●原作は言わずと知れた黒澤明監督の『七人の侍』です。54年というから、もう半世紀も前の作品ですね。3時間半にわたるモノクロ映画の大作です。
大戦後、行き場をなくした侍達は“野伏せり(のぶせり=野武士)”となって、近隣の村々から山賊まがいの略奪行為を働いていました。その野伏せりから村を守るため、サムライを雇う決意をした村人達は、なけなしの米一俵をかついで町へ。そこで勘兵衛、勝四郎らと出会い、彼等の協力もあって7人のサムライが揃います。
村へ帰り、迎え討つ準備を整える勘兵衛たち。後半は野伏せりとの激しい攻防が描かれています。
●『SAMURAI7』では、舞台は遥か未来のとある星。自身を機械化したサムライ達の長い戦も終わり、ようやく復興の萌しが見え始めた頃。野伏せりの脅威に怯えるカンナ村の村人達はサムライを雇うべく、村の若者リキチと巫女のキララとコマチの姉妹を虹雅渓(こうがきょう)の街へと送り出します。
1〜2話では、カンベエ、カツシロウ、キクチヨが登場。根底のストーリーは同じですが、細かなエピソードや見せ方はかなり原作と違うので、見比べてみるのも一興です(^^)
●第1話の冒頭、一大合戦シーンはさすがの迫力! 和太鼓をフィーチャーしたサウンドが、弥が上にも気分を盛り上げてくれます♪ そこで颯爽と登場するカンベエが恐ろしくカッコ良くて、たぶん女性の半数はここで転ぶんじゃなかろうかと(笑) イヤ私もその一人でしたが・・・・。女房役のシチロージとお揃いの軍服を着ているのは、過去の戦の回想だからでしょうか??? とにかくのっけから魅せてくれますVVV
●作画はとってもキレイでした。虹雅渓も無国籍の雑多な雰囲気が出ていて、様々な街の人々を見ているのも面白いです。ただ一つ残念だったのは、村人達が小綺麗過ぎて、(原作ではしっかりと描かれていた)農民の悲愴感がイマイチ感じられなかった事です。サムライを雇おうと決意させるほどの窮状、1〜2話ではちょっと分かりにくかったです。
●第2話から相川七瀬のOPがきます。この映像がまたカッコ良くて、特にキュウゾウのクールな仕種に乙女のツボ突かれました(*><*)!! ほんの一瞬でしたケド。私的萌えキャラですVVVV キャストは三木眞一郎さん。個人的には好きな声優さんですが、このメンツに混じって大丈夫かしらとちょっと心配(^^;) まぁ、無口な剣豪という事なので、あまり喋らなくて済むでしょうが・・・・。
●そして第2話から街の豪商、虹雅渓を牛耳るアヤマロとその息子ウキョウが登場します。原作との大きな違いはここでしょうか。原作では全く商人は描かれていないのです!!!
何故かアヤマロの御殿に居るキュウゾウ、キララにご執心なウキョウ、そして「サムライの時代は終わった」というアヤマロの台詞。今後の関わりを予感させるに充分です! もしかしたら、巨大な資金が介入する事でカンベエ達の戦いはより大きく、苛烈なものになっていくのかな・・・・。つまりは、封建制度の打倒、革命へと・・・な〜んて、ちょっと大袈裟ですかね(^^;)
最後に勝つのは誰なのか? 百姓なのか、サムライなのか、それとも・・・・。“SAMURAI7”では、また違った答えが出てくるのかもしれません。これはあくまで私の勝手な予想ですが(^^;;;;;
●もう一つの違いは、勝四郎と恋仲になる志乃です。志乃は、原作では唯一名前付きで登場する村娘ですが、“SAMURAI7”ではまず巫女のキララが出てきます。このキララが志乃の代役として設定されているのなら、巫女としての性格上、カツシロウとのエピソードもまた変わってくるのでしょう(^^) そんなところも、これからの楽しみです☆
●あれから3回見直して、ようやく「堪能した!!」と言えるほどになりました(^^) “SAMURAI7”は、さりげないカットや台詞に重要な伏線やネタバレが含まれている事がままあるので、何度も見返す事をオススメします! アニメらしい見せ場たっぷり、どのキャラもしっかり立っていて本当に魅力的です! 全26話、大河ドラマのような良質な作品を是非!!!! 原作を見ているとより一層楽しめます♪
第3話の予告タイトルは「ご冗談を!」。これは原作で五郎兵衛が言った名台詞です。彼がどのような登場をしてくれるのか、来月が待ち遠しいですっ\(^0^)/
※こっそり、コスしてしまうかもしれません・・・・・。某キャラで(^^;)
(2004.6.16)