エンジンの部屋

長く放置されている356であっても、そのエンジンを分解修理して新車以上に復元します。
またエンジンのタイプが車体と違うなら、在庫のクランクケースを使ってナンバーマッチに復元します。
その他に外観のみのレストア、再メッキ、再塗装、などもおまかせください。

修理、調整は特に早く仕上げます
どんな不具合でも、不要な出費の前にお見積もり、ご相談ください

在庫エンジン・レストア用
プリA528、A・B・616/1、C616/15、SC616/16、912・616/36など常時10台以上

356エンジンの耐久目安

エンジンオイル 1リットル以上/1000キロがヘッド分解の限界

1600ノーマル 8万キロ以上でオイル消費増加ヘッド分解 16万キロでクランクケース分解
1600スーパー 5万キロ以上でオイル消費増加ヘッド分解 10万キロでクランクケース分解 

油温 冬 70° メーター左側 1/3程度 太い線の右側程度
    夏 90° メーター直立の左側まで
    オーバーヒート(通常は絶対しません 何かの異常です)
              メーター直立より右側に徐々に移動するとき
              オイルタンクが瞬間でも触れないほど熱いとき

油圧警告灯/緑色 1100回転までに消灯すること
            アイドリング 700〜900回転程度での点灯は可

充電警告灯/赤色 1200回転までに消灯すること
            アイドリング 700〜900回転程度でうすく点灯は可
            
6Vバッテリー 寿命2年6ヶ月 使い方により5年持てば長い 一年以内は何かの異常あり
作業前 レストア後
1953 プリA
1500スーパー
マグネシウム 2分割タイプ
タイプ528


貴重なパーツばかりで復元しました
 

ブラストで研磨して表面を磨きます
 

マグネ表面を加工処理して耐久性を高めます
 

プリAはプーリーサイズが違います
   
 
 
1954 プリA
1500スーパー
アルミシリンダ 80mm内径
タイプ528


手に入らない貴重なオリジナルシリンダも再生修理します

オーバーヒートによる焼きつき損傷

ピストンと合わせて特殊メッキ処理をします

911と同じ表面メッキで耐久性も向上します
1954 プリA
1500スーパー
マグネシウム 2分割タイプ
タイプ528


内部の清掃が基本中の基本です

内部のオイルを完全に清掃します

処理が終わるとクラックの点検をします
 1955 プリA
1500スーパー
アルミ 3分割 
タイプ528/2

初期のプーリーシールリングが付きます
 

メタル交換からオリジナルを目指します
 

純正ピストンシリンダに交換、各部メッキ処理を全部品にします
 
1955〜初期A
1600 ノーマル
アルミ 3分割タイプ
タイプ616/1


どんなに汚れていても、たとえクラックがあっても復元修理します

放置されていたオリジナルエンジンケース
1962 Bタイプ
スーパー90
616/7


ディーラー車のオリジナルエンジンです
長い年数がエンジンを痛めていました。
エンジン内部から仕上げました
新車の性能を回復すると6000回転以上も回ります
1964
Cタイプ
616/15


ディーラー車の貴重なオリジナルエンジンです
見違えるようになります
1964
SCタイプ
616/16


新車時からのオリジナルエンジンです
クランクケースをラインボア加工して新車の状態に復元しました
 
 
 


エンジンのレストア作業

単なる組み換えはムダな出費です

各部の研磨は勿論、内部のバランス重量測定、圧縮容積測定からメタル厚さ、各部のギャップ測定など、すべてをスペック以上に修正します。
さらに、スリ合わせを各部におこない、油圧、油温を測定、調整します。

正しく組まれたポルシェエンジンはオイル漏れしませんし、単なる組替で作業されたエンジンは長い距離が走れません。

新品に注意します? シリンダヘッドの内部容量は、驚くほど、新品から変化しています。
クランクシャフトでさえ、ポルシェ純正新品のメタルも全てが同じ厚さではないし、可動部各部のパーツの重量も大きく違い、オイルクーラーの内部抵抗もすべてが違います。

新品といえどもすべてを点検してから組み付けます。
 1964〜SC-912
1600
典型的なヘッド不良


O/Hすればまだまだ使えます
    
水によるさび付き
10年以上放置されていたエンジンの内部です。
プラグの穴から水が浸入して内部がさび付いてしまいました。
特殊処理液で加工後、サンドブラストします。

