不動産業と建築のコンセプト
 大手企業は生き残りのために、スピード、コスト、サービスと顧客のご要望に答をだす解決人(=ソリューションベンダー)を申し出て、細かいコンサルタント業務に専念しております。いわゆる、ビジネスの再構築をビジネスにしています。IT=インフォーメーション・テクノロジーがビジネスには不可欠だと、数々のコンセプトモデルを商品として、売り出しています。ソリューション(解決の提案)、解決を助ける道具としてアプリケーションサービス(解決のための道具)、そのビジネスモデル(商売のデータとノウハウ)を管理し、それを守るデータセンターとセキュリテイーのビジネス、そしてこれらにトータルに対応できる仕組み(インフラストラクチャー)を構築するサービス、日本のこれらのノウハウのない企業を外国の専門企業がコンサルビジネスをしているなどなど、限りなくITビジネスが見受けられます。最新のニュース(記事)、ナレッジ(知識)、インテリジェンス(情報+英知)を毎日毎朝、更新しながら、手に入れる方法を知らなければならないのです。我々建築、不動産業界も各方面の努力により、我々の業界を守り、経済の方向を見極めようと、多くの提案と方向付けを戴いております。先日発表された、IT推進のための指針など、業界にとって、大きな方向付けかと思います。多分、我々の不得手とする分野は専門のコンサルタント会社との協力が必要かと思います。よくWhat's new? (新しい情報)というタイトルがウエブ上に見受けられます。
A. 顧客をつかむ 1.CRM(カスタマーズリレーションズマネージメント):顧客情報を全社統合で優良客を維持・拡大2.ワン・トゥー・ワン・マーケティング:仮説検証の反復で「顧客」をとらえる3.パーミッション・マーケティング:顧客の気分を害さず望む情報だけ提供4.レコメンデーション:顧客ニーズに合わせ最適商品を自動推薦A音声認識技術を使い、声でインターネットの情報を検索できるようにする5.インターネット・マーケティング:低コストな集客ツールニーズの発掘に効果 6.コールセンター:ハイテクとハイタッチの融合サービスが強みB 知を創造する1.ナレッジ・マネージメント:知識と人をつなぎ企業の競争力高める2.仮想コミュニティ:顧客の知恵集める場 商品ニーズを発掘せよ3.社内ポータル:個々の社員に最適情報 活用レベルを底上げ4.データ・マイニング:膨大なデータの山から価値ある法則を発見5.テキスト・マイニング:大量の文章を分析 隠れた意味引き出す6.情報リテラシー:情報の意味を考えて 主体的に生かす能力7.HRM(ヒューマンリレーションズマネージメント):人材ビジョンを明確化 成果主義実現の基盤に8.ノウフー:知恵者の情報を共有し素早い問題解決へ明日を読むにはこの他にも100以上のテーマがあります。

新しいビジネスを始める概念(コンセプト)といえるかもしれませんが、我々建築、不動産業にとって、夢と現実(ビジネスのチャンスとその仕組み)がわかって、そこから出来る提案はどんなものなのか。これはテーマごとの研究会において、提案していかなければならないものでしょう。1人の力ではできないし、米国の高価なコンサルテイング会社にも依頼できない組織としたら〜―――、経済的で最先端の改革のできるツールなんてあるのでしょうか。1 情報交換、情報共有が 2 サーバーなしで(ここが重要な処です) 3 会員同士で直接 4 リアルタイムに 5 同期(共有のビジネス広場において、同一の内容)に 6 安全に(セキュリティーポリシー制御)7 経済的に、という事が可能なのです。 同期とは、会員同士がWindows で同時に、ビジネスができるということです。このビジネスの仕組を顧客の求めに応じてカスタマイズして(テンプテートとして)利用することができます。例えば、Due Diligence 不動産診断のテンプレートを例に上げれば、つぎのようになります。  「ABCビルデイング診断」というビジネス広場があります。1 ビジネスの場の名称をつけます。2 その場に関与するメンバーの参加を依頼します。(招待状)を送ります。3 参加の承諾をしたメンバーのみが、パスワードの自動承認を受けます。