北海道レンタカー旅行記(2002.08.31〜2002.09.01)

第1章:思い付き
突然の札幌出張命令に、思い付きで決行した北海道レンタカー旅行
慌てて色々調べては見たものの、なにぶん時間がなくて不安をいっぱい抱えての出発となりました。最初は初日の夜に札幌泊、二日目の早朝に出発して一日かけて色々回ろうと思っていたのですが、サマーシーズン土曜の夜で宿泊地の選択肢が狭かったのと、せっかくなので出来るだけ多くの場所をゆっくりと回りたかったこともあって、結局は初日の夜からレンタカーを借りて車中泊を決行することにしました。
まずは肝心のレンタカー。これもやはりサマーシーズンのせいで探すのに苦労しましたが、出発前日に買った旅行雑誌の広告を見て、なんと出発当日の朝に何とか確保しました。借りたのはマツダ・デミオ千歳空港で借りて札幌市内で返却しても手数料がかからず、後席で取り敢えず寝ることが出来て、まあ普通に走れば良いや、と割り切っての比較的安価で借りられる車の選択でした。まあ宿泊費まで節約してのケチケチ旅行には妥当な線でしょう。

第2章:出発
さて、いよいよ出発です。千歳空港に着いたのが18時半頃、早速レンタカーカウンターに向かい(結構遠い(^_^;))、暫く待った後に送迎バスで営業所まで送ってもらいます(これも結構遠い(^_^;))。途中、近付いて来ていた台風を心配して電話をくれた友人と話をしながら営業所に着き、手続きを一通り済ませてから車をチェックし、サービスで付けてもらった(^_^)vカーナビの基本的な使い方をかわいいお姉ちゃんに(^_^)教えてもらって、さあ出発です!

今回の旅の相棒、デミ君です!(笑)

今回の旅行のテーマは”雪景色なら何度も見たことある北海道、夏に見たらどんな感じ?”です(笑)。実はスキー&スノボで冬には何度も来たことのある北海道ですが、雪のない季節に来るのは初めてだったのです。そこでルートは敢えて冬に行ったことのある場所を織りまぜて計画を立てました。ただ計画と言ってもかなり大まかなもの。時間を見ながら臨機応変に対応する必要もあり、かなりの不安でいっぱいです。

第3章:カップルのメッカ
取り敢えず小樽運河の夜景を見るためにR36を北上、賑わう札幌市内を抜けて今度はR5を海に向かって走り、小樽市内に入りました。ある程度の土地勘はあるものの自分で走るのは初めての道ばかり。でもカーナビがあるので楽チンでした。(^_^)
殆ど迷うことなく無事に小樽運河に着いたのが21時頃でした。休前日ということもあってまだかなりの人で賑わっています。しかもその殆どがカップル。年齢層は広いですが、何故か老いも若きもみんなイチャイチャ。ライトアップされた運河の何とも言えない雰囲気がそうさせるのでしょうか?それはともかくとして、一人旅の私にとってはそんなものは邪魔なだけ(笑)。気にせず、持って来たCONTAX G1SANYO DSC-MZ1でフィルムやメモリに納めました。でも予想していたよりもずっと暗いライトアップ、当然荷物になる三脚なんか持って来ていないので、橋の欄干や柱などで体やカメラを固定しながら、”数打ちゃ当たる”だろうとかなりの数のシャッターを押しましたが、その結果や如何に?

その結果がこれ。まあこんなもんでしょう(^_^;)

そう言えば、ここで自転車旅行の青年とカブで旅行していると思われる女の子を見かけました。女の子の方から話しかけて暫くしゃべっているのを聞いていたのですが、二人とも東京や大阪の方から来ている様子。もっと若かったらそんな旅行も良い思い出になっただろうなと思いました。

