.弓引三昧 about YUMIHIKI

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それでも、結局は的中勝負なのが悲しいところ。

 一般的な大会では、どれだけ的に矢が中(あた)ったかで勝負が決まります。どんなに美しく気合いも充実し、見ている者が感動するような射であっても、一中もしなければ話になりません(もっとも、そういう射は的を外しませんが)。一部、採点制(審査員が射を評価しその点数で順位を決める)の大会もありますが、同じ点数ならば的中数の多い方が上位になるので、結局は的中勝負になってしまいます。
 弓道の場合、的に矢が中れば、どこであろうと的中になります。ど真ん中(星)であろうと、的枠を蹴ってたまたま中に入ってもです。それでも、一見中っているようでも外れの矢もある訳で、ここでは、中り外れの規定(弓道競技規則 第37条)を紹介したいと思います。
 これさえ知っていれば、大会で看的(かんてき)係を任されても、何ら恐れることはありません(……とは言い過ぎか)。

第37条 「あたり」、「はずれ」は、標的の表面主義とし、次の基準による。

あ た り

は ず れ

(ア)

標的に矢があたりとどまっている場合

(ア)

標的に矢があたらなかった場合

(イ)

標的にあたった矢が標的を突き抜けた場合

(イ)

矢が候串(ごうぐし)に立った場合

(ウ)

矢が折れた時、矢の根のある方が標的の内側にある場合

(ウ)

掃きあたり(矢が地面を滑ってあたる)の場合

(エ)

矢が標的にあたっている矢にくいこんだ場合
(これを継(つ)ぎ矢という)

(エ)

矢が的輪の外側から的枠を射ぬいた場合

(オ)

矢が的枠の合わせ目または的枠に立った場合(●の部分)

(オ)

矢が的面にあるあたり矢を射て、はねかえった場合

(カ)

矢があたって標的が転び、その矢が標的についている場合

(カ)

標的に的があたり、はねかえった場合

(キ)

あたった矢が地面についている場合

「あたり」、「はずれ」を表面主義にするとは、標的とは薄い1枚の紙であって、標的を形どってる的枠や、支えている候串とは直接関係のないことである。そこで、的が的輪の内側から外へ射ぬいた場合は「あたり」であり、逆に的輪の外側からあたった場合は「はずれ」となり、また候串にささった場合は「はずれ」となる。矢が的枠の合わせ目、または的輪に立った場合は標的の表面であるから「あたり」となる。
 標的にはいろいろの障害物がある。的輪も障害物の一つである。矢が的輪にあたればささることもあり、内側にはねて「あたり」となることもあれば外側にはねて「はずれ」となることもある。
 的面にあるあたり矢も障害物の一つである。従ってこれにあたって、はねて的輪の外に行くこともあれば、またはねかえって落ちることもある。この場合は、的輪の障害物と同じように考えて「はずれ」とする。ただし、矢の根が標的の内側に残った場合は「あたり」とする。同様に、あたっている矢にくいこんだ場合は、その矢は的輪の内側にあると見て「あたり」とする。

参考:弓道競技規則/財団法人 全日本弓道連盟
   図解スポーツルール大辞典/綿井久寿監修 東陽出版株式会社

(ク)

的面にあるはずれ矢を射てあたった場合

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