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品揃え強化対策のポイント |
![]() はじめに世の中IT化、情報化と言われ、小売業界においても品揃えの強化に欠かせないPOSシステムが当たり前のように普及しています。ただこのシステムも単にデジタルデーターとして捉えるだけでは、結果としての売れ筋しかわからず、顧客が求める品揃え強化をするには的をはずすことも多くみられます。又、その活用が出来なければ「宝の持ち腐れ」となります。現在では大手量販店などPOSを活用していますが、15年程前はCVSでも店長は人間POSとなり手作業により、売れる商品の発掘や売れたデーターの活用により「品揃え強化」を行っていました。このことから、「POSを使わないデーター管理に基づいた品揃え強化」について考えてみたいと思います。 ![]() 「POSを使わないデーター管理に基づいた品揃え強化」3大ポイント(1)売れる商品を見つける、選ぶ。 (2)売れるようにする。 (3)データーを活用する。 売れる商品を見つける、選ぶ。先ず、売れる商品の見つけ方、選び方ですが、次の5つが重要になります。 商圏とターゲットを再確認今来ている顧客は当初狙っていた顧客ですか?狙っていた顧客でなければ、店前の通行客層と商圏内のターゲット客層を確認してください。もし、自店への狙っているターゲットの立寄り率やレジ客数が低ければ、店頭売場の見直しが必要です。 従業員同士で話題の店は必ず意識をもって観る(観察する)よく流行っている店は商品が良いだけで売れているわけでは有りません。売れるにはいろいろな要素が重なり、顧客の支持を受けています。同業種の近隣の競合店は勿論、他の業種も含め、話題、驚き、こだわりの店をリストアップし、出きれば従業員全員で見学・利用して下さい。その際は売れている商品だけでなく、五感をフル活用し、店頭から店内を客としてじっくり観て、必ず批判しないで、何故はやっているのか、何がお客様を惹きつけているのか観るようにして下さい。出来れば1日中、平日と土日にわけ、素直に自店との比較、真似できる事、直せる事を従業員同士ディスカッションを行ってください。 自店の店を再度見学時と同じ眼で看る一見何でも揃っていても、全く流行っていない店がよくあります。店は何でも揃えているけれど、お客にとってつまらない物ばかりで、欲しい商品は置いていない。そんな店になっていませんか?差別化を図る事ばかり考えて、クリンリネスや接客はおろそかになって、競合店に基本的な事で差別化されて(差をつけられて)いませんか? 自分の店を店頭・店内全体・売場と商品レイアウト・マグネット・品揃え(売れ筋・売り筋・死に筋)。鮮度・流行・価格・売場演出・陳列・フェイス・POP。従業員接客・サービス。クリンリネス・その他販売促進などお客の立場に立ってみて、又来たい店になっていますか。自店の話題性、驚き、こだわり度合いなど客観的にチェックして看て下さい。初めてのお客様やたまに来る客の買い方をみてどうですか?お客様から絶対支持される店だという自身はありますか?お客が不便と感じる常識からの脱皮は不可能ですか?商品ブランドのファンだけでなく、お客様はあなたの店のファンと従業員のファンになってもらえそうですか? ここでは経営者、店主の感じた勘ではなく、客の感じ方(客観)でチェックしてください。 時流を知り、変化する顧客の購買行動を理解する。最近のお客様はどんなところから情報を入手し、何故、何時、どんな時に・いくらなら・どのように・どんな店に行き・どんな商品やサービスを望んでいるのでしょうか・・・。世間の流れと顧客の購買行動の傾向を知り、お店や商品に反映させましょう。 年に数回仕入先の見直しをする。新商品や売れ筋商品が入らないのは仕入先が持っていないからとか、古い商品しか持ってこない仕入先に対して、昔からの付き合いを理由に今更変更は出来ないといわれることがよくありますが、それはお客様の立場に立って仕入れていると言えるのでしょうか? 