マンションを買う前に(超大型?不定期連載コラム)

ンションは買いか? そもそもマンションは買いなのだろうか、という命題があります。駅徒歩10〜15分圏で3LDKのマンションだと4000万前後。しかし、一戸建てでも3LDKと同程度(土地20坪台)でも5000万で新築が買えます。これならあと5年賃貸で我慢してなんとか1年に100万ずつ貯金すれば、きっと一戸建てが買えます。そのころには「欲しかったマンション」が中古ででているはずで、しかも普通は5年経てば1000万くらい安くなっていてもおかしくありません。

 ではマンションのメリットとはなんでしょうか。逆にこれに当てはまらない物件は、一戸建てを探したほうがいいのかもしれません。

1、駅から近い(徒歩10分以内で一戸建ては物件が少ない)

2、日当たりが将来も比較的担保されている(3階以下は将来南側にマンションが建つとあぶない)

3、安全性の高いセキュリティー(これは管理費に含まれているので、一戸建てでも同じ感覚でセキュリティー会社と割高になっても契約すればよい)

 などでしょうか。

  逆に知られざるデメリットは

1、     一戸建てよりも管理が実はわずらわしい(10年超ごとに定期的なメンテナンスが必要だが、住民が管理組合活動を一生懸命しないと果たせず、果たさないと資産価値は激減する。人間関係がわずらわしいのでマンションという考えはまったく逆。賃貸ならいいけど)

2、     資産価値は必ず毎年減っていく (市内でもっともグレードが高いかもしれないエルザ55でさえ中古市場では新築時より5%くらい安い。マンション価格には事実上、土地代がないようなもの。土地は共有となっているが、お墓の永代使用料の感覚に近く、それだけを売買は不可能。つまり買った値段はほとんどが建物代のため毎年減価償却する)

3、     維持費用が一戸建てよりも何倍もかかる (毎月の管理費に修繕積立金、駐車場代とかかるお金がたくさん。しかも10年単位ごとのメンテナンスでは修繕積立金ではまず足りず、各戸50万円以上の負担が当たり前)

 【結論】マンションのメリット、デメリットを把握し、覚悟した上で売買を考えるべき。購入にあたっては人生設計が同時に必要で、20年、30年先の資産価値の減少、維持費負担を考慮に入れて、賃貸や一戸建ても選択肢に入れて考える。(2000年12月14日)