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治療の方法
本的な治療としては

@ 自分の特質への理解を深めるサイコエデュケーション
A 薬物療法 
B 鬱、神経症など併存症に対する精神療法・自尊心の回復
C 日常生活に対するコーチ・グループ療法・家族サポート

…などがあげられます。
既に書籍などでこれらのことはご存知だと思います。
けれども、"実際に病院でどんな風に行われるのか"となると、"具体的にはわからない"とか"不安"と思われているかも知れません。
ここでは書籍などではわかりにくい一部をごく簡単に紹介します。

精神療法とは
では、どういうことを現場で行っているかという一例をわかりやすくお話しします。
 まず、「なんらかのことで困っている」と受診に来た方が、「ここでは何を言っても大丈夫」という安心感を得て自由に話すうちに、自分が「本当に一番困っているのは何か」「何が問題なのか」「どういう感情が起こっているのか」といったことに気づいていくことから始まります。我々治療者は、本人が自分をみわたしていくことの立ち会い人であり、時に必要に応じて話の明確化や解釈をしたり、過去の未消化な感情を一緒にみてくる場合もあります。そうして、"出てきたものを自分の中でどう受け止めていくか"ということもサポートしてゆきます。
 ADD/ADHDの治療の場合、「へんてこな贈り物」にも指摘があるように、精神分析的な自由連想法では、思考が浮かびすぎて脱線してゆく可能性があり、その際には治療者が積極的に本筋の内容に引き戻したりする場合があります。こうしたことは、患者さんをみて、そのひとにあわせて治療をおこなってゆくので、患者さんによって多少の違いがあります。
 とにかく「気楽に話をしながら自分が身も心も納得出来るまで、何が問題なのかを一緒に探りましょう」というのが基本です。決して難しいことではありません。

薬について
 神経科領域の薬は偏見をもたれすいようですが、多くの有用な薬があります。また、薬の効き方には個人差があり、副作用や効き具合を検討しながら、その人の体質と状況に一番あった薬と量を探し出していく必要があります。些細なことでも医師に伝えて説明を受け、納得の上、適切な薬を使えるようにすることが大切です。