日本で一番遅いかもしれないエヴァキャラレビュー(笑)
せっかくの一周年なので、最近よく見ているゲームキャラレビュー方式で、エヴァキャラを自分の(現在の)
イメージで切ってみます。ネタバレ注意・・・・の訳ないか。今更(爆)
碇シンジ
本編の主人公。エヴァっていうのは、本来シンジ君が過去に母親を失い同時に父親と仲たがいした
トラウマをどう克服していくのかを追う物語だったように思うんですよね。
TV版の最後の言葉、「父さんにありがとう・・・母さんにさようなら・・・」で、みんなに祝福されて笑顔を浮べる
エンディングが正当のものだったと。決して、女の子の首を締めた挙句「気持ち悪い」と言われるんじゃなくって。
それが監督なのか、それともスタッフの総意なのか、エヴァが放送中にブレイクしたので、その評価に答えよう
と思って(あるいは調子にのって)、途中から話をどんどん膨らませた結果、収集つかなくなったんでしょう。
そういう意味で、彼は非常に可哀相な主人公だったように思います。
それと、彼のイメージが、内気で誰とも溶け込めない内罰的な少年というイメージだけど、そこまで言うのは
酷だと思います。だって、14才の少年がいきなり戦争に巻きこまれ、前線の兵隊扱い。
いい歳して自分を見失っている大人達に囲まれ、その顔色をうかがうしかない立場に追い込まれたんですから。
それでも積極的な明るい少年でいられたらそら恐ろしい・・いやむしろ不自然な事に思えますよ。
第1話で、まだネルフに行く前の彼は、例によって調子のいいすちゃらかな大人であるミサトさんに堂々と
突っ込みを入れてます。それがあのいきなりの強引な戦闘強要ですっかり人格が変わってしまうんですね。
それでも唯一自分を取り戻しているのが、エヴァを降りると決心した第19話の駅前のシーンです。
あの時、まったく都合のいい事を言っているミサトさんに、久しぶりに堂々と「勝手な言い分ですよね。」
と吐き捨ててます。あれこそが本来のシンジ君なんだと思いますよ。
その辺りの気持ちを、現在連載中の「The Reflex」での、だんだん情けなくなっているユウジの姿に
重ねているつもりです。情けなくなってOK! 当たり前なんだと。むしろアヅサが異常なんだよとね。
綾波レイ
彼女は、本編でいえば、妻を亡くしたゲンドウがその妻を取り戻す為の媒体として、リツコさんに作ってもらった
存在なんですね。媒体だから、余計な感情は不必要。だってまともな感情を持ったら、やがて自分を消すだろう
ゲンドウと、リツコに逆らうのは間違いないですからね。まさに邪な大人達の都合のいいように純粋培養された、
文字通り人形なんでしょう。そしてそういう設定の彼女がエヴァのヒロインとなる所になんか嫌な気持ちになります。
まぁ〜かくいう私もレイちゃんに萌えた訳なんですが、しかし自分は正統派綾波レイ(=不思議電波美少女)よりは、
明るい亜流の学園レイちゃんの方に好意を寄せたんですけどね。あの有名なへ○レイちゃん。彼女はお馬鹿さん
ですが、自分を持っていて、大好きなシンちゃんに飛びつき、ゲンドウやリツコさんに逆らいます。最近では、
ミカンの大作さんが生んだ、綾波姉妹。妹想いの飄々としたお姉ちゃんレイ。そして甘えん坊でそそっかしい
妹レイコ。確かにアヤナミストとしては間違った態度なんでしょうが、私はそういう綾波さんが好きなんですよ。