支払サイト・発注の手間・納品までのリードタイム・納品時刻・納品価格納品数量といった仕入れの条件から納品商品の鮮度や納品の正確さといった基本的な取引状況を他の取引先と比較してみて下さい。必ず改善すべき点があるはずです。又地域によっては取引先が限定されていると言う話も聞きますが、電話帳などで取り扱いたい商品を持っている取引先を探してみてください。意外と拾いエリアで取引している仕入先が見つかります。 売れる商品を作る努力を実践する売れる商品が揃っていても、顧客を呼び込む努力もなく、売場に放置したままで、お客の買場として5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)が実践されていなければ、顧客は買いません。チラシ・DMなどで顧客を店まで来させる工夫は出来ていますか?店頭店内のクリンリネスを徹底して、売場に遊び心やテーマを持たせて店にいる気になっていますか?POP・陳列の手法やフェイス幅や位置季節や時間に応じて工夫して商品を見やすく、手にとりやすく、お客様が買う気になる買場をつくっていますか? データー(売れた結果)をよく診て活用する まづは日報・月報を自分で作成・・税務申告からの脱皮から売上高、客数、客単価、天気、仕入原価と売価、値入率、売価変更、粗利益率、推定在庫、月間の平均値等数値を記帳し、時系列の動きと共に季節指数、月初末動向、曜日別動向、天気動向に変化を知ります。 月間損益計算書作成・・現場からのキャシュフローの理解月間売上高、粗利益(仕入先支払後)、営業経費(人件費・家賃・水道光熱費・消耗品費・販売促進費など接待交際費を含めない)、営業利益、借入金返済、返済後残存額を毎月の収支を現場レベルで知り、同業種同規模比較分析(経営指標や取引先情報)して診ます。 レシートから診る・・部門毎の商品を曜日や時間を意識して診る曜日別時間帯別レシートを貼り付け保管し、1日や時間帯毎の全体売上高・客数・客単価や部門別の(売上高・客数・買い上げ点数)を把握し、ABCZ分析を行うなど商品の売れを診て売場に反映させます。 売場の商品を数値で診る売場構成比と売上構成比を比較し、効率を診る。単品管理表作成による仮設検証などを行い、POSではわからない欠品を探り、意思を持った発注による売り筋・見せ筋・新たな売れ筋を作ります。 ![]() |
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効果あるチラシの打ち方について |
![]() チラシの位置付けについて チラシの現状について毎日20枚から30枚のチラシが各家庭に配布されており、チラシの効果がないのであれば、減っていくはずですが、減っていません。 小売業の中で、好決算を続けている潟tァーストリティリング(ユニクロ)にしても、テレビを使ってもチラシをやめていません。チラシは万能ではないが、各媒体の特質をよく研究して併用して使えばより効果は大きいと言えます。 チラシに変るテレビや新聞・DMでは、チラシと比較して直接的な効果は無い上、店舗ごとに効果のバラツキが大きいため、ユニクロのように他媒体とチラシを併用するほど経費をかければ別ですが、そうでない場合は、与えられた経費で一番効果があるのはやはりチラシという結論がだされ、結局チラシに戻ったと言う状況があります。 商売の有り様すなはち業態を変えず、又、業態転換しない場合は、チラシの効果そのものを疑うより、やり方が悪かったから効果がないと素直に反省し、どうすれば効果が上がるかを考えて行く方が正解であると言えます。 チラシの位置付けについてポイントはチラシだけで考えるのではなく、チラシはマーケティングの4P即ち、 商品×価格×販売促進・売り方×店舗・立地 の一つとしてとらえ、4Pのなかで一番主役である商品と連動してどう効果をあげて行くのかを考えればいいのです。 チラシはあくまで商品を販売する為の手段です。ですからチラシをかけるに当っては必ず賞品販売計画が必要になります。 