Diary


9/29   難しい方が楽しい
10/1  悲しい話
10/2  ピーマンの謎
10/4   ひやり
10/11   シニア、学園祭で弾く
10/16  60歳からの退会理由
10/20  秋ですね
10/27  音楽教育学の未来
10/28  “篤姫”の音楽
10/29  発表会と血圧
11/1  一周忌
11/6  音楽ケアリング
11/20  季節とお酒と音楽
11/21  ウオーキング
11/23  よく生きよく笑い…
11/24  石やき芋
11/29  人生最後の誕生日

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2009年9月29日(火)   難しい方が楽しい

左右の手がちがう動きをするのは、とても難しいものです。
簡単に弾ければ楽で助かるのですが…。

でも今日、このようにおっしゃるシニア生徒さん(70歳)がいらっしゃいました。

「とても難しいけれど、それを一生懸命練習しているのが、すごーっく楽しいんです(^-^)」

おお、素晴らしい!
難しいことより簡単なこと。大変なことより楽なこと。
……人間ってどうしても、そのように流れがちなのに・・・。(尊敬!!)



2009年10月1日(木)   悲しい話


先日、車のラジオから、こんな話が流れてきました。

  自殺者の4人に1人は高齢者である。

ええっ?なんて悲しい話でしょう。

原因は、「健康上の理由」「経済的な理由」そして「絶望」「孤独」などとか。

もし、ピアノという趣味を持っていたら、
もし、ピアノの仲間達に恵まれていたら、
絶対に自殺しないですんだはず……などと考えるのは私だけでしょうか。


2009年10月2日(金)   ピーマンの謎


玄関先にピーマンが置いてありました。

誰が置いていってくれたのかしら?

と思って、家庭菜園をしているシニア生徒さん何人かに聞いてみましたが、
皆さん「私ではありません。」とのお返事。

???・・・ミステリー

やっと判明しました。
隣の空き地に畑を作っているおじいさん(86歳)が黙って置いていったことが。

チャイムも押さずにそっと置いていくあたりが、86歳の奥ゆかしさ。

それにしても、家庭菜園→ピアノ生徒さんに違いない
と考える私の思考回路って・・・。

だって、以前に聞いた「リタイア後のVIP生活」が頭に焼き付いているんですもの。

  家庭菜園=Vegetable garden (体に良い)
  囲碁  =Igo       (頭に良い)
  ピアノ =Piano      (心に良い)



200910日(日)   ヒヤリ

私が住んでいる「つくば市」は、車社会。
車は便利だけれど、怖いのが事故です。

私は、片側2車線道路の追い越し車線を走っていました。その時です!

エッ?前方から逆走車!!

急いでブレーキを踏み、思い切りクラクションを鳴らしました。
逆走車も気づいたようで止まってくれました。ホッ

もし、これがカーブで先が見づらかったり、スピードがもっと出ていたら……
と考えるとゾッ。

高速道路での逆走車による死亡事故は、何度かニュースで聞きました。

よく見えませんでしたが、もみじマークではなかったことを願って……。



20091010日(土)・11日(日) シニア、学園祭で弾く!

地元の大学の学園祭で某研究室の皆さんが開いた喫茶店。
そこで、60歳以上のシニア達がなんとキーボードを演奏してきました。

←このキーボードで好きな曲をを演奏

楽器も雰囲気も、いつもの教室で弾くのとは勝手が違います。
緊張で間違えたりたり、最初から弾きなおしたり。

でも、それがまた、プロの完璧演奏とちがって、会場がなごやかな雰囲気に…。

弾き終えてホッとしたところで、学生さんが淹れてくださった美味しい珈琲!
演奏以外にも、他のお客さんと一緒にハンドベルを演奏したり、
若い学生さんとテーブルを囲んでおしゃべりをしたり……、
いつもとはちょっと違う楽しさでした。

習い始めて何年のシニアの演奏だからこそ、こんな楽しい交流が持てる・・・
やっぱり60歳からのピアノっていいですね。(^-^)



