THE REFLEX
作:柴レイ
第七話 : I've just seen a face
轟音が響き渡るその一室は激しく揺れていた。その揺れにアスカは苦悶の表情を浮べていた。
顔面には脂汗が吹き出し、身体全体にふるえが起きるのを両手で胸元を抱きしめて必死に抑えていた。
やがてアスカは、荒い息の中、呟きをもらした。
「もうすぐ・・・もうすぐよ・・・もうすぐ、ユウジがここに来るわ・・・」
アスカは、心なしか笑みを浮べていた。それでも顔色は真っ青になっていたが。
「やっと親子三人で幸せに過ごす事が出来るの・・・私はここまで来るのにどれだけ回り道をしたの・・・」
イスに座る彼女の足元に、ポタポタと赤い血が落ちていた。
「シンジ・・・」
赤い血溜まりの上に、涙の雫が一滴落ちていった。
碇ユウジの一日は、軽快な彼女の呼び声とともに始まる。
『朝ぁ〜朝だよぉ〜ユウジぃ。起きようよ。朝だよぉ〜・・・・・・』
「っ・・・なんだなんだ!!」
その呼び声に、ユウジは慌てて布団から飛び起きる。そしてまわりをきょろきょろと見まわした。
「アヅサか!?」
しかし部屋には、自分以外に誰の姿も見当たらない。
『早く起きて、学校に行くよぉ〜夜はネルフで退屈なシンクロ実験だよぉ〜。朝ぁ〜朝だよぉ〜・・・・・・』
それでもアヅサの朝っぱらから元気のいい声が彼の耳に聞こえ続ける。しばらく動転していたユウジだったが、やがて彼の枕元にある、小さな時計からその声が聞こえてくる事にようやく気づいた。ひとつ溜息をついて、彼はその朝からお騒がせな目覚ましに手をのばした。
『朝ぁ〜朝だよぉ〜。早く起きて、学校に行くよぉ〜夜はネルフで退屈な・・・ カチッ!
「シンクロ実験なんてもううんざりだ」
忌々しそうに呟いて、ユウジは目覚ましのスイッチを止めた。
「ったく・・・なんちゅう目覚ましだよ、あいつ。昨日の晩、部屋で“あうーあうー”とか泣き声をもらしてたし、やっぱりあのゲームに感化されてたんだな。ないないと探してたのに・・・犯人はやっぱりマナだったか」
ユウジはそうぶつぶつ言いながら学校の制服に着替えていた。そして自分の部屋を出てリビングに向かった。
リビングでは、やはり制服に着替えてたアヅサが、にこにこしながら、トーストにイチゴジャムを塗りたくっていた。
「おはよっ・・・」
そんなアヅサに、ユウジはぶっきらぼうに声をかける。するとアヅサはユウジの方を振り返って。
「グッモーニーン、マイト。ハバァナイスダイだネ・・・うぐぅ、なんでぶつんだよ」
「なんでそこでオージィ・イングリッシュなんだよ。むちゃくちゃなチャンポンをするな」
「が、がお・・・なんで女の子をぶつかなぁ」
「・・・・・・俺が悪かった。勘弁してくれ」
めげないアヅサに、ユウジは頭を押さえつつ、テーブルの対面に座った。そして自らも、ちょうどトースターから飛び出したトーストを手にすると、イチゴジャムと並んで置いてあった“オレンジ色のジャム”のビンにバターナイフを入れ、少しそのジャムをすくうとトーストに塗った。
「Jesus ・・・」
「なんだよ、なんか文句あるか」
不意に驚いたように呟いたアヅサの態度に、ユウジは少々不機嫌になったが、あえて構わずにオレンジ色のジャムを塗ったトーストを口に運ぼうとした。
「そのジャムは、やめたほうがいいと思うけどなぁ」
アヅサがぽつりともらす。ユウジの手がピクリと止まった。
「なんでだよ。俺はイチゴジャムは苦手なんだ」
「で、でも・・・食べないほうがいいと思うなぁ」
「だったらなんでテーブルに置いてあるんだよ」
