横割り組織を組み入れた消防団組織図 (平成16年8月1日)
 豊島区選出の都議会議員矢島千秋先生が、予算特別委員会で消防団について質疑された。
※「熱血隊」のカテゴリーにはならないと思えましたが、適当なカテゴリーが見当たらず、ここに掲載しました。
やじま   ちあき
矢 島  千 秋

東京都議会自由民主党
都議1期(平成13.7.23〜現)
都市整備委員会

〒171-0021 豊島区西池袋1-34-3
事務所 (3982)2579

選挙区(豊島区)

 〇矢島委員 消防団についてお伺いいたします。
 消防団は、実際上の役割にとどまらず、存在自体が町の大きな安心ともなっております。現実に一万八千人の消防職員が、大ざっぱに三交代として、この瞬間には六千人の要員規模であります。
 四万五千人の警察も仮に三交代とすると、一万五千人に比べ、消防庁ははるかに少ない数ということになりますが、消防団員一万六千人を加えることで、一気にその規模を増して備えを豊かにしていく、このように思います。それだけに消防団の役割は重いということになります。
 戦後、直ちに廃止された警防団にかわって組織されたものでありますが、その基本的な役割についてお伺いいたします。
 また、それだけ重要な役割の消防団でありますが、
団員の充足率は三年連続九〇%前後にあると聞いております。その事由をどのようにとらえ、単なる募集だけにとどまらず、いかなる対応をしているか、お伺いいたします。

〇白谷消防総監
 
消防団の基本的役割といたしましては、平時におきましては、水火災の災害対応を初め、火災の予防や警戒、地域住民に対する防火防災指導などを、震災時におきましては、発災直後の被害情報の収集、出火防止の呼びかけや消火、救助、救護活動などであります。
 充足率が九〇%前後となっている要因といたしましては、地元で自営業を営む方々の減少や住民意識の変化等により、消防団員の確保が困難となっていることが考えられます。
 このことから、事業所などの従業員を対象にいたしまして入団促進を図るとともに、平成十六年度は大学生などを対象とした募集を推進してまいります。
 また、緊急車両の整備促進や各種の資格取得など、
魅力ある消防団づくりを推進して、消防団員の確保に努めてまいります。

〇矢島委員
 消防団を構成する消防団員は、特別職の地方公務員でありますが、団員は年報酬四万五百円、出動一回二千五百円の手当をいただいております。しかし、その内容を知る者にとって、この手当というのは本当に頭が下がる思いであります。
 まさに仕事と両立させながら、あるいは場合によっては仕事を犠牲にして出動されるわけでありますし、また安全にかかわる任務であるだけに、日ごろ細心の注意と規律、消防に関する技量と知識の向上にも努めていかなければならない。
 消防庁も、団員のしっかりした研修、訓練のプログラムに沿って技能の向上を図って、消防署と協力した活動を滞りなく取り組めるよう研修に努めていることは承知しております。
 一方、都民の皆さんにとって、消防団員は地域防災の専門家でもあります。
東京都は、消防団員を消防署を中心とした災害発生時のスタッフにとどまらず、平時でも防災のことなら何でも聞くことのできる地域防災の専門家として位置づけ、その育成に努めるべきであると考えます。
 そのことが、団員にとって、
地域への目に見える貢献となりますし、また本来の役割に広がりを持たせて、消防団活動の活性化にもつながると思いますが、お考えをお伺いいたします。

〇白谷消防総監
 ご指摘のとおり、消防団員一人一人が防災に関する住民の質問に的確に答えることによりまして、住民からの信頼が得られ、ひいては団員自身の活性化につながると思います。
 このため、当庁といたしましては、現在、
消防学校研修及び消防署における教育訓練を実施しておりますが、今後さらに、消防団員に対しまして、地域防災の専門家として一層ふさわしい知識などが習得できるよう、消防学校における集合教育の拡充、教育教本の充実整備、eラーニングの活用などについて検討し、教育の一層の充実に努めてまいります。
〇矢島委員
 大変予定時間も、私はまだ少し残っておりますが、過ぎておりますので、私はこれをもって総括質疑を終わりますけれども、都の職員の皆さん方の周りには十七万三千人の一人一人の方がいらっしゃるわけでありますから、その方々の活性化を図りながら、新しい都政を目指して努力していただきたい。
 議会の方は、チェックする機能ですから、叱咤激励して、先ほどたくさんありました悪い答弁も気にせずに次回からも頑張ってまいりますので、皆さんのご健闘をお祈りいたします。
 ありがとうございました。(拍手)

(以上、都議会議事録より)



一団員の立場

●団員の充足数が減少していることの理由に対し、
○自営業の減少、住民意識の変化によるもので、今後事業所、学生団員の拡大化。魅力ある消防団のの推進。
☆事業所団員と現団員の壁が生じないだろうか(サラリーマンと地域、地元意識の現団員)
☆「魅力ある消防団」という考えは、かなり前からある。「魅力」が具体化されると、もう少し先が見えてくる。

●消防署中心から、地域防災の専門家への位置づけに、
○消防学校、消防署の教育訓練の実施。
☆昨年行われた、消防学校での警防科研修は、内容の濃いものであるが、全団員が受講するには現状で150年かかる。
 研修内容の見直し(品質低下)か、研修回数の増加で対処する必要を感じる。
☆高齢化が物語るように、団員のIT化は立ち後れている。実務主体の団員が受けるeラーニングの内容はどのようなものなのだろうか。


 ところで、最後に出てきた『eラーニング』ってナニ?
 同様に、分からない諸氏の為に、下記に用語解説しました。

eラーニング 【e-learning】 イーラーニング
(IT用語辞典 e-Words にて)

 パソコンやコンピュータネットワークなどを利用して教育を行なうこと。教室で学習を行なう場合と比べて、遠隔地にも教育を提供できる点や、コンピュータならではの教材が利用できる点などが特徴。一方で、機材の操作方法など、実物に触れる体験が重要となるような学習はeラーニングには向かない。eラーニングは企業の社内研修で用いられているほか、英会話学校などがインターネットを通じて教育サービスを提供している例などがある。Webブラウザなどのインターネット・WWW技術を使うものを特に「WBT」(Web Based Training)とか「Webラーニング」などと呼ぶ。