20091016日(金)  60歳からの退会理由

ごみ捨てに行ったら、元生徒のひろしさんにバッタリ。
今日は、奥様が膝の具合が悪いためゴミ捨てに来たそうで、お互い懐かしくてお喋りに花。

ひろしさん:「先月、90歳(卒寿)になりました。」

エ〜ッ!おめでとうございます(^-^)

ひろしさんは、以前にピアノを習いにいらしていたことのある生徒さんです。
残念なことに、こんな理由で退会することになりました。

ピアノ教室の退会理由は、子どもの場合は「受験」「部活や勉強が忙しい」などです。

シニアの場合、最も悲しい理由が「死亡」。
元気にレッスンをした3日後、脳血管が切れて突然亡くなられた方も……。

そんな突然ではなくても「入院」で退会された方は結構いらっしゃいます。
そしてそのまま帰らぬ人と…。

入院しなくても、教室への通学が難しくなって退会される方もいらっしゃいます。
例えば、「怪我」や「病気」「視力低下」などのため運転が困難になられたり。
90歳くらいで骨折などをして寝込むと、元のように元気になるのは難しいようです。
高齢期特有の「うつ」など精神を病んで退会された方もいらっしゃいます。

60代で多いのですが、「ピアノ以外にやることができたため」というのもあります。
例えば、他のライフワークに専念するとか「再就職」などです。
でもそれは、悲しいというよりむしろ「おめでとう」と言ってお別れすることができます。
60代女性は「孫の世話」「親の介護」も退会理由になります。
子育ては何年かで終了しますが、介護はあと何年という予想がたちません。
介護が終わっても、他界された悲しみの中ですぐピアノを弾く気分になれるものでもありません。

その他に変わった理由では、ピアノを通してとても仲良くなられ、
お互いに励ましあって非常に一生懸命に練習や連弾をし、
夢のような楽しい日々を過ごされていたペア(ピアノフレンド)の一方が亡くなられたら、
深い深い悲しみに襲われ、自分1人だけでピアノに向かう気などせず、ピアノを離れられた方もいらっしゃいました。

子どもは退会しても、もっと成長してから再開することがよくあります。
でもシニアの場合、日ごとに能力衰退していくこともあり、一端退会したら復活は難しく、
細くても継続が大事なのかもしれません。

でも、いつお別れが訪れるか解らない生徒さん達だからこそ、
一回一回のレッスンを楽しいものに、一瞬一瞬を大切に、真剣に取り組みたいと思います。



20081020日(火)   秋ですね

色づいてきた街路樹、枯葉、夕陽・・・そんな自然を今まで何度見たことでしょう。

でも、20代・30代で見たのと、50代で見るのとでは、見え方が違います。

若い頃は、単に「色彩的に綺麗」と思って見ていましたが、
年月が流れ色々な経験をした今見ると、
人生の悲哀などが重なって何ともいえない深みを感じるのです。

50代でもこうなのですから、
戦争や復興を経験してきた70代80代の方達は、もっと違って見えるのでしょうか。
だから人生は面白いのかもかもしれません。



2008年10月27日(火)   音楽教育学の未来
出版ホヤホヤの『音楽教育学の未来』(音楽之友社)が送られてきました。

音楽教育学会40周年の記念論文集で、研究の動向や22本の論文が載っています。
「第5章-社会教育・生涯教育」に、私も「60歳以上成人のピアノ学習」という論文を載せて頂いています。

5年前、音楽教育の研究は「学校の音楽授業の研究」や、音大生の「素晴らしいピアノ演奏をするための研究」などが主流でした。
その中で「60歳以上のピアノ教育」なんて研究発表をする私は、まるで場違い!!

