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■立体鑑賞デバイス
§このセクションについて§
このセクションでは、『誰でも、フルカラーで、立体に見える、10万円以下の立体鑑賞デバイス(器具・装置)』
を紹介していきます(それ以上の価格のものも参考情報程度には取り上げていきます)。
結論的には、2008年時点での最高のお奨めは、ZALMAN製2D/3Dコンパチブル液晶モニターです!
その選択理由のポイントは、
@他の家庭用立体視デバイスに比べて最も手間も違和感も無くスーッと立体視ができる(これ重要ポイント)
A同様方式の従来製品に対して約1/3という超低価格(22インチワイドで8万円前後、19インチで7万円前後)
B普段は高画質な2Dモニターとして支障なく使えて経済的
C立体静止画と立体ムービーを観るだけならグラフィックカードの種類は不問
DHMDのような閉塞感が無く立体感も強い
E液晶シャッターのようなフリッカーが無い
F円偏光メガネは眼の疲労が少ない
G左目に若干ゴーストが生じるが低価格とバーターの許容レベル
からです。
その他の10万円以下の立体鑑賞デバイスには大きく分けて、
@電源等が不要なビューワー方式 ⇒ 950円〜3000円程度
A液晶シャッターメガネ方式 ⇒ 1980円?〜1万円程度(液晶モニター対応型はオリンパスからの発売待ち)
Bヘッドマウントディスプレー(HMD)方式 ⇒ 4万台円〜5万円台
の3種類があり、それぞれについて具体的な製品を取り上げ、その使い方(設定方法等)
及び性能を評価していきたいと思います。
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@電源等が不要なビューワー方式(950円〜4,800円)
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・ビューワー方式のメリット
「安価」「電源不要」「眼の疲労が少ない」「平行法用の画像・動画なら特別なソフト不要」
・ビューワー方式のデメリット
「フルスクリーンで見られない」「真ん中に黒い帯が見えるような気がする」
安価なので、1つ持っていると「平行法用の画像をチョイ見するとき」に便利です。
以下に私が実際に使っているお奨め商品を紹介します。
■ とりあえずお手軽に立体視できる950円+送料200円の平行法用ビューワー『立体視放題』
液晶モニターでもCRTでもノートPCでも印刷物でも、左右横並びの平行法用
(左目用は左側・右目用はは右側)の横幅26センチ以上のステレオ・ペア画像ならば
誰でも立体視できて、目の疲労感もほとんど無いお手軽なミラー式ビューワーです。
『フィールドミクスチュア合資会社』
から送料+200円で購入できます(在庫がゼロの場合はメールで督促すると結構早く仕入れてくれる模様)。
子供から大人まで使えるように瞳の間隔に合わせて見る穴の位置を調整できるスライド
機能や、輪ゴムで耳に掛けるためのプレートが付いているなど、価格も含めて非常に
良心的な製品です。
ただ、平行法用ビューワーはどれもそうですが、慣れるまでは立体画像の真ん中に縦帯が
見えるような感覚があります(慣れてしまえば気にならなくなります)。
交差法用の立体画像・映像を見る場合は、左右を入れ替えられるフリーソフトが必要ですが、
外出先でノートPCで立体画像を見せる場合などに非常に重宝しています。
■ ちょっとカッコ良い3,150円(送料込み)のソニー製平行法用『ステレオミラービューワ』
東京・神田の地理学関係書籍の老舗
『古今書院』で購入できるソニー製の平行法用ミラー可変式ビューワーです。
原理や構造は「立体視放題」と同じです。
左の写真は白ボディーですが現在の在庫は全て「黒」とのことです。
古今書院では立体航空地図を立体視するためのビューワーとして販売していますが、
「立体視放題」同様にパソコン画面や印刷物での平行法用の立体画像や立体動画を
立体視できます。
両目間隔は固定式ですが、内部のミラーの角度をダイヤルで調整することで小さな画像
から幅が1メートル程度のものまで近くから立体視ができる機能が特徴です。
ポリプロピレン紙製の「立体視放題」では人に見せるにはカッコが悪いしミラーの掃除が
面倒という人にはお奨めのスタイリッシュでお手ごろ価格のビューワーです。
【その他の5,000円以下のビューワー】
PokeScope 3Dビューワー 価格:4,800円(75g)
平行法用にプリントされたステレオ写真や、ホームページ上の平行法写真の鑑賞に適した、プリズム方式のビューアです。
