作成 2002.2.10


Agfa OPTIMA 1535 sensor  SOLITAR S 1:2.8 / 40
1台目〜3台目の修理内容

ボディの分解方法はこちらをご覧下さい

1番目のボディの不具合修理
不具合内容は「巻き上げレバーでシャッターチャージしても巻き上げレバーが戻るとすぐにシャッターが動作してしまう」
予想ではシャッターボタンが押されっぱなしだと思っていましたが、その通りの簡単な故障でした。
左のシャッターレリーズソケット側のレリーズ受け金具(黒色)が曲がってしまい、シャッターボタンを押しっぱなしにしています。

これを修正すればよさそうです。
シャッター羽根をチャージ後に繋止するはずの金具(内)が出てこないので、巻き上げレバーでシャッターをチャージしてもすぐにシャッターが落ちてしまいます

接点(内)も接触しっぱなしのようです。
尤も、シャッターは常にリリースされていますので電源が入ることはなかったと思われます。

↑変形した金具(修正前)              ↑修正後
左側の写真のように鎌型の金具のコの字形が変形して反時計方向に曲がっています。
また、この金具が正しい位置にはめ込まれておらず、ねじによって動き悪くなっていました。
このため真鍮のシャッターレリーズ金具が定常位置に戻ることができず、シャッターがセットできませんでした。

鎌型金具を一旦外してペンチで変形を戻しただけで直りました。
本当はもう少し修正したかったのですが、金具が切れたり折れてしまうのが心配なので、機能が戻る程度の加工に留めています。
今回の修理はここだけでした



2番目のボディの不具合修理
不具合内容は「ストロボを付けなくてもストロボモードになってしまう」
元々ホットシュー部分が割れてしまっていました。
ここから推察するにおそらくフラッシュ/プログラム露出切換ピンがうまく動いていないだけだと思われます。
びびまるさんはシンクロ速度切換接点を絶縁してプログラム専用で使っていたようです。

↑変形したレバー(修正前)              ↑修正後
前面カバーを外してフラッシュ/プログラム露出切換レバーを見たところ、左側の写真のようにレバーが曲がっていました。
このほか矢印で示すクリアランスが広がっていてガタが大きく、ホットシュー裏の金具から外れてしまうのでした。

レバーの曲がりを修正するだけでここは直ったのですが、組み込んでみるとフラッシュとプログラム露出とに正しく切換らず、フラッシュモードにならない場合があります。
よく調べてみると常時シャッターモードにするために引っ張っているはずのパーツが引っ張られていませんでした。
原因はプラスチック製のCリングが入っていませんでした。

Cリングの手持ちがないので針金をC型に丸めてペンチでかしめて動作OKとなりました。
実はレンズ内面にカビを発見したのですが、手持ち工具ではレンズ裏のカニメネジが外せなかったのです。

このため清掃することができませんんでした。
レンズ部分が清掃できなかったのが心残りです



3番目のボディの不具合修理
不具合内容は「巻き上げできず。シャッターもリリースできない」
もともとシャッターに水が入って錆びたようになっていましたので、修理は不能だろうと伝えてありました。

期待せずに開けてみましたが、やはり液体をこぼしたようです。ボディ側にだいぶ染みています。
シャッター側も錆が出ています。

しかし、クリーニングしてみると思ったよりスムースに動作するようです。
もしかすると甦るかも。。
しかし、巻き上げ機構が完全にロックしていて動きませんでした。

巻き上げ機構もある程度まで分解して見たのです、どうにも原因が分かりません

諦めきれずに壊すつもりで分解しようとある部分を強引に回したところ、音ともにリンクが動き始めました。

壊してしまったかと思いましたが、その後は順調に動作しているようです。
おそらく通常ではあり得ない何かが引っかかっていたのでしょう。
真の原因は不明のままですが、どうにか復活させることができました。
あとは実際に使って不具合を点検します。
真の原因が分からなかったのは悔しいですが、動くようになったのでヨシとしましょう。


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