光学ズームとデジタルズーム

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まずズームとは「可変焦点距離」のこと・撮れる範囲(画角)が変わることを言います

ズーム=望遠ではありません

 カメラのレンズは当初、単焦点だけでレンズを交換することにより焦点距離(画角・写る範囲)を変えていました。
 複数のレンズを組み合わせることによりレンズの性能をアップしていくうちにレンズ群を動かすことで焦点距離を変えられることになりました。
 ズームレンズ(可変焦点距離レンズ)の誕生です。従って必ずしも望遠である必要はありません。事実広角域しかないズームレンズというのも存在します。
 また、コンパクトタイプの中には実際には5段階くらいのステップでしか変化しない物もズームと呼ばれています。

 焦点距離はフイルムやCCDのサイズによって同じ焦点距離でも画角(写る範囲)が違ってきます。
 比較する場合不便なので一般に銀塩135mmフイルムの画角と同じになるように換算した表示を併記しています。

人の普段の視野にもっとも近い50mm標準としてこれを挟む35〜70mmを標準ズームといいます。
 銀塩一眼レフでは最近もう少し広い範囲が撮れる28〜80mmも標準ズームとして主流になってきていますが。
望遠域を中心に画角が変化する物を望遠ズーム、広角域の場合は広角ズームといいます<ズーム=望遠ではないことにご注意を
ズームの望遠側の焦点距離を広角側の焦点距離でわった数値で倍率を表します。
従って同じ倍率のズームでも写る画角が違うことにご注意ください。
28〜84mmも35mm〜105mmも40mm〜120mmも70mm〜210mmも同じ3倍ズームです。

24mm 28mm 35mm 50mm 70mm 100mm 200mm 300mm
超広角 広角 広角 標準 中望遠 中望遠 望遠 超望遠
超広角ズーム 標準ズーム
広角ズーム 望遠ズーム
超望遠ズーム
一眼レフの標準ズーム
デジカメの3倍ズーム域
デジカメの10倍ズーム域

光学ズームとは

本来の光学(レンズ)系を移動することにより焦点距離=画角を変えることを言います。
デジタルズームが登場したことにより区別するために言います。

デジタルズームとは

従来のトリミング(画面の一部を切り取る)と同義です。従来の銀塩写真では撮影後プリントするときに一部分を切り取ってプリントしていましたが、デジタルカメラでは撮影時にその処理をすることができます。光学ズームと同じように被写体を大きくすることができます。
光学ズームと違い、実際の焦点距離=画角が換わることはないので、焦点距離による画面の変化がありません。
また一部分を切り取ることにより一般に画素数が最高画素数より落ちますので、最初から低い画素数での使用(例えばホームページ利用)が目的でないならお勧めできません<2倍のデジタルズームで画素数は1/4になります。
逆にホームページやメール用途ならデジタルズームで十分対応可能です<デジカメの場合3倍程度では極端な画面変化(背景をぼやかす)は無いので。
また、高倍率相当の場合光学ズームでは必要になる手ぶれ補正が無くても手ぶれしにくいです。
もっともその場合も最高画素数で撮影して後でトリミングした方が自由度が大きい上、画質的によい場合が多いです<ソフトウェアによります。

同じ距離から焦点距離を変えて撮影しました
38mm相当 38mm相当をデジタルズームでアップ 120mm相当 380mm(10倍ズーム)・背景がぼけます
 7mm (標準)  13mm (約2倍)  17mm (約2.5倍)  26mm (約4倍)  70mm 10倍ズーム

ほぼ被写体が同じサイズになるように撮影した場合
38mm相当 80mm相当 380mm相当 380mm相当を撮影したのと同じ距離での38mm
3倍程度の倍率なら数歩前に出れば同じくらいの大きさに撮ることができます

焦点距離の違いによる表現の違い
駅をメイン被写体として架線の間隔や大きさの違いをご覧ください
14.7mm(80mm相当)で撮影 65.2mm(354mm相当)撮影
 鳥居がほぼ同じ大きさになるように撮りました。奥の建物の写り具合を比較下さい
 広角 28mm相当  望遠 200mm相当
 広角側  望遠側