また彼女は、シンジ君でもふれましたが、放送中に路線変更したスタッフの犠牲者でもあると思います。もともと
可哀相な設定でしたが、それでも第6話辺りまではヒロインの扱いを受けていました。それがだんだんアスカ様と
交差するように扱いが悪くなるんですよね。TV版後半ではもはやヒロインではなくって、それこそ使徒扱い。
カヲル君に「君は僕と同じだね・・・(いい加減な扱いで狂言回しをやらされている)」と言われている場面には
なんか涙を誘いますね。劇場版にいたっては、収拾つかないシナリオを無理やり形にする為に、めちゃくちゃに
されてます。私は劇場版では、みやむーじゃなくってめぐさんが怒っていたんじゃないかと邪推しています。
惣流アスカ=ラングレー
レイちゃんに変わって、TV版後半よりヒロインを務め、劇場版では一番輝いていた存在だと思います。
正にスタッフの路線変更の一番の恩恵を受けたキャラでしょうね。最後の決め台詞は最高にいかしてます。
最近になってわかったのは、彼女は本来TV版ではシンジ君がエンディング付近で一皮向ける為のキャラだった
みたいです。戦いに傷つき舞台から退場する。その彼女の不幸にシンジ君がふるい立つとね。
まぁ〜その辺りは、劇場版でもきっちりとエヴァシリーズに鮮やかに葬られていた所に名残がありますね。
でもその劇場版でも後半になるにしたがって復活して、シンジ君を食うほどの活躍を見せます。
だからレイちゃんの所で邪推した様に、みやむーは本当に怒っていたのかなとさえ思いますよ。
だってあの劇場版はヒロインとして、吉元風に言えば“美味しい場面”連続やないですか。
TV版の後半で徐々に自信損失して、自我崩壊していく描写がありますが、あれこそ普通の女の子ならではだと
思います。シンジ君と違ってミサトさんに相手にされなかった。ドイツで加持さんに愛情もって育てられたので、
やや自意識過剰な部分ありますが、歳相応の女の子であったと思ってます。そして普通の女の子だからこそ、
あんな戦場に放り込まれたら、自我を守るために自動的に精神を閉じていったとね。だからこそ、
劇場版で、病上がりなのに戦わされる場面には、ミサトさんの非情さに腹が立ったものです。
連載中の「The Reflex」では、ネルフ司令であり、シングルマザーであり、しかもゲンドウみたいに子供に嫌われ
るという忙しくも可哀相な立場にしてます。しかも油断も隙も無いマナに好き勝手やられてますしね。
でもそれは、2030年の時点でも変にすれてないまともな女性として描いているつもりなんですよ。
葛城ミサト
正直に言いますね。TV版、そして劇場版になるにしたがって相当に私の心証の悪いキャラです。
自分のエゴ全開にして、チルドレン達をそしてまわりを振り回し、最後までシンジ君やアスカ様をむりやり
戦場に送り込んでその顛末を見届けずに退場しました。作戦部長でありながらゲンドウやリツコや加持に
真実を教えてもらえず一人で空回りしていたイメージがありますね。でもそれも2000年にお父さんに南極で
助けられたんじゃなくって酷い目にあった。だってここは自分の想像ですけど、なんで14才の女の子が南極の
危険な実験の場に呼ばれていたのか。普通呼ばねぇだろ。つまり必要だから呼ばれていた。必要って何?
