
そこにブタの炭火で焼いたハンバーグ,ナンコツ,ミョクマム味のスープ,シャンツァイ,シソ,ハーブなどを
入れてたべる。
このブタのハンバーグの味が実においしい。
ハーブもかなりたくさんいれるとおいしい。ミョクマムはベトナム料理にはかかせない。小魚を塩につけ込んで発酵させてつくった魚醤だ。
確かににおいもかなりきついが,こうしてスープの中に入っているとかえって、隠し味になっておいしい。
日本でいうしょっつる,もしくはタイのナンプラーのようなものだ。
ベトナムは本当に麺が豊富なのだ。


 旧市街にでかけよう!!

 アコチャンのベトナム語の先生である大学生がきてくれた。
 彼女も日本語がうまい。とても小柄でかわいい人だ。彼女がハンザ市場に案内してくれた。ここは旧市街の北西に
 ある。2階だての建物にはとにかく魚,野菜,おかし,サンダル,沢山のお店がならんでいる。
 2階は衣料品がならびその大半が古着らしい。
 活気あふれるこの市場での客引きにもびっくりさせられた。
 歩いていると,「コンニチハー」と独特なイントネーションで日本語が飛び交う。
 ただ、バンコクの様に「シェンエン(1000円)」とかのかけ声とは違ってついつい足を止めてしまった。

そのあと、私達は職人専門店通りのハンダオ通りを散策した。
ハノイ36通りと呼ばれているこの一区画は11〜19Cにハノイに都が置かれていた時代の商工業街をそのまま受け継いでいる。
ハンダオ通りは衣類,アクセサリーの店が立ち並んでいる。その様子をリアルに表現しにくいが道にはまるで屋台の様に小さな店が建ち並び,家族
が暮らしている様子がよくわかる。子供が泣き店先でお母さんがお乳を与えている。
老人が道に座ってただ行き交う人々をじっとみている。まるで縁日のように沢山の人であふれている。


 CHEを食べよう!!

 先生が「チェーを食べたこと,ありますか?」と聞いてきた。
アコチャンもないらしい。そこでチェーを食べられる店に入った。昨日フォーを食べたときと同じ,海の家のような店先にはチェーの種類がたくさん
書かれている。みんなでCHE BUOIというなんでもトッピングされたものを頼んだ。
緑豆,ココナッツ,甘いもち,栗,そしてグレープフルーツの皮。つまり氷みつまめの様なものだ。
氷はちょっと不安になってイスの下にみんなですててしまった。
餅のベースになにをトッピングするかで値段もちがうらしい。
まあまあかな???


MI XAO(ミーサオ)を食べよう!!

お昼ご飯はアコチャンの家に戻り、またお手伝いさんに作ってもらった。ミーサオ...こんどの麺はワンタンの皮から作られている。
つまり小麦粉。かた焼きそばのぱりっとした感じ(かなり細い)の麺を少しお湯で戻し,油,塩,コショウ,醤油で味付けする。
具にはベーコンやお野菜がたくさん入っている。
焼き目がついていて何とも言えないおいしさ。
さっきチェーを食べたばかりなのにペロっとたべつくしてしまった。
YURIはすっかりこの麺が気に入って後日お土産に買ってしまった。


 刺繍の絵

午後,ハノイから車で約1時間くらいのところにある刺繍の村に行った。
決して観光地ではない。ハノイで有名なタンミーという刺繍の店がある。そこに作品をおろしている元である。
アコチャンの家にもいくつかの作品が飾られていた。
たとえばゴッホや有名な画家の絵や写真を持っていくとそれを刺繍でつくってくれるのだ。
アコチャンも今オーダーしているものがあり、ちょうど作っている最中だった。
写真のスーさんはこの世界では人間国宝的な職人さんだ。スーさんのサインが入った作品はどれも糸の目が細かく丁寧に作られている。
タンミーの店にも置かれているスーさんの作品はかなり値段が張っていた。

なんの目印もない道の途中で私達は車を降りて歩いていった。
ところが周りはたんぼのような道がつづき,いっこうにたどり着けそうにない。
迷ってしまったらしい。りりちゃんをつれて石ころごろごろの道をみんなで歩いてみた。
アコチャンが不安になって途中で女の人に声をかけた。その人が今日案内をしてくれるスーさんのお姉さんをつれてきてくれた。
どうやらまだまだ先らしい。一度車に戻り、その人に案内してもらった。
偶然声をかけた人が知っている人でラッキー!!

