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 平成16年 管 理 人 日 記 
平成13年管理人日記( 1- 6) 平成14年管理人日記( 7-27) 平成15年管理人日記(28-52)
マークがある項は画像あり。
(71) 9/18 ストでプロ野球がない晩 (72) 10/16 R25 (73) 12/17 大声で怒鳴ってしまった瞬間
(68) 8/13 一言献上 (69) 8/18 未知との接触 (70) 8/28 なぜ不祥事は撲滅できないのか
(65) 7/24 「携帯ウイルス」確認 (66) 8/7 「災害伝達システム」始動 (67) 8/12 消防広報コンクール
(62) 6/16 小欲知足 (63) 7/1 団員を育てる (64) 7/17 台北消防署
(59) 5/2  団員活動の限界は? (60) 5/3 横浜ベイスターズ (61) 6/4 操法反響
(56)  4/3  学ぶこと (57)  4/3  お弁当屋さん (58)  5/1 団員のモラル
(53) 1/3  10年日記 (54)  1/13  格好いい? (55) 3/26 まとい
(73) 平成16年12月17日(金) 晴れ 大声で怒鳴ってしまった瞬間

大声で怒鳴ってしまった瞬間
 普段、大声で怒鳴る事はしない(昔はしていたけど)。年齢と共に、丸くなって行くのだろうか。分からない。
 12月16日。帰宅時間が遅くなり、車で首都高速に進入した。高速回数券を出すと、
「この券は今日から使えない」と言われる。
「・・・???!。」
財布から現金を出すのが面倒なので、
「受け取って」と言い残して走り去った。
 後味の悪い出来事だった。渡された注意書きを読むと「偽造券が多いため、デザインを変更します」とある。でも、前日も回数券を使ったが何も言われなかった。走り去った自分はとても悪い事をしたのだろうか?不払いで進入したわけではないのに・・・。
 この説明書によると、新券と交換する旨が書かれている。都心の公団本社?高速上は「箱崎SA」と「平和島上りSA」の2カ所しかない。どちらも遠い。しかも交換時間は10:00〜16:00になっている。仕事中に行かねばならない。
 納得できないまま、「箱崎」へ行ってきた。行った事がないので、入路を間違え、一般道へ出てしまう。「ちくしょー、高速代1回分(\700.-)損した!」
 立派な建物内の2階が会場とのことで、整理券を配られ、交換待ちの人が並ぶ最後尾についた。交換作業が淡々となされていた。待っている間に、疑問が沸く。
「どうしてこんな目に遭っているのだろうか?」と。
新聞、ラジオで告知していたらしいが、自分には伝わってこなかった。これがもし、JRのSUIKAだったらどうなんだろう。公団の人たちも電車に乗る。
突然、「このSUIKAは使用できなくなったので、東京駅のみどりの窓口で交換して下さい」と言われたら、みどりの窓口に行ってみたら整理券を渡され並ぶ羽目になったら、しかもそれは10:00〜16:00の時間帯のみだったら・・・・。
そう考えている内に、淡々と作業している公団職員の姿を見ていて腹が立ってきた。
「どれぐらい時間がかかるの?」と聞いてみる。
「すいませんねぇ、こんな状態ですから」中年の小太りな男性が、両手を腰に当てて応えた。「それが謝る態度なのか!」
静かなフロアーに怒鳴り声が響いた。どんよりしていた空気が張りつめた気がした。
直ぐに手を後ろにまわし、
「すいません、こんな状況ですから、すいませんね」とまるで他人事のように謝る職員。
「なんでみんなおとなしく並んでいるんだろう!これは変だ!」
工務店の作業着を着た男性が立ち上がった。
「オレはなんにも聞いてねぇ!ここまでの日当、交通費もよこせや」
「そういう事はしない事に決めてあります」
ここに居る公団職員は、見せかけは謝るのだが、まるで他人事の様にしか感じられない。
それから、2人で怒鳴っていたが虚しくなってきた。
どうして他の被害者(だと思う)は、黙って並んで居るんだろうか?
声を上げないのか?
上げてもどうにもならない事は分かっているよ。
このフロアーで応対している公団職員に何の権限も無い事も分かっているよ。
でも、頭にこないの?
せめて、自分の言いたい事は大声で職員に浴びせて帰ってきた。
今は割引の多いETCだが、狙いは全車装着ぢゃないのだろうか?そうなると割り引く必要はなくなる。
首都圏鉄道はJRと私鉄が同じ路線で競合しているが、高速道路に競合はない。競合のない巨大組織が利権力を持つと、弱者に必ず不利益が生じる図式なんだろう。この組織をぶっつぶそうとしないのは、我々国民ひとりひとりなんだろうか。
怒鳴る行為の是非はともかく、もっと声をだすべきだろう。もっと声を上げるべきではないんだろうか。


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(72) 平成16年10月16日(土) 曇り R25

 最近は「ご自由にお持ち下さい」という小冊子が多い。20年近く前に「アメリカではタダで貰える新聞がある」と聞いた事がある。15年ほど前から、勝手に郵便受けに投函される小冊子が現れた。当時のものは、紙も粗末で広告宣伝ばかり。如何にもタダという感じがしていた。「タダの小冊子」が「フリーペーパー」と呼称されるようになってきた。セブンイレブンなどが、個々の店名から「コンビニ」と称されるようになったように、それぞれの小冊子を「フリーペーパー」と呼称するようになった。

 ホットペッパーという小冊子は、そこそこの人気が出た。これはエリア毎に内容を区分して、飲食店などのクーポン券(割引券)を付けた。この小冊子を持っているか否かで飲食代が5−15%安くなるのだ。一時は、駅周辺で手渡しで配布していた事もあった。拡張部員に頼まれて、自分の店先にも置いてある。

 半年ぐらい前になろうか。R25(アールニジュウゴ)という小冊子を店先に置かせて貰えないかと依頼を受けた。50ページ程度の薄い冊子だったが、表紙も中身もカラーで綺麗な出来映えだった。毎週木曜日に発刊、当初20冊を店頭に設置したが、10冊程度の返品があった。この流れが夏に変わってくる。返品がなくなり、増配依頼をして30冊にしたが、2日後の土曜日には既に完売(売っているわけではないが)してしまう。配送員に、更に増配を希望すると、「品薄で限界」との事。近所の方から、「取りに行くからキープしておいて」という、予約(?)まで入る始末。「タダはタダなり」、「タダでもメリットがある」と言った部類のフリーペーパーだったが、今では内容に魅せられて価値を見いだしているように感じてならない。