「なんでだろ・・・わたしもびっくりした」
「なんだよ。それ!」
頭をひねるアヅサに、ユウジは彼女をにらみつけたが
「おはよう、ユウジ君、アヅサ。・・・・・・朝早くから元気いいわねぇ」
ぼさぼさの髪をかき、よれよれのワイシャツのみの姿でマナが現れた。
「マナ、おはよう」
先にアヅサが元気よく声をマナにかける。ユウジもくわえようとしていたトーストをいったん皿に置き
「おはようございます、霧島三佐」
わざと仰々しくマナに呼びかけた。そして
「遅かったみたいだな、昨日は。ところで、今日は確か・・・」
そう言いかけたが、マナは無言で右手を差し出してユウジが喋るのを制した後、
「ユウジ君、アヅサ・・・今日はあなた達、学校はお休みよ。これからいっしょにネルフに行きましょう」
二人を交互に見て、そう声をかけた。マナは、二人が何か言葉を発すると思い、そこでいったん言葉を切ったが、彼女の予想に反して、ユウジとアヅサは黙って頷いただけだった。
マナはやや拍子ぬけた表情を見せたが、ふたたびぼさぼさの髪をかいた後、さっとユウジの手元の皿に手を伸ばし、彼のトーストを手に取ると、口にぱくりとくわえた。
「あっ俺の・・・」
ユウジは一声言いかけたが、それをアヅサが 「もう一枚焼くよ」 と、どこかしらほっとしたような感じで彼に声をかけたので、思い直して今度はコーヒーに口をつけた。
「はぐはぐ・・・・・・うぐっ・・・・・・」
トーストを立ったまま食べていたマナが急に喉を詰まらせたような声を発したと思うと、そのまま口を押さえばたばたと足音をたてて、トイレに駆けて行った。
「ゆっくり朝シャンする時間がありそうね。ユウジ・・・いっしょにどぉ」
「命の恩人のお言葉だが、今日の所は遠慮しておくよ。もっと胸が大きくなってからな」
「言ってくれるじゃないのさ。こう見えても着痩せするタイプなんだからね」
「あれ?、それじゃあプラグスーツのフィット性が、アヅサのはよくないのか?」
そうユウジが言い終わる前に、アヅサから焼き立てのトーストが彼の顔面に向かって投げられた。それをユウジは軽く左手で受け取ると、今度はイチゴジャムのビンに手を伸ばした。
ケージにはそれまでの初号機と弐号機とは違う、新しいエヴァ参号機が黒光る巨体でたたずんでいた。
その参号機をじっと見つめていた鈴原トウジは、そこにマナと彼女に連れられたユウジとアヅサが現れると、彼の隣で口を真一文字に結んで黙って立っていた倉田サトミの肩をポンと叩き、やってきた三人に向かって振り返り、人懐っこい笑顔で言葉を発した。サトミは黙ったまま下を向いていた。
「よぉ〜ユウジ。久しぶりやな」
最初に驚いたように目を見張っていたのはユウジだった。サトミは黙って正面の二人を見ていた。
「なっなんで・・・サトミがなんでここにいるんだ・・・」
「ついに来たわね」
「もぉ・・・アヅサも、いきなり敵愾心を前面にださないの・・・うっぷ」
マナは、いきなりにらみ合うアヅサとサトミの間にわって入ろうとしたが、不意に口元を抑え俯いた。
「なんやなんや、マナ三佐。顔色がえらいことになってるで」
そんなマナをユウジはちらりと見た後、トウジに向かって話し出そうとした。
「危ないところだった・・・それよりも・・・」
アヅサがユウジが喋り終わる前に口を挟んだ。
「LCLジャムを食べて、只今絶不調のウイッチ三佐の代わりにわたしが説明しましょうか」
「お願い・・・・・・あううう・・・・・・」
ウイッチ呼ばわりされても、マナはアヅサに手を上げた後、そのままケージの外へ走って行った。
