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BLUE-GEM Dictionary = ディクショナリー 4
ターコイズ(トルコ石)とは、人類が愛用した宝石の中で最も古い歴史を持つ鉱物です。
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古代エジプト遺跡では(紀元前5000年)ブレスレットが出土されており、この宝飾品が”最古のジュエリー”だと思われます。ほぼ同じ時期にメソポタミア(現在のイラク)でもターコイズのビーズが出土し、ファラオ・セメルケットの在位期間(紀元前2923〜2915年)の残された記録によると、数千人の人夫を使った採掘作業の有様が詳細に記述されている。
・・・〔参考〕・・・
ターコイズで装飾されたファラオ・セソストリスU世(紀元前1844〜1837年)の胸当ては、現在のニューヨークのメトロポリタン美術館に収蔵されている。
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名前の由来としては、トルコの商人によってトルコを経由して(シルクロードを使い)ヨーロッパへ供給されていた為、”turceis”→フランス語で”turquois”→英語圏で『e』を付けて、”turquoise”(ターコイズ)となりました。
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産地の歴史としては、中近東が最も古く、シナイ半島(現在のエジプト)、後にペルシャ(現在のイラン)、北東部のメシェッドが主な採掘場所で、現在では良質と言われるターコイズの産地は、アメリカ・アフガニスタン・チベット・ペルシャです。その他にも、イラン・中国・オーストラリア・タンザニア・チリ・メキシコと主に銅の副産物として採掘されています。
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宝石の話で言えば、
@採掘されて研磨のみ施された状態が一番良いのですが、天然強度が『4〜7』(モース硬度:ダイヤモンドを10として相対的に硬度を表す)と低めの物が多い。
A多孔質(細かい穴が無数にある)。
B実際に硬度が5〜7の採掘量は少ない。
上記の理由をふまえると天然(ナチュラル)の状態で宝石として使用できるものになると、全体の量の1〜2割程度。ハイグレードと言われるターコイズになるとそこから更に1割程度です。
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ナチュラルの状態で使える量が少ないとなると、加工技術も成長し、1972年にフランスのギルソン社がターコイズのイミテーションの製造に成功したり、アニリン染料や銅の燐酸塩を多孔質の細かい穴に圧迫し注入し、色と硬さを出したりしています。
・・・一部の加工例・・・
@Stabilized (スタビライズド)
上記でも説明したように、ターコイズは多孔質な為、その細かい穴に樹脂を入れ、色と強度を出します。主に低グレードなターコイズやハウライトなどに使用します。
ADyed Stabilized (ダイド・スタビライズド)
@とほぼ変わりませんが、樹脂の代わりに液体プラスティックと青い染料を気圧を掛けて気泡を入れます。
BReconstituted (リコンステチュテッド)
一度ターコイズを粉にしたり、ルース加工時に出た残りカスに樹脂・塗料を混ぜて固める。
CEnhanced(エンハンスド)
パテントの方法だと思いますがアニリン染料や銅の燐酸塩を気泡に入れ、色を出します。
DWaxed (ワックスド)
グリースなどの脂分を石に浸透させ、色を濃くします。
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ターコイズの加工石について説明しましたが、天然(ナチュラル)のターコイズは、年々青色が濃く深くなったり、深い緑色に変化していきます。これは天然(ナチュラル)ターコイズのみに起こる現象です。加工処理を施したターコイズやイミテーションには略変色しません。
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元来インディアン達は、変色していくことを ”自分の悪運をターコイズが吸い取ってくれる、そして自分の代わりに割れてくれる” と考え、お守りとして愛用していました。
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少し難しい話ですが、ターコイズの組成式は、CuAl6(PO4)4(OH)8・4H20で、主に銅とアルミニウムの化合物にリン酸塩が加わる事でターコイズは形成されています。アルミニウムは「長石」から、銅は「銅鉱」より供給されリン灰石や動物の化石から「リン」は得られます。ですので、銅の副産物に属します。しかしながら日本の銅山にてターコイズが取れないのは、ターコイズの青色というのは、銅の青緑色から作られるからです。あまり雨が降る地域では、銅の青緑色が結晶化する前に流れてしまうので、主に砂漠地帯の銅山で形成されます。
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ここまでを踏まえて、ターコイズの価値・グレードの選定方法は、他の宝石同様、天然(ナチュラル)の状態で石の色・石の硬度・どこの鉱山で・いつの時代に採掘されたか・石の大きさ。石の厚さ・Matrix(マトリックス = 不純物)の入り具合などの要素から決まります。
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ターコイズの色は、ロイヤルブルーから深緑色までの間までの、全ての色が出ます。アメリカでは濃い青色が、ヨーロッパでは薄い水色が好まれます。
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ターコイズの価値を決めるのに”Matrix(不純物)の入り方”とありますが、これは石の硬さにも影響します。色が濃いという事は銅分が多く、密度が濃い硬い石となります。アルミの含有量が減り、鉄分が混ざると緑色になっていきます。銅の代わりに鉄(Cu→Fe)に置き代わると、ターコイズではなく、チャルコシデライト(Chalcosiderite)という違う石になります。網目状に線が入っているものをSpider Web Turquoise(スパイダーウェブターコイズ)と言います。
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ターコイズの採れ方ですが、二通りあります。一つ目は、Nugget(ナゲット)団塊状から採れます。もう一つは、Vein(ベイン)と言われ、脈状に採れます。前者の”Nagget(ナゲット)”(岩の割れ目などにある)の方が強度が強く、値段も高いです。ターコイズの粒子が、小さく密度が濃い程、硬度が高くなる訳ですから、母岩(Matrix)により、一つの塊になった時のみ、Spider Web は形成されます。またその網目状の線は様々で、水晶や黄鉄鉱などが入ります。他には、茶色は”Limonte”、灰色は”sandstone”、黒色は”jasper”や”psilomelane”と言われます。
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しかしながら、他の宝石と同様にターコイズの価値は、「自分自身がどう感じるか。」それが一番大切なことだと思います。鉱山の希少価値より、世間の価格価値よりも実際に目の前にあるターコイズを見てください。
当店BLUE GEMでは数少ない天然(ナチュラル)にこだわって、様々なアメリカ鉱山のターコイズ・色々な色のターコイズを取り揃えています。
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TURQUOISE = ターコイズ 和名 : トルコ石
* モース硬度 : 4〜7
* 比重 : 2.40〜2.85
* 劈開 : 良好
* 断行 : 不平坦状ないし貝殻上
* 結晶系 : 三斜晶系、微小結晶、塊状
* 化学組成 : CuAl6(PO4)4(OH)8・4H20
* 透明性 : やや半透明から不透明
* 屈折率 : 1.61〜1.65

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