33 びまん性軸索損傷のMRI・拡散強調像の有用性
○木下俊文、小川敏英(鳥取大・放)
森谷聡男、樋渡昭雄、沼口雄治(ロチェスター大・放)
【目的】MRI・拡散強調像(DWI)によるびまん性軸索損傷(DAI)病変の描出能を検討すること。
【方法】受傷後9日以内にDWIおよびFLAIR像を含めたMRIが施行されたDAI40例を対象とした。DWIはb factorを0, 1000 sec/mm2にて撮像し、ADC mapを得た。20例にはgradient-echo imageも施行された。
【結果】DWIにてDAI病変が脳梁、脳幹部背側、皮質下、基底核、視床、小脳に高信号域として同定され、DAI病変のADC値は低下していた。DAI病変の検出能はDWIとFLAIRでほぼ同等であった。gradient-echo imageにて低信号域として認められた25出血性DAI病変のうち12病変がb0 imageにて低信号域として検出された。
【結論】DWIはDAI病変の検出に有用で、出血性DAI病変の評価はgradient-echo imageが優れると考えられた。