又、チラシは店舗・立地から大きな制約を受けます。制約をきちんと掴み、それを踏まえて効果のあるチラシを考える必要があります。 チラシは4Pの一つであり、4Pは統合されてはじめて大きな効果を発揮するのです。 ![]() 効果のないチラシとは 宝石・メガネ・時計店の事例某宝石・メガネ・時計店では、販促計画はなく、チラシの計画は毎月月初めに計画し、2週間ぐらいで製作して配布しています。或る部署はチラシを予測して商品を考えているが、或る部署はチラシの計画を聞いてから商品を考えています。そして商品が出稿されてから、チラシの構成や商品の配置・タイトルに喧喧諤諤、社内調整に時間をかけ、決まっても、社長の鶴の一声でやり直しになり、チラシ製作会社へのぎりぎりの締切日に何とか間に合わすというやり方を続けています。 さてどこに問題があるのでしょう。 先ほどの4Pで考えてみましょう。 先ず商品ですが、宝石・メガネ・時計のような専門品で僅か1週間で売出商品が手配できるかどうか。当店の店舗コンセプトはディスカウント型の専門店です。店売りが大半でチラシ期間中の売上がかなり大きな比重を占めています。かっては地域の一番店として繁盛していましたが、大型SCに進出した大手チェーン店との競合が激化し、売上は激減するほど打撃を受けています。地域の一番店としての立場から既に転落しています。当然チラシの効果は減少しています。 そうするとより商品が決めてとなります。企画や併設して行うイベントが大事になります。1回1回のチラシに勝負がかかるといえます。 チラシのビジュアル面と効果の関係は調査の結果、見やすいチラシはともかくきれいなチラシとチラシの効果は余り相関関係は見られません。誤解されるといけませんが、4色のチラシでなく、1色のチラシでも効果は変らないという意味ではありません。宝石のような専門品は当然4色のチラシが必要です。そうではなくて仕事の重点を何処におけばチラシの効果が一番上がるのかを考えたいという事です。よくある例で、メインの写真の商品が非常に人気になってお客様が多く来店されたが、一番数量が少なく、すぐに売り切れてなおかつ追加で同じ商品が手当てできません。一方で数量を多く手配した商品は売れなくて不良在庫になります。 これではチラシをかける以前の問題であり、商品販売計画がきちんとできません。仕事の重点はこちらに置くべきなのです。 当然メインの写真の商品は旬や話題の商品で価格もこなれていて数量も手当てしている商品、売出し商品のなかで当然売上が上位にきて、なおかつ店格(店のイメージ)が上がるような商品をかけるべきです。その為には仕入れで苦労しないとそういった商品は手配できません。 このケースの場合の問題点はチラシを売上対策として捉えている店が一番大きな問題点です。二番目はチラシの効果はチラシのビジュアルな面で決まると考えている事です。 結論としては、チラシは4P中の販売促進の1つであり、4Pがうまく統合しないと効果ないという事です。特に商品とのかかわりが重要であると言う事をこの事例からも再確認すべきなのです。 ![]() 効果のあったチラシについて 持帰り中心の米屋さんの事例米はスーパーやコンビニで買ったり、直接農家から買う等購買先が大きく変ってきています。それに伴って価格は大きく低下しています。ところが米屋で販売する米は4000円/10Kg以上の米が90%以上であり、一般的な消費者のニーズとかけ離れています。米屋は需要は少ないが高くてもおいしいお米を食べたいというお客様を対象とするのか、一般的なお客様を対象とするのかターゲットの設定をせまられています。 事例の店は、持帰り専門店として米屋のなかでは「安さ」で一般的なお客様を相手にスーパーと同じようなセルフ販売をしています。業態を変えない限り、スーパーに対しての価格競争を避けて通れません。一般的に米の売出しの底値は2980円であり、値頃はコシヒカリで3580円〜3980円です。 