 では、R25とはどんなフリーペーパーなのか?最近の記事見出しを紹介しよう。一つ付け加える事は、表紙に『オトコを刺激する情報マガジン」と書いてあるが、見ていると女性読者も多い事に気づく。
10/1発刊
・景気の善し悪しが分かる「日銀短観」ってなに?
・金メダリストが授与される「紫綬褒章」の秘密とは?
・常任理事国入り、民主党、NASA、レアルマドリードなど

10/8発刊
「内閣改造」人事から読み解く小泉首相の本気度

「チェチェン」紛争がここまで泥沼化した理由
・落合ドラゴンズ、悲願達成!「オレ流」采配の真実とは

・かんばん方式、ミニ株、TOB、座り派男性トイレなど

 内容は「社会」「経済」「政治」「ビジネス」「マネー」
「スポーツ」「雑学」「IT」「音楽」など盛りだくさん。
10/15発刊
・不振の去年とどう違ったの?「イチロー」快挙達成の理由
・消費税15%まで上がる?「増税」しないと日本は財政破綻する?
「電子マネー」はどこまで進化していく?
・中国の反日感情、給食レストラン、なつゲー、原油など

 今では自分自身が愛読者になっているが、これらの記事は、1項目3分程度で読めるように編集されている。JR山手線は1駅間が2〜3分だが、丁度1駅で一つ読み終えることができよう。よく利用する池袋駅から渋谷駅間で、半分は読み切れる。行き帰りの1往復で一冊が読み切れるだろう。

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(71) 平成16年9月18日(土) 晴れ ストでプロ野球がない晩

 プロ野球の事は、もうここでは語るまいと思っていた。ここでは(60)、(62)の項でプロ野球の話しをした。自分自身、今のプロ野球に納得できない状況だったが、まさか球団が一つ減り、ストに発展するとは予測もしていなかった。ベイスターズファンなのか、アンチ巨人なのか訳が分からない心理状況に陥っていたのかも知れない。

 以前、プロ野球に関しては「一億総評論家」と言われた時期があった。その後Jリーグや大リーグの話題が多くなり、夜の酒場で野球談義に花を咲かせる光景は少なくなったように思う。ゴジラ松井、大家(元横浜)、松井Jr.、イチローやJリーグからセリエAを語る時間がその分増えたように感じている。高視聴率を誇っていた巨人戦も、一桁に落ち込むゲームが出始めた。そう、日本のプロ野球は巨人で支えられていると前回述べたと思うが、その横暴さにほころびを見せた時、このシステムは脆弱だった。
 現行ならパリーグは5チームとなり、何十人もの選手が球界から去っていく。セ・パ交流試合も、放映料1億円と言われる巨人戦が年間何試合になるかで、他の球団の経営状況が左右される。4番打者が何れも巨人へ流れたチーム同士の試合って・・・・。次の巨人戦までの消化試合ぢゃあるまいし。

 ライブドアが手を挙げたと思ったら、楽天も出てきた。野村さん率いるシダックスも加盟すればセ・パ7球団づつになる。セ・パ交流試合をするには一番いい数字だと思うけど、これはきっと素人の浅はかさなんでしょうね。

 夜のニュース番組で、こんなアンケート結果が報じられていた。
1.1リーグ制になる事に対しては、75%以上のファンが反対。
2.ストに対しては、85%以上のファンがやむを得ないと容認。
ここまでは、なんとなく社会風潮だと思った。最後は、
3.巨人がパリーグへ移籍する事に対して、47%が賛成、53%が反対。
この47%という数字に驚愕を覚えた。これは巨人ファンの心理ではないだろうか。巨人ファンとしては、パリーグへ行けば新たな試合展開が期待できると考えているのではないのかな。巨人中心の球界は、そこのファンまで洗脳されているいると疑いたくなる数字だ。
 ヤクルトの古田選手会長が孤軍奮闘している。球界の将来のため、ファンの為と。でもファンも一枚岩ぢゃないんだと実感する数字だった。

 問題が何処にあり、どうするべきかに対しては1億人に上る野球評論家諸氏(もうそんなに居ないかも)を前に、意見を述べる必要もないだろう。皆さんは、今年何回球場へ足を運びましたか?自分は今年1度しか横浜スタジアムへ行ってません。


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(70)平成16年8月28日(土) 曇り なぜ不祥事は撲滅できないのか

 特別区消防団では、今年2件の不祥事が生じています。16,000人を要する団なので、全体から見ると発生率は極めて僅かであるものの、統計上の件数では多くなってしまいます。私も組織の一員ですから、ここで事を荒げるのも得策でないことを理解してます。人の噂も75日と言われてますが、近年噂は葬りきれません。ITが進化し、過去の新聞記事もパソコンで調べられるようになっているからです。

 不祥事はいつも、何処にでも潜んでいます。その内容も雑多ですが、突き詰めると集約されるようです。
 ・組織の歪み→粉飾決算。
 ・上層部の暴走→不良債権化を防ぐために追加融資をして傷口を広げる。
 ・不正→国産牛肉偽装や談合、闇カルテル。
 ・特定者の暴走→詐欺・横領、痴漢・暴力、データ流出。
では何故、不祥事が生じるのでしょうか。
 ・執り行った個人的要因→不注意、思慮の浅さ
 ・善悪判断基準の誤り

 至る所に不祥事は潜んでいるのだと思いますが、あることがマッチングするとそれは大きなニュース性を帯びるのだと思います。
 例えば、小火(ぼや)です。東消では8月25日現在で4,610件の火災出場があります。1日換算で19件を超えます。不幸にも死者がでた火災もある中、小火がニュースになるとすれば、事件性の高いものか消防関係施設でしょう。これがニュース性を高めるマッチングなんだと思います。
 生じたら、回復を図る努力を要しますが、一方再発防止策を講じなければなりません。では、消防団員という身分で起こした不祥事に対し、どのような再発防止策が有効なのでしょう。ニュース性が高まるマッチングとしては、
・消防団員が、放火(善悪判断基準の誤り)
・消防団員が、火の不始末により出火(不注意)
・消防団員が、飲酒運転(善悪判断基準の誤り)
・消防団員が、消火器を詐欺販売(善悪判断基準の誤り)
・消防団員が、公費で会食(思慮の浅さ、善悪判断基準の誤り)
などなどで、何れも「特定者の暴走」に部類します。消防団員だからニュース性が高くなる、重席にあるということなのです。普段は一般市民であっても、事の次第では立場が逆転するのです。
 今の自分では、生じる要因までは考えられても、適当な再発防止策が見いだせません。新聞を見て不祥事と思える記事を枠で囲めば、日々報じられている、それもかなりのスペースで紙面を割いています。
発生したときの厳しい処置で抑制を図るだけでは、防止には至らないでしょう。しかし厳しい処置は当然必要とも考えていますが、諸兄は如何お考えでしょう。


