PB2400cへVRAMを増設し、24bitカラー表示を可能にする。


PB2400はご存じの通り解像度800×600の16Bitカラー表示(約3万2千色)ですが、最新のNewG3PBは24Bitカラーで液晶に表示するようになりました。当然液晶ではフルカラー表示させたところで全ての色を表示する性能は無いのですが、数値の上でちょっと物足りないのは事実です。そこで、この計画(妄想?)がスタートしました。


常人は、我慢するんですけどねぇ〜(家主)


ビデオチップの性能

PB2400cに載っているビデオチップは
Chips and Technologies社のCT65550と云うものです。これの技術仕様書が同社のWebPageにてpdf形式でダウンロード出来るようになってます。この仕様書によりますとCT65550はVRAMを2MB搭載することでフルカラー表示が可能な設計であることが分かります。恐らく、Appleがコストの問題からVRAM容量を下げて1MBにしたのでしょう。ですが、幸いなことにPB2400のメインボード上にはVRAM用の空きランドが2つ残ってます。デフォルトで搭載されているのは512kのものが2枚で計1MBなので、空きランドに同じように搭載できます。



基盤表側、赤色部分が空きランド


このように空いてます


と、なれば早速増設にかかるのが人情。(笑)98年の?月に借金tosh氏が秋葉を探してPB2400にあうVRAMを探してきました。(その後利用価値に気づいた某店が店頭でPOPを掲示して販売していたので知っている人は知っていると思います。)    

秋葉のマクサスですね(家主)

そして、張り付けしましたが残念ながら認識してくれません。


とりあえず載せてみました 上手く半田づけ出来るもんだね(家主)

何故、認識しないのでしょう。そんなこと解りません(家主)



CT65550の技術仕様書(ds177_7.pdf)の220ページにDRAM Interface Registerと云う該当の項目があります。そこには後期型のCT65550ではこの設定は必要ないとも書かれています。どうやらPB2400に搭載されているチップは前期型なのでしょう。
では、ドライバを…… と思うのですが、残念ながら私にはとても手に負えません。
そこでいろいろな方に相談してみました。

TMハウス氏から回答を頂きました。 

氏によるとPB2400のビデオドライバはROMにあるため、作成は極めて困難であるとのことです。起動時に読み込まれたものを機能拡張書類などで置き換えるのはアドレスが不明のため難しいのではないかとのこと。(わたし完全に話を理解できなかったので説明があやふやです(^o^;))




Tak.氏からもお答えを頂きました。


「PowerBook2400c(Comet)のフルカラー化」に関する私の推測をお教えします。

 まず、液晶ディスプレイのフルカラー化ですが、これはハードウェア的に難しいと判断します。Cometの回路はPowerBook3400(Coper)のものをベースにしていますが、 CoperのLCDインターフェースを解析したところ、そのデジタルインターフェースは18bit、つまり各色6bitしかありませんでした。確かに65550自体は24bitのデジタル出力が可能ですが、そのデータバスは16bitモードとの切り替えになっており、ハードウェアに合わせてどちらかを選択しなければなりません。Cometの場合も同様で、32000色対応の液晶と言うことであれば、16bit(または18bit)インターフェースで
65550と接続されている可能性が濃厚ですから、内蔵LCD上でのフルカラー表示は事実上
(液晶パネルを24bitタイプに交換しなければ)難しいでしょう。


 また、液晶パネルを24bitタイプのものに交換するにしても、LCD-ID(液晶パネルがシステムに伝えるID情報、モニタセンスラインIDと同様のもの)を合わせる必要があるため、それなりの解析が必要になるでしょう。

 次に、外部CRTに対するフルカラー表示ですが、これはソフトウェア的な問題で難しいと判断します。
 ソフトウェア的な問題であれば、ソフトウェアで解決できそうな気がするかも知れませんが、事はそれほど易くはありません。Macは起動時に画面(HappyMac)が出ると、既にその時点で表示解像度・色深度が決定されていることにお気づきでしょうか?
 そう、ハードディスクにアクセスする前に(つまりOSが読み込まれる前から)、
 既に表示色数は決定されているのです。つまり、表示可能な解像度および色数のデータテーブルは、システムROM上に存在するのです。相手がROMではパッチを当てることもできません。(もちろん「騙す」ことは不可能ではないかも知れません)

 なぜそのことに気付いたかというと、初期の(大半の)Quadra700には16bitカラーモードがなかったのですが、これにPowerPCアップグレードカードを刺すと16bitモードが追加されることがわかったからです。RAMDAC自体は16bitモードを持っていて、ビデオメモリも2MBあり、事実フルカラーを表示できるのですから、ハードウェア的には16bitモードを映せてもいいはずです。


 しかし、ROMがそのモードに関する情報を持っていないので、表示することができなかったのです。メモリを必要なだけ搭載し、グラフィック回路がそれに対応していても、ROMがモード情報を持っていない色数は表示できない。

  Cometも同じ理由でフルカラー表示が出来ない可能性が高いと考えます。



かなり絶望的ですね。(^o^;) しかし、このページの掲示板にて話題は続いています。
また引き続き情報があれば報告いたします。


松岡君の掲示板は、とっくの昔になくなってますので悪しからず(家主)








家主の独り言

普通の人ならば、カタログスペックを見て納得してしまうところを否常人である松岡君、借金toshさんTak.さん等は、簡単には受け入れられないようだ。そんな彼等はいろいろな足跡をMAC改造史に残しているが、中でもTak.さんのカラクラ高解像度化は最も有名な例の1つであろう。発想の無いところに新たな発見や成功が産まれるはずもなく、失敗を恐れぬ否常人の存在は、どの分野の世界にも無くてはならない物だと思う。