レンズを使用したものに比べて、像の歪が少なく、モニター上の画像を鑑賞してもドットが目立たないのが特徴です。また、折りたたむと非常にコンパクトになるように設計されているので、持ち運びにもとても便利です。
日本ではSTEREOeYeの通販SHOPから購入できます。
HOLOBLADE 価格:4,540円
HOLOBLADEは金属ミラー製の特殊なビューワーで、左右横並びではなく
「上下縦並び画像」を立体視します。
そのために左右横並び画像を上下縦並び画像に変換するソフトが無料でダウンロード
できます。
また、フリーソフトの『ステレオフォト・メーカー』最新版にはHOLOBLADE用の設定が
追加され、横並び画像を直接上下縦並び画像に変換してHOLOBLADEで見られる
ようになりました。
ハイビジョン比率の横長画像を見る場合、通常の左右横並び平行法用ビューワーでは
モニター幅の半分となるため非常に小さな画像となってしまうのに対して、HOLOBLADEは
モニターの横幅一杯の画像を立体視することができます。
ただし実物を見た印象では「見方が特殊」「ワイドモニターではメリットが少ない」です。
開発・販売元の「有限会社ヒットデザイン」から購入できます。
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A液晶シャッターメガネ方式(1,980円?〜9,800円)
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・液晶シャッター方式のメリット
「フルスクリーンで立体視できる」「飛び出し感が強い」「比較的に安価」
・液晶シャッター方式のデメリット
「液晶モニター対応がまだ無い(オリンパス製の発売待ち)」「メガネが少し重い」「コードが邪魔」
■ 今最も注目株! もうすぐ買える? 超安価=1,980円のオリンパス製『液晶モニター対応のシャッター式3Dメガネ』
2008年春にオリンパスの100%子会社「オリンパスビジュアルコミュニケーションズ」から、液晶モニター対応の3D観賞用シャッターメガネシステムが発売予定です。
『 同期用のセンサーをディスプレイ上部に取り付ければ、通常の液晶ディスプレイ(中間階調間の応答速度が8msec以上)で立体視ができる。液晶の特性に合わせてシャッターの開閉をコントロールし、残像の発生を抑えている。来春ごろには、映像配信サイトなどを通じてサービスを始める予定。シャッター方式のメガネは通常、比較的高コストだが、量産化により1,980円という低価格を実現できるという 』
システム自体は昔からあった方式ですが、液晶モニター対応で、かつ、1,980円という
ことが実はこれからの3D普及にとって起爆剤となり得る画期的な製品だと思います。
(ネット版『日経トレンディ』元記事はコチラ)
【ちょっと説明】
今時ブラウン管CRTモニターなんて使っているのはデザイナーぐらいだけだから...
液晶で作られた左右のレンズがCRTモニターに交互に映し出される左右の映像に同期して高速で開閉
する3D液晶シャッターメガネ方式の製品は既に1980年代には完成しており、他の立体鑑賞方式に比べて、
@システムが安価
A使用中も開放感があり、画面から飛び出した映像に思わず手が伸びてしまうくらいに立体感が強い
B両手が自由になるのでゲームや作業をしながらの使用に向いている
という優れた利点がありますが、従来製品の最大の欠点は、
『ブラウン管式CRTモニター用であり現在主流の液晶モニターには対応できない』
『テレビ用はリフレッシュレートが60Hzと低いためにチラツキが酷くて鑑賞に耐えられない』
ことでした。
そんな状況の中、米国の
eDimensional社は同社の主力商品「ED-Glasses」を独自のソフトとドライバーによって
「あらゆる3D画像の液晶モニターでの立体視に対応」
と謳って2005年ごろから販売していますが、実際に液晶モニターで立体視が可能なのは
CGで描かれた一部のゲームだけで、実写などの立体映像に対しては実用に耐えない
ほど残像が酷いものであるにもかかわらず日本では約1万円もします。
この宣伝に乗せられて2005年にED-Glassesを買ってしまった私は、当時世界最速の
応答速度4msecを誇るBen-Qの液晶モニターでも残像が酷くてまともに立体視できず
ガッカリしたものです(CRTなら当然に立体視可能です)。
ED-Glassesはまだ日本の複数のサイトで販売していますが、液晶モニター対応と言う
誇大広告に乗せられて買わないように注意しましょう!