「ユウジ、紹介するわ。新しいネルフの副司令に赴任した、鈴原トウジさんよ。隣にいるのは、まだまだひよっこのサードチルドレン、倉田“はえー”サユリ・・・」
「サトミです!!」
不意にそれまで黙っていたサトミが、アヅサが喋り終わる前にその言を強く否定した。
「そんな・・・サトミがサードチルドレンだなんて・・・」
信じられない風で呟くユウジ。そんな彼の姿にサトミは、彼の顔を見ようともせず再び俯いた。
「それはわいが説明しよう」
ユウジは、伊吹マヤ副司令が狂死した為、新しい副司令が着任する事はわかっていた。それにトウジが以前から母親のアスカやマナと付き合いがあった事、なにより元フォースチルドレンだったという肩書きからいっても、その座に相応しい事だと瞬時に納得し、そして理解した。
その新しい副司令が、マルドゥックなんとかと小難しい事を言い、それにサトミが選ばれたと語るのをユウジは唖然として聞き、そして俯くサトミを見つめていた。そんな彼の視線を感じたのか、サトミがその顔を上げた。
『やめた方がいいよ、ユウジ。あんな組織にかかわってはいけないわ!!』
『ユウジ、あなたには戦いなんてむいてない。ネルフが今どういう評判なのかを知らない訳じゃないんでしょ』
『ユウジが変わってしまう・・・もう今までのユウジに会えなくなってしまうなんてやだぁ!!』
サトミは、ユウジの視線を真っ直ぐしに見つめ返した。その目にはしっかりとした決意が浮かんでいた。
「何よ何よぉ・・・二人だけで勝手に見つめ合わないでくれる」
アヅサがぎゃあぎゃあ文句を言ったが、サトミはそれに構わずに、ユウジに向かってしっかりと言葉を発した。
「トウジさんは、わたしに引き受けるか断るかの選択肢をくれたわ。でもわたしは、はっきりと承諾したの」
そのサトミの言葉に、ユウジは驚いた表情をみせ、 「どおして・・・」 と呟いたが
「トウジさんが必ずわたしを守ってくれると言ってくれた。それにユウジが側にいてくれれば、わたしは・・・」
「サトミ・・・」
「がおがお・・・二人の世界に入るなぁ!!・・・・・・あう、話してよぅ、副司令」
叫びながら二人の間にわって入ろうとしたアヅサを、トウジはすかさず羽交い締めにした。そしてその態勢で、今度はトウジがユウジとサトミに言葉をかけた。
「おふたりさん。ちょっとええか・・・特にサトミ」
「はい」
サトミは、トウジの言には直ぐに反応して彼に向き直った。ユウジは黙って彼女にならった。
「サトミ、ええか。色々な気持ちもあるようやけどな、ここで参号機パイロットとなったお前がな、一番せなならん事は、初号機パイロットであり、ネルフで唯一の戦力である、エースパイロット桐山にしっかりと先ず挨拶することや。そして彼女によろしくお願いします。・・・そう言わなあかん」
「むぐむぐ・・・」
トウジの大きな手で口を塞がれ、じたばたしているアヅサをサトミはようやく見つめた。サトミの視線に、アヅサは少しおとなしくなった後、サトミを黙って見つめ返した。
「唯一の戦力か・・・」
ユウジはそう寂しそうに呟いて、彼等に背中を向け参号機の方を見やる。トウジはそんな彼の呟きと姿と見ると、アヅサを離し彼の方へ歩き出した。そして背中を向けたまま参号機を見上げるユウジの背後に立つと、黙ってそのままでいた。
トウジから自由になったアヅサは、もうユウジやトウジではなく、自分を見つめるサトミにぶっきらぼうに
「それで・・・何かしら、サードチルドレン」
そう語りかけた。サトミはそれに一呼吸置いてしっかりとした口調で返した。
「これからお世話になります。どうかよろしくお願いします、ファーストチルドレン桐山アヅサさん」