第4章:遅く寂しい夕食
何だかんだで2時間ほど小樽運河周辺を徘徊した後、食事でもしようと思ったのですが…何と店が全然開いてないのです。明かりが点いているのは飲み屋ばっかり。時計を見ると時刻は22時過ぎ、仕方ないのかも知れません。少し戻れば牛丼屋さんがあるのは知っていたのですが、わざわざ戻るのが面倒だったので宿泊予定地の余市の道の駅へ。ここでもこの旅行を知って心配して電話をくれた友人と何故か車談義に花を咲かせながら、途中でコンビニ弁当を調達し、”スペースアップルよいち”という道の駅に24時頃に到着しました。
そこそこ広い駐車場にも関わらず、ほぼ満車状態。その殆どは誰も乗っていないのですが、中にはワゴン車の中で睡眠を取っている人たちや、外で酒を飲みながら語り合ってる人達もいました。そんな中で私は一人真っ暗な車内でコンビニ弁当。この時気付いたのですが、見えないと食べ物って美味しくないもんなんですね(^_^;)。寂しさを紛らすために(?)ケータイメールをしながらさっさと済ませてしまいました。

第5章:意外と気持ち良く睡眠
さて、問題はここで睡眠を取るか、更に先へ進むか。暫く悩んだ末、まだそんなに眠くないのと、翌日に余裕を持たせたいこともあって、もう一走りすることにしました。
目的地は積丹半島の反対側の付け根になる岩内の道の駅。積丹半島を海沿いに走る道もあるのですが、夜中にそんなところを走っても仕方ないので、半島の根っこを横切る真っ暗な山道を走りました。殆ど車と出会うこともなく1時間弱、小さな港のほとりにある道の駅に着きました。

この日の寝床となった道の駅いわない。
昼間はそこそこ賑わっているようです。

ここは余市とは違ってちょっと寂しい感じ。ただ綺麗に整備はされていてそこそこ広い駐車場もあり、良くは分からなかったのですが、小さな宿らしき建物もありました。
そこの駐車場に車を停め、リアハッチを開けて、そこに座って北海の波の音を聞きながら一杯。う〜ん、なかなか良いもんです(^_^)v。飲んで直ぐに寝るつもりだったのですが、あまりに気持ち良くてそのまま暫くのんびりとしてしまいました。
そして2時半頃にリアシートへ。最初はなかなか落ち着かなかったのですが、楽な体制を見つけてしまうと意外と快適。直ぐに深い眠りに就いてしまいました。

第6章:爽やか…とは言えない朝
あまりに気持ち良く眠りに就いてしまったのと、天気が悪くいつまで経っても早朝のような雰囲気だったのとで、なんとちゃんと起きたのが8時!コンタクトをしたままだったのでなかなかちゃんと開かない目をこすりながらトイレで顔を洗い、横の公園にあった巨大で妙なオブジェを取り敢えずカメラに納めてから、ナビをセットして慌てて出発しました。…でもこの”慌てて”が失敗の元でした。

妙なオブジェ。
水も使ってかなり豪快なのですが…
写真にするとイマイチですね(^_^;)
それにしてもこんな辺鄙な所に何故こんな凝ったオブジェがあるのかは未だ不明(笑)

ナビに従い、最初の目的地であるニセコへ向かいます。そうして暫く走り、やっと目が覚めて来たところで…何か違うのです。予定ではここからニセコパノラマラインというドライブウェイのはず。でも何だかトラックは多いし、道の雰囲気もちょっと違います。「もしかして…」。持って来た旅行雑誌の地図を良く見てみると、予想通りでした。ナビは県道であるドライブウェイではなく、ほぼ同距離で目的地へ辿り着く国道を選択していたのです。
目的地へ行くことだけが目的であればそのままでも良かったのですが、実はこのニセコパノラマラインを走ることは、今回楽しみにしていたことの一つ。迷わず引き返しました。(^_^;)

第7章:楽しい〜!(笑)
さて、待望のニセコパノラマラインです。さすが北海道、規模が違います。雄大な景色を見ながらの道幅のある峠道は最高でした。そして意外にも元気に走ってくれるデミオが更にその楽しさを煽ってくれます。走っているのがあまりに楽しくて、この辺りで最も美しいと言われる神仙沼を素っ飛ばしてしまいました(笑)。それでも「楽しいからまあ良いやぁ〜!」ってな感じで、爽快なドライブを満喫しました。これで天気が良ければ言うことなかったんですけどね。