また、ED-Glassesを販売しているサイトは、「液晶モニター対応」を掲げて売るからにはきちんと
動作を検証してから販売するのが義務だと思います。
それに対してこのたび発表されたオリンパスの液晶モニターに完全対応した新製品は、私は
既に試作品が2006年の「立体エクスポ」等にに出品されていたものを実際に見ましたが、
極フツーのスペックの液晶モニターでCRT用以上に残像無しの綺麗な立体映像が
見られたことに非常に驚きました。
その後、いつ・いくらで発売されるかが非常に気になっていたのですが、2007年10月に
開催された「CEATEC 2007」に再出品された後にネット版の日経トレンディ誌のインタ
ビューに応じた形で行われた実質的な製品発表の内容は上に引用したとおりの驚くべきもの
でしたし、PC用モニターよりも液晶性能が著しく向上して対応速度が8msecより速く
なった現在の37インチ超の大型液晶テレビにも理論上使える可能性があることは、
3Dの普及に向けて非常に重要な要素だと思います。
実際に販売される時には、メガネは1,980円でも、液晶モニターに付けるセンサーや同期を
コントロールするユニットとセットで、米国のED-Glassesと同じ5〜6千円(米国内価格)
になるのではないかなと思いますが、1日も早く発売されることを願っています。
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Bヘッドマウントディスプレー(HMD)方式(48,800円〜59,900円)
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・HMD方式のメリット
「フルスクリーンで立体視できる」「左右完全分離でゴースト無し」「没入感が強い」
・HMD方式のデメリット
「価格がまだ高い」「画質が発展途上」「閉塞感がある」「重い」「コードが邪魔」
■ ちょっと高い59,900円だけど一人で見るならこれが一番!
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)米国VUZIX社製『VR920』
米国VUZIX社(2007年夏にicuitiから社名変更)製の写真のようなサイバーな感じの
ゴーグル型一人用3D対応ディスプレイで、同社では一般的なHMDと差別化するために
「Eye-wear」と呼んでいる。メガネのツルには着脱可能なイヤフォーン
も付いているので、ドップリと3Dの世界にのめりこめる製品です。
この新型VR920から、液晶の視野角が2度ほど広くなり(従来品より2割ほど大きく
見えるとのこと)、また、頭の動きを感知して3Dゲームにフィードバックさせる
「ヘッド・トラッキング・センサー」が内蔵されて、ゲームマニアも意識した製品に
仕上がっています。
価格も、初代V920が国内価格で99,800円、2代目のDV920が69,800円であったのに対して、
性能がアップしたにもかかわらず15%以上も値下げした59,900円で攻めてきたのは、
おそらく今後日本や韓国からさらに高画質で軽い有機ELパネルを使ったHMDが
出て来る可能性に対して事前にシュアを獲得しておくための戦略的な意味が込めら
れているように思われます。
基本的にnDIVIAのステレオドライバー対応グラフィックカードが必須。
ただし、有料の3D再生ソフトである「Stereoscopic Player」のソフトウェア・ページ
フリッピング機能でnDIVIA以外のグラフィックカードでも立体視の可能性がある
(私は試したことが無いが)。
日本での正規代理店は『株式会社3DWIN(3Dウィン)』。アマゾンからも同価格・送料無料で購入可能です。
■ 48,800円(送料別)と安いのがちょっと不安だが...
