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弓の場合でいう「紅葉重ね」は、流派によって「手の内の作り方」や「射の格」のことを言うけれど、このホームページでは「射技に触れない」ことを旨としているので、弓とは全然関係ないながら、こんな「紅葉重ね」もあることを紹介してみよう。
もみじがさね【紅葉襲】 ・黄、次に山吹の濃淡、紅の濃淡、これに蘇芳の単を着る。 もみじがさね【紅葉重】 ・表は赤色、裏は濃い赤色。
※ここでは、一枚の着物の表と裏=重(かさね)の色目(○○重) 、複数枚の着物の組み合わせ=襲(かさね)の色目(○○襲)と区別しています。また、資料により配色等は異なります。さらに、環境(モニター)により色の見え方は異なります。
もうずいぶん前のことだけれど、王朝文学にハマった時期があった。そのつながりで、襲や重の配色に興味を持ち、ついには色彩心理学にまで手を伸ばしたことがあった(しかしこのホームページを見ても分かるように、色彩センスはまるでない)。とりあえず、紅葉に関係のありそうな襲や重の色目でも並べて、古代日本人の色彩感覚の繊細さ、ネーミングセンスのすばらしさを感じてもらえればと思う。 ちなみに「櫨(はじ)」とは「はぜ」のことで、弓の側木や関板に使われ、また実は和蝋燭の原料(木蝋)となっていたりします。