後の祭り 


セーラーヴィーナス@アミエ・グラン製作後記 Part VI

1.お茶を濁す...

 本来は7月のWHF神戸の会場に持ち込む予定で製作していたものです.しかし,わたしの個人的な都合でWHF神戸へ行くこと自体できなくなったため,以後3ヶ月放置されることになりました.

 アミエ・グランのセーラームーン・シリーズは,今までキット・レビューも兼ねて製作日記を同時進行でアップしてきました.が,さすがに今回は無理.製作後記という形で誤魔化すことにします.

 作例の写真見ているだけでは,髪の毛や腕の表現に動きは感じられるものの,シンプルな立ちポーズというのが第一印象.しかし,実際キットを手にとってみると,上半身には捻りが控えめながら効果的に入っており,腰から脚への流れも,体重のかかり具合も見事に表現されています.

 パーツの合いはいつも通り良好.ただし,左右の脚は塗装前に接着してしまいました.完璧にフィットさせれば問題ないのでしょうが,左右がアンバランスな状態と言うのはいくらパーツの合いが良くてもけっこう気になるものです.それにこのキットは先に接着してしまっても,(マスキングの手間は増えますが)塗装作業自体にはあまり支障がないので,下半身は先に接着してしまいました.

 今回肌色の塗装は赤みが強目です.自分にとって(その後の塗装工程を含めて)一番失敗の少ない肌色は,ホワイト+クリアオレンジ(+クリア)の配合なのですが,今回はクリアレッドを加え,その分クリアオレンジを抑え気味にしています.
 慣れた方の肌色は好みは好みなのですが,頭の中の理想の肌色と比べて,“黄色っぽい”んですよね.でも,クリアレッドを加えて赤みを強調した色が,理想の肌色かと言うと違うんですが...
 肌色に関しては妄想が暴走しだすと止まらないので,今後の研究課題ということにします.

 セーラー服は普通に塗ってます.ただ,髪の毛,リボン各種,スカートに靴...と黄色〜オレンジ系の色が多いので,少しずつ色味は変えるようにしたつもりです.靴のみややメタリック調ですが,最近流行りのピンヒール(安物)みたいになったのはご愛嬌(笑)

 瞳は筆とエアブラシのハイブリッド(笑)最近の4,5作品は全部この方法.白目の部分と黒目(青目?)がブラシによる塗装.目の輪郭や睫毛,ハイライトは筆塗りです.別にブラシ塗装による絶妙なグラデを狙ったわけじゃないので,印象はオール筆塗りとたいして変わりません.
 では,「何がメリットか?」というと,平滑な塗膜とその薄さゆえ乾きが早く乾燥時間が節約できるという点(笑)良識あるモデラーさんからは,「フィギャアの仕上りに関係ないじゃないか!」と非難の声が上がりそうですが,筆塗りの後って乾燥するのにけっこう時間かかります.1日1,2時間しか作業できない(する気がない^^;)わたしなんかは,瞳の筆塗りだけで2,3日かかってしまいます.もちろん半乾きの塗膜を傷つけないように慎重に塗るという方法もあるでしょうが,そんなリスキーな真似はイベント前のディーラーさんにまかせて,ぐうたらモデラーは「安全,確実,手間要らず」をモットーに工夫を重ねています(笑)

 最後にキットの感想.画像より実際作ってみるとよけい良さがわかるキットです.微妙な身体各部のねじれを見事に表現している点が特に秀逸.同シリーズのマーキュリーやプルートほどの派手さはないのですが,相当魅力的なキットだと思います.

(C)武内直子・講談社・テレビ朝日・東映アニメーション


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