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無機質混和材SR-3

SR-3モルタルの特性

SR-3配合透水コンクリートの特性

施工


現場打設透水コンクリートの実例


 近年における土木工事は複雑化しており、構築される施設構造物の安全性の確保が重要な課題となっています。

 1982年より、採用されてまいりました透水コンクリートは、骨材・セメント・水にSR-3を添加し、十分混練した材料を現場打設して構築するものであり、透水性・強度・耐久性および施工性に優れているとともに、パイピング現象による地山(盛土)の崩壊を防止するフィルター材的機能を有するものであります。

 SR-3配合の現場打設透水コンクリートは、写真(表紙)に示しましたように
オコシ状のものです。

 透水コンクリートが優れた透水性・強度・耐久性を発揮する主たる要因は、SR-3を添加したセメントペースト状またはモルタルの力学特性(主として骨材間の接着性)にあり、用途は排水工・斜面保護工・根固め工および舗装工など広範囲におよびます。


無機質混和材SR-3



 無機質混和材SR-3とは炭酸カルシウム、珪石粉を主成分とするオレンジ色の無機質懸濁液です。SR-3によりセメントペースト、モルタルは、フレッシュ時または硬化後の諸性質を改善し、骨材との吸引率・吸引力をアップさせ、高品質および耐候性・耐薬品性を有する強固なボーラス構造を確保し、優れた透水コンクリート無機質混和材です。

SR-3モルタルの特性(普通モルタルとの比較)


SR-3
を配合したモルタルの力学的特性は下記の通りです。

(1)圧縮強度、曲げ強度が増大する。

(2)保水性が高い。

(3)凝固時間が速い。

(4)耐侯性、耐薬品性に優れている。

SR-3配合透水コンクリートの特性


(1)透水性

 透水コンクリートの透水性は、骨材の粒度組成によって若干異なりますが、おおむねk15=5×100〜1×10-1cm/secの範囲の透水係数を確保することができます。

(2)耐久性

 透水コンクリートの耐久性は、凍結融解試験(ASTMC 666-75)の結果、厳寒地においても十分耐えうることが確認されています。

(3)圧縮強度

 透水コンクリートの圧縮強度は、SR-3の添加率(SR-3/C)により異なりますが、標準添加率(15%)の場合の28日強度(28)は10〜21N/mm2程度以上の強度が得られます。

(4)地山および盛土土砂の流亡(パイピング)防止

 一般に地山内の地下水が地山表面に浸出(湧水)する場合、浸出面において浸透圧あるいは流速が土粒子の重量、結合力を上廻るような事態がおこれば、地中に洗掘が始まり、洗掘に伴って流線は加速的に集中し、ついにはパイピング現象(貫孔作用)が発生する事になります。

 地山粒度に対し、上図に示す試験装置によりパイピング試験を実施した結果、パイピングに対し高い抵抗力を示すことが確認されています。


(5)その他


 透水コンクリートの表面は粗い面を成しているので、貯水池内の斜面保護に使用した場合は、風による波浪の打ち上げ高さを軽減することができ、また道路切土面に使用した場合は走向車輌のライトによる反射光を軽減することができます。さらに、透水コンクリート塊を海中に設置した場合は@オコシ状であるので表面積(水触部)が大きい。A空隙が多いので小渦流を誘発させることができる。B海藻類の胞子の付着が良く、成長が早い等により増殖礁(通水性人口礁)としても採用されています。


施   工


 既設のプラントをおいて所定配合のセメント、骨材および水を投入し空練を行う。現場までの運搬はトラックミキサーにより行い、SR-3は打設前に規定量を投入し十分混練する。打設はクレーン車等により行い、表面をコテ仕上げにて完了する。

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