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)中国ORISCAPE社製『GVD510-3D』
こちらはおでこを支点にしたヘッドベルトで支える一般的なHMDスタイルの製品。
最近の3D関連BBSなどにはその安さからちょくちょくカキコミがある。
画素数は92万画素とまあまあだが、視野角が28度と、DV920よりも4度ぐらい狭いので
実際の体感画面サイズは机上の17インチモニター程度と思われます。
ただし、コントロールボックスにはパソコンからのVGA入力と出力の両方の端子が
付いているので、切り替え器不要、かつ、通常のモニターと同時に映し出すことが可能。
ビデオやDVDプレーヤーからの入力端子もS端子を含めて装備しているので、
PC専用となったDV920よりも普段使いができそう。
VR920のようなヘッドトラッキングなんて要らないし2Dでの使用も多いしモニター切り替え器
を置くのもイヤだし、普段からメガネを掛けているのでDV920はメガネの上からは
使いにくいという人には強力な選択肢となる。
なお、DV920と同様に3D表示させるにはnDIVIAのステレオドライバー対応グラフィック
カードが必須。
「Stereoscopic Player」のソフトウェア・ページフリッピング機能でnDIVIA以外の
グラフィックカードでも立体視の可能性があることも同様。
詳しい使用レポートは、日本国内での販売元の
「eモンズ」のホームページに掲載されている。
【ちょっと説明】
何と言ってもHMDは左右のセパレーションが完璧!
HMDは左右の画面が独立していて、右目用の画像は右のパネル、左目用は左のパネルに
それぞれ表示されるので、液晶シャッターメガネや偏光メガネ方式のような左右画像の
クロストロークによる残像が全く無く、その分、目の疲労も少なく立体視ができる点が
最大のメリットです。
近未来ものSF映画には必ず登場するHMDは、
かつて日本のソニーからは
「グラストロン」として、オリンパスからも
「アイトレック」の商品名で発売されていました。
(ソニーのグラストロンは現在もPC用が小規模生産・発売中ですが298,000円と残念ながら一般向けの商品ではなくなってしまいました)
また、VR920の対抗馬として米国eMagin社からは有機ELパネルを用いた高画質な『z800 3D visor』
というHMDが約9万円(米ドルを円換算)で販売されていましたが、あまり売れなかったため、
現在ではコンテンツ制作者や研究者向け商品として何と1,449ドルに値上げされてしまい、
ソニーのグラストロン同様に一般大衆が気軽に購入できるものではなくなってしまいました。
また、米国TDV社から近々発売予定のHMDも、500ドル程度と言う事前情報とは大違いの
低解像度版でも1000ドル、ハイビジョン対応版が1500ドルと言う、3Dマニアが多いアメリカ
でしか売れないような価格となってしまいました。
さて、HMDの良さは、上記したとおり、左右の画像のセパレーションが完璧なことと、
寝ながらでも立体鑑賞ができることが最大のメリットですが、米国のような「iPodにつないで
外出先で映像を見る」ような使い方は、日本では新幹線や飛行機を頻繁に利用するような
人で、なおかつその時間を読書や仕事の書類をチェックすることに充てないような
「ヒマジン」以外には流行らないと思います。
私はVR920の前機種であるDV920を持っていますが、実際に長期使ってみた感想を短く
まとめると、
『目の疲労は少ないし誰でも完全に立体視できるが、狭い視野で閉塞感が強く、
使われている小型液晶パネルの色再現性も悪く、そのため映像に思わず手を伸ばして
しまいたくなるような立体感には乏しい』です。
●ここが重要!
なお、DV920も新型のVR920も最高画質で立体鑑賞するにはグラフィックボードがnDIVIA製で、
そのステレオドライバーが使えるWindows XP上で「ページフリップ」モードで見る必要があります。
(現時点ではVistaではページフリップによる立体視は出来ません!)
2008年4月現在、nDIVIAからはWindows Vista対応のステレオドライバーはZALMAN製3Dモニター
用で、かつ、GeForce8000シリーズ用しかリリースされていませんが、近い将来、各種の
立体表示機器に対応したバージョンがリリースされると思われますが、現時点ではOSと
グラフィックカードの型番に注意する必要があります。
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Cマイクロポール式3D液晶モニター方式(19インチで7万円前後〜)
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・マイクロポール式3D液晶モニター方式のメリット
「フルスクリーン&フルカラー」「チラツキ無し」「メガネが軽い」「2Dモニター兼用」
・マイクロポール式3D液晶モニター方式のデメリット
「価格がまだ高い」「専用メガネが必要」「縦方向の解像度が半分に低下」「左目に若干ゴーストが生じる」
2008年1月からBS11で試験放送が始まった立体テレビ番組も、この方式の立体テレビで受信します。
■ 19インチで最安値はナント70,917円(2008年2月23日現在)!と10万円を大きく切って日本発売!
