![]() |
エンジンのレストア作業 |
|||
単なる組み換えはムダな出費です |
各部の研磨は勿論、内部のバランス重量測定、圧縮容積測定からメタル厚さ、各部のギャップ測定など、すべてをスペック以上に修正します。 さらに、スリ合わせを各部におこない、油圧、油温を測定、調整します。 正しく組まれたポルシェエンジンはオイル漏れしませんし、単なる組替で作業されたエンジンは長い距離が走れません。 |
||
| 新品に注意します? | シリンダヘッドの内部容量は、驚くほど、新品から変化しています。 クランクシャフトでさえ、ポルシェ純正新品のメタルも全てが同じ厚さではないし、可動部各部のパーツの重量も大きく違い、オイルクーラーの内部抵抗もすべてが違います。 新品といえどもすべてを点検してから組み付けます。 |
||
| 1964〜SC-912 1600 典型的なヘッド不良 O/Hすればまだまだ使えます |
|
|
|
| 水によるさび付き | 10年以上放置されていたエンジンの内部です。 プラグの穴から水が浸入して内部がさび付いてしまいました。 特殊処理液で加工後、サンドブラストします。 |
||
| バルブシートは無鉛ガソリン仕様に作成交換。 バルブステムは寸法により再メッキ処理でバルブを助けます。 バルブガイドは注意が必要です。 純正品、USA製ともにヘッドのサイズ変化のために、寸法がいつも合いません。 抜けてしまうトラブルが発生するので、必ずヘッドとバルブに合わせて特注作成します。 ヘッドの容量も確実に測定してすべての圧縮を同一に修整します。 |
|||
メッキ |
||
| 小物のネジ類が光っていないと復元の努力が半減します。 痛んでいないと判断できるエンジンパーツならば、なるべく再使用します。 その良否の判断がとても重要なのがレストア作業です。 間違った部品を組み込んでしまえば、それがボルト一本であっても、後日の修正はとても面倒で、ムダな費用がたくさん必要になります。 特に現在のステンレスボルトなどは、飾りには良いのですが、エンジンに使うと「伸び」があり、厳密な機械部品には使えません。 強度の高い自動車用の純正ボルト・ナットを使う必要があります。 現在のポルシェ新品部品は、黄色クロメートのみ供給で、オリジナルとは違和感があり、外観の状態を新品で回復するのは難しくなっています。 当社がポルシェ社から取り寄せている純正ボルトも、現在では、刻印はもちろん、ナットサイズも違ったものしか作られていません。 わざわざ色違い、サイズ違いの新品部品を購入するより、オリジナル状態を回復するために、ブラスト処理後、メッキ処理をしたのちに、部品によりベーキング焼入れをして使用します。 当社は356純正CADの色合いに再生、加工します。 真剣なレストアを検討されている方には、純正CADメッキ部品を使用します。 |
||
| |
エンジンの細部、ボルト、ナット、ワッシャにいたるまでポルシェ356の部品は現代のパーツとは違います。 ボルトの刻印も含めて復元作業です。 356オリジナルの部品を全て再メッキして使っています。 残念ながらホームセンターで購入するボルトは形もサイズも合いません。 |
|
| |
全てのオイル汚れを落とし、ブラスト加工後、ねじ山、ボルト頭などを一個ずつヤスリがけします。 その後専門メッキ工場にて酸洗い、下付け、メッキ処理し、オリジナルの色合いに忠実に復元メッキした部品を使います。 |
|
| |
上側は現在でも手に入るSOLEXキャブのオリジナルボルトです。 しかし、下側のプリAタイプのボルトに比べると、長さが違います。 パーツリストでは同じ部品になっていますが、実際には年度において、違う長さが使用されていました。 単に新品部品を探しても、実際の機械につけるのですから、違いは許されない部品が純正ボルトです。 取付後は見えないと思うでしょうが実は見える部分です。 |
|
エンジン塗装 |
|||
| ポルシェ356は空冷エンジンです。 そのハウジングの塗装はとても重要で、高温になりながら、雨にも強く、色つやがすぐになくならないパウダー静電塗装がお勧めです。 スプレー缶のラッカー塗装は、長持ちせず、すぐにつやがなくなります。 エポキシのウレタン塗装でも、長年のエンジンの熱に負け、やがて色落ちし、はがれます。 パウダー静電塗装は、ペイント後、電気窯で焼き上げるので、高温のエンジンに使用しても、10年以上はがれず、つや引けも変色もしません。 |
|||
| 1964 SC エア・ハウジング 356の空冷を維持するためにハウジングのエア漏れは厳禁。 鈑金溶接、さらにブラストで塗装はく離してペイントします |
仕上げ前 |
ブラスト後 |
|
| 66年911エンジンを脱着、金属はクロメートメッキ。 ハウスパネルは静電塗装にて焼き上げました。 キャブレターも分解し、すべて再メッキ。ただしCADメッキが混在するのが純正仕様です。 クランクケースは分解せず、特殊処理液とスポットのサンドブラスターで清掃後、磨いてあります。 部品交換は最小限です。 |
|||
| |
エンジンの塗装部品は薬品で処理して、サンドブラストで地肌まで磨きます。その後、静電塗装プライマーで処理してから、電気窯で高温で焼き上げます。仕上がりはホーロー製品のようなつやと硬さを持ちます。 | ||
| 修理など困りごとの相談/ご意見など |