|
|
|
■ZALMAN 3Dモニター"ZM-M220W" 長期テスト・レポート
§このセクションについて§
このセクションでは、普通の液晶モニターの表面に貼った『マイクロポール』と呼ばれる
特殊な偏光フィルターにより左右画像を分離し、円偏光メガネで立体鑑賞する形式の
3Dモニターとして、2007年までの同様の製品価格のほぼ1/3という超低価格で販売が
始まった韓国ZALMAN社製の22インチワイドモデルZM-M220W(解像度は1680x1050ピクセル)の
長期テスト・レポートを行い、購入を検討されている方々の参考に供することを目的とします。
ZALMAN ZM-M220Wの製品特徴
@何といっても実売価格が22インチワイドで7万円台、19インチモデルは5万円台という超低価格
Aフルカラー高画質な立体映像が鑑賞できる
B立体視における眼精疲労が少ない
B特殊なグラフィックボード、中間機器、ソフトを必要としない
C2Dモニターとしても普段使いができるので利便性が高く経済的
ただし、以下の問題点が指摘されています。
@左目側に若干ゴーストが発生すること
A超低価格といっても未だ2Dモニターの倍以上と価格差が大きいこと
なお、本サイトでは主に「立体写真」「立体ムービー」「立体サイト」を対象とした
鑑賞におけるレポートを行い、PCゲームやBSチューナー経由の立体放送に関しては
他の方からの情報をお待ちし、適宜掲載していきたいと思いますので、情報提供をお願い
いたします。
|
|
総論:左目ゴーストが我慢できれば最もコストパフォーマンスが高くてお勧め!
|
■2008年6月22日
"Zalman ZM-M220W"を導入して3ヶ月目突入。
以下に今までのトラブルや留意点についてまとめてみます。
1.保証書がないこと
Zalmanモニターにはメーカー保証書がありません(!)。
でもご安心ください、総代理店の美貴本からの回答では、『販売店のレシートが保証書の代わりとなり、ご購入日から2年間のメーカーサポートが受けられます』とのこと。
特にネットで購入する場合はしっかり領収書を発行してもらいましょう。
ちなみにユーザーからの情報によりますと、取り扱い説明書に記載されている千葉の舞浜
にある修理担当の「スターテクノロジー社」は実際には修理業務は一切行っていないそうです。
故障の際には直接「美貴本」にクレームしましょう。
2.左目ゴースト問題
これについては、美貴本を通じてZalmanモニター製造元から正式な回答を得ましたが、
要約すると『3Dモニターの普及のための極めて安価な価格設定の枠内で最大限の努力
を行っていますが、左目ゴーストについては今後の課題とさせていただきます』と
いった感じ。
確かに従来のマイクロポール式3Dモニターの約1/3の低価格を実現したのですから、
その企業努力を理解できますので、この素直な回答も好感が持てます。
全てはコストパフォーマンスを考えた上で我慢できるか否かですが、私としては現状では
我慢できる範囲です。
ただし、今後、ライバルのHyndai IT+有沢製作所が市場投入する低価格・高品質な
モデルとの比較において、その評価は変化していく可能性があります。
3.インターレースによる画質低下について
3Dで見る時にはインターレースとなるため、縦方向の解像度が半分の525本となってしまいます。
これは最初から分かっていたことですのでとやかく言うことではありませんが、やはり
「もったいない」感じが否定できません。
立体写真や立体ムービーを観ている限りは、立体視による画質改善効果であまり気になりませんが、
例えば将来、ウェッブページ自体が3D化されたときを想定すると「縦解像度が半分な
ために文字が読みにくい」という障害が起こると思います。
これは視差バリア方式による裸眼立体モニターでも同様のことなので、今後の3Dコンテンツを
考える上で共通の悩みと言えます。
よって、マイクロポール式3Dモニターを想定したウェッブページ制作においては、
文字やアイコンを大きくすることが必要となります。
なお、液晶パネル2枚とハーフミラーを使ったキューブ型のシステムならば
「フル解像度表示」が可能ですが、システムが大きく、箱を覗き込む感じや、
箱からの飛び出し感が少ないこと、及び、コストの問題から、医療や工業デザイン等の
特殊な分野でしか使われないと思われます。
・フル解像度表示のキューブ型3Dモニターの具体的製品はコチラ
潟激bドローバージャパン>>>http://www.redrover.jp/index.html
4.3Dムービーの再生はどのソフトが良いか
3Dムービーの再生では、付属の「Stereoscopic Player for Zalman edition」が良いようです。
フリーの「ステレオムービー・プレーヤー」でもインターレース表示で再生可能ですが、
フルスクリーン表示にしたときの画質はStereoscopic Playerが数段上です。
なお私は、Stereoscopic Playerの新しいZalmanバージョンを未だにダウンロードしていませんが、
DVDを見る場合などに必要な機能があるようなので、そのうちダウンロードしてみます。
5.静止画の再生はどのソフトが良いか
静止画については、フリーの「ステレオフォト・メーカー」最新版がベストです。
なお、「ステレオフォト・メーカー」の設定を「IEコンテキストメニュー設定」にしておくと、
例えばFrickrのような写真サイトで立体写真を見る場合に、IEで見ながらマウスの「右クリック」で
「ステレオフォト・メーカーで開く」をクリックすればそのままステレオフォト・メーカーが
開いて画像を立体表示してくれるので非常に便利です。また、その画像はそのまま指定しておいた
任意のフォルダーに自動保存されます。
ただし、画像を開いた結果「これは要らない」と思ったものでも自動保存されてしまいますので、
後で整理する必要があります。
6.クリップオン型メガネのクリップが壊れた!