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(69)平成16年8月18日(水) 晴れ 未知との接触

【クラッカー】
 聞き慣れない言葉だが、クラッカーという人種がいるらしい。クラッカー達は、他人の電子メールを読み取り、クレジットカードのデータを集め、個人ファイルを盗み見る事が出来るそうだ。
 インターネットそのものはセキュリティーホールだらけで、これらのセキュリティーホールは日々増殖しつつあるという。ネットの安全性に関する専門家や専門企業が、突破不可能なはずのセキュリティー・プログラムをいくら書いても、新たなセキュリティーホールが次々に出てくるのだそうだ。
 もうこの辺で、訳が分からない世界になってくる。セキュリティーホールは、安全に保護されているはずの個人的な情報を、非合法な行為を企てる人種(悪い奴ら)の目にさらしているにすぎない。インターネット人口は数億人だから、自分が被害に遭う確率は今のところ低いが、いつ被害者になっても不思議ではない。インターネットは、今までになく安全であるべき時代にあるのに、実は、今までになく脆弱な状態にあるのではないだろうか。

 ハッカーは、システムやソフトウェアを探究し、セキュリティーホールを見つけると、システムなどの所有者に対して、このネットワークは侵入可能だとか、セキュリティー上問題がある可能性がある、などと知らせる場合が多い。親切なようだが、他人に被害をもたらす知らせ方に問題がある。
 それに対しクラッカーは、同様にホールを探究するが、見つけた情報は自身の目的のために利用する。
 ブラウザーから検索しようとするたびに大量のポルノ系ポップアップ広告が画面に現れたり、URLを間違えて入力したところ奇妙なインターネット・サイトに飛んでしまったりした経験がある諸兄も多いと思う。スパイウェア・アプリケーションは普通、ポップアップ広告をコンピューター画面いっぱいに表示し、ときには10以上もの広告を次から次へと連発するし、オフライン時やウェブを閲覧していないときでさえ広告を表示するものも多い。
これは、自分のパソコンが、第三者に操られた可能性が強い。
 お化けは日常目にしないから怖いが、現代ではお化け同様のクラッカーに恐怖を感じている。


【スパイウエア】
 自分は、市販のウイルスソフトとプロバイダーのウイルススキャンで2重の防備をしているが、スパイウエアはウイルス定義ではないため、除外されている。つまり、スパイウエアに対しては無防備になっている。

 米国のインターネット・サービス・プロバイダー、アースリンク社がスパイウェアの実態調査結果を発表した。それによると、パソコン1台につき平均27.8件のスパイウェアが潜んでいることが判明したという。
 スパイウェアは、電子メール・ウイルスとスパムのそれぞれ最も邪悪な部分を合わせもち、コンピューターに入り込んでいろいろな悪さをする小さなプログラムだ。
 電子メールの添付書類に含まれる既知のウイルスについては、大多数の企業がこれを防ぐフィルターを設置しており、個人ユーザーも添付書類をクリックしない習慣をつけつつあるが、スパイウェアについては名前さえ知らず無警戒なユーザーがほとんどだ。

 スパイウェアの多くは、ユーザーのウェブサーフィンを追跡し、ユーザーのインターネット利用データに基づいて、そのユーザーが関心を持っていると思われる製品を選び、売りつけるのだ。日本ではポルノ系の商品がメインだそうだ。
 パソコン内のどこに潜んでいるかや、リスク評価などの情報は得られるが、駆除することはできない。自力駆除しか道はない。スパイウェアは、パソコンの処理能力を浪費するほか、個人情報や企業機密が漏れるリスクがあるのだという。


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(68)平成16年8月13日(金) 晴れ 一言献上

 どこもお盆休みで、昼食が確保できない。牛丼屋さんで弁当を4人前買う。食券を購入し手渡したとき「少々お待ち下さい」と言われた。
 銀行にも用事があったので「どれぐらいかかりますか」と尋ねると、店員は「少々お待ち下さい」という。「少々は5分ぐらい?10分ぐらい?」と聞き返すと「少々です」って。
 椅子に腰掛け「少々」待つ事にした。

 近くのコンビニで、店長がバイトに注意している光景。
「お客様が来たら『いらっしゃいませ』といいなさい」って。
 コンビニぢゃなくても同じだよな。八百屋さんも、魚屋さんも大声で「えーらっしゃいっ!」って言ってた。デパート、喫茶店・・・、場所によって「いらっしゃいませ」のトーンは異なるけど、「こんにちは」「毎度どーも」「暑いっすね」これらを全部含めて、第一声は「いらっしゃいませ」なんだとおもう。

 別のコンビニで。昨年だったと思う。レジで、正確な金額は忘れたけど、147円の支払いだったと記憶している。157円払って10円のおつりを貰おうと店員の手のひらにお金を乗せた。
 乗せられたお金をずーっとそのままにする店員。何が起きているのか理解できないでいた。50円玉と5円玉を間違えて払ったので、代金が不足していたのだ。店員の様子で、もう一度見て気づく。それまで店員は無言でいた。
「あれっ、お金足りないね。ゴメン、ゴメン」と言いながら支払ったけど、一言「代金が不足しております」って告げてくれても良かったんぢゃないかな。

 お客様が来たら「いらっしゃいませ」というか否か、「お金が不足です」と伝えるべきか否かの勉強は学校ではしない。試験にでないことは分からない世の中になって行くのだろうか。

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(67)平成16年8月12日(木) 晴れ 消防広報コンクール

