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11月3日 なかの芸能小劇場「ボク達の鹿芝居 大工調べ 昼の部」
橘家文左衛門率いる鹿芝居一座も今年でなんと四年目。第一回は「らくだ」、第二回は「文七元結」、昨年は(私は見られなかったが)「妾馬」と来て、第四回は「大工調べ」でございます。
今回の呼び物は、初日、二日目の昼夜と三回の公演で、毎回、友情出演のゲストが登場すること。しかもそれが柳家喬太郎、入船亭扇辰、古今亭菊之丞と若手の腕達者がずらり揃っているとあって、二日目土曜の昼になかの小劇場に駆けつけてみると、満員御礼の大盛況。プロデューサー・脚本家・座長の文ちゃんの実力に改めて驚かされる。
えー、お話はご存じ「大工調べ」。大工の棟梁が春風亭一之輔、与太郎が漫才ロケット団の三浦昌朗、大家が鈴々舎わか馬と、文ちゃん一座の中心役者が顔をそろえる。ことに一之輔は第二回の「文七元結」から三回続けての主役(?)で、今回は三浦との漫才&掛け合いがぐっと前面に押し出され、舞台を引っ張っていく。一之輔、わか馬と達者なところが、有名な言い立てを競演するのも楽しい趣向。
そこに、脚本家文ちゃんは、大家の娘というキャラクターを創作、物語の横糸にした。この娘・おきぬ役が柳亭こみち(パンフレットの自己紹介欄に「そろそろですねぇ、私、娘役が、えー……きびしい歳です……」とあるのが笑った)。与太郎の母(ロケット団・倉本剛)の面倒を見、義父である大家および母(文左衛門!)とは折り合いが悪い。このおきぬが勤め先の抜け荷の罪に連座するのが、棟梁と大家の喧嘩→奉行所への訴えと交差するのだ。
笑わせどころを引っ張るのは、与太郎役のロケット団三浦。「M1のネタ作りで頭がいっぱいだよー」と言いつつ、何か諦念に達した観のある一之輔とのコンビも噛み合って来て、大活躍。その一方、こみちと組んでシリアス部門を支えたのが、同じロケット団の倉本。前半、状況説明とはいえ、ほとんど笑いのない場面をこみち・倉本で引っ張り(この場面、ちょっと長くて、観ている側としては少々しんどかったけど)、ラストも、バットを回して大暴れするこみちと、あくまでも押さえた芝居に徹した倉本がまとめたようなもの。小林信彦による有名な分類によると、漫才師には、漫才師型(横山やすし、嶋田紳助など)と役者型(西川きよしなど)があるというが、おそらく役者型であろう倉本の本領発揮、かもしれん。
さて、お楽しみのゲストは奉行役。扇辰が坊ちゃん育ちっぽいお殿様奉行を楽しそうに演じていた。みんなが言うことを聞かないので拗ねて泣きじゃくる場面が一番の見せ場で、ここを目安方の柳亭左龍が見事にまとめる。それを受けて扇辰っちゃんが「左龍、ありがとう。今度、お礼に……『茄子娘』教えるから」と言うのも可笑しかったが、それを受けて左龍が目を輝かせ、意気揚々と役どころに戻るさまがまことに結構。初日を観た人の話では、喬太郎の奉行がまた怪演で、まず強烈なメイクで、出て来るやいなや大爆笑、駄々をこねる場面では寝っ転がっての大熱演だったという。さもありなん。
欲をいえば、母役の文ちゃんが若干薄味だったうらみがあるが、座長・脚本・演出の大役をもこなさなす身としてはやむを得ないところだろう。むしろ、ようもここまで(興行としても)仕上げ、かつ続けたものだ、と讃えたい。
来年はなんでしょうか。やっぱり「子別れ」かね。「芝浜」もまだ残ってる。二、三年後には同じ中野でも中野ZEROホールに進出しているかもしれません091107
9月30日 新宿末広亭「十月下席」
古今亭菊輔「錦の袈裟」
翁家和楽社中 太神楽曲芸
三遊亭歌武蔵「犬の目」○−
古今亭志ん弥「たらちね」
松旭斎美智・美登 奇術
柳家小袁治「女天下」○
柳亭市馬「時そば」
マギー隆司 奇術
橘家円蔵「反対俥」○
柳家小ゑん「鉄の男」
昭和のいる・こいる 漫才
桂南喬「無精床」
柳家喜多八「長短」
三遊亭小円歌 俗曲
林家しん平「焼肉屋」○
柳家いっぽん「子ほめ」
柳家馬るこ「提灯屋」○−
アサダ二世 奇術 ○−
柳家獅堂「かんぴょう功名が辻」(勝手につけました)
宝井琴調「徂徠豆腐」
ホンキートンク 漫才
柳亭小燕枝「親子酒」○−
柳家小満ん「三人旅」
太田屋元九郎 津軽三味線
入船亭扇橋「道具屋」