まっすぐ自分を見つめて話すサトミを、アヅサは口元をやや歪めて笑った後、穏やかに語りかけた。
「それじゃあ、これから少し付き合ってくれる。別にいじめたりはしないから」
「はい」
「マナがあんなだから、わたしが色々と説明するわ。ついてきて」
そうアヅサは言って、ケージの出口へ向かって歩き出した。サトミは、背中を向けて黙って参号機を見つめているユウジとトウジを一回見た後、
「また後で・・・」
サトミはそう呟いて、アヅサの後を追ってケージを出ていった。ケージにはユウジとトウジの二人が残された。
「あんなぁ、お前はまだ全然ええねんで。いくらでもこれからまわりの評価を見返すチャンスがあるんやから。わしはな、こいつに最初に乗った時、直ぐに使徒に乗っ取られてもうて、それでわやになってもうた」
黙って参号機を見上げるユウジに、トウジは静かに語りかけた。
「後はどうにもでけんかった。わしの参号機はそれから大暴れや。松代の基地をふっとばし、ミサトさん達に大怪我させただけやない、いや死傷者もかなり出たみたいや。そしてそのまま今度は、綾波やお前のおかんに襲いかかり、ついにはシンジを殺そうとした。薄れる意識の中でわしは叫んどった」
ユウジは黙ったまま、トウジが話すのを聞いていた。シンジの名前が出た時ピクリとしたが、トウジはそれに気づきながらも、そのまま喋り続けた。
「なんでもええから止めてくれ!!もうわしみたいなボケは死んでもええんや。頼むから止めてくれ。シンジ、なんでやられるままにしとるんや。頼むから攻撃してくれ。わしごと参号機を破壊してくれ。後生や。頼むさかい、攻撃してくれ!!頼む!!」
「・・・・・・」
「そう泣き叫んどった。意識はぼやけんとんのに、何故かシンジの首を締める実感が手に伝わって来るんやで、もうたまらんかった。地獄やった。やがて初号機が攻撃してきよった。今度はわしの首が締められる感じがしてきた。同時にシンジを締める感じが手から消えた。それでわしはようやく安心して、そのまま意識を失っていったんや」
トウジはそういい終わると、ユウジの右肩に軽く右手を添えた。
「気がついたら、ベットの上やった。側でシンジが寝取ったわ。それからまたわしも寝た。ずっと寝続けた気がする。次に起きた時はもうシンジの姿はのうなってった。代わりに側におったんは、今の嫁さんや。お前やサトミの担任やな。あいつはそれからずっと側にいてくれたわ・・・」
そこでまたトウジの喋りが一瞬止まったが、また静かに喋り出した。
「それから身体が回復してきて、義足にも慣れた後な、妹といっしょにわしは第三新東京市を離れた。ええゆうたのに、委員長やのに、ヒカリもついてきよった。わしら兄妹を面倒みるゆうてな。うちにはおふくろはおらんかったが、親父はいてた。ネルフで働いとった・・・そしてあの戦自の突入の時に殺された・・・それはあのサードインパクトの後、知ったんやけどな。戦自のお偉いさんが、ぎょうさん詫びにきよったらしい。わしらを四六時中監視しとった黒服の兄さん達が教えてくれたわ。やがてわしとヒカリがささやかに籍を入れた頃、お前のおかんが訪ねてきた。霧島もおったな。それで・・・現在にいたると」
ユウジの肩が、アスカの事にふれた時にまた少し反応したが、トウジは今度は少し間を置いてまた喋りだした。