 総務省消防庁で「消防広報コンクール」というのがあって、その中に「ホームページ部門」がある。消防署からコンクール参加の話しを戴く。本来は写真やポスターなどのコンクールらしいが、近年のHP普及に伴って新設されたのかな。
 参加するか迷っていた。写真やポスターと違い、ホームページは量も膨大だし、審査の対象がどういったものか分からない。まして、自分の思いを込めているので、消防組織に対して批判的になる事も否めない。
 コンクールに出そうと思って作っている訳でもない。このホームページの目的は「多くの人に消防団を理解して貰いたい」「これを見て新入団員が募れれば」というもの。コンテスト用だときっと内容もスマートになるんだろうなぁ。
 署から「肖像権などのあるものは削除するように」という指導を受け、夏休み中に一部削除したりしてみた。このホームページが世間でどれだけ通用するのか分からないが、豊島消防団を代表して参加できることに誇りを感じる。
 全国のホームページ制作者の方へ。皆さんもこの機会にコンテストに参加されては如何でしょうか?恥ずかしさもあるでしょう、自分のなんかって思いますよね。私もそうですよ。詳細は消防署で聞かれればと思います。

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(66)平成16年8月7日(土) 晴れ 「災害伝達システム」始動
 消防団が災害時に出場するには、正確な所在と内容を知る必要がある。消防車で急行する地域の消防団員は無線で情報を得ている。行政や消防力の違いがあり、伝達の方法は様々だ。
 豊島消防団は、災害時電話連絡網をつくり、電話による災害内容を伝達している。団員は全員携帯電話を所有しているので、固定電話に比べて伝達はしやすくなった。平成13年にi-mode等によるメール同報システムを本団に提案したが、当時は携帯はあってもメールが若者以外に普及が進んでいなかった。内容について質問があった程度で始動にはほど遠いという印象だった。
 7月の分団会議。大黒分団長が「こうなるようなので、署に連絡してみて」と言われた書類は、携帯メールを利用した「災害伝達システム」だった。7分団の団員アドレスはフォルダーに入っているので、翌日署に送信。
 それから半月。署から災害連絡が同報送信で4件入った。何れも第7分団の範囲からは遠い場所であるため、出場には至らなかったが、このシステムが今後必ず役立っていくだろうと確信できた。

 始動したばかりなので、問題点は多々あると思う。が、「これはダメ」という前に、「こうした方がよい」と前向きな意見が集約されていけば、数年後には至極一般的な伝達システムになりうると考える。最終的には、そういった伝達システムを稼働させるソフト(データベースと通信を組み合わせたもの)が必要になるだろう。ソフトは普及品ではないので割高だが、16000人団員への伝達システムと考えれば、実現は難しくないのではないかと思えた。
 現在、このシステム稼働分団は第7分団だけであるが、利用サンプルを全分団に広げ、システム検証を重ねて行く事が望まれる。

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(65)平成16年7月24日(土) 晴れ 「携帯ウイルス」確認?

 分団員名は伏せて、仮にA,B,Cの3団員とします。
A団員はドコモムーバ、B団員はドコモフォーマ、C団員はボーダフォンを所持してます。
それ以外に、団員でもなく見ず知らずのXの携帯があります。
メールの流れは、X→A→B→Cです。
内容は、送信者名が表示され題名はRe:。
添付ファイル付きで本文は短い英文です。
3人で話し合った結果、着信時間は同時でした。
ファイル容量があるので、パソコンのウイルスやワームと違ってパケット料金が加算されると思われます。

 Web上で、携帯ワームに関する情報を収集しようとしましたが、国内での感染被害はほとんどないらしく分かりません。もちろん、NT
T Docomoでも公表されていません。こんなものが広まれば、大変な事になります!

 ウイルス、ワーム、スパム?内容は解りませんが、勝手に他人の携帯にメールを送ってしまう現状は、明らかに誰かが作為的に行っているものだと思います。

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(64)平成16年7月17日 (土) 晴れ 「台北の消防署」

 社内旅行で台北へ行ってきました。海外へ行っても、消防自動車に目が止まる事はよくありますが、写真を撮る機会は余り無かったように思います。今回はぷらぷら歩いていたら消防署があったので、受付で消防団員手帳を提示してみました。漢字で「消防」は同じ字なので、相手も直ぐ理解してくれました。ただ、言葉が通じないので「いったい何しに来たのだろう?」と思われていたはずです。正々堂々手帳を提示すると、敬礼までしてくれるようです。

 上の画像がボルボのはしご車です。奥は警察署でパトカーが並んでいます。
 下の画像はポンプ車両ですが、手前からフォード、FUSO、ベンツ、日野とメーカーが見事に違っていました。

 東京でサイレンを聞かない日はありません(PA含め、消防車が疾走するのを毎日見ています)。ここ台北では、救急車がサイレンを鳴らしているのを一度だけ目撃しました。

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(63)平成16年7月1日 (木) 晴れ 「団員を育てる」

 新入団員が入団して数ヶ月経つと、どんな感想を抱くのだろうか?日経新聞に「新入社員研修を終え2ヶ月後のアンケートで、3割の人が将来フリーターになる可能性がある」と回答している記事があった。消防団という組織に夢や希望が生じるのだろうか?

 団員教育とは本来、団員が消防団組織の中で活動する技を身につける為のものだ。あらゆる生物がそうであるように、自己の主張と仲間との連携が人間の生存にとってもっとも基本的だ。そう考えると団員教育も、個人としての教育側面と、組織としての教育側面が必要だろう。

 消防団員として社会に役立ちたいと志しているのだから、まず団員として一人前になる必要があろう。入団して2年経つのに未だ一人前でないとしたら恥ずかしい。技量を先輩から受け継ぎ、自分のものにする必要がある。先輩は、後輩にノウハウを伝授して本物になるのだと思う。

 次に団員が活動する場所としての組織が備えるべき要件がある。団員教育は、個人の面ばかり強調され、組織面に光が当てられていないように感じる。組織の理念なり、使命・役割を明確にすべきだろう。誰から見ても理解される言葉で表現され、明文化した方がよい。

 自分は、近年の団員(年齢を問わず)はどちらかと言えば醒めた目で分団活動に従事しているように感じる。自分たちの役目が、地域社会に有意義なんだというい事を理解・納得できれば、もう少し熱血団員が増えてもいいんぢゃないだろうか。分団の理念を確立し、社会貢献を明確にすることの意義は大きい。
 組織が備える要件で、団員を個人として尊重することことも必要だと思う。「人はみな同じ」であり、かつ「人はみな違う」のだ。この「個人尊重」は分団運営で尊重されてこそ、団員個々が成長していくものと感じる。
 つまり、団員を人間として尊重せず、単に防災・防火だけの戦力と考えたら、団員が育たないことは明らかだろう。個人が個人として尊重され、各自が自分の技を磨く環境が整えば、若者のみならず40代、50代であっても消防活動に必要な技量を習得しようと考える団員が増えるだろう。自分が変わることが出来るのは、人間の人間たるところなのだから。
 みんなガンバレ!


