IBM ThinkPad701CS

1995年11月に発表された、ThinkPadシリーズの中でも特殊な存在のThinkPad701CSです。B5ファイルサイズの筐体の中に、デスクトップPCサイズ(フルサイズ/フルピッチ)のキーボードを収めた画期的な構造のPCです。さすがデカイ指のアメリカ人的設計。

まずは仕様等の紹介…
80486DX4-75MHz
RAM 24MB(8MB OnBoard MAX.40MB 3.3V 72pin DIMM)
LCD 10.4" DSTN 256色/VRAM 1024KB
FDD 外付3.5"
HDD 540MB→1GB
PCMCIA TYPE2 x2
I/F MultiPort2経由で シリアル パラレル Sound In/Out KB MOUSE VGA
    本体にはパラレル/FDD共用端子のみ

●特徴
キーボード
ThinkPad i Series s30もびっくりな"えら"のはったデザイン(キーボード展開時)。
キートップがせりあがるSHARPのNotePC"MURAMASA"もびっくりの、キーボードが横に広がる構造。
これが2001年6月発売のThinkPad i Series s30です。ThinkPad i Series s30のカタログと同じ様なアングルで撮影。LCD蓋部分がピアノ調塗装のモデルです。そんな塗装/表面仕上の為、傷が付くのを嫌って未だに保護フィルムを貼ったままです。はみ出した部分に埃が付いたり、空気が入っていてぴったりと貼りついていないので汚らしいですが、仕方なし。
ThinkPad i Series s30のカタログと同じ様なアングルで、ThinkPad701CSを撮影してみました。LCD蓋をこれ以上下げる(閉める)とキーボードが格納されてしまうのでこの角度まで。
キーボードがどの様に展開/格納されるのかを表した写真です。KBの左端を指で押さえて段階的に撮影してみました。左から右(→)と見ると展開時、右から左(←)と見ると格納時の動きですね。
実際はLCD蓋を動かすとひとりでに展開/格納されます。LCD蓋の蝶番(ちょうつがい)部分に仕込まれたガイドに沿ってこの様に動きます。左から右(→)と見ると格納時、右から左(←)と見ると展開時の動きですね。
TPs30も(一応)フルピッチKB搭載にするんだったら、TP701C/CSみたいな構造だったらよかったのに…。OLD IBM FANなどがこぞって買い求めるだろうに。私も買う。ちなみに左側がThinkPad i Series s30、右側はThinkPad701CSです。でも、NotePCばかり使用していた私にとっては、標準サイズのKB & TP701CSのKBはちょっとキー間隔が広すぎる。会社のPCにもNotePCサイズのKB(IBMのペンコンピュータ TP730?のOPTION KB)を接続して使用してるし。

MISSION:IMPOSSIBLEにもちょこっとThinkPad701が出ていました
先日金曜ロードショーで放送された「MISSION:IMPOSSIBLE」を見ていたらちょいと映っていたのでキャプチャ。かなり後半の方のシーンで、TGV車内でNOC(潜入スパイ)リストを見る時に使用されていました。KBがどう見てもThinkPad701です。IBMロゴはなくなっているように見受けられます。

外観
本体がB5ファイルサイズで、これにI/O拡張用のMultiPort 2を接続すると、上面からみると正方形なデザインになるという…。これ(MultiPort2)がないとシリアルポートも出せません。なのに本体に固定する爪はプラスチック製で折れやすいという…。なんだかなぁ。
MultiPort2単体です。左:PCに接続する側から撮影。右:I/Oポート側から撮影。チルトアップ用の脚はこのMultiPort2に付いてます。本体からMultiPort2を外さねばチルトアップ脚の格納/展開が出来ないのは面倒(使用しないけど)。
PCに接続した状態です。上面から見たら正方形。
I/Oポート部分です。左から順にシリアル9pin、パラレル25pin、Audio IN、Audio OUT、KB、MOUSE、DC-IN、VGA HD15pin。
本体向かって左側面です。左側から順にDC-IN、電源SW(KB展開時にアクセスしにくい位置)、FDD/パラレルポート(カバーかかってます)、RJ11(MWAVE MODEM)、MIC IN、Aduio IN、Audio OUTです。
IrDAポートとMultiPort2接続用のコネクタだけです。MultiPort2がないとシリアル出せません。MOUSEも繋げられません。むぅ。
左からBattery、HDD(取り出してないけどここから交換できるみたい)、PCMCIAスロット(カバーを外した状態)、盗難防止用金具付け用の穴です。
底面です。この写真じゃよくわかんないですな。メモリスロット蓋とかBattery取外しラッチとかがあります。

解体
このPCを解体するには、市場になかなか出まわっていない「T1のトルクスレンチ」が必要になるみたいです(未入手/まだ使用するに至ってない)。本体前面のネジをはずすのに必要らしいです。なので、解体できていません。