速攻・断られ編
それは、私が結婚相談所なるものに入会して、まだ日が浅い内のお見合いでした。
お相手の方は技術者で、2歳年上。身長180cm、年収700万。
早速申し込んだところ、OKのお返事が!
お相手の写真を見るとごく普通のサラリーマン。
そうそう、普通が一番。カッコ良すぎるとね、浮気の心配までしなくちゃいけないもんね。
まず、電話でアポイントをとったら、住んでいる所はちょっと遠かったが、実家が私の家の方で、「ちょうど実家に帰るから**のAホテルのフロントで待ち合わせしましょう」とのこと。
ホテルのフロント?そういえば相談所のマニュアルにも書いてあったな。
実家がうちと近いのだったら、もし結婚したらあとあと何かと便利かも。等と都合の良い事を考えてかなり乗り気な私でした。
当日は五月晴れですがすがしい陽気。
何を着ていこうかさんざん迷った末、ベージュのパンツに明るめのグリーンのアンサンブルで、爽やかに決めて(本人はそのつもり)出掛けました。
駅から待ち合わせのホテルに向かう途中、ガラス張りの喫茶店があり、すぐ前が大きなお花屋さんで、あそこでお茶したら気持ち良いだろなぁ。今日はどういう過ごし方をするのかしら・・・と考えている内にホテル到着。
が!結婚式シーズンに重なったためフロントは人、人、人。
| [教訓:マニュアルはあくまで参考に留めましょう。] |
あきらかに披露宴の出席者ではない、という人を探し、なんとか会えてさてご挨拶。「初めまして!ヨン香です」とにっこり微笑みかけると、お相手は私の頭のてっぺんからつま先までじ〜っと見て、「どうも。〇〇です」
なんなの、この人。あっ、そうか、私のプロフィールの写真はケバク写ってるけど本人がサワヤカ系だから、驚いているのね♪
と気を取り直し、(おめでたい私)外に出てお茶することに。
相手「何処に行きましょうか?ここらへん、喫茶店なんかあったかなぁ」
ヨン香「駅から来る途中にありましたよ」
相手「ええ?ありました?気付かなかったけどなぁ。ここらへんで探しましょうよ」
ヨン香「いいですけど・・・・」戻るのがいやなのかしらと思っていると、駅の方へ向かって歩いていく。
相手「ないなぁ。どうします?」
ヨン香「さっき私が言ったところに行きましょうよ」
相手「いや〜、でも無かったと思うけどなぁ、(あったって言ってるでしょ!)もう少し、探してみましょう」
ヨン香「はい・・・」(あったって言ってるのに聞いちゃいないな、そんなに私が信用できないのか?)
また少し歩くと道路の反対側にマイアミが。
相手「あ、あそこにありますね!道路わたりましょうか」
(えーーーーーっ。マイアミーーー?!冗談でしょっ!!絶対やだ。)
私のイメージではマイアミはちんぴらのお兄さんたちが打ち合わせをする所、というのがある。
ヨン香「道路を渡るには信号まで戻らなくちゃいけないですよ。もう少し行くと喫茶店がありますから、そっちにしましょう。喉かわいたし、早くなんか飲みたいです。」
とずんずん歩いて連れて行きました。
相手「へー、ホントだ。喫茶店なんかあったんだー」
ブチッ!だーかーらー、最初っから言ってんでしょっっっっ!
喫茶店での会話は正直いって覚えていません。
多分あたり障りの無い事を話したんでしょう。(アイスコーヒーがおいしかったのは覚えているが)
一時間ぐらい話したら、おもむろに時計を見て「今日は初めてなのでこのへんにしておきましょう」と言ってお相手の人が支払いをして店を出ました。
この後お付き合いとかどうするのかしら、と思っていると「今日の結果は私の方からしますので。」
「はい、わかりました」まるで面接のようだわ。こーゆーものなのかしら。
相手「では駅まで一緒に行きましょうか」
ヨン香「いいえ。買い物があるので、ここで失礼します」
待ち合わせが午後2時だったので、てっきりお茶してどっか行って、夕食を一緒にして帰るもの、と思い込んだ私は母に「夕飯いらないからね」と言ってから出掛けてしまったのです。
ところがこんなに早く終わっちゃって時間を持て余した私はウインドーショッピングでもして時間を潰すしかなかったのでした。
母の日のプレゼントを買って帰りましたが、それでも家には5時前には着いていました。
思えば一番短いお見合い時間でした。
そして、その三日後にお断りの連絡が来ました。
相談所のシステムから考えると、会ったその日にお断りを会社にいれたことになります。
その後、友人と反省会を開き、なぜ断られたかを考察したところ、お相手は「プロフィールの写真の私」が気に入っていたのではないかという結論に達しました。
写真は派手めに写っており、(見ようによってはお水系)たしかに実際の私とはギャップがあります。

| [教訓:写真は普段の自分に近いものにしましょう] |
派手好きな人とは合いそうも無いので、お断りされてかえってよかったのですが、いずれにせよ
人の話を聞かないヤツはこっちからお断りだわ。!