たとえばメンバーAグループは米国投資銀行証券化商品部、投資コンサルタント、宅地建物取引主任者、不動産鑑定士、司法書士、公認会計士、弁護士、ITコンサルタント、建築家など、場合によっては建設会社、リフォーム会社、建築設備士などが加わります。会議が召集されます。もちろん、世界から参加しています。画面左に参加者のリストがでています。NYのオフィス、新宿ITコンサルタント、杉並の建築家のメンバー達はオンラインで画面にアクテイブマークが付きます。先ほど述べた同期の状態にすべてのメンバーのPC(パソコン)画面がなっています。さあ始めましょう。4 電話なしの無料ボイスチャットが始まりました。Gino 「Please Explain that the valuation of collateral include yields calculated from the income property of ABC Building, the sales price to the developer, the expenses to evict tenants from the property and the expenses to normalize the property.」(「不良債権となる担保不動産の評価について日本における問題点を教えてください。「ABCビルデイング」の収益から計算された利回り、販売経費、立ち退きに掛かる費用、正常に運営管理する諸経費を知りたい」。 Ricki 「Ok、let me use Microsoft Powerpoint to show as the followings.」 マイクロソフトのパワーポイントでのプレゼンテーッションです。会話はボイスでもキーボードを叩くチャットでもよいです。もちろん、話している会員がだれか、画面に表示されています。Gino, Ricki、Isao、Ray、Irving の名前もあります。次にRickiが 5「Navigate Together」と提案して、Factiva.comを見ての会議に変わります。同時にメンバーの画面がそのWeb画面となります。やがてNYのIrvingが物件の屋上広告等の強度について意見を求めてきました。すかさず、Isaoが 6 Sketchpadを取り出します。すると全員の画面にその図面が出てきます。Isaoはペンで柱脚の部分をマークします。「ABCビルデイング診断」というビジネス広場には色々の 7 ツールが在ります。不動産の物件ファイル、住所録、スケジュール、ニュース、回覧版、競合情報、ワークフローなどがあり、ツールの追加カスタマイズが出来ます。8 zennet(全日会員支援情報システム)の画面に入ります。地場の物件相場をリアルタイムで比較します。次に 9 Rickiの米国時代の友人、Risk Management(危険の経営診断)のSteveが会議に参加します。Probable Maximum Loss (500年に1回起こる地震のリスク)が35%だと言う。Rickiが神戸の沖積層と違い、この場所は洪積層で古い地層で地震動の被害が少ないところだと、また構造形式と建物平面、断面、壁量などの7項目に加え1981年以降の新耐震法の改正法に適応していることも含め分析してみて、PMLは15%になると提言、従って予想復旧費用は再建築工事費10億円の15%の1.5億円と算出。10 米国投資銀行証券化商品部のGinoが緊急な修繕項目と費用と長期修繕計画書の提出を求めてきた。11 Toolにはこの広場のカレンダーがあり、次の会議の予定が提案されます。ランチにしよう。顧客の皆さんが会社を再建したり、不動産のキャッシュフローを高めたりしたいという動機や日本の銀行が恐がって貸さない物件でも融資をしてくれるのかな〜とか呟いてください。私達の広場で、私達が顧客を招待いたします。その共有の広場で、仕組みや概念や具体的な推進のやり方(Procedures)を作りましょう。顧客の動機がそれぞれの広場で概念から実践にと展開するためのテンプレート作りです。どうぞ貴社さまのテンプレートは特許登録することもできるし、商売にすぐ役立てる事もできるはずです。是非ご用命下さい。

2004/07/01
(株)アーキシステム建築設計事務所
代表取締役 奈良隆一