通常の弓道場の安土(あづち;射場の向いにある的のかかっている建物)には何もありませんが、大会や射会など晴れの日には、←のように幕を垂らします。道場によって「至誠」とか「文武不岐」とか「市町村のマーク」とか、色々と染め抜かれていますが、決まって幕の中心にはこんな飾りが下がっています。
これは「総角(あげまき)結び」という、飾り結びの中では結構ポピュラーなもので、大鎧の背中の部分に下がっていたり、国技館の土俵の屋根の幕にあったり、色々なお祭りでも見ることが出来ます。さらにこの結びには中心の紐の重なりによって「人型」と「入型」の二種類があり、武具では「人型」が使われます。……てことは、弓道場の幕には人型が正式だと思うけれど、たまに入型が下がっていたりします。(写真は明治神宮至誠館)