バルブシートは無鉛ガソリン仕様に作成交換。 
バルブステムは寸法により再メッキ処理でバルブを助けます。
バルブガイドは注意が必要です。 
純正品、USA製ともにヘッドのサイズ変化のために、寸法がいつも合いません。
抜けてしまうトラブルが発生するので、必ずヘッドとバルブに合わせて特注作成します。
ヘッドの容量も確実に測定してすべての圧縮を同一に修整します。


 メッキ
小物のネジ類が光っていないと復元の努力が半減します。

痛んでいないと判断できるエンジンパーツならば、なるべく再使用します。
その良否の判断がとても重要なのがレストア作業です。
間違った部品を組み込んでしまえば、それがボルト一本であっても、後日の修正はとても面倒で、ムダな費用がたくさん必要になります。

特に現在のステンレスボルトなどは、飾りには良いのですが、エンジンに使うと「伸び」があり、厳密な機械部品には使えません。 強度の高い自動車用の純正ボルト・ナットを使う必要があります。


現在のポルシェ新品部品は、黄色クロメートのみ供給で、オリジナルとは違和感があり、外観の状態を新品で回復するのは難しくなっています。 当社がポルシェ社から取り寄せている純正ボルトも、現在では、刻印はもちろん、ナットサイズも違ったものしか作られていません。

わざわざ色違い、サイズ違いの新品部品を購入するより、オリジナル状態を回復するために、ブラスト処理後、メッキ処理をしたのちに、部品によりベーキング焼入れをして使用します。

当社は356純正CADの色合いに再生、加工します。
真剣なレストアを検討されている方には、純正CADメッキ部品を使用します。

   エンジンの細部、ボルト、ナット、ワッシャにいたるまでポルシェ356の部品は現代のパーツとは違います。 ボルトの刻印も含めて復元作業です。
356オリジナルの部品を全て再メッキして使っています。

残念ながらホームセンターで購入するボルトは形もサイズも合いません。
   全てのオイル汚れを落とし、ブラスト加工後、ねじ山、ボルト頭などを一個ずつヤスリがけします。
その後専門メッキ工場にて酸洗い、下付け、メッキ処理し、オリジナルの色合いに忠実に復元メッキした部品を使います。
   上側は現在でも手に入るSOLEXキャブのオリジナルボルトです。
しかし、下側のプリAタイプのボルトに比べると、長さが違います。 パーツリストでは同じ部品になっていますが、実際には年度において、違う長さが使用されていました。 単に新品部品を探しても、実際の機械につけるのですから、違いは許されな
い部品です。
取付後は見えないと思うでしょうが実は見える部分です。



 エンジン塗装 
ポルシェ356は空冷エンジンです。 そのハウジングの塗装はとても重要で、高温になりながら、雨にも強く、色つやがすぐになくならないパウダー静電塗装がお勧めです。
スプレー缶のラッカー塗装は、長持ちせず、すぐにつやがなくなります。
エポキシのウレタン塗装でも、長年のエンジンの熱に負け、やがて色落ちし、はがれます。
パウダー静電塗装は、ペイント後、電気窯で焼き上げるので、高温のエンジンに使用しても、10年以上はがれず、つや引けも変色もしません。
 
 1964 SC
エア・ハウジング


356の空冷を維持するためにハウジングのエア漏れは厳禁。 鈑金溶接、さらにブラストで塗装はく離してペイントします
 
仕上げ前
 
ブラスト後
 
   66年911エンジンを脱着、金属はクロメートメッキ。 ハウスパネルは静電塗装にて焼き上げました。 キャブレターも分解し、すべて再メッキ。ただしCADメッキが混在するのが純正仕様です。

クランクケースは分解せず、特殊処理液とスポットのサンドブラスターで清掃後、磨いてあります。

部品交換は最小限です。
   エンジンの塗装部品は薬品で処理して、サンドブラストで地肌まで磨きます。その後、静電塗装プライマーで処理してから、電気窯で高温で焼き上げます。仕上がりはホーロー製品のようなつやと硬さを持ちます。

356〜佐藤自動車工業所〜911

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