1950年代には、小さな自動車メーカーたちが個性的な自動車を製造していました。
住江製作所 フライングフェザー
ボンネットがあるので、エンジンは前にあるように見えるが、空冷V型2気筒OHVエンジンを
後部に搭載しています。(つまりRR)タイヤもリアカー用みたいな細いタイヤであるが、19インチ
もあります。排気量は360ccで、当時の軽自動車規格です。
テールランプは、オートバイと同じブレーキ/尾灯兼用が真ん中に1灯あるだけ。「あれ、ウイン
カーは?」と思う人がいると思います。前から撮った写真に、ドアの付け根に棒のようなものが付
いていますね。これが当時のウインカー。ランプの点滅ではなく、棒がピョコっと持ち上がることで
合図になります。
リアフェンダーの大きなダクト、エンジンフードのスリットでリアエンジンであることが分かります。
このフライングフェザーは、1955年に50台ほどしか製造されなかったそうです。
富士自動車 フジキャビン
一つ目小僧みたいなこの車。前2輪、後1輪の3輪車です。この手の3輪車といえば、メッサー
シュミットやBMWイセッタが真っ先に思い浮かびますが、かつて日本でも作られていました。
エンジンは2輪用の空冷2スト単気筒。排気量は121ccと、乗用車というよりはキャビンスクー
ターに近い。
この車、なんと日本初のFRPモノコックボディだとか。1956〜1957年に85台が製造されまし
た。
ヂャイアント コニー グッピー
ヂャイアント(現 愛知機械工業)のコニーシリーズの1台(だと思う)
ヂャイアントは1970年に日産自動車に合併され、現在は日産のワンボックスカー
(バネットなど)を製造しているとのことです。