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(62)平成16年6月16日 (水) 快晴 「小欲知足

 昨日の夕刊を見て目を疑った。
「小欲知少」巨人軍監督 堀内恒夫。解説に「欲望を少なくして、足りることを知りなさい」という意味の仏教用語だそうだ。
 「おい、また巨人批判かよ」って言われそうである。そうです!他球団の主力バッターをお金で集めて「史上最強」と豪語して、どうして「小欲知足」なのでしょうか?

 「どうであれ、結果勝てばいい」とおっしゃる巨人軍ファンの方々に申し上げます。
その陰で11球団のファンはしらけていきます。主力が抜けることが、どれだけファン心理として切ないものか。理解できないでしょう。松井はニューヨークで活躍しているからエールが送れても、中日の4番だったらどうでしょう。
 巨人戦以外は入場者の少ない各球場。これで、巨人軍選手の年俸に近づけようとすれば、球団経営は赤字になるし、選手だって給料の高い球団へ行きたいと思うのは至極当然です。
 
 一昨日、突然オリックスブルーウェーブと近鉄バッファローズが合併するというニュースが飛び込んできた。それも、スポーツ紙からでなく、経済紙からだった。1リーグ制にするとかと憶測が飛んでいるけど、そんなの一過性にすぎない。プロ野球が巨人中心である限り、この先の発展は望むべくもないと思っている。とても残念な事だけど、巨人軍ファンと心中するぐらいなら、プロ野球ファンのフィールドから退場しようと思う。
 史上最高益を出したオリックス株。将来性を見込んで仕込んでおいたのに、こんなニュースで下落するとは・・・。こっちでは実害までも被った。

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(61)平成16年6月4日 (金) 快晴  操法反響

 昨年同様、操法競技会の翌日に大会の模様をアップした。指揮者日誌は、毎回書いていたのでアップできるが、画像処理は深夜までかかった。
 今週に入り、ホームページのアクセス数が多い。やはり話題は「操法」に尽きるのかなぁ。他の消防団員の方から3件の感想を頂いた。日本橋消防団の方は、当日豊島の競技会を見学されていたらしく、結果に共感を覚えた様子。
 ただ、身内の恥ではないが、そこまで内容を公開するのは如何なものかという意見も寄せられた。いいんです。自分では、よそがどの様にしているかわからない。ただ、「7分団はこうでした」という事を知ってもらい、それを見た分団が参考にして頂ければ幸いと思っている。操法が、年々進化しているのも、この様に失敗を含めた情報が開示されていくからだと信じています。(実は、当初のタイトルは「優勝への道のり」でした)
 5日経ち、優勝を逃した悔しさが薄らいで来た。今週は夜になると「訓練はないのか」と寂しい気持ちに駆られていましたよ。


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(60)平成16年5月3日  小雨夜くもり 横浜ベイスターズ

 現在の自分は神奈川県民であり、横浜市民である。だから、横浜ベイスターズのファンなんだろうと思われている。実は、このチームのファンになって久しい。30年ぐらい前、巨人は毎年のように優勝していた。東京(生まれ育ちは豊島区)では、プロ野球と言えば「巨人」であり、その他のチームのファンは余程のへそ曲がりと思われていた。アントニオ猪木に立ち向かう、タイガージェットシンを応援するかのようだ。他の5球団はまるでプロレスの悪役に等しい。巨人が大洋を負かすことで、みんな元気付いていたんぢゃないだろうか。
 小学生の頃は確かに巨人ファンだった。TV中継も巨人戦しかないので、他球団の選手を覚えられない。長嶋、王と言った超ド級の選手が居た。そんなあるとき、今よりも警備がずさん(警備というレベルではない)な後楽園球場に自転車で行く。選手のサインが目当てだった。試合開始の何時間も前に、選手がやってくる場所で待ちかまえていた。長嶋や王は別格としても、土井、黒江、柴田、森・・・・、一つも貰うことができなかった。何度か通ったのだが、成果は上がらない。そんなとき、対戦相手側でサインを貰ってきた少年が居た。入り口は2つあったと思う。別の方へ駆け出すと、大洋の選手と遭遇できた。名前も分からない選手にサイン帳を差し出すと、いとも簡単にサインしてくれた。何度チャレンジしてもサインが貰えなかったので、天にも昇る気分。それだけで、大洋が好きになった。
 隠れ大洋は、試合中継が無いときには(ほとんど無い)アンチ巨人になる。大洋を応援できなければ、アンチ巨人でいることがプロ野球の楽しみになってきた。巨人は悪役レスラーを懲らしめるが如く、勝ち進んでいた。