「へ〜、あんな研究してる人もいるんだ。変わってる〜。」といった視線を感じたものです。

それが今、審査に通った論文として、一つの章の中に堂々と存在する。
「やっと認知してもらえた。やっと……」という感慨深いものを感じます。

私の研究は、音楽教育・音楽療法・生涯学習・成人教育・老年学・音楽心理学・発達科学など様々な領域がオーバーラップし、「脳活性」や健康効果も知りたいと思うと脳科学・医療領域にまで広がります。

……全ての領域の研究をしようなんて無茶。何年かかっても私の研究は終わらないし、いえ、研究成果が出るより前に私の一生の方が終ってしまうかも……。

この本『音楽教育学の未来』を手に取りながら、思うのでした。
私のホームベース……それは音楽教育かもしれない。

5年前は「違う!」と思ったけれど、でも今なら、こうやって自分の論文が本の数ページを割いた今なら、「適切」と思えてくるのでした。


2008年10月28日(水)   “篤姫”の音楽

昨日紹介した本『音楽教育学の未来』の巻頭エッセイに、NHK大河ドラマ「篤姫」のテーマ曲を作った吉俣良さんもご寄稿されています。

共感したので、印象にのこった内容を紹介しますね。 

  ・理論上あり得ないような作り方の音楽は批判される。
   でも、理論より前に何が大切なのか?
   要は「聞いた人がどう感じるかー」。
  ・<音楽>とは何か?
   ―その言葉通り、<音><楽しむ>こと。
   その人その人が感じる音楽を肯定し、認めてあげること

うん、うん、全くその通りだと私も思います。
「篤姫」の音楽も好きだし、ドラマもほとんど毎回見ていました。


2008年10月29日(木)   発表会と血圧

他人の前での演奏は、誰でも緊張してドキドキしますよね。
小学生だって、発表会では「心臓がバクバクだった」などと言います。

でも、だからと言って発表機会を避けてばかりいても……。

ピアノを弾いて自分だけで楽しむのも一つの楽しみ方ですが、
誰かに聴いて頂けば、楽しいコミュニケーションの輪が広がり、良い勉強にもなります。

ただ、70代シニアが緊張しながらステージ上で演奏したら、
「血圧が200」になってしまったという話を、他のピアノ教師から伺ったことがあります。

血管が収縮し血栓ができたり血管が破れたりという「危険」と、
「ドキドキ・ワクワクの楽しさ」とは、シニアのばあい紙一重なのかもしれません。

専門家から、そんな時の良いアドバイスをお聞きしたので書いておきます。
 @高血圧の人は、自分の血圧が今どの位かを知っていることが大切
 (ドキドキしたらすぐ血圧計で測る。)
 Aもし高かったら「深呼吸」をすると血圧は下がる。
 Bその深呼吸の方法は、息を吐く方の時間を特に長くする。
パナソニック 手くび 血圧計白 EW3006PP-Wそんなわけで、手首で測る血圧計を購入してピアノ教室の備品としました。

2008年11月1日(日)   一周忌

早いもので、義母が亡くなってからもう1年です。

お寺で一周忌の法要をし、そのあと近しい人達で会食。
お墓にも行き、おばあちゃんとお話をしてきました。

一周忌までが喪中で、この日をもって喪が明けることになるのだそうです。
もう気持ちを切り替えて、前向きに頑張りなさいということでしょうか。

でも、おばあちゃんはいつも天国から私達を見守って下さっている気がしました。

2008年11月6日(木)   音楽ケアリング

この「音楽ケアリング」という言葉を今まで耳にしたことのある人はいないでしょう。

ケアリングを「注意すること」などと辞書には書いてありますが、
「配慮」とか「思いやり」といった気持ちがそこにはあり、対象者を「幸せ」にするものなのかもしれません。

私の場合「音楽」で誰かが幸せになるのであれば、そんな嬉しいことはありません。


2008年11月20日(金)  季節とお酒と音楽

解禁になったボジョレーヌーボーを買ってきました。
寒さも冬本番になったこの時期、ワインとチーズフォンデュ…なんていいですね。

サンマの美味しい季節は、なぜか日本酒を口にしたくなります。

普段はたいていビール。(夏はもちろん!!)