古今亭志ん五「風呂敷」○−
落語も寄席も久しぶりで、特にまとまった感想もないのだけれど、備忘録として書いてみる。
初めて見る菊輔、名前からして円菊の弟子なんだろうな、と察しをつける。枕に入ると、なるほど、口調の端々に円菊っぽい響きが。仕草とか、語尾とか、ちょっとしたところに師匠の影響って出るもんなんである。
「錦の袈裟」を寄席用に短くつまんで、といった高座だったが、ふんどしにちょうどぴったり、おあつらえ向きの錦の端切れがそろいで手に入る、という設定がなかった、というか省かれていた。ここを省くと、町内の若い衆がてんでに錦を調達しなければならず、仲間外れにされかかった与太郎がひとりとっぴなもの(お坊さんの着る上等な袈裟)を持ってくるという噺のキモが押さえられなくて、なんとも頼りなくなってしまう。うまいこと短くするのは難しいもんだなあ、と改めて。
和楽社中もお久しぶり。自称寄席の吉右衛門こと和楽、おっちょこちょいの小兵和助、そしてもうひとり、真ん中の背の高い、あまりしゃべらない中年のおっちゃんという三人組で、今日はこのおじさんが面白い。和助がナイフの曲芸をやるときに、「バア」と低い声で脅かしたり、と節々で小さないたずらを仕掛けてくる。顔がやや怖いのも効いていました。
お目当てのひとり、歌武蔵師匠はいつもの自己紹介から一気に「犬の目」。得意噺だけにスピード感、ナンセンスの飛び具合、結構でした。
志ん弥もはじめて。香盤はこぶ平、歌之介のひとつ上で、師匠は円菊だそうだ。夫婦の枕の後、噺は「たらちね」。大家さんが男を呼んで「こないだの縁談だけどね」と切り出す。「今日、来るんだよ、お嫁さんが。輿入れだ」と続くのだけど、いつも聞く「たらちね」と段取りが違っていて、お、いったいどう展開するのか、と辻褄マニアの私は心の中で身を乗り出す。
いつも聞くバージョンは、大家が男を呼び出して、そこで縁談の一件が初めて口にされる。で、そんなうまい話があるのか、と男に言われて、実は瑕(きず)があるんだ、と大家が「言葉遣いが丁寧過ぎる」という欠点を明らかにするのだが、棚からぼたもち、思いがけず嫁入り話が転がり込んできた男はそんな些細ことなど目もくれない、いますぐにでも嫁に来てほしい、と熱心に大家に迫り、思い立ったが吉日、電撃的即日輿入れとあいなるのである。
今日の志ん弥バージョンだと、男は生涯の大事であるはずの縁談話をすっかり忘れていた様子なのが、まずいぶかしい。というか、いないだろ、そんな奴。いざ女がやってくる当日になって、「話がうますぎる」と男が言い出すのも大いに間が抜けている。大家の「実は瑕(きず)があるんだ」もないもんだ。先に欠点を言ってしまうと話がまとまらないから、最後まで黙っていた、とも考えられるが、本日の志ん弥の演じようだと、大家が単に忘れていた、もしくは、これまでそんなこと思いつきもしなかった、としか取れず、ピンボケの度合いを増すばかり。要は「こないだの縁談だけどね」が完全に余計なのである。
これもつまるところは、嫁入りの日付はいつにしようか、今日ください、お前そんな乱暴な猫の子もらうんじゃないんだから、と続く、いわゆる「嫁入り日程決めのシークエンス」を省くための便法なのだろうが、なんだろうこの省き方。
美智・美登の女性二人組、踊ってゴソゴソ音を立てて手品のタネをいじり、ついでに客もいじって去っていった。
前に聴いたときにも感じたことだが、小袁治の枕は、ちょっとしたものでも、工夫と個人的な思い出がきちんと入っていて、笑うと同時についつい感心してしまう。今回も、結婚当時、楽屋で「かみさん」という言葉を使ってみたら、当時の正蔵、後の彦六にとがめられた――など、懐かしい名前を登場させつつ(志ん朝師匠も出てきました)、「女天下」という珍しい夫婦ものの新作へ。
魚屋さんが家に帰ると、おかみさんの機嫌が悪い。「帰りが遅い!」と頭ごなしに怒鳴られた挙句、あんたはもともと居候、店も家も全部自分の父が残したものだ、とまで言われて、立つ瀬がない魚屋さん、銭湯に行く、と言い訳して、表に逃れる。近所のエリート銀行員、山田さんのもとを訪ね、に意見してもらおうとするが……。