マイクロポール式3D液晶モニター韓国Zalman社製『TORIMON ZM-M190』『ZM-M220W』
90年代頃から実際の製品が登場しはじめた特殊な偏光素材でできた「マイクロポール・フィルター」
(日本では有沢製作所がエックスポールの名称で販売)を普通の液晶モニターに貼った
もの。これを「円偏光メガネ」で見るとドット1列ずつが左右の眼に振り分けられて立体に
見える。
CRTを液晶シャッターで見るときのようなフリッカーが無く、眼の疲労が少ない。
また、2D表示のときも文字のにじみやズレなどは全く無く、通常使用ができるので
無駄が無く、現在最も合理的な3D鑑賞デバイスと言えます。
3D鑑賞時に使用する「円偏光メガネ」は非常に軽く、デザインも一般的なメガネと同じで
違和感が無い。
日本ではなかなか立体環境が定着しないが、世界レベルである程度売れれば、
量産のためにマイクロポール・フィルター貼り付けが機械化されて、さらに安くなる
可能性があり(ベースとなる液晶モニターの1〜2万円高程度)、3Dゲームが増えれば
家庭用3D鑑賞デバイスとして今後最も普及する可能性が大きい。
日本での正規代理店は株式会社美貴本。
その他にもオープン価格なので、3Dゲーム・マニア向けに多くのPCショップが取り扱いを始めています。
・ZALMAN ZM-M190 価格比較
・ZALMAN ZM-M220W 価格比較
「左目ゴースト問題」
良いことばかりのZALMAN3Dモニターですが、「左目側のレンズに若干ゴーストが生じる」という問題があります。
この問題に対しては「仕様上の限界」という趣旨の正式回答をZALMAN3Dモニター製造元からいただいています。
その詳細は別項の「ZALMAN 3Dモニター長期テスト・レポート」で説明していきますが、
コストパフォーマンスを考えれば許容範囲のゴーストだと思います。
●ZALMAN3Dモニター用インターレース立体ウォールペーパー画像(22インチワイド用の1680x1050ピクセル)
裏ワザというほどではありません。
単に「ステレオフォト・メーカー」で画像サイズをZALMANモニターの画素数1680x1050サイズで作成したインターレース立体画像ですが、これをウィンドウズのデスクトップの
壁紙に指定すると、そのまま3Dメガネを掛ければいきなり立体で見えるという仕掛けです。
2Dで通常の仕事をしていて疲れたときに、ちょっと「癒し」が欲しい時に愛犬クンのリアルな立体画像を見ながら一息つくために作ったものです。
このような時にいちいち3Dビューワーソフトを立ち上げて読み込み設定してといった手間が面倒なので、作業中のアプリをタスクバーに落として壁紙を表示させ、
3Dメガネを掛ければそのまま愛犬クンが画面から飛び出してまるで生きているような感じで見えてくるといった感じでです。
ちなみにこの方法の場合は「JPEG圧縮」した画像だと上手く立体表示できません。
あくまでもBMPでインターレース立体画像を作る必要があります。
●立体スクリーンセーバー
複数のインターレース立体画像をスクリーンセーバー化することも実験しましたが、
ウィンドウズ標準のスクリーンセーバーでは残念ながら画像が入れ替わる時に位相が
反転してしまいダメでした。
そこで「PSaver」というフリーのスクリーンセーバープログラムを使ったところ、
問題なくインターレース立体画像が立体スクリーンセーバーになりました。
人の飼い犬なんか見たくないという方のために、カレンさんのランジェリー姿の壁紙も作ってみました。
なお、お使いのZALMANモニターで壁紙設定した時に位相が反転してしまった場合用には、ステレオフォト・メーカーで逆位相にして保存してお試しください。
・ワンちゃんインターレース立体壁紙(約5MB) ⇒ zalman-wanwan-1680x1050.bmp
・カレンさんランジェリー姿インターレース立体壁紙(約5MB) ⇒ zalman-karen-1680x1050.bmp
また、4:3の19インチモデル用は、上掲のインターレース立体壁紙を「ステレオフォト・メーカー」で読み込み(ステレオ分離=インターレース)、表示を「横並び」にしたうえで
トリミング機能を縦横比4:3固定にして切り取り、次に表示をインターレースにして、サイズを1280x1024にサイズダウンし、全画面表示にして3Dメガネを掛けて立体視
できるかを確認後、別名(例えば〜1280x1024.bmp等)でBMPでインターレース保存すればOKです。
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ここからはご予算10万円を超えますが、その金額に見合ったコストパフォーマンスが認められる立体鑑賞デバイスです。
■ リッチな人には249,800円の24インチXpolフィルター式PCモニター『HYUNDAI P240W』はいかが
⇒ 残念ながら高くて売れないため国内販売中止か?