 横浜市内の不動産会社に就職。ほとんど知られていないが、横浜スタジアムで試合がある日は、市内を宣伝カーが走る。「ゆくぞ大洋、ゆくぞ大洋・・・」と音楽を流しながら。巨人戦以外はガラガラの状態だから、集客にが大変だったろう。さて、就職したこの会社、横浜スタジアムの年間シート権を毎年購入していた。春先、各チームのスケジュールが決まると、1年分まとめて綴られたチケットが届く。不動産売買契約をしたお客さんにペアでプレゼントするが、事前に社長が巨人戦の部分を全て切り取っていく。横浜市民でも多くは巨人ファンなので、年間シートはあまりさばけない。余ったチケットを社員が分け合って観戦に行く。だから、年間に横浜スタジアムに足を15回近く運んでいた。これだけ同じチームの試合を見に行けばのめり込む。圧巻は、気温の下がった雨の中、オバキュー田代の引退試合。最後に代打で出てきた。試合は大負け状態で観客は少ない。バックネット前迄駆け寄り「た・し・ろ・ー」と声援を送った。バッターボックスへ向かう田代が振り向いた。狭い球場だから、距離は20m程度だったろう。
 観戦は仕事を早めに切り上げても、到着時は大体6回とか7回。この時間になると入場係りはどうでも良いような態度。フリーパス状態で球場に入れることも多かった。会社の年間シートが横流し状態(横領?)がバレたのは思わぬ事から。社員の中には観戦せずに、夕方関内駅周辺でチケットを売っていた。ダフ屋とは少々違うのかも知れないが、警戒中の警察に検挙される。
 ショート石井はピッチャーだった。敗戦投手と言ってもいい。ある時、石井は打ち込まれた。アウトが取れない。打たれても打たれても交代がない。敗戦投手だから、交代させて貰えない。彼の防御率は上がり、投手としての面目は丸つぶれだろう。半べそ状態で投げる石井を忘れない。後にショートにコンバートされ、盗塁王を取ったり、首位打者が狙える位置にまで変身している。嬉しい。
 多くの国民が巨人ファンであることを知っている以上、巨人の批判をしてメリットがない事を身につけている。プロ野球ファンの掟のようだ。敢えて言うなら、巨人は許し難い。プロ野球は巨人が中心で運営されており、巨人の人気が低迷することは、日本プロ野球の低迷を意味し、サッカーJリーグ主導になるかも知れない。だがご存じだろうか。横浜スタジアムでは、通常自由席の場所が、巨人戦に関しては指定席になる。指定席も巨人戦はチケット代が高くなる。高くても入るのだから当然だ。だから、横浜ファンはできるだけ巨人戦を避けて観戦に行く事が多かった。そうなると、1塁側にまでオレンジのメガホンが打たれるが、そこはじっとガマン。
 他球団が育てた優秀な選手を金で引っ張る。選手も、元大洋の選手というより、元巨人の選手でありたいが為、巨人に入る。大洋のシピンという選手を取られたときこそ、大洋ファンでありかつアンチ巨人が確立されたと思う。将棋で言えば、飛車や角を沢山採って戦う巨人。資本主義社会であるから仕方ない。銀や桂で負かすのは大変だ。ゆえに勝ったときの喜びは大きい。負ければみんなで残念がれる巨人ファンとは違った価値観がそこにある。

 できれば巨人ファンでいたい。周囲の人と勝った喜びを分かち合い、負けた悔しさを慰め合う。今年の巨人は史上最強打線と言われている。勝って当然の選手層なんだろう。大多数のプロ野球ファンを引き留める為には巨人が勝ち続けなければならない。それを盛り上げるかのような、支えている存在が、5球団のファンなんぢゃないだろうか。
 商業ベースに上手く載せられ、巨人、大鵬、目玉焼きが今でも息づく巨人ファンは、高くて入手困難な東京ドームのチケットを追う。テレビでは必ず中継がある。ラジオ放送に至っては、どこも巨人戦を報じている。プロ野球ファンであることが、巨人以外に目を向けると実は厳しい現状をどこまでご存じだろうか。

 今日久々に横浜スタジアムへ出掛けた。これまでに何十回と足を運んだスタジアムで、初めて巨人戦を見た。見事に埋まったスタジアム、松田聖子の始球式は巨人戦ならではのサービスだったろう。

 プロ野球と消防団は全く違うものだから、こじつけのように思われるかも知れない。でも、常々消防団も組織である事を述べてきた。
 巨人のメンバーは「史上最強打線」と呼ばれるに相応しいと思う。ペタジーニ、江藤、清原、ローズ、小久保は他の球団の主力選手だった。いわばオールスター選手軍団だ。でもそれだけの選手を取りそろえたチームが、ダントツ1位ではない。終わってみなければ分からないが、混戦が続いていくのだろう。
 池2団員から聞いた話しだが、池袋消防団が過去都大会に出場したとき、6個分団の中から選りすぐりを選出したそうだ。豊島消防団は、優勝分団が出場権を得るから信じがたかった。先月見学に来た新宿消防団員も、新宿が東京都大会に出場するときは選抜なんだと言っていた。理由は、特定の分団に過度の負担がかからないようにとのことだった。やはり数年前、広瀬副団長(現団長)に、「東京都大会は各分団から選抜方がいいか?」と聞かれ、過度の分団負担の事など憶測もせずに「絶対よくないです!」と答えた事があった。
 そう、最強打線の巨人が、ダントツでシーズンを送れないのは、組織、人間関係といったチームワークが欠如しているのではないだろうか。これだけのメンバーを揃え、ダントツで優勝してファンは如何ほどの喜びを感ずるのだろうか。資本力にモノを言わせ、勝てば官軍ではやや幼稚ぢゃないかな。分団から優れた選手を選抜すれば、個人の技能は確かに高い。優勝分団であっても、5人全員が優れていたとは言い難い。それでも、前回の東京都大会で出場した豊島消防団第6分団は見事優勝して凱旋している。
 「組織」が本当に力を発揮するのは、個々の能力だけではなく、如何にチームワークが築けるかなんだと思って止まない。
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                        横浜ベイスターズ公式ページ        
(59)平成16年5月2日 くもり  団員活動の限界は?

 道府県の市町村にある消防団と、東京都特別区消防団には大きな違いがある。市町村により、火災現場には消防署隊より先に消防団消防車両が活動を開始することもあろう。消防力が整備された東京都では先ずその様なことは生じない。火災現場で活動する機会が少ないので、場数を踏むことも少ない。だから、現場での対処訓練も少ない。火災を最小限に食い止め、自らを守る安全確認が備わっていない。この状況が、特別区消防団員の意識を低下させているんぢゃないのかな。
 近年署隊連携ということで、新しい訓練が採り入れられている。だが、訓練時間、参加要員には限りがある事と、消極的な団員の存在がある。特別区消防団員は、火を消す活動に拘ることはない。水防(これも、当分団管内ではまず生じない)、警戒、救護と様々な任務を負う。むしろ、大震災が生じたときに、如何に対処できるかの活動主体に切り替えても良いのではないかと感じる。
 前回も書いた「街の防災リーダー」という観点を全面に推進する時期になっているんぢゃないだろうか。そうなると、縦割りの消防署管轄の消防団には限界が生じる。警戒は警察組織と協力しながら活動するが、防犯は警察組織になる。町会にはD級ポンプが配備され、消火班が組織化されている。
 分団により、公立学校PTAを対象にした心肺蘇生法の実施、包帯法の講習などを積極的に手掛けているが、費用面で限界があり、どこでも手掛けられる事ではない。分団によっては、行事を多くすると団員の負担が重くなるという考えもある。
 団員の技術向上、防災リーダーとしての活動を積極化するほど負担が増える。しかし、血気盛んな団員にとっては、現状にまどろっこしさを感じているであろうし、活動の限界を感じている事も事実である。このままでは団組織の形骸化が進行していくような懸念が拭えない。