第8章:懐かしくも寂しい…
通常はそのまま展望台まで行くコースなのですが、私はちょっと寄り道。冬には何度も行ったニセコスキー場方面へ行きました。東山アンヌプリと抜けてひらふへ。道程の建物には当然見覚えがあるものの、雪がないとまるで全く違う場所のようです。ちょっと不思議な気分で、利用したことのあるペンション民宿ホテルの間を通り抜け、ひらふスキー場の駐車場に着きました。冬は車でいっぱいになっているここも閑散としています。ちょっと物悲しい気分に浸りながらちょっと一服です。

冬はここがゲレンデへの入口になります。
向こうに見えるリフトの支柱がかすかに面影を残しています。


第9章:面影だけ
ちょっとおセンチな気分に浸った後は(笑)、元の道に戻って展望台へ。途中のサイロ付きの牧場に北海道を感じながら、10時半頃にニセコの展望台に到着。

ほっかいどぉ〜!って感じですね。(笑)

さて夏の蝦夷富士羊蹄山をと振り向くと…案の定、霧の向こう(^_^;)。まあこの天気だからしょうがないですね。取り敢えず写真は撮ったものの、雄大な蝦夷富士の面影は分からないんだろうな。

正に面影だけ(^_^;)
説明なしでは何も分かりません。

そこで証拠にこれも撮っておきました(笑)

暫く雄大な景色を眺めながら一休みする予定だったのですが、これでは仕方ありません。そそくさと展望台を後にしました。次の目的地は洞爺湖です。

第10章:面影もなし(ToT)
ここからはちょっと長い距離を移動することになります。でもナビのお陰で道案内は安心。少しは廻りの景色を楽しむ余裕もありました。そんな中で見つけたのがこのVOWネタ(懐かしい?)。真狩という村で見つけたのですが、ここのご出身だったんですね。でもだからってこのネーミングは…(^_^;)と思いつつ、しっかりデジカメを構えてました。(笑)

これがVOWネタ。
いくら有名人でもあまりにも安直な…
ねぇ、細川さん!(笑)

そして洞爺湖に近づいた所で、やっと見つけました!一度見てみたかったひたすら真っ直ぐな道!写真で見ると大したことがないようですが、実際に見るとなかなかのもんです。道東の方に行くともっと凄いのがあるそうですが、いつも狭苦しいところばかりにいる私にはこれでも充分でした。

念願の真っ直ぐな道!
この写真では大したことないように見えますが、
実際には結構凄いです。

天気は悪いもののやっぱり北海道だぁ、と思いながらその先にある”サイロ展望台”というところで雄大な洞爺湖を見下ろして…なんてやっぱり甘いですよね。(^_^;)すっかり霞んでしまって何が何だか分かりません。まあ一応記録だけでもと思って写真を撮っていると、私の他に唯一いた観光客の老夫婦が親切に「シャッター押しましょうか?」と声をかけて下さったのですが、さすがにこのバックじゃねぇ。丁重にお断りしました。

天気さえ良ければきっと雄大な景色なんだろうなぁ…

これまた一応湖畔へも行ってみましたが、当然のことながらあるはずの対岸は霞の遙か向こう。雄大さの面影も感じることは出来ませんでした。(ToT)

第11章:思わぬ出会い(?)
当初はここで暫くのんびりしてから札幌へ戻る予定だったのですが、悪天候のせいで各ビューポイントでの滞在時間が非常に短く、お陰で時間に余裕があったので支笏湖にも行ってみることにしました。
ここで思わぬ幸運だったのが、R276を経由することになったこと。何が幸運って、ここは千歳空港からニセコルスツへ行く際には必ず通る所なんです。そして知る人ぞ知る”フォーレスト276”。揚げイモやトイレ前の自動演奏ピアノで有名なパーキングエリアです。ここに着いた頃には霧雨まで降ってきていたのですが、まだ観光シーズンだからでしょうか?バスが何台も停まっていて、冬にも負けない程のかなりの混雑状態でした。ここも天気が良ければ景色が綺麗だったんでしょうけどねぇ。残念です。取り敢えずピアノ揚げイモ、そして美味しいソフトクリームだけはゲットしておきました。