既に2005年頃からデモンストレーション展示やイベント用にシャープ製やソニー製の
50インチ・ハイビジョンテレビにXpolフィルターを貼った100万円の製品が見られましたが、
2007年10月から正式に24インチワイドのPC用モニターが249,800円で国内発売されています。
実物は秋葉原の「ドスパラ」で確認及び購入できます。
【注】2008年1月31日現在、ドスパラでは「在庫無し・取り扱い中止」になっています。
μPol(Xpol)フィルター方式の利点は、何といっても軽量で電源や接続コード不要な
円偏光メガネで立体視できること、多人数でも、かなり斜めからでも綺麗に立体視できる
ことですが、価格が高いことが最大の欠点です。
また、2007年12月から「BS11」で試験放送が開始される立体テレビ放送の受信用
ハイビジョン立体テレビも有沢製作所と韓国Hyundaiが共同開発し、BS11の筆頭株主
であるビッグカメラで2008年2月から展示・販売されるようです。
なお、上掲のZalman製「TRIMON MZ-M190/M220W」に比べて上下方向の立体視可能な
角度が5〜6度広く見やすいようです。
しかし、2008年2月現在、ほぼ1/3の価格でほとんど同性能のZalman製3D液晶モニター
の予約が始まったことから、この「HYUNDAI P240W」ほとんど売れないままに国内販売を
打ち切ってしまったようです。
国内におけるXpolフィルターの製造技術を持つ有沢製作所は、本気で3Dモニターや
3Dテレビを普及させたいのならば、従来の高価格路線を改めて、もっとマーケティングに
力を入れた低コストの商品開発を行うべきだと思います。
■ さらにリッチな人には三菱レーザー・リアプロ3D対応テレビが2008年秋に米国から発売開始!?
既に2006年春にプロトタイプが発表されて少し話題となったがその後は音沙汰無しだった
光源に半導体レーザーを用いた65インチのリアプロジェクション方式のテレビが2008年秋から
米国市場に投入されるようです。
通常の液晶テレビの約2倍という色再現範囲の広さが特徴で、消費電力も同じサイズの
液晶テレビの半分から1/3程度らしい。レーザーを光源にしたテレビの発売は世界初。
国内での発売は未定。
目玉は、三菱が既に韓国ヒュンダイ製のDLP方式リアプロTVにオプションで供給している
3D対応液晶シャッターメガネと、昨年夏ごろから交渉が本格化したゲーム機メーカー
(ソニー?ニンテンドー?マイクロソフト?全部?)との技術提携による3D化ボックスの
同時発売。
DLP方式のようなカラーホイール不要で、新開発の小型冷却装置を搭載し、
レーザー光源の寿命は3万時間(1日8時間映しっぱなしで約10年!)以上に
延ばしたという。
65インチで厚さは25cmなので、私のリビングのテレビスペースにも十分置けるし、昔の
リアプロと違ってDLP方式以降のリアプロやプロジェクターは画質も十分綺麗。
気になる価格も、同サイズの液晶テレビの半額とも一部で噂されている。
私の経験上、立体映像の鑑賞は、サイズが大きくなるほど臨場感が高まる
(35mmスライド・ビューワー < HMD < 17インチCRT+液晶シャッター
< 19インチ以上の3D液晶モニター < 3Dプロジェクター < 3D映画館)
ので、この三菱の65インチ・レーザーリアプロが30万円台ならばマジに欲しいし、
是非日本でも発売して欲しいです。
夢は、シェイプアップ用のエアロバイクが3Dゲームに連動して(昔ゲーセンにあった)
ペダルの回転数とハンドル操作で3Dゲーム空間を自由に飛び回る「空飛ぶ自転車」や
「人力飛行機」みたいな感じの家庭用ゲームの実現。
3Dグーグルマップと連動して世界の好きな都市の上とか、世界一周とか、シェイプアップ
のためのエアロバイク漕ぎを楽しくできそう。
ベタですが「競輪」や「ツール・ド・フランス」、あるいは「人力小型潜水艦」の立体ゲームでも許せる。
当然、レーシングゲーム用のバケットシート+ステアリング+ペダルのセットも買ってしまう
だろうけど、そうなると流石に置き場所に困る...
