『天国の特別な子ども』
会議が開かれました 地球からはるか遠くで。
「また次の赤ちゃん誕生の時間ですよ」
天においでになる神様に向って天使たちは言いました。
「この子は特別の赤ちゃんでたくさんの愛情が必要でしょう。
この子の成長はとてもゆっくりに見えるかもしれません。
もしかして一人前になれないかもしれません。
とくに気をつけてもらわなければならないのです。
もしかしてこの子の思うことは中々わかってもらえないかもしれません。
何をやってもうまくいかないかもしれません。
ですから私たちはこの子がどこに生れるか注意深く選ばなければならないのです。
この子の生涯がしあわせなものとなるように
どうぞ神様 この子のためにすばらしい両親をさがしてあげて下さい。
神様のために特別な任務をひきうけてくれるような両親を。
その二人はすぐには気がつかないかもしれません。
彼ら二人が自分たちに求められている特別な役割を。
けれども天から授けられたこの子によって
ますます強い信仰と豊かな愛をいだくようになることでしょう。
やがて二人は自分たちに与えられた特別の神の思召しをさとるようになるでしょう。
神からおくられたこの子を育てることによって。
柔和でおだやかなこのとうとい授かりものこそ天から授かった特別な子どもなのです」
「先天異常の医学」木田 盈四郎・中公新書
エドナ・マシミラ/訳 大江 裕子
エドナ・マシミラは米ペンシルバニア州にあるマクガイア・ホーム(障害児療育施設)のシスター。
この詩は日本の障害をもつ子の両親へのメッセージだそうです。