そういう風に親父に虐待されていたトラウマから、一度は失語症になり、権力を持ったら持ったで暴走すると。
そういう意味では、彼女も可哀相なキャラだったのかもしれませんね。
ただキャラの設定という面でいえば、スタッフにとても丁寧に描かれてますね。むしろチルドレン達よりも
等身大の妙齢の女性として、生き生きと活躍してます。三石さんもさぞかし気分よかったんじゃないかなと
思いますね。アニメ作品であれだけ活躍した30才前後の女性キャラは初めてじゃないでしょうか。
それだけにくどくなりますが、エヴァ本編で悪役的な役回りをさせられたのは残念な事ですね。
赤木リツコ
少年向けアニメ作品エヴァンゲリオンにしては、不必要に昼メロの設定を持ちこんだキャラですね。
ゲンドウに従ってレイちゃんを作った、理由ずけの為でしょうけどあそこまで生々しいエピソードはいらない
と思ってます。むしろ虚栄心に燃えたマッド科学者の一面を強調した方がよかったんじゃないのかなと。
嫌いな筈の母親ナオコさんとまったく同じな事を繰り返す、それ故に母親を憎みつつ自分すらも嫌うという
辺りは丁寧に描かれてますが、そういうゲンドウとの関係持つことで逆に母親を求めていたという事に
なります。だから劇場版での最後の無理心中を求めた場面は、心中の対象が実はゲンドウではなくって
ナオコさんだった事になりますね。でもそういうエピソードはやっぱりアニメ向きじゃないと思います。
碇ゲンドウ
本来悪役であるべきなのに、全然悪役でなく、エヴァでもっとも可哀相なキャラのイメージがあります。
若い時分は野望を秘めて、ゼーレとユイさんに近づいたんでしょうが、それが不幸の始まりでした。
最愛の妻に先立たれ、残った息子には忌み嫌われる。不器用ながら息子には凄く愛情を注いでいるのにね。
人類補完計画を、ゼーレの目的から外れ、ただただ自分の為だけに活動する様は涙さえ誘います。
リツコさんとの関係も、彼女は自分に母親を重ねていただけですし、そういう意味では救いすらないです。
冬月さんもそれを理解したからこそ、彼を最後まで支え様としたんだろうと思いますね。
そんな彼の悲しみを、「The Reflex」ではアスカ司令に置き換えて描いてみたいと考えてます。
加持リョウジ
頼りがいのある、主人公の少年少女達を導く存在として登場した筈でした。あの第19話では、シンジ君に
かっこいい事を語っています。でもその後、シンジ君がエヴァに取りこまれた場面で快心の笑みを浮べてる
所で一気に私の評価が下がりましたね。アスカにももっと最後まで優しく接してあげろよと。
最近の貞本エヴァでも描かれてますが、セカンドインパクトから生き残るために文字通り地獄を体験してきた
んでしょうけど、その為に本当の優しさという物を無くしてただ復讐の為に行動する様は、ミサトととても
お似合いのカップルだと思います。最後もなんか自殺的な風ですし、それはもう疲れたので全て放り投
げたように感じられました。一見いい事をいう優しい先輩には気をつけろを地で言ったキャラだと思いますね。
後はめんどくさいので、一行で行きます。
伊吹マヤ・・・・辛い現実から目をそらして夢見る少女でいたかったんでしょうけど、無理でしたね。
日向マコト・・・・かっこいいミサトさんに憧れて、そのまま彼女にいいように使われました。
青葉シゲル・・・・本来彼が暴走ミサトさんのブレーキ役になるべきでしたけど、見て見ぬ振りしてました。
冬月コウゾウ・・・・ネルフに関わったのは、ユイさんじゃなくってゲンドウの為だったと思います。
鈴原トウジ・・・・アスカがやる筈だったヤラレ役を担当させられてしまいました。あまりに好青年だったから。
相田ケンスケ・・・・TVを見る僕達の等身大のキャラでした。だから物語が暴走すると置いていかれました。
洞木ヒカリ・・・・ケンスケと同様です。彼等が舞台から退場した時点で物語は暴走する一方になります。
碇ユイ&ゼーレ(キール議長)・・・・結局何がしたかったの?満足そうに溶けていったけど・・・・
渚カヲル・・・・女の子ファン獲得の為に登場。見事にスタッフの期待に答えました。ヤヲイはいいねぇ・・・・
霧島マナ・・・・だからスパイを生かして逃がしちゃいけないんだよ。劇場版の惨劇につながるから。(爆)
最後の二つは冗談だと笑ってください。このコラムの評判よければ、「The
Reflex」連載終了後に
同じように各キャラのレビューをするつもりです。アヅサなんて書きたい事いっぱいあるし。(笑)