・参考情報はコチラ ⇒ ITmediaNewsの2008年2月15日付け記事
・2006年に公表されたレーザー・リアプロの図解はコチラ ⇒ +Dの2006年2月16日付け記事
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まっくろポールTM3Dフィルター方式(1セット500円以下を目標に製作準備中)
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・まっくろポールTM3Dフィルター方式のメリット
「超低価格」「超コンパクト」「フルカラー」「ソフト不要」「グラボもOSも種類不問」
・まっくろポールTM3Dフィルター方式のデメリット
「主に縦アングルの画像向きで横アングル画像はハーフサイズになってしまう」「液晶モニター専用」
液晶モニターに対して極めて優れた偏光特性を持つ非常に安価な素材
(カナダ製某メーカーの包装用セロファン紙)がトロント大学で教鞭をとっている
日本人研究者によって見つけられ、それを用いた簡易なフルカラー立体鑑賞システムが
具体的に提言されています。
当サイトと「PCで立体視してみるぶろぐ」ではこれをモディファイし、
透明下敷き状のフィルターを液晶モニターの前に置き(主にノートPCでの使用を想定
して、単にモニターに立て掛けるだけ)、
平面プリズムを付けて左右画像位置を合わせた偏光メガネで立体視するシステムの
量産型プロトタイプの製作を準備中です。
スポンサーが見つかり大量に量産できれば1セットが200円も掛からずに製作できると思われますので、
パソコン雑誌やカメラ雑誌に「3Dコンテンツ等の販売促進用のオマケ」として頒布する
ことを企画しています。
あくまでも「赤青メガネによる立体画像」しか知らない3D初心者にフルカラー立体映像を
経験してもらい、興味を持った人がフルスクリーンの3DモニターやHMDにステップアップ
するきっかけを作るためのものですが、元々「縦アングル」の多いグラビア写真集などでは
CD写真集とセットで製品化しても良いと思います。
【説明1】まっくろポール式3Dビューワーの原理
パソコンの液晶モニターや液晶テレビには元々液晶面と保護ガラスの間に「線偏光フィルター」が内蔵されています。
そのため、光が乱発信せずに一定の方向性を持ったまま進みます。
それをメガネ側に逆位相の偏光フィルターを付けて見ると光がさえぎられて「まっ黒」になります。
そこでモニターの左右のどちらか半分に、偏光された光を逆向きに偏光させるフィルター
を付け、上記のメガネとは逆位相の偏光フィルターで見るとその部分だけが「まっ黒」になります。
この性質を活かして、「右画像は右目だけに、左画像は左目だけに見えるようにする」
(またはその逆も可能)ことができます。
これによって人間の脳が左右画像を合成して「立体画像」として再現します。
ただし、左右画像の「位置のズレ」自体は変わらないため、脳内で合成する際に混乱が
生じます。
その位置のズレを打ち消すために、メガネに「平面プリズム」を付けて左右の眼に入る
光の角度を変えて、ノートパソコン使用時の平均的なモニターまでの距離で焦点が合う
ようにします。
この方法により、無理なく立体視ができるようになるはずです。
一言で表すと「強制交差法」または「強制平行法」です。
【説明2】線偏光フィルターと円偏光フィルター
現在、偏光フィルターには大きく「線偏光フィルター」と「円偏光フィルター」の2つが
あります。
「線偏光フィルター」は光の方向性を縦方向または横方向に偏光し、比較的に安価で、
線偏光メガネの生産コストは1個当たり20円程度ですが、縦軸または横軸がずれると
偏光性が破綻してしまいます。