季節によって、飲みたいお酒が違うように、
季節によって、聴きたい音楽も違います。

秋、日本酒の時は、三味線(吉田兄弟のCD“思い出の風”)で、
ウイスキーを飲むなら、ジャズで、
マロンケーキを食べる時は、チェンバロ曲やバロックがいいし・・・

日本人は、クラシック演奏をかしこまって聴くことが多いですが、
でも、ボストンフィルの野外クラシックコンサートのように、
チーズを食べワインを飲みながら、芝生に寝転がって気楽に聴くのも私は好きです。


2008年11月21日(土)   ウォーキング

良いお天気なので、30分くらいウォーキングしました。

ふだん運動不足なので筋肉痛になりそうですが、
何となく気持ちよく、体が喜んでいる〜という気がしました。

(84歳の生徒さんは、30分をマ・イ・ニ・チ!歩いていらっしゃるとのこと。
ああ、私、足元にも及びませんね……)



2008年11月23日(月)  よく生きよく笑い…

音楽療法の会報を見ていて、デーケン先生へのインタビュー記事が目につきました。

デーケン先生は、「死生学」で有名な博士です。

人生の重要な試練(入学試験や就職など)の前には、必ず教育や訓練を受けますね。

人生最大の試練であるはずの死に対しても、準備が必要と考え、
「死への準備教育(デス・エデュケーション)」を提唱しています。

日本人は、「死」というと縁起悪いとかタブー視する傾向があります。
昔は、ガンであることさえ、本人に知らせないようにしていました。

しかし、人間は誰でも死を迎えるもの。(死なない人がいたら、その方がヘン)、
ならば、それを受け入れ、納得して良い幕の閉じ方をしたいたいものです。

「ギャーギャー痛がりながら死ぬ」「誰かを恨み怒りながら死ぬ」というのと、
「自分が受けた好意に感謝しながら死ぬ」「この世に生まれて良かったと満足しながら死ぬ」のとでは、
その人の一生の価値が全く異ってきます。

沢山の本の中でどれか一冊と聞かれたデーケン先生は、下記を薦めていらっしゃいました。
私もお奨めです。

『よく生き よく笑い よき死と出会う』(新潮社)


2008年11月24日(火)   石やき芋

今日は、第34回‐60歳からのホームコンサート。

今年最後のコンサートということもあり、ソロ演奏以外にも、
連弾・合唱・ミュージックベル・手話コーラス……など楽しい企画いっぱい。

演奏が終わってホッとしたところで、お楽しみのティータイム。
作っていらっしゃった珈琲ゼリーをその場で切ってアイスを乗せ…
毎回、特徴があって面白いのですが、今回はナント、石焼き芋が登場。

あるシニアが、お芋をホッカホカに焼いて持ってきて下さいました。
石やきいも用の窯や石をホームセンターで買ってきて、庭で焼いたのだそうです。

別のシニアはお家の庭になったミカン、庭に実ったユズで作ったジャムなどを…。
(私にはとても作れません。)
また他のシニアは、焼酎にユズの種を入れて化粧水を作って使っているというお話。
……ああ、60歳をすぎてピアノを習う皆さんって何でもなさってすごいんですね。

シニのピアノコンサートは、様々な経験ができて本当に楽しいです。
皆が帰った後に見たら、緑の植物の下に、なぜか赤い落ち葉が……???(あら不思議)


2008年11月29日(日)   人生最後のお誕生会

父の86歳のお誕生日を、母や娘達や孫達でお祝いしました。

父は食道ガンのため「余命数ヶ月」と医師から宣告されているため、
宣告通りとすると、たぶん「最後のお誕生日」です。

そのようなわけで、ふだんは離れて住んでいる皆が都合をつけて集まってきました。

父を囲んで、お喋りをしたり、美味しいものを食べたり、プレゼントをあげたり、楽しいひとときを・・・。

人間は誰でも寿命があり、人生を締めくくらなければなりません。

でも、人生という長い物語りの最終章に、こんな楽しい一頁が加わって良かったです。


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