←名物の自動演奏ピアノ。
 クリックすると動画が見られます。(880KB)*


第12章:何も見えない!(-_-メ)
小雨が降りしきる中、峠を下って支笏湖へ向かいました。でもやっぱり相変わらずの天気のため洞爺湖と何も変わらず。むしろ酷くなっているような気もします。

こんな中でもジェットスキーヤーは元気ですね(笑)

ここで面白い体験をしました。湖畔の小さなパーキングスペースに車を停めたのですが、そこに停まっていたのは私を含めて5台の車。それが何と全部白いデミオだったのです。しかも全て””ナンバー。つまり白いデミオのレンタカーばっかり5台停まってた訳です。人気なのか単なる偶然か?どちらにしろ妙な光景でした。(笑)
そこからは観光雑誌を頼りに、ダメモトで周辺のスポットを廻ってみることにしました。まずはオコタンペ湖。ヘンテコリンな名前ですが、ここは天気や時間によって何種類にも色が変わるという神秘的な湖なんだそうです。しかし…結果は写真の通り…(^_^;)

何も見えませんでした(笑)

こうなったらもう半分ヤケクソです。3つの滝があるという恵庭渓谷にも寄ってみました。白扇の滝ラルマナイの滝三段の滝と名付けられているのですが、後の2つはともかくとして、白扇の滝はなかなかのものでした。ここに着いた頃には雨も上がって少し視界も開けてきたのですが、その名の通りのように広がった滝の上の直ぐ近くまで降りて行き、ちょっと他では見られないような角度で見ることが出来ました。ただ既に薄暗くなっていたので、三脚なしではなかなかうまく写真を撮れなかったのが残念でした。でも、その代わりと言っては何ですが、デジカメで動画としてちょっと面白い映像を撮ることが出来ました。

←白扇の滝。
 クリックすると動画が見られます。(1.7MB)*
 なかなか豪快です!


第13章:帰路
そうこうする内に段々と薄暗くなってきました。レンタカーの返却の時間、札幌市内の渋滞を考えてそろそろ帰ることにしました。ここからはもう真っ直ぐ帰るだけです。さすが北国、日が暮れるのが早いです。街の灯りで段々と賑やかになってくる景色を見ながら、逆に札幌へ近付いているのを感じてちょっと寂しい気分になってきました。でも所々に見覚えのある景色が出て来ると、色々と思い出したりしてちょっと懐かしい気持ちになったりもします。
そんな複雑な想いを抱きながら走っていると、レンタカーを返却予定の営業所に近付いてきました。ちょっと手前のGSでガソリンを満タンにして、いよいよ返却です。受付で手続きを済ませ、車に異常がないかチェックをして、短いながらも中身の濃い旅が終わりました。
ほぼ24時間のチープな小旅行でしたが、総走行距離約500kmの、懐かしさと新鮮さの入り交じった楽しい道程でした。そしてほんの一部しか味わっていませんが、北海道の雄大さには改めて感動でした。もし機会があれば、今度は初めての所へ行きたいです。


番外画像集(写真集は後日別にアップ予定)

ご存じ、旧道庁。
個人的には札幌で最も好きな所の1つです。
大通公園の突き当たりにある放送塔。
ここも好きな所の1つです。
こういうのも趣があって良いですね。
 
仕事の合間(?)に連れて行って頂いた宮の森シャンツェ。
ノーマルヒルのこれでも充分凄いと思ったのですが…
ラージヒルはもっと凄かった!
世界的にも有名な大倉山シャンツェです。

*ムービーの再生にはQuickTimeが必要です。(ダウンロードこちらから→

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