これに対して「円偏光フィルター」は右回転または左回転に偏光させるため、ある程度
頭を傾けても立体視が可能で、液晶モニターでも印刷物でも立体視可能なビューワーを
作れますが、非常に高価です。
【説明3】超安価な偏光フィルター素材
カナダのトロント大学の飯塚教授は、液晶モニター内臓の線偏光フィルターの位相を変える
極めて安価な素材として、2003年にカナダ「 Lewiscraft社」のラッピング用セロファン紙
「cello GIFT WRAP clear」が最適であることを発見しました。
このラッピング用セロファン紙は液晶モニターでしか使えませんが、そのコストは一般的な
特注の半波長板の値段の3500分の1程度(1×2mのロールで約3ドル)とのことです。
このラッピング用セロファン素材を、偏光特性を損なわない透明なアクリル板の左右半分に貼り、1個20円程度の
線偏光メガネに平面プリズムを付けたメガネによるシステムなら、フィルターの厚さは1mm
以下、メガネも厚さ2mm程度の3Dシステムが極めて低価格(量産すれば1セットで200円
以下?)で実現できます。
【説明4】解決すべき問題点
「まっくろポール式3Dビューワー」実用化のための問題点として、以下のことが挙げられます。
@安くて色収差が少なく高屈折率のプラスチック製平面プリズムが見つからない問題
Aベースとなるアクリル板にセロファンを接着する技術・コストの問題
B同様に線偏光メガネに平面プリズムを接着する技術・コストの問題
100円ショップで売っている老眼鏡などのプラスチックレンズでもかなり色収差が少ない
ので、平面プリズムも安いものがあると思ったのですが、ニーズが無いためか見つかりません。
市販されているプラスチック製平面プリズムは主に液晶ディスプレイ等のバックライトの光を
90度に曲げて投影させるためのもので、画質や色収差を考慮したものがありません。
色収差の少なさを求められる必要なエリアは縦10mmx横20mm程度だと思われますので、
量産すれば1個10円以下で出来ると思いますが、プラスチックレンズ製造に詳しい業界の方からの
情報をお待ちします。
また、偏光特性に影響を与えない接着剤や接着シートは存在しますが高価なため、超低価格な
システムを目指す「まっくろポール式3Dビューワー」実現の妨げとなっています。
例えば、薄い2枚のアクリル板の間にセロファン紙を挟んでアクリル部分のみ接着する
ことや、平面プリズムを偏光メガネのレンズ部分より一回り大きく作り、その余白部分を
台紙の紙に安価な接着剤で接着する方法等が考えられます。
【参考1】まっくろポール式の名前の由来
この方式の具体化を検討中、「PCで立体視してみるぶろぐ」管理人さんから、フィルターを
貼った部分を偏光メガネで見るとまっ黒に見えることから、既存の「μPol(マイクロ・ポール)」
や「Xpol(エックス・ポール)」をもじって「まっくろポール」ではどうかという冗談に
由来する、あくまでも仮称です。
製品化をする場合は、システムの考案者であるトロント大学の飯塚教授と協議の上で
決める必要があります。
【参考2】飯塚教授の論文など
まっくろポール式3Dビューワー具体化のきっかけとなった記事は以下のとおり。
・「液晶画面とセロファンで、なんと3次元ディスプレイを実現」報道記事 2003/09/03
・カナダ・トロント大学飯塚教授のホームページ
・セロファンによる液晶モニター及びデジタルカメラ・携帯電話用3Dシステムの提案に関する論文(英文)
・プラスチック製平面プリズム製造会社「日本特殊光学樹脂株式会社」
おそらく15度・09mmが最適と思われましたが、上掲の理由からこのプロジェクトには使用できませんでした。
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