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できあがっているオヤジ
20分まっている間,ロビーにさっき空港でわかれた名古屋のおじさん達を見かけた。
「おー、どうしていたかね・・・こっちはすっかりできあがってるよ・・・」おじさん達は昼を豪華にトアンホアで食べたらしい。
「文句いってやったよ・・・」「がはははは・・・」無邪気というか,この性格もしかしたらとてもベトナム向きかもしれない。
すっかり赤い顔で酒臭いおじさんは私たちが必死なのをみると「無理無理」と言っていた。
電話がかかった。フロントの人がこちらを手招きした。
ピースインツアーの彼女だ。
「いいですか、ダナンへいってください・・」その話しをしている途中でベトナムエアラインの女性が走ってきた。
「Mr&Mrs....」話しかけた彼女は私たちがダナンへ行けることを急いで告げた。
10分後にここからバスがでる・・・だから早く荷物をもってきてくれ・・・ということ。
うれしかった。私たちがダナンへ行けると言うことはそのままホーチミンにいけるということだ。
21:00発の便で行けるという。
振り返って荷物をとりにいこうとして、私たちは彼女達の事を思い出した。
いままでパニックで彼女たちの事を交渉していなかったのだ。
「どうしたらいいんですか??」泣きそうになる彼女たち。
しかし交渉している時間がない。荷物をトアンホアに運ばなければならない,しかも後10分以内に。
私たちはピースインツアーの現地番号を紙に書いてとにかく交渉するように言った。
そして目をつぶりながら彼女達を置き去りにした。
心が痛い
ミニバスにゆられながら私たちは嵐のような時間を思い出していた。
彼女たちをトアンホアに残して,私たちは荷物をとりに走った。そしてホテルから2台のシクロで駆けつけた。
値段の交渉はKOJIROが血相をかえて,すごんだため相手もすぐにおれてくれた。
ミニバスはすでにエンジンをかけていた。
どういうメンバーだろう??
ヨーロッパ人とアジア人の7名。ぎゅうぎゅう詰めになっている。このまままたハイヴォン峠を3時間30分かけてダナンへ向かっていく。
贅沢は言えなかった。
このままフエにいることを考えたら多少の詰め込みはOKだ。
できあがったおじさんはダナンへ向かう私たちを半ばびっくりしたようにみている。
「うちのガイドはだめだ・・」ようやく対応の仕方を間違ったと気がついたおじさんだがもう、できあがっていて体が言うことがきかないらしい。
バスのドアがしめられた時に私たちは彼女たちを見ていた。
ロビーで必死に電話をかけている姿をのこして私たちはダナンへむかった。
自分たちさえ良ければいいのか・・・・心が痛かった。
感動の再会
3時間,途中トイレ休憩。
ハイヴァン峠ももう慣れたもの。腰が痛いけどそんなこともいっていられない。
フエからとにかくダナンへいくのだ・・。
ダナン空港到着。チェックインの手続きを終える。確かに私たちの飛行機の座席は予約されていた。
ほっと一息したときだった。「YURIさ−ん・・」と叫ぶ声。
振り返るとさっき残してきた彼女たちが荷物をもって追っかけてくれた。
あれからピースインツアーと交渉しもう2座席確保してもらい,
すぐにTAXIを使って追っかけてきたのだ。
感動の再会...私たちの罪悪感もこれで晴れた。
空港前のレストランでご飯を食べる。
安心したからか食欲も少し戻ってきた。
長い1日の終わり
飛行機は時間とおりとんだ。ダナンからon timeだ。
約一時間の旅。なんと長かったか。
ホーチミンの空港にたどり着いたときには22:00を越えていた。
私たちを迎えに来てくれたピースインツアーの人たちを見つけたときには,これでやっと1日がおわると実感出来た。
23:00ちょっと前,私たちはマジェスティックホテルにようやくチェックインをすることが出来たのだ。
追伸)大学生の彼女達のことをふれなければ。
彼女たちには次のハプニングが待っていた。ターンテーブルに荷物がこなかったのだ。
荷物はダナンからフエにもどってしまったらしい。
結局私たちはまたまた彼女達を残して行くことになった。
(ちなみに彼女たちとはメール交換をしている。今も時々話をする仲です)