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(58)平成16年5月1日  くもり  団員のモラル

 参集する団員は、生活圏も同じ地元で、幼なじみであることも珍しくない。そう、入団してから退団するまでずっと同年代のメンバーは代わることがない。退団は高齢、生業の転勤、人間関係など様々な状況があるが、自らの意思表示である為、企業側の一方的な移動とは異なる。企業(消防署を含む)であれば、数年で部署が代わることもあるし、務める場所が変わることもある。人事異動は、部署の活性化をももたらすが、分団には人事異動がない。そう、右も左も分からず入団した当時の諸先輩方々が、自分の意思で退団しない限り、その人達と常に共に活動する組織なんだ。
 消防団員は平素生業にあり、出場の時に団員身分になっている。入団理由は様々だが、自ら進んで入団した団員は少ない。勧誘され、半信半疑で入団している。このような地元の人々が組織する消防団で、どこまでモラルが保たれるのだろうか。「消防団員は規律厳正にして・・・」とある。普段仲の良い連中が、濃紺の作業服に身を包んだ後は、階級に従い下命に従わねばならない。

 状況は様々だが、是非現団員に認識して欲しい。
 作業服に袖を通した瞬間、「自分は消防団員なんだ」と認知することだ。そうすることで、日々の行動とは自ずと異なってくるんだと思う。その上で「規律厳正にして・・・」がまかり通る。この意識を切り替えられる団員こそが消防団員たる人格なんだと思う。
 団員不足が恒常化し、モラル低下傾向が見られるが、「地域の防災リーダー」と呼ばれるには、「規律厳正な団員」でなくてはならず、消防団員としてのルールに従わなければ成り立たないんだと思う。

 ※注釈※ 分団によっては、定年制を設けているところもあります。

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(57)平成16年4月3日  晴 お弁当屋さん

 皆さんは、お昼をどうとっていますか?自営業者であれば、3食奥さんの手料理でしょうか?
会社の周辺には、コンビニ、スーパー、ほかほか弁当をはじめ、定食屋、喫茶店、カレー店、日本そば屋と、腹を満たしてくれる所は沢山あります。美味しかったりすると、その店が続くのですが、どうも長続きしない。飽きる。飽きさせない家庭の主婦は大変なんだなぁと感心します(食べるしかないと言う考えも、時にはあるかも)。
 この数ヶ月は、出前弁当が続いています。ここは、肉系のAランチ、魚系Bランチ、量が少なめのiランチで構成されていて、メニューが日替わりです。お弁当屋さんのメニューには沢山の種類が用意されているのに、食べる種類が何となく限定されてしまうようです。拘らなければ、日替わりだから考える手間もなく便利です。
 さて、この出前弁当屋さん(工場では直接販売もしている)が、先日あるクレームに直面しました。弁当の注文を受け、慌ただしい配達が終わるのが1時半頃。配達効率を考え、注文数を予測して朝から作り始めます。でも、数百の数ですから、数字の読み違えで残るときもあるようです。そんなときは、近くの公園のホームレスに無料配布をするそうです。
 その日も、ホームレスに配り終えたとき、お客様が弁当を買いに来た。「いま配ってしまったから、早速作ります」という回答にお客様は激怒。余り物を捨てるのがもったいないので配ってしまう。今後、余り物が出たときの処理をどうするか、社内で論争になっているそうです。
 この話を聞いて、これからも配るべきだろうと思う。買いに来た時点で、在庫がなければ品切れな訳で、しかも、作らないと言っているわけではない。”企業の社会貢献活動”というと、ソニーのユネスコ支援やトヨタのエコ環境取り組みがクローズアップされる。しかし、中小零細企業も、立派に貢献している企業は沢山あるのだと思っている。その企業にできる地域社会への貢献という観点からすれば、このお弁当屋さんも立派に貢献していると思う。
 むしろ、時間が経過すると、マニュアルに従って食材を捨てるコンビニ店アルバイターのような人間が、どんどん世の中に出てくる事に怖さを感じていた。彼らも処分するときは「もったいない」と思っていてくれていると信じている。でも、それをどうすることもできない。

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(56)平成16年4月3日 晴 学ぶこと

 学生時代は、特段勉強のできる学生ではなかった。社会に出て、ダメかと言えば、それなりに過ごしている。社会に出てみると、学力ぢゃぁなく、実力なんだと思い知る。ここに来て、国内の景気は上向いていると報じられている。分かっていることは、大企業が上向いていても、中小にまで恩恵が降りてきていない事。
 経済が悪いことを憂いて、自分の経営に転嫁していないだろうか?経済が上向けば、確実に経営も上向くのだろうか?「経済と経営は別のものである」とは、松下幸之助氏の言葉。
 手元にある組織から、今月号の冊子が届いた。
 2日 中小企業のマーケッティング戦略(品川)
 5日 わが社の経営を語る(大田)
 8日 異業種との協業分科会活動報告と今後の取り組みについて(情報産業部会)
 9日 経営の悩みを出し合いませんか(文京)
10日 世界最強の町工場「100万分の1gの歯車」を超えて!(大田)
13日 可能性への挑戦!元気の出る営業活動とは(千代田)
14日 飲んで、食べて、語る!(大田)
14日 経営指針で社員のやる気づくり貫く信念と柔軟な発想で(目黒)
15日 「勝つ人生負ける人生、動く勇気待つ勇気」プロ野球監督に学ぶ21世紀型リーダー論(港)
15日 好立地を活かす「都市づくりプラン」についての問題提議(豊島)
15日 マーケッティング(世田谷)
15日 貴社の営業力アップ(板橋)
 誰でも参加できる。半月分でこれだけの勉強に参加できるチャンスがある。月の後半もまだまだ続く。これらの勉強を疎かにして、テレビや新聞を見ただけで政治・経済が悪いと言ってられまい。経営者は評論家やコメンテーターぢゃない。
 「操法訓練があるから・・・」は勉強を疎かにしているのではなく、「時に仕事から外れて、チャージ期間も必要なんだ」と言い聞かせているが、周囲からの理解は如何なものか。