「婿養子は辛いよ」テーマの、他愛無いといえば他愛無い、皮相といえば皮相な一席だが、こういう毛色の変わった、そして、大いに時代がかった(やけに気取った銀行員がエリート風を大いに吹かせ、毎日のように料亭で芸妓をあげてどんちゃん騒ぎをしているなんて、さすがにノスタルジーを通り越して、古臭い以外の何物でもなかろう)噺をとんとんとんと軽やかに運んで、笑いたくさんに仕上げた小袁治師匠、まさにベテランの風格でした。
この噺は三井の大番頭で高名な茶人でもあった益田太郎冠者作だというが、銀行員の書きぶり、婿養子を罵る夫人たちの言い草など、噺を作った時の益田の心持ちを詮索すると、違った意味でもおもしろい。益田はほかに「かんしゃく」(主人公の癇癪持ちの旦那は自身がモデルだともっぱら言われているようだ)、「堪忍袋」、「宗論」などの噺を作っているそうです。
市馬は「時そば」。安定した出来。ダメダメなそば屋のどんぶりを見て、男が「植木鉢じゃねえの」と呟くのが可笑しかった。
マギー隆司の手品は、この一門らしい脱力系。美智・美登よりも随分ゆったりした気持ちで見ました。
高座への上り口で「よいしょっと」という声が聞こえ、昼席の中トリ円蔵師匠が姿をあらわす。「この末広で、大雪の日、幹部連中は全員帰っちゃってね。私ら前座とお客様が何人か残って。で、当時のお席亭がここに泊って行きなよ、と言ってくれて、この高座ですよ、ここんとこで布団並べて私ら寝たことがあるン」と思いつくまま、やはり末広亭で高座の最中に談志がマイク修理工のふりをして邪魔しに来た話や、談志、志ん朝、円鏡、毒蝮三太夫という何だか凄いメンバーで近くで食事をして、談志が毒蝮ひとりに金を払わせたときの話(この話自体は有名なエピソード、なんですが、そこに志ん朝が同席していた、というのは初耳。個人的には相当得した気分です)などを枕に、「反対俥」に。
さすがに派手に飛んだり跳ねたりはしませんが(お歳ですからね)、病弱な俥引きの得体の知れなさ、土管を飛び越すときに「おっ、この不自然な動きッ」と客が口にするところ、いかにも円蔵っぽくって快調そのもの。大いに満足しました。
休憩明けて、小ゑんは得意のオタクネタ。「目黒の電機屋のセガレ」であるところの小ゑん、秋葉原には足繁く通った少年で、いまのアキハバラを厳しく非難するも、そのなかにメイド喫茶に関する相当詳しい知識を入れてくる、というパターンをしっかり踏まえ、鉄道マニアの中年男が家族で味わう疎外感をテーマにした「鉄の男」。
のいるこいる先生をはじめて観たころ、有名になった超いい加減なあいづちを打つというボケを、生真面目なツッコミがぴしっと押さえるところがとても心地よかった。この数年、ボケが暴走するのを制しつつ、ある流れ(らしきもの)を作るのが(おそらくは体力的に)苦しそうに見える。ボケの師匠はまだまだ元気なんですが。それでも長く高座を見たい漫才コンビです。
よく「うまい人の高座だとかえって寝てしまう」というが、実際こいつは結構言えていて、南喬師「無精床」、喜多八師「長短」はところどころ意識を失ってしまった。むねん。
小円歌は一席華やかにつとめた後、「かっぽれにする? 奴さんがいい?」と問いかけ、「奴さん」。動きの切れの良さに加えて背が高いので、大変な迫力。
昼席のトリはしん平。特撮映画の監督としても知られる落語家で、私は高座を聴くのは初めて。「焼肉屋」、そのまんま焼肉屋に関するボルテージの高い漫談ですが、いや、評判通り面白いですね。しかも、「今日は何の日か知ってる? ハロウィンだから」と、ガイコツかっぽれ(骸骨柄の全身タイツに、髑髏のマスクという凝りぶり)のおまけつき。堪能しました。
さて、ここまでが昼席。末広は昼夜通しで観ることが出来るので、そのまま居座る。
開口一番は、いっぽんという名の前座君。なんと獅堂の弟子、とのことだが、どういう次第でそんな奇天烈な境遇に身を置いているかは不明。「子ほめ」。頑張れ。
落語好きの人たちと会うと、最近いい若手見た? という話に結構なるのだが、そのときに馬るこいいよ、という声を聞いていた。私は実際の高座は初めて。白地に茶で何か絵が描いてある派手な羽織で登場、予想よりもずっと太っていた。声が太く良く響き、語りがとてもしっかりしている。かなりいい感じの若手であることは間違いない。
しかし、いざ「提灯屋」に入ってみると、なかなかやりとりが弾まない。語りがきちんとしているのと、会話がうまく弾んで面白く運ぶのとは、また別の話なんだな、と思いながら見ていると、この