更新 2001.3.6 Club AGFA 向けにカラーを変更。


Agfa SUPER SILETTE-LK (その5)

低速シャッターがおかしいのを修理します
シャッター速度リングを押さえながら各シャッター速度を音で聞き分けていると、1/15が早すぎ&Bと1/15でシャッターを切ると、それ以降Bと1/15以外へ設定できなくなることがわかりました。
そこでシャッターの各レバーの規制状況と動作を見て行きます。
シャッター速度リング上の各部の働きは以下の通りです(拡大写真は こちら

青楕円:スローガバナー動作部分が広くなってる(B,1/15用)
水色楕円:スローガバナー非動作部(1/30以上)
緑色四角:高速ガバナーのメイン動作部(1/30以上)。幅の広さがスピードに関係する。
深緑色四角:高速ガバナー非動作部(B,1/15以下)
マゼンタ四角:シャッター速度の設定クリック
赤色楕円:バルブと定速度を切り換える(Bが広くなってる)。定速度時はシャッターレリーズが1瞬働くだけで、後は機械ガバナーの動作時間だけシャッターが開放される。
原因はスローガバナーを働かせるためにスローガバナーの動きを規制するレバーが移動するのですが、このレバーがシャッター羽根動作レバーに乗り上げてしまい、元の位置に戻ることができないのです。
このためスローガバナーが効かずに1/15より早くなってしまうのと同時に、シャッターが閉じた後もピンが高速側へ移動しないため、シャッター速度調整リングも1/30以上側に回すこともできなくなっています。
スローガバナーの動きを規制するレバーの位置が僅かに高くてシャッター羽根動作レバーの面取り部分で乗り上げてしまうのです。
レバーがあと少し低ければ良いようです。

レバーを曲げる事も考えましたが、また折れてしまっても困るので、他の方法を検討します。
このネジを緩めてガバナーブロックを僅かに傾けるようにすると良さそうです。

そこで、ビスの下にアルミテープを張り付けて、僅かに傾くようにしたところ、動作OKになりました。
これらの動作不良はプラ板で作ったバネのせいかもしれません。しかし、今となってはバネを外すわけにはいきませんので、これでシャッター修理を終えることにしました。
次はレンズの無限遠位置調整と、距離計の二重像の調整です。

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