従来は米屋として4000円以上の米を主体に一般的な値頃価格である3580円〜3980円を当店の底値としてチラシを作っていましたが、品質を注意しながらスーパー対策として2980円を売出しにかけたところ、大きな反響があり、変更後6回のチラシで前年比平均180%と売上を大きく伸ばした。 価格競争が激化すると大概の商品では2極化するのであり、米でも5000円以上の「新潟コシヒカリ」はよく売れるが、4000円台の「ささにしき」「あきたこまち」は売れなくなり、4000円以下の低価格の商品が売れ行きを伸ばしています。従って、セルフ販売の店では、チラシで底値、値頃、人気ブランドの3つは必ず抑えておく必要があります。今回、そういう観点からチラシを変えた結果、成功したのです。 小売市場(食料品店)の事例関西では小売市場が生鮮食品の販売に果たした役割は大きく、食品スーパーが鮮度管理ノウハウを確立するまでは、生鮮食品については圧倒的な信頼を消費者から得ていました。しかし、市場の青果店においては冷蔵設備を使わない為、夕方は商品が品切れだらけであるのに比べ、食品スーパーでは閉店まできっちりと商品を揃えて、働く主婦の買物に対応しているという面が大きく、近年の小売市場は食品スーパーの後塵を拝している状況にあります。 事例の小売市場はかって周辺に食品スーパーがなく、何をやってもお客様の反響は大きかったが、隣りに3店食品スーパーが出来た為に、業績が大きく低迷した。特に夕方の売上が大きく落ち込み、若い主婦が近くの食品スーパーを利用するということで、客層がすっかり変ってしまった。チラシをうっても反応が少なく、やめたほうがというところまで追い詰められた。周辺は道路状況が極端に悪く、大多数の客は徒歩客です。歩いて15分位、距離で500Mが商圏で、遠くても1Kmです。チラシで超目玉を掲載しても、チラシの枚数を増やしても、今以上の遠隔地からは望みにくい状況です。 結果として毎年15%以上の売上の落込みが続いていました。しかし売上が落込むのは、チラシのせいだけでなく、他にも大きな原因があるのであり、それがお客様の不満になっているから、客数が減少したのです。小売市場と食品スーパーの客送別の利用状況を整理すると次の通りです。 @小売市場は生鮮食品を毎朝卸売市場より仕入れているので、鮮度がよいと考えています。(特に仕入れてきてから時間が経たない午前中が良いと考えています) A高齢者は買いなれた対面販売の小売市場を支持しています。 B高齢者は午前中に買物をする比率が高くなっています。 C若い主婦層は働いているので、夕方以降の買物が多くなっています。 D若い主婦層は食事の準備時間が短いので、惣菜や冷凍食品・加工食品等すぐに食べられる商品を買う傾向が高くなっています。 E若い主婦層は商品が選びやすいセルフ販売のスーパーで買うほうを好んでいます。 小売市場がスーパーに対して強みを発揮出来るのは生鮮食品であり、しかも仕入れた直後の午前中です。事例の市場においても1時までの売上が全体の売上の60%であり、午前中の売上は非常に高い。しかし、現実は10時にオープンしているが、どの売場もきちんと商品を売場に陳列するのは11時30分頃であるという事が判明しました。せっかく鮮度の良い商品を買いたいと思って、早くから市場に来ても商品は陳列されていませんでした。そのため高齢者の客まで離れていきました。つまり、市場の強みを生かしていなかったわけです。時間が経てば、夕方になれば設備のよいスーパーの方が鮮度面は信頼が置けます。更に惣菜や冷凍食品・加工食品が充実しています。 そういうことで、勝負は午前中の商売をきちんとおこなうことであるという結論に達しました。そこでチラシで先ず週に2回「朝市」をやろうということになりました。「朝市」とは10時から12時までの2時間限りのタイムバーゲンです。「朝市」をやることにより売場は10時に100%完成さすため、仕入れ時間を含めて作業段取りを変えるようにしたのです。結果は推定どおり、売上は前年より20%増えました。前年85%が120%まで伸びた事例です。 ![]() 効果のあるチラシの打ち方について効果のあるチラシの打ち出し方をまとめますと、次の5つに集約されます。 お客様に対する信用度、信頼度を最重視する。「チラシはお客様への手紙です。決して嘘をついてはいけません。」(澤田求、中村聡樹著「一枚のチラシが売上を3倍にする」)という本があります。チラシの効果はお店に対する信用度・信頼度の積重ねであること実例をあげて説明しましょう。 ※イトーヨーカ堂は、業務改革を行うにあたってチラシ商品についてもメスを入れています。即ち幾ら安くてもサイズ不揃い商品や色偏り商品は売出しにかけてはいけないと10年以上前にルールを作りました。 ※しかし最近大手シューズ小売店のチラシの事例で、メーカー価格の6割引の有名NB商品が「日替わり商品」として掲載されていましたが、早朝にもかかわらず中心サイズの26cmは既になく、有るのは24.5cmや25.0cm、27.0cmや27.5cmといった端サイズばかりとだったという例です。これでは、集客効果はあっても、お金をかけてお店の信用度・信頼度をなくしているようなものです。一度信用度・信頼度をなくすとなかなか回復できない。気をつけたいものです。 ※参考までにチラシに対するクレームの多い順は次のとおりです。 @売出商品の品切れ。 A売出商品の品切れに対する処置(知らんふり、高飛車、全く対応なし) B売出商品の場所がわかりにくい。 C売出商品は囮で別の商品を勧める、或いは買わせない。 Dチラシと商品が違う。 今一度信用度、信頼度の重要さを再認識する必要があるのではないでしょうか。 よく売れる商品が掲載されています。しかも在庫が十分あります。良く売れる商品とは @新商品でヒット商品しかも在庫が不足気味の商品 A売れ筋の在庫処分品でお買い得価格 B低価格、底値商品(※持帰り中心の事例が該当する) C売出し定番商品 といった商品です。Cは手配が難しくないが、何処の店でも売出しにかけるので大きな効果は期待できません。@ABの商品を集荷するには仕入れで相当の努力が必要となります。その為には販促計画を半年くらい前に決めておくのと、取引先に販促計画を説明し、予め協力を取り付けておくことが大事になります。 名物企画を作って行く努力をする。ヒットした他社の企画を真似ても、なかなか効果が上がらないのは中身(商品)の充実を図り、名物企画に育て上げる根気が要ります。 その点、ダイエーの「一の市」(毎月一日に行うセール)は根気よく育て上げた名物企画です。10年以上続いており、大きな効果を上げています。仕入れ・販売・チラシ・店内企画全てを連動・統合した企画です。 (※小型市場の事例の「朝市」は名物企画の候補生です) 売場の対応を万全にします。@チラシ商品の販売数量の予測と商品の手配をキチンとします。 Aチラシ商品以外の]商品についてもキチンと対応します。 B期間中は来店客数が増えるので、チラシ商品以外の商品についても売り込みを図っていく。併せて店内セールも企画します。 C売出しの売場作りを万全にします。 D人員を含め販売体制を万全にします。 必ず結果報告書をつくり、失敗を繰り返さないようにします。@商品毎に売れ数を確認して、予測と実績との比較を行い、原因を掴んでおくようにします。 A名物企画については企画トータルで効果を確認していきます。 B売出商品トータルの売上を集計しておきます。 C良かった点は今後に生かし、失敗した点は繰り返さないようにします。 ![]() |
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販売促進策あれこれ |
