更新 2001.5.8 実写例追加


Agfa SUPER SILETTE-LK (その1)

前回のHimatic−Fで気をよくして、Webpageに修理記録などを載せたものだから、kazさんからジャンク扱いのカメラの修理を依頼されました。これが嬉しかったりして(^^;)
これは古いAgfaのカメラで、本来なら良い写りをするようなのですが、

・シャッターレリーズ不能
・セルフタイマーがかかっている
・何度でも巻き上げが出来ちゃう
・メーター不動
・距離計が大幅にずれてる
・レンズに拭き傷やカビ跡がくっきり

といった不具合というか、ジャンクですね。
果たしてまともに写るように直せるのでしょうか??
修理品の紹介です
まずは外観です。
ご覧の通り前面の化粧板がはがされています。
それ以外はまともそうなのですが。。。

残念ながらシャッターレリーズができません。
上から見たところ。
ここでは欠損部品は無いようなんですが。。
背面です。
底面に見える銀色の部品はフィルムカウンター(逆算式)です。
この状態でカウンターは正常に動いています。

余談ですが、フィルムを巻き上げてシャッターチャージしたときと、シャッターレリーズしたときで微妙にずれるので、巻き上げてあるかどうかがわかるんです。
底面です。
巻き戻しボタンはロックがないので、巻き戻しの最中はずっと押しっぱなしにしなければなりません。
巻き戻しもノブなのでとっても使いにくいと思います。当時は改良しようと思わなかったんでしょうかねぇ。。
真上からみたことろ。
軍艦部を外すには
・巻き上げノブ
・巻き上げノブを外すと見えるアルミ製のリングナット
・巻き上げノブをロックするつまみ(カニメネジ)
・サイドのビス
・アクセサリーシューの止めネジ
・アクセサリーシューのカバー
・その下の皿ビス

を外す必要があります。
裏蓋をあけたところ。
巻き上げスプールが太いのと、フィルムのゲート構造がトンネル式にはなっていないがわかります。
圧板側が工夫されていてフィルムの画面がスレないように考慮してあります。

フィルムカウンターのセットは、裏蓋を開けているときだけ可能です。
写真ではわかりませんが、フィルム画面がこすれないように、圧板のパーフォレーション部分だけが僅かに厚くなっています。
なんと、ほとんど全てのネジがゆるめられた跡があります。故障の仕方からいって、ド素人がいじり壊したようです。

これでは単純に元通りにしても、正しく治らない可能性が非常に高くなってきました。
巻き戻しノブを出したところ。
ノブを出すには、横の小さなつまみを斜め後方に引くとロックが外れるのですが、ポップアップしません。
このためカメラを逆さにして引っぱり出さねばなりませんでした。これはどう考えてもおかしな仕様です。バネが欠品しているような感じです。
写真では見えないところにスペーサを入れて引っぱり出しています。通常は手を離すと落ち込んでしまいます。このあたりもオリジナルでは無い感じです。

これから修理(破壊ともいう)にはいってゆきます。

→→ 実写例はこちら (2001.5.8 up)


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