作成 2001.7.15


Agfa SILETTE−A COLOR APOTAR 1:2.8 / 45 (その2)

まず最初にシャッターチャージ系のチェックをしました。しかし結果的にはここの問題ではありませんでした。
しかも分解時に貼り革を剥がしてしまうと革がボロボロになってしまい、新しい貼り革で作り直す必要が出てしまいました。
この頃のカメラを修理する際にはなるべく貼り革を剥がさずに修理するようにするのかコツみたいです。
フィルムカウンター中心のネジを外します。このネジは順ネジでした。以前のカメラならカウンターの回転方向から考えると逆ネジなんでしょうけど、廉価版思想が現れているのかな?
ネジとカウンターリングを外したところ。
リング裏の刻みに内部の爪が噛んで1コマずつカウントします。
爪と巻き上げレバーを外したところ。軍艦部とU型金具がちょっとこすれているのがわかります。
巻き上げパーツを外したところ。
軍艦部の巻き上げレバーの穴です。爪が曲がってしまっていますが、本来ここには巻き上げレバーの回転止め(クッション)が付いていたのではないかと思いますが定かではありません。
軍艦部の2本のネジを外すと軍艦部が外れます。
巻き上げレバーを戻すためのゼンマイとシャッターレリーズロック機構を前後から見たところです。
巻き上げ系の動作にはリンクはずれなどはなく、シャッターチャージには問題無さそうです。

分解したついでに清掃したあとグリスアップしておきました。
じゃぁ、底板側に何かあるのかと思って、底板の2本の皿ビスを外すべく貼り革を少し剥がしたところ、なんと革は合成皮革でしかも経年変化でぼろぼろになってしまいました。

結局カメラのきむらで売っている貼り替え用の革を買ってきて張り付けましたが、表面のシボ形状は違ったものになってしまいました。ごめんなさい。
底面部です。
巻き上げスプールのクラッチと巻き戻し時にスプロケットをフリーにする機構しかありません。

ここにはシャッター不調の原因はありません。
そこでレンズ鏡筒を外して正しくチャージされているかを点検することにしました。

軍艦部と底面の印のネジを抜き取ると鏡筒が外れます。
外した鏡筒です。
右側の写真はレンズの上下が逆さまに写っていますが、シャッターチャージカムが見えてます。

この状態でシャッターレリーズしてもシャッターが開かないため内部のゼンマイが開放されず、結果的にシャッター羽根が開かないのでゼンマイをチャージする必要もないので巻き上げが軽いのでした。
ボディ側です。シャッターチャージロッドとシャッターボタンに連動するピンが見えています。
シャッターチャージロッドの歯車部は全体の5/8程度の範囲に渡って歯がありません。
これは噛み合わせがずれていても自動的に直るように考えられているようです。
前回のSUPER SILETTE-LKではこのような事は考慮されていませんでしたから、かなり作り易さを考えているようです。
チャージカムを触るとなんとかシャッターは開くようにはなったのですが、一晩たつと同じ状態に戻ってしまいました
原因はシャッターユニット側にあるので、シャッターユニットを分解する事にします。

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