![]() はじめに「どういう業種が流行っていますか」という質問を受けることがありますが、業種、業態のくくりでの流行り廃りはなくなり、個々の店が他店との違いを出してお客様の心の中にユニークなお店として位置付けられているかがポイントです。 ![]() いまこんなお店が売れている 店のコンセプトを明確に出している店 ユニクロ:いわずと知れたカジュアル衣料の店です。かなり以前は中年の女性が服を脱ぐCMにもあったように、返品が自由という印象を伝えようとしていました。数年前からフリースTシャツ、デニムシャツ等、単品を全面に押し出した販促で印象を強めました。様々な年齢の人が商品を着て写っている現在のCMは、その服を着たときのライフスタイルを彷彿とさせるイメージ広告になっています。 スターバックスコーヒー:急激に出店を増やしているコーヒー店。「シンプル、ナチュラル、カジュアル」がコンセプトで、おしゃれな雰囲気の中でワングレードアップしたコーヒーが飲める事、細かいレパートリーまでオーダーできる事から支持が増えている。 ライフスタイルを提案する店 ゆとりの空間:アメリカではライフスタイル産業というのがブームになっていて、カリスマ主婦の店というのが繁盛しています。日本では、必ずアメリカ型のものが数年遅れて持て囃される傾向にあり、東京では、料理研究家の栗原はるみさんが主宰する「ゆとりの空間」という店が話題になっています。女性をターゲットにした商品を売る場合、生活場面での使用価値の連想の沸く店にすることが大切です。 あなただけの商品、販売方法を提供する店 私のテディベア:アメリカのミズーリ州にあるお店で、現在14店あります。半製品のテディベアのぬいぐるみをお客様の要望に応じて中身を詰めたり、Tシャツ、帽子等を合わせて販売します。オリジナル商品を作る事が出来るだけでなく、お客様と一緒にぬいぐるみを誕生させる事がエンターティメント化されており、テディベアを作り上げることによって感動を与える事が出来る販売方法です。 ここにしかない、今しかない限定型商品を販売する店 滋賀県の菓子店:定番のお菓子以外に、期間限定商品として、6月1日だけ発売する「氷室」、7月17日だけ発売する「ぎおんさん」といった商品があります。この店だけしかなくて、しかも限られたこの日にしか食べられないものを売っていることが物を越える価値を生み出しています。また、「氷室」といったお菓子については、昔6月1日に氷を氷室から切り出して食べたという習慣をもとに作ったもので、お菓子のネーミングにも物語性を出しています。 顧客と一緒に問題解決を図る店 ボビイブラウン:化粧品販売店です。美容部員の指名をする事が出来るので、毎回同じ人に接客して貰うことも出来ます。会話を重ねていくうちに個人の肌質、肌のトラブル等を理解し、より美しくなる為のメーキャップを顧客とともに考える事をコンセプトにしています。![]() 売れている店の条件繁盛店から、売れているお店の条件を考えてみると次の用件が当てはまります 第1の要件:主力商品・サービス・お店のコンセプトがはっきりしている。 第2の要件:ここでしかできないという商品、売り方がある。 第3の要件:あなただけの提案、生活場面への提案がある。 以上の要件にあてはまるかどうか自店について、以下のことをもう一度再確認してください。 @お客様をはっきりと掴んでいる。 A自他ともに認める主力商品サービスを持っている。 B他店にない商品、販売方法がある。 C物を売っているだけでなくて何かを提案している。 又、繁盛店になるには、もう一つ大事な事があります。ワクワク、ドキドキ、ときめき、感動を与える事が出来るかということです。 ○テディベアの店:ぬいぐるみを完成させる作業の中に名前と生年月日をつける、服を選ぶという手順を踏みますが、この面倒くさいことが、「今の私のテディベアができるわ」という感動を呼んでいます。 ○菓子の店:「氷室」という菓子は由来としてこの日に氷室から初めて氷を出して食べる習慣が古代にあって「季節を経験する」といううんちくを演出し、感動を与えている。 ![]() 売上を増やす販促サイクル@ SP(セールスプロモーション)・・・[客数増] 知って貰う、来て貰う[DM、チラシ、新聞広告] ↓ A ISP(インストアプロモーション)・・・[買い上げ点数増] 診て貰う、比べてもらう[特売、ノベルテイ、サンプリング] ↓ B ISM(インストアマーチャンダイジング)・・[一点単価増] 決めて貰う、購入して貰う[陳列、棚わり、POP] ↓ C CS(カスタマーサティスファクション)・・[来店回数増] 満足してもらう[顧客管理] ↓ 又来て貰う。 ※「この商品ならあの店」と思い浮かべてお客様を引っ張ってくるのがSPです。新聞広告やチラシの配布、DM発送がこれに該当します。非常に協力なSPをすると客数は伸びますが、コストがかかります。 ※来店したお客様に対して「どれを買いますか、この商品の中で何を買いますか」と訴えるのがISP,ISMです。食品スーパーでの試食や目立つ陳列、眼を引くPOPがこれに該当します。 ※「もう一度あの店に行こうか」と思わせて来店率を高めるのがCS(顧客満足)です。顧客管理、アフターサービスの良さが再来店率を高めます。 ※SPからCSまでの流れはサイクルになっていてどれもがうまく機能しないと、次のステップに行きません。 ![]() 販促要素別の強化策:業種業態によって強化する販売要素は異なって来ますが、ここではどの業種でも利用する事が多いチラシとPOPに絞って考えます。 ![]() お客様をひきつけるチラシのポイント 楽しい:ぐっとひきつける為には目を止めさせるものが必要です。特に比較購買型のもの、高級衣料品、耐久型商品はイメージを打ち出すためにもイラストや写真を入れるのが普通です。 お客様の視点でお客のメリットを提供している:”お客様が選んだ商品””売れ筋商品ベスト10”等顧客の視点からのメッセージを入れます。又、ファション性の高い商品は、洒落たタイトル、カタログのような楽しさ、店のこだわり等をいれて見る人に提案する内容を盛り込みます。 安心、親しみやすさがある:地域密着型のお店の場合、アットホーム感覚を出す事は大切です。お店の人の写真・似顔絵を入れたり、配送・電話注文・無料点検等各種サービス体制があれば必ず強調しておくのも重要な事です。 季節感、需要の旬が盛り込まれている:今しか買えない商品、今だからお得という情報を載せることによって、お客様にワクワク、ドキドキを与える事も重要なポイントです。 目玉がある:やはりひきつけるものは必要です。食料品、日用雑貨のような実用品では、価格訴求が一番のポイントになりますが、ここしかないという商品、サービスについては、他店との差別化を図るためにも強調しておきたい点です。 主張、提案がある:お店のこだわり、主義・主張を出したチラシがあってもいいんじゃないでしょうか。「優れたサービス」「優れた企業姿勢」「良い物だけを売るので安売りはしません」等企業イメージを全面に出してファンを増やすのも一つの手段です。 ![]() チラシ作成のポイント 商品の表示商品写真の大きさは販売量に比例しますので、販売計画に合わせて商品写真のサイズを決めます。視線誘導をする為に関連商品を視線の流れに合わせてスムーズに配置します。 場所の表示店舗場所の表示は、住所よりも来店手段を中心に考えます。徒歩客の場合は○○出口より徒歩○○分、車客の場合は一方通行、PK表示等。地図を載せる事も重要です。連絡先については、住所よりも電話番号を大きくします。 時間の表示セール期間、開店・閉店時刻の表示は不可欠です。 価格の表示お客様をひきつけるのは何と言っても価格です.価格については明確な表示をし、店頭で表示といった表現は無くしましょう。お客様の印象に残る価格としてゴロ合わせ価格が有ります。印象に残る価格表示も必要です。 レイアウト人間の行動や心理に基づいた配置が重要です。人の視線は左から右に移動するので、キャッチフレーズや高価格商品、強調したい商品は左上に配置します。イラストや写真等、紙面に3つくらいのアイキャッチポイントがあると全体のデザインが安定します。 継続効果一目でどこのチラシがわかるように色、ロゴ、紙面の端の飾り罫などを工夫します。色、デザインで印象づけるとともに、継続して配布することにより、顧客の記憶に残るようにします。 ![]() |
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