2006年冬コミにて『星の足跡』をお求めくださった方々へ

   読まれた方は既にお気づきのことと思いますが、大きなミスがありました。8ページと9ページの間に入る文章が、半ページ分抜けております。ページが合っていることからお分かりの通り、製本上のミスではなく全て私の責任です。たいへん申し訳ありませんでした。
 つきましては、抜けているページ分をWEB上にアップするのと同時に、もしそちらの住所を教えてくださることに抵抗が無ければ、メールで御連絡いただければ手直し(と言っても訂正紙を挟む程度ですが…)した本を配送したいと考えております。また、イベント会場(city/夏冬コミケ/札幌のイベント等)で直接お申し出くださっても構いません。

 今後はこのようなミスが無いように、気をつけて確認を行います。重ね重ね申し訳ありませんでした。
    2006.12.31. せきぼう煌

 ↓『星の足跡』訂正版8ページ〜9ページ↓ スクロールしてください。



































←『星の足跡』8ページ

*  *  *

「岩崎さん!岩崎さん!」
 外気温とほとんど変わらない寒さのハンガーで、こちらの顔を見るなり二度も叫んだ竹内をげんなりと見やる。
「……やあやあ竹内君、大歓迎だねぇ」
「そりゃ歓迎もしますよ!岩崎さんが珍しくも自分からハンガーに仕事しに来るなんもがっ?」
「おっと精密機器に悪いよ竹内君!うんうん、そんなに叫ぶものじゃないねぇ」
 綺麗な青い瞳をキラキラさせながら飛びつかんばかりに駆けて来た竹内の口をがっちり塞いだ。もがもがとまだ何か言っていた竹内が、ふと、岩崎の後ろに視線を移す。続いてぴょこんとその背から、小柄な体を覗かせた咲良の姿に固まった。
「何をしているの?岩崎」
「どってことない友好の表現だよ」
「―――ぶはっ……ど…どうして隊長がここに?」
 岩崎の手をようやく振り払い、恐る恐る縮こまる竹内。
 隊長は凄い人だと思うけど、ちょっと、苦手です。
 おおよそ誰にでも好意的な彼であるが、以前そんなことを言っていた。威圧的な態度に最初から気圧されてしまったらしい。そもそも陸軍に馴染め切れていない竹内の言動が、咲良の勘に触ったあたりも原因のようだったが。
 ともあれ。
「うんうん。何だか、今日はハンガーの仕事を点検したいらしくてねぇ」
「え…でもその辺りは、いつもは村田先輩が」
「悪い?全体の仕事をちゃんと把握しておくのも、隊長の仕事だ。あと、弾薬が心許ない。直接のチェックが必要なんだ」
「は、いえ、あの、…はい、いいえ。悪くは無いです」
 気圧されてる気圧されてる。
 物珍しげにハンガー内部に視線を彷徨わせる咲良の目を盗み、岩崎は竹内の襟首を引っ張って引き寄せた。まだ少し固まったまま素直に引っ張られた竹内は、つんのめりながら小声で抗議を漏らす。
「なんで隊長がここに来るんですかっ」

 →『星の足跡』9ページ








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