遠野家に仕える双子のメイドの内、志貴に使える姉の方。メイドというよりは割烹着の似合うお手伝いさんと言った方がいいですね。翡翠考で述べましたが、月姫で翡翠エンドを見た時点で彼女に完璧に落ちました。綾波さん以来の萌え上がり具合でしたね。何故なら彼女関係のグッズを買ったぐらいですから。と言っても下敷きとかバッジで、フィギュアを買ったのではないですが、これはわたしとしては非情に珍しい行動です。そもそもそういったキャラクターグッズというのはめったに買わないというか、他にそういう事をしたのは綾波さんしかいないですから。何故にそこまで萌え上がったかと言うと・・・・・・
「あらー、その割にはあのSSは酷いものでしたねー」
うわっ(@_@;) 琥珀さん・・・
「翡翠ちゃん考も読ませて頂きましたけど、あれも決してわたしをよく書いたようには見えませんでしたね。結局は翡翠ちゃん賛歌に受け取れましたよ。最初ボロクソに言いつつも最後は称えるというパターンだったじゃないですかー」
それは・・・だって、翡翠考なんだし・・・彼女ボロクソで締められないでしょ。
「だいたい、わたしと翡翠ちゃんが争ったみたいに書かれたのが一番気に入りません。わたしはいくら悪く言われても構いませんが、最後はともかく前半で少しでも翡翠ちゃんを悪く言った時点であなたは断罪物です。地下牢監禁の刑が相応しいのではないでしょうか・・・クスクス」
ちょっと待った・・・待ってくれ・・・いや、待ってください琥珀さん
「もうあなたの処分は決まりました。それでは裁判を始めましょう。弁護人をつけて、一応の弁解の真似だけは許しましょう。最後は実刑確定ですけどね」
そういうのは裁判とはいいません(T_T)
「あはーうるさいですねー。聞く耳もちませんよぉ。それじゃあ弁護人は弓塚さんにお願いしましょう」
さっちん・・・
「柴の弁護をすっごく嫌だけど務めます、弓塚さつきです。こいつは、わたしも好きだと言いながら、やっぱり琥珀さんにした事と同様に酷いSSを書いてくれやがりました。しかも秋葉さん考では、呪ったとかなんとかボロクソです。こいつには監禁じゃなくってずばり死罪を求刑します」
おいおい・・・それは弁護とは言わないぞ・・・
「弓塚さん、だめじゃない。ちゃんと形だけでもいいから弁護しないと。どうせ最後は実刑なんだから。それにね、ただ殺して楽にしてあげるだなんて、そんな生ぬるい刑なんて優しすぎるわよ。監禁して薬付けにして散々にこの世の地獄を見せた後に、それでもまだとどめを刺さず、のた打ち回らせながら生まれた事すら心の底から後悔させて・・・くくく・・・なんて楽しいんでしょう」
「こわー。でも賛成だよ。それじゃあ適当にやろうね。ほらっ・・・あんた、言いたい事を今のうちに言ってみなさいよ。まだ自意識が残っている内にね」
・・・・・・
「あらー黙秘権ですか?どこぞのカレーおばさんじゃないんだから・・・・・・」
「琥珀さん、そのネタはちょっと危ないと思うよ」
「あははー、カレーといえば、第四回人気投票でいよいよTOP10陥落が噂されるシスターさんの事ですよ」
・・・・・・言ってやる
「ふーん、柴くんってば、やる気なんだ」
「はえー、柴さん。何でも言ってくださいな」
ふん、キャラが倉田佐祐理さんと被ってるんだよ。この割烹着の悪魔!