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(55)平成16年3月27日 晴 まとい


 26日、サンシャインプリンスホテルのパーティに参加した。
豊島消防団「まとい」受賞記念祝賀会。なんでも、全国には3,600以上の消防団があり、年間10本しか授与されないためとても栄誉なことらしい。そうだろう、単純に計算して360年に一度のことなんだから、ありがたや、おめでたやである。
 まといには個人的に特別な思い入れがある。17才の時に近所の人に振り方の指導を受けた。地元で開催される御会式行事で、大勢の人前で振るのである。毎晩の練習は、右手の皮がべろりと剥けるまでだった。22才に仕事で地方に転勤するまで、まといは続けていた。

 今でも毎年開催の御会式行事で、若者に混じり、ほんの僅かな時間だが振らせてもらう。往年の振り方はできないが、馬簾が心地よく心棒にからみつく感触は形容しがたい。まといはそれぞれ重量、重心も馬簾状況も違う。振る側にとって一番肝心なのは、回転力を与えるかえる股(かえるの足のような形状からこう呼ぶ)だ。振り馴れたまといというのは、このかえるまたに馴れているかだと言っても過言ではないだろう。

 さて、ホテルステージ上に燦々と輝く栄光のまとい。各方面の偉い人が挨拶の前後に、まといに一礼している。立派なんだろう。「振ってみたい」と思い始めた。まといって飾るもの?振ってみて、出来の善し悪しが分かるもの、など勝手な事を考えはじめたが、自分がステージの上に上がれるわけがなかった。
   
 中締め後は、来賓の方々が帰り始めた。中には、ステージに上がり、まといをバックに記念撮影する面々。「チャンスは今しかない」と思った。このパーティが終われば、立派なケースの中にじっと収まってしまうであろうまとい。だが、撮影をする人が絶えない。背広の上着はすでに脱いでいる。

 「今だぁ」そーっと近づき、まといを台から抜き取り、ついに振り始めた。ステージの上でまといが踊り出す。想像以上にかえるまたが短く振りづらい。重さはさほどでもないが、馬簾巾が大きい分重心が上の方にある。そんな感触を確かめていた。「何やってんだぁー!」マイクを使っての激怒の声が会場に響いた。「やめ、やめっ」ステージの裾に本団員が駆け寄ってきた。

 僅か30秒程度の事だったと思う。しかし、もう一生振ることのない栄誉あるまといを振れたことが、何よりの充実感だった。「落として壊したらどうする?」かぁ。そんなこと考えもしなかった。落とすような振り方を伝授されていないよ。

 この式典の模様は→Ckick

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(54)平成16年1月13日 晴 格好いい?

 アポロキャップが支給されて数年が経過した。従来の作業帽に愛着を感じている者には、とっても嫌な帽子である。消防団員として、アポロは気合いが入らないし、折りたたんでポケットに収納することもできない。第一格好悪い!

 熱血ジャンバーと称して、お揃いのジャンバーを作成したとき、先輩団員が反対した。「カッコばっかつけやがって」が反対の理由。「連帯感を高め、若者にアピールできるでしょ」と反論していた。

 自分達中堅世代のやってきたことに矛盾がないだろうか?アポロは格好悪い、ジャンバーは格好いい。格好ばかり気にしているわけではないが、「格好いい」基準が世代間によって異なっている事に気づいていない。
 20代の娘に、アポロと作業帽を並べて「どっちが格好いい?」と聞いてみた。彼女は迷わずアポロを指さす。「団員じゃないんだから分かるまい」とは言わない。そこまで石頭ではない。
 だが、カッコ良さを意識することは必要だと思う。団員を募集するのに中年層を受け入れているわけではない。20代の若者の入団を願っている。消防団の認識が低い中、活動内容まで理解して入団を希望してくるケースは少ない。ならば、我々の活動服は、彼らから見て「カッコいい」ものであったほうが良い。

 20代のそれと、40代、60代と親子以上の年齢差がある消防団組織に於いて、「皆が格好いい」と思うものはなんなんだろうか?世代間を超えた感性の違いは埋めようもないんだろうな。
 だから、本当の格好良さって見てくれじゃなく、人格なんだよね。

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(53) 平成16年1月3日(土) 晴  10年日記

 12月20日頃に、年内の仕事は大体片づけ終えた。
そして24日のクリスマスイブに備える。
子供達へのプレゼントは何にしようか?
勿論、その間に年賀状を一人ひとり丁寧に書き上げて投函。
クリスマスが終わると、粛々と新年を迎える用意をする。
お気に入りのカレンダーを探し、大掃除をし、門松を選び、おせちの準備。
大晦日は、紅白をつけながら、新年のカウントダウンを待つ。
年が明けて初詣に出掛ける。
特上の酒をたしなめながら、おせちをつまみ、届いた年賀状に目を通し、疎遠になっていた方々の近況を想う。

 この様な年末年始を送った記憶がない。
 年末は、夜警の時間まで日記に格闘中。なんせ3月から空白のままなのである。この日記、10年日記と言って、一冊で10年分を書けるようになっている。「人生の中で、最も充実した10年を送ろう」と決心して購入したのが平成7年。だが、途中丸2年空白になっている。何度も挫折しながら続けていたが、昨年も春先で挫折している。
 原因は分かっている。
この時期から、ポンプ操法訓練が行われ、帰宅が遅い。
酔っている。しかも、書こうとしても内容が「ポンプ訓練。『集まれ!』が揃わない。これでは優勝できない」と言った内容ばかりだろう。
10年日記は、同じ月日が1ページにまとめられるので、過去から読んで行っても、内容がほとんど変化無い。
 書かない言い訳である。
 最も充実した10年とは、この事だったのだろうか?

 愛用の「消防団員手帳」から、当日何があったかを調べる。読売新聞の国内、海外重大ニュースを調べて、政治・経済・スポーツの出来事を調べる。それでも、9ヶ月間の空白を埋めるにはとても間に合わない。
 家族との会話が少なすぎる。だから、日記に家族の姿がめったに出てこない。仕事、消防、研修会、会議録でしかない。

 昨年分は、あきらめた。過去は過去でしかない。
(こうして、自分の日記には、イラク攻撃、SARSは愚か、阪神優勝も貴乃花引退も記録に残されない事になった)
今年は、多角的、マルチ日記の再開だぁ!

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