排気量だけじゃないのに…

最近、立て続けにこんな話を聞きました。
同じ価格だったら排気量の大きな車の方が得”、”排気量の大きな車の方が走行も安定している”。これはある意味では正解かも知れません。でもやはり大きな誤解なのです。

車の性能を決める要素って何でしょうか?エンジンも当然その一つですが、他にも足廻りボディ剛性安全性居住性…色々あると思います。その中の一要素だけでその車を判断して良い訳がありません。その全てがバランス良く絡んで初めて良い車が出来上がるのです。そしてエンジン自体の性能も排気量だけで決まるものではありません。

確かに排気量の大きい方が出力は出しやすいし、トルクも大きくできるので扱いやすいエンジンを作りやすいです。でもそれはセッティング次第で性格が大きく変わるものなのです。そしていくら良いエンジンが載っていても、それを受け止める足廻りボディがないと、単に危険な車でしかなくなるのです。

足廻りは、走行性能乗り心地安全性に大きく影響します。そして意外と知られていないようですが、ボディ剛性安全性だけでなく走行性能乗り心地に大きく影響するのです。ボディ剛性が高ければサスペンションがその性能を無駄なく発揮することが出来るため、車の動きは素直になりますし、乗り心地も良くなるのです。多くのドイツ車や高性能を謳った国産車ボディ剛性にこだわるのには、こういった訳があるのです。

排気量が違うのに同じ価格だということは、排気量が小さくても高性能なエンジンなのかも知れないですし、もしかしたらエンジン以外の要素がより高性能なのかも知れません。いくら排気量が大きくてもそこから発生するパワーを受け止められるがなければ、決して安定した車にはなり得ないのです。

一般的に”排気量の大きな車=良い車”という図式が出来上がってしまっているようですが、決してそれだけで決まるものではありません。排気量が小さくても良い車は沢山あります。もっとトータルに車を評価することが出来れば、車選びももっと楽しいものになると思います。

また今回は性能に限定して話をしましたが、車選びに関しては当然それだけではありません。スタイル雰囲気歴史ネームバリュー…色々あります。たとえ速く走れなくたって、故障ばっかりしてたって、”この車が好きなんだ!”という人も多くいるでしょう。こうして考えると、国産車から輸入車へ、そして新車から中古車へと目を向ければ、選択肢は無限に広がっていくのです。個人個人で様々な制限があるとは思いますが、思い切って視野を広げてみてはいかがでしょうか。

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