新規作成:2001−1−25


水銀電池(HM−N)アダプタの製作


ハイマチックFを入手したので、動作させるための電池=HM−N(NR52)タイプの水銀電池が必要です。しかし水銀電池は入手がとても困難になってしまいましたから代用品が必要です。
一般的には”関東カメラ”とか”セレック”が発売している酸化銀電池を使う形状アダプタを買ってしまえば楽なのですが、2000円のジャンクカメラに2500円の電池アダプタを投資するのはイヤなので自作することにしました。

ハイマチックFやハイマチックEではHM−Nを2個直列で使用します。すなわち使用電圧は1.35Vx2=2.7Vになります。今回使用するのはSR44という酸化銀電池ですから2個直列接続ですと新品時には3Vを超える電圧が出るのですが、不思議なことにセレック製アダプタには電圧調整用のダイオードは入っていませんでした。
この理由は後になってわかったのですが、電池のサイズが小さいためにカメラの要求する電流容量に足りなくて電圧降下してちょうど良い電圧になっていました。酸化銀電池は定電圧であると決めつけてはいけないということが良く判りました。

本来ならHM-Nの形のアダプタを2個作るところですが、SR44はHN−Nの厚みの半分しかなく体積的には1/2以下なので、電池の高さを稼ぐための電極の工作がとても面倒です。どうにか簡単にならないかとひねくり回していてやっと解をみつけました。

すなわち厚みが半分なら2個重ねれば・・・バッチリ同じ厚さになります。あとは外径を太くするのはテープでもパイプでも使えばどうにでもなります。

すると、もう1つは電池が不要で単にカメラの電極どうしを接続すれば良いのですから、厚みが10mm程度で直径16mm程度の金属製の円盤かなにかがあれば良いわけです。何か無いかとガラクタ部品を物色していたらようやく最適なものを見つけました。それがパチンコ玉です。これは直径11mm程度で、電極間のショートにはちょいと太いのですが。球体のためスムースに出し入れ可能です。また円柱の直径方向にはパイプとスペーサーでうまく固定する案が浮かびました。

そうやって作り出したのが以下の水銀電池アダプタです。どうかご笑覧下さい。

(2000.12.14 設計・製作,2001.1.25 初版公開,2001.12.24 一部修正)
まずは電池のサイズに近い円筒を探します。
必要なのは外径16mmで内径が酸化銀電池の入る物です。
今回はPS/2マウスやキーボードのコネクタにも使われている mini-DIN6pin コネクタのカバー部分(矢印)を使用しましたが、ちょっと外径が細めでした。もっとよい材料があるみたいですが、手元にあったので利用しました。
コネクタを水銀電池HM-Nの肩までの高さで輪切りにしてパイプを2つ作ります。肩の高さで切る理由は、同じ高さに切ると極性がわかりにくくなりますし、なにより実験してみればわかります(爆)

そして酸化銀電池(SR44)2個とパチンコ玉 1個が必要です。
酸化銀電池2個を直列に配置して、周りを粘着テープで巻いて、内径にきっちり入ってずれないようにします。
テープを巻き終わって、整形した組電池です。
右側にの黒い物はパチンコ玉をスペーサに保持するためのモルトプレン(のり付き)です。
モルトプレンがなければ、2液型接着剤などでスペーサに接着しても良いでしょう。
完成状態です。パイプが若干細かったので、サイズ調整と、取り出し易さを考えて”ベロ付き”になっています。

あとは電池の極性を間違えないようにカメラに組み込みます。

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