 

 案内をしてもらいながらあぜ道のような所を進んでいった。
 そして小さな家が建ち並ぶ小道を歩いていく。途中,大勢の子供が遊んでいた。
 まだ外国人がめずらしいらしい。「HELLO,HELLO」とあとをぞろぞろついてくる。
 以前に行ったミャンマーを思い出してしまった。
 もちろんミャンマーの方がもっとシャイだったが。
 あんまりにもまとわりついてくる子供たちにお姉さんが注意した。
 そのとたん蜘蛛の子をちらすようにさーぁっと子供たちは逃げていった。

スーさんの家には職人さんがたくさんいた。それぞれ分担がきまっているのだろうか?
織物を織るように刺繍を丁寧にしている。
私達は英語のできる息子さんから沢山の作品を見せてもらった。
SWEDENにもタンミーの支店があるためか北欧の画家カール.ラーションの作品も何点かある。
KOJIROがその中の一つの作品に心を奪われてしまった。何とも言えない赤い糸。これを作るのは2ヶ月かかかるらしい。
私達はどうしてもこれを欲しくなって買うことにした。するとスーさんがその場でカール.ラーションの頭文字CLを刺繍してくれた。
作品の左下にあるのがSUE(スーさん),そして右下にあるのCLの糸だ。
値段は45ドル。(ベトナムは米ドルがそのまま使えるのだ)
もう一枚ルノアールの絵も買った。こちらは70ドル。
作品を作っているスーさん、そしてその作品に惚れ込んでなんとか新しい感覚でひろめたいと思っている息子さん、
そしてそれを守っている職人さん。この後,タンミーの店を訪れたがこのときの風景が浮かんで,作品の暖かみを感じていた。
(ちなみにカールラーションのこの女の子はアコチャンの家にも飾られていた)


水上人形劇

ハノイに来たら必ず見たいのが,この水上人形劇だ。ベトナムの伝統音楽にのせて水中からコミカルに人形が姿を現す。
ホアンキエム湖畔のTHANG LONG劇場。18:30開演G9番のシートだ。ファーストクラス4万ドンのは扇子と人形劇で使った音楽のテープが
お土産についてくる。アコチャンはこのチケットをあらかじめ買ておいてくれたのだ。
(当日だとフランスからの観光客が多く入れないことがある)

もともとこの劇は1000年前のタイピン省の農民が収穫の祭の時に屋外の水辺で演じていたそうだ。
3〜5分の短編が17話。水中から出てくる人形の軽やかな動きに目が奪われる。約1時間,私達は楽しんだ。
この劇場は1956年ホーチミンが子供たちのためにたてた。
何度か改善され今も大切に使っている。
りりちゃんが私達に人形の踊りのを教えてくれた。両手をパタパタろ広げる踊り。
これが出てくるとりりちゃんは大きなおめめを一層ぱっちりさせてまねをしていた。


 Thuy Taでの夕御飯

今日はベトナム料理を堪能している日だ。昨日の夜にいったホアンキエム湖のほとりにある、トィータに行った。
昨日は1Fの湖に面したカフェに行ったが、今日は2Fのレストランで食事をした。
アラカルトで選んだ料理はどれも珍しくておいしい。
   ■ パイナップルにさしてあるあげ春巻き....これにミョクマムのタレをつける
   ■ ゴイクォン(生春巻き)....KOJIROはエビアレルギーなのでエビ抜き
   ■ バナナの皮につつまれたゴイゴーセン...蓮,みょうがなどの上ににナッツが砕いてあるサラダ
   ■ チャーハン
   ■ アスパラのスープ
4人で213000ドン...つまり2130円。オナカいっぱい食べた。
ベトナム料理は日本人がすきな料理の部類かもしれない。


 アクシデント

帰り道,私達はTAXIにのった。
こちらのTAXIは基本的にはメーター制。でもきちんとメーターが倒されたかを確認しないといけない。
行き先を告げて走っていたところなんとアクシデント発生!!
TAXIの後部にバイクがぶつかったのだ。
車は止まり,ぶつけたバイクの人と運転手があれこれ話している。言葉がわかななくてもジェスチャーが
大きくなって白熱している。
周りをみると人も野次馬であつまっている。
私達が見るかぎり、歩道にいたバイクが出ようとして走っていたバイクがよけるつもりでTAXIにぶつけたようだ。
アコチャンもはじめてらしい、こんな経験。
しばらく様子をみていたが全員で車をおりた。歩き始めようとしたとき運転手はもどってきた。
示談成立。お金をもらっている。いくらだったのだろう???
もちろんその間のメーターはとめられていた。