私の場合は自前のメガネの上にクリップオン型メガネを付けたり外したり、あるいはメガネ
に付けたまま上側に開いたり閉じたりを頻繁に行っていたため、使用2ヶ月でクリップ部の
プラスチックが折れてガタガタになってしまいました。
そこで、たまたま手元にあった100円ショップ「ダイソー」で買ってあったクリップオン型の
偏光サングラスのクリップ部と比べたところ、全く同じ金型から作られていることが判明。
早速ペンチでバネ部分を押さえて外し、Zalmanメガネに付け替えたところピッタシとハマって
使えるようになりました。
ただし、稼動部のスチール部分の「太さ」が若干違うため、少しメガネのレンズから浮いた
感じになってしまいましたが使用には支障ありません。
■2008年10月16日
ZALMANモニター22インチワイドモデルが5万円台に突入!
関谷さんのSTEREOeYeに
「Zalman製のパソコン用3D液晶モニターがプライスダウンとなりました。
この機会に、ご購入の検討を!! (^o^)
■22インチ: \59,800 (税込)
■19インチ: \52,800 (税込)
とアナウンスされました。
実はさる筋から「10月下旬開催の国際3DFairにはZALMANからフルハイビジョン対応・HDMI端子付きの24インチワイドモデルがお披露目される」という情報を得ていたので、
現行モデルが型落ちとなる前の在庫処分プライスになってきたなという感じです。
ともあれ、私がZM-220Wを購入した時が8万円少々でしたので、半年ほどで3割ほど安くなり、ちょっと3Dに興味を持っている人にとっては、モニター買い替え時に
十分候補となる価格になってきました。
しかし19インチは売れていないんですね。
【補足情報】2008.11.05
価格比較サイトによると、2008年11月5日現在の22インチワイドモデルの最安値はナント「52,569円」!、19インチは「49,800円」です。
■22インチワイドモデルの価格比較はコチラ
■19インチモデルの価格比較はコチラ
■2008年11月5日
ZALMAN付属メガネ以外の円偏光メガネの使用感
さて、左目ゴースト問題もからめて、「他の円偏光メガネを使ったらどう見えるか」という興味が沸いてきました。
さらに、付属のクリップオン型が壊れ、修復はできましたが、一般の人よりも数十倍使用頻度が高い私としては、
「予備のメガネ」の必要性も感じていました。
そんな時に3D関連サイトのメジャー、関谷さんの「STEREOeYe」に「ZALMANでも使える円偏光メガネの販売を始めました」というお知らせが載ったので、
即1個を購入しました。
ご覧のとおり、STEREOeYe取り扱いのものは真っ赤なフレームなので、これを掛けて作業をしている姿は東京ショックボーイズ(電撃ネットワーク)の南部虎弾みたいで、家族には見せたくありませんが、
その使用結果は以下のとおりです。
>>> 購入価格は@1300円+送料160円ぐらい STEREOeYeショップはコチラ
@ZALMAN付属メガネよりもコントラストが高く立体感が強い
AZALMAN付属メガネよりも少し暗い
BZALMAN付属メガネが黄色にシフトしているのに対して、赤紫に少しシフトしており、肌色は健康的に見える
CZALMAN付属モニター同様に左目ゴーストは生じる
Dただしゴーストの色がZALMANの色が「白っぽい黄色」に対して「濃い紫色」となるため、目立たない
Eツルの部分がソフトで頭の締め付け感が少なく、長時間使用でも疲れが少ない
また、最近、某所から「黒フレームの円偏光メガネ」を1ついただきました。
こちらはSTEREOeYe取り扱いのものよりスクエアなデザインで、プラスチックの品質が異なり少し硬く重いので、ツルの部分による頭の締め付け感がやや強く、
長時間掛けているとストレスが溜まります。
ただし、使用している円偏光レンズがSTEREOeYeのものと同じなのか、見え方は全く同一と言ってよいと思います。
なので、「急に家族が部屋に入って来たときに笑われないように」、家族が家に居る時間帯はこの黒いメガネを常用しています。
以上のことから、ZALMAN付属メガネの「少し黄色にシフトした明るくソフトに見える」レンズの方が特殊であるように感じました。
これは3DCGで描かれたコントラストが強く動きの速い3Dゲームを長時間することを考えた結果だと、好意的に推測しています。
結論的には、
「3Dゲームが主体ならば明るくソフトで眼の疲れが少ないZALMAN付属メガネを使用し、立体写真や実写の立体ムービーの編集や鑑賞をメインにお使いになる場合は、
色の変化が少ないSTEREOeYeのメガネを使う」
のがベターだと私は思います。
|
|