「つまりな、元フォースチルドレン、参号機パイロットやゆうたかて、わしの残したんは犯罪行為だけや。人様に顔向けでけんことを残しただけや。わしはかつて初号機パイロットやったお前の親父を殴った事あるが、わしは殴られるどころのもんやないな。こうして副司令になったからいうても、わしの罪は消えん。ずっと今でもそれはわしのコンプレックスとなって、わし自身を攻め続けるんや。恐らく死ぬまでな。ヒカリとヒカリの姪のサトミがおらんかったら、直ぐにでも逝ってもうた妹の後をおっとったやろうな」
そこまで話して、トウジは今度は左手をユウジの左肩にも添える。ユウジは黙っていた。
「ええか、ユウジ。なんぼ強いゆうたかて、桐山もサトミも女の子や。最後は男であるお前がしっかりせなあかん。わしとちごうて、お前はシンジと惣流の血を引いとる。それにサトミが見こんどる通り、お前はしっかりした男や。最後にはきっと立派な事を成し遂げる本物の男になれる。それをわしも霧島も惣流も信じとるんやで」
トウジのユウジの両肩に添えられた手に力がこもった。トウジはそこまで話し終えると参号機を見上げた。
ユウジはずっと黙ってトウジの話を背中を向けながら聞いていたが、その表情はそれまでの落ち込んだ風ではなく、厳しいそしてしっかりとした表情でトウジと同じように参号機を見上げていた。黒く光る参号機が、そんな二人を静かにどことなく優しそうに見下ろしていた。
「お帰りなさい、司令」
「どうしたのマナちゃん。青い顔をして・・・そんなに私がいない間の事がこたえたの」
「いえ?ちょっとね・・・それより“アルカ”はどうでした?」
「アルカ?・・・何それ?・・・私が行って来たのは東京よ」
「そぉ・・・そうですね」
暗闇の中に、二人の声がこだまする。司令室の一室でアスカとマナが二人っきりで話していた。
「参号機の起動実験はいつ始めるの?」
「明日にはすぐ準備を始めます。あんなことがなければもう少し早めにするつもりでしたけど」
「倉田はしばらく学校を休ませなさい。ユウジにはその必要はないけど・・・」
「アヅサが責任もって、サトミちゃんの面倒をみてくれるわ」
「予定だともう直ぐ現れるわね」
「例の分裂使徒。どうします、コンビ攻撃で対応するんですよね。そのコンビはアヅサと誰を?」
「本来は少し実戦経験のあるユウジといきたいけど、倉田の方が桐山と相性よければ」
「カスミによると、サトミちゃんの方がアヅサには合うんじゃないかと。予測を・・・」
「岸田がそう言うなら、その可能性が高いかもね。だったらそれでいいんじゃない」
「そうですが・・・」
「何よ?」
「ユウジ君が自信をなくさなければ・・・」
マナの心配そうな呟きがもれたが、アスカはしっかりとした口調でそれに答えた。
「役立たずだったら、ネルフから叩き出すだけの事よ。それくらいの事を乗り越えられないんだったらネルフには用はないわ。そんな役立たずの筈ないでしょ・・・マナ」
「ユウジ君は優し過ぎます。そして自分にも厳し過ぎる所があるから。アヅサやサトミちゃんみたいに・・・」
「ったく・・・シンジの悪い所をしっかり受け継いじゃって」
「いえ、違うと思います」
「何が違うのよ」
マナの反論にアスカは不機嫌そうになって問い返した。
「シンジは単に内罰的にまわりにふるまってただけで、真相心理ではしっかりとした自信をもってました。自分では気づいてなかったかもしれないけど、でも行動にはしっかりとした自信の裏付けをもってました。だからエヴァのエースパイロットとして、素晴らしい戦績をあげていたんだと思います」
マナの淡々とした口振りに、アスカはますます不機嫌になって思わず叫んだ。
「何が言いたいのよ!!マナ!!」
アスカの叫びを受け止めた後、マナはゆっくりと答えた。
「ユウジ君は、母親である司令にそっくりですよ」