道場の床の高さと的の高さの位置関係は、競技規則でも「第31条 射場の床面とあずち敷は、原則として同一水平面とし、標的はその中心があずち敷より27cmの高さで、的表面が後方に5度の傾斜になるよう、候串によって支える。(後略)」と定められている。しかし、射位から的までの距離は実に28mもあり、きちんと整地されているとはいえ、地面は必ずしも平らで傾きがないとは言えないし、厳正にその高さを合わせるとなると、かなりの苦労があるものと思っていた。
ところがある日、畳で仮設の安土を作っていた時のこと、実に簡単な方法で、しかも正確に高さを合わせていた。何だか感心してしまったので、図にして説明してみよう。(ちなみに畳は巻藁台に立てかけ、倒れないようにくくりつけていた)