一見どこにでもありそうな店。
 仕事帰りのサラリーマンが、「ちょいと一杯」なんてぇー
時にはうってつけの感じがする。 気軽に入ろうとすると
奥からおばちゃんが「今日はおしまい」とバッテンする。
 「会員制」とは書いてないが、一見客の入店は難
しいだろう。
 店の入口に注目すると、あることに気づく。
赤提灯がぶらさがっているが、いつも電気がついて
ない。
 メニュー看板が出ているが、金額は表示されてい
ない(店内には料金表示あり)。

 店内に潜入すると、客はみんな見慣れない飲みもの
を飲んでる。 これが幻の「コダマサワー」だ。
簡単に言えば、青リンゴサワーに該当する。
 注文すると、氷数個と焼酎がなみなみ入ったグラス
が出てくる。そこにコダマサワーを注ぐのだが、瓶の
四分の一も注げやしない。殆ど焼酎ロック状態。
 サワーなのか焼酎ロックなのか分らないのが特徴で
ある。
 看板が「お好み焼き」なので、当然お好み焼きを注文する。
 客が自分で焼くのだが、しょぼしょぼ具をかき回すものでは
ない。 ぐぁーっと空気を絡めるのがコツ。
 鉄板の上でパンパン叩きながら焼いていると「だめだよ、
へたくそ!」とおばちゃんの罵声を浴びることになるだろう。
 ここでは、何でも豪快に焼こう!
 縁日のある日は
露天商に早変りす
るので休み。

 尚、帰るときには
後かたづけを忘れて
はいけない事を付け
加えておく。
 気取りは禁物であ
る。
団員がよく行く店 Part2
END
 味は美味いかって? そういうレベルじゃねんだよなぁ。 店内は顔見知りで賑わってんだから、
不味いわきゃねぇ。
 それより、消防団に理解があって、陰ながら応援してくれちゃってんのがウレシイじゃねえか。 えっ。
 消防団の服きて、ふらふら飲みに行けやしない。 だから、行く店はおのずと限られちゃうんだよ。