「わあー言っちゃったぁー」
「どうぞどうぞ♪」
| 琥珀はどこかそわそわ落ち着かない様子で、予定外の侵入者を詰問した。ここまで全て彼女のシナリオ通りに事は運んでいた・・・と思っていた。しかし客観的に見れば琥珀の身の回りで起きた事が、なにもかも彼女の当初思い描いた通りに運んだ訳ではなかった。それでもまだ充分に彼女の許容範囲内での出来事だったので、後付けでこれもわたしのシナリオの内よと都合よく解釈して来たに過ぎない。 一事が万事そうだった。琥珀は、まるで全ての事象が自分の思惑通りだったと自他共に吹聴していたが、そうではなく極めて狭い人間関係内で起こった事を、勝手に自分のシナリオだと思い込んでいただけの事だ。今回の事にしてもそう。レンが琥珀に最初に淫靡な夢を見せたのは、ただ単にレンが遠野屋敷内で一番病んでるっぽい彼女に仕掛けただけの事だ。そして志貴がレンを使って翡翠と秋葉にモーションをかけたのは彼女のシナリオではない。それをこれすらも自分のシナリオなんだと勝手に妄想し、それを真実だと信じ込んでいたのだった。 琥珀さんSS 『amberance』 より |
「あらあら・・・あの不敬SSの引用ですか・・・」
あなたは可愛そうなヒトだ。槙久からの虐待の日々、軟禁の日々ために、妄想に逃げ込むしかなかったのは充分に理解できるし、哀れに思う。あなたは復讐しかやることがなかったから実行したと言っているが、本当にあの遠野家の殺し合いを全て自分の策謀だったと思っているのかい。いや、思おうとしているだけだろ。身近に起きている殺伐とした悲劇をただ傍観してるだけで、それを見て「これは自分の思ったとおりの展開だ・・・これは自分の願った形だ・・・そうだ、自分が強く願ったからこうなったんだ・・・違う、自分がこの事態を演出したんだ・・・」そう考え込んだだけじゃないのかい。
「あはー言いますね」
そう思ったのは、秋葉と四季の同士討ちも、自分が願ったようになったと、あなたが吹聴したくだりさ。あの時の志貴が翡翠と結ばれて、その感応能力で志貴が回復し学校に乗り込んでくるだなんて、そんな計画立ててなかっただろ。そもそもあの引っ込み思案で男性恐怖症の翡翠が志貴と一線を越えた上で、しかもちょうど四季を秋葉が仕留める直前のタイミングで志貴が翡翠に連れてこられるだなんて、そんなかなりの偶然性を求められる計画なんてあるもんか。あそこは本来ただ単に秋葉が四季を殺して終わりさ。そしてその後に秋葉と志貴を戦わせるなんてどうやってやるのさ。
「それは・・・そう、ここからは・・・えっと・・・・・・秋葉様は四季様を滅してその代わりにロアってしまった挙句、紅秋葉になっちゃうだろうから」
志貴は翡翠と結ばれている。秋葉は確かに暴走するだろうが、その矛先はあなたではなく翡翠に向けられるよ。確かに志貴は翡翠を守る為に秋葉を倒すかもしれないけど、それは翡翠の身の危険を伴うかなり危ない賭けだ。そんなの翡翠ちゃん第一とするあなたの想いとは矛盾してるじゃないか。
「くっ・・・」
そうじゃないだろ。違うんだよ。みんな琥珀さんというと、策士だの悪魔だのと言うが、実はただ身の回りで起こる悲惨な現状を自分の策だと思い込んでいただけさ。そう、実際はただ見てただけなんだ。秋葉が槙久とあなたとの関係を見つけて、あなたを解放したのは、秋葉が成長したことで父の歪んだ性癖に気づき、自ら行動を起こしただけの事。四季と槙久の悲しい惨劇は、四季かあるいは槙久のどちらかが会いたいと言い出してあなたを急かして自ら会いに行っただけの事。そしてあなたはそれを止め様も無く見てただけだ。そして親子の悲しい再開を見てただけだ。四季が地下牢から飛び出して夜の街で暴れ出したのは、あなたの洗脳よりも単にロア化が進行しただけの事。秋葉の吸血衝動だって、秋葉自身が耐えられなくなって一番身近なあなたに吸血しただけだろ。これが翡翠が身近だったら翡翠が吸われていたんだ。結局あなたは策なんてものは一切無く、遠野家に振り回されていただけの可哀相な一人の少女にすぎなかったんだ。
「・・・・・・」
なまじ中途半端に外の世界を知り、しかもテレビで虚構の世界を、ドラマとかを見すぎて、妄想癖が悪化しただけだろ。違うよね。ほんとうのあなたは翡翠以上に無垢で純粋な何の行動力も無い女の子だったんだ。そうだろ・・・わたしはそれに気がついて、その上であのSSも書いたんだ。
| 幼女時代からの悲惨な体験から、現実から目をそらす事を覚え、そしてそれ以後身の回りで起こった事象を、すべて自らに都合よく解釈していくことで精神の安定を図りつづける。そんな彼女の悲劇性を今回描く事が執筆目的のメインでした。だからこそ、後半彼女を恐慌状態に陥らせる役目を、アルクとかシエルに担わせるのではなく、(月姫の)本編ではまったく関係の無い、部外者である羽居にやらせてみました。 当HP雑記2002年11月9日より |
あの雑記で言いたかった事は、琥珀さんがいつまでも自分を策士気取りでいて、またそれが自他共の共通認識のままだと、翡翠を失うという悲劇を味わっても現実逃避するような悲惨な状態に落ちいるって・・・
「柴さん・・・」
琥珀さんは悪魔でも策士でもない、料理は出来ても屋敷内の掃除は出来ないただの不器用な女の子。それを言いたかったんだ。ねっ(^^)
「ありがとう・・・」
さぁ〜、志貴なんて野郎はお似合いの翡翠に任せて僕の胸に飛び込んでおいで!!
「はい・・・ぐすっ」
僕の胸でお泣き・・・・・・って、ぎゃあああ!!注射器がぁ、青と赤の液体の入った得体の知れない注射器がぁ・・・
「どんな奇麗事を言っても、翡翠ちゃんを一度でも侮辱した時点でこうなることは決定だったんですよー」
・・・・・・(おらは死んじまっただぁ〜おらは死んじまっただぁ〜♪)
「いいなぁ・・・琥珀さんが羨ましいや。これ以上ないくらいに熱烈なファンに愛されてさ」
「なっ何を言ってるんですか、弓塚さん」
「顔が凄く嬉しそうだよ・・・初めてなんじゃない。他のサイトとかのレビューで色々語られたでしょうけど、悪魔でない、策士でもなんでもないなんて言い切ってもらえたのは。これって人気投票での1位奪取に向けての大きな支援になると思うな」
「だっ誰も、こんな辺境サイトに見に来ないですよ」
「いいなぁ〜いいなぁ〜。それに比べて、ここでのわたしは秋葉さんと志貴くんのグッドエンドを妨害した呪い女という評価のままだよ」
「来週までには、投票締め切りまでには、弓塚さん考も書いてくれるわよ」
いや・・・それは無理だと思う・・・
「あらーまだくたばってなかったんですね。なかなかしぶといですねー」
「やっぱり嬉しそう・・・って、無理ってどういう意味よ!!」
こんなキャラと会話をするという、極めて恥ずかしい形式は心が痛すぎて一回で限界ですぅ。そりゃ、尊敬するかつてのアスカ様下僕の二次創作作家の大先輩の真似をしてみたんだけど・・・もうこれ以上はぁ・・・
「あなたを、さっちニストです。弓塚賛歌のレビューも書きます・・・ぐるぐる」
ぐぁー琥珀さん。そこで翡翠の真似しなくてもいいですぅ・・・
「期待してるよぉ・・・わたしメインの大作。300KBくらいのSSがいいかなぁ・・・」
それは2003年以内に・・・・・・(がく)
<後書き>
めちゃ恥ずかしい真似をしてしまった・・・俺って何歳だよぉ。ここのサイトって、以前の会社の人間とかも見てるのにぃ。いや・・・サイトを立ち上げた時点で手遅れか。さっさと、さっちんSSも書き上げて、夏ごろには栞んSSや、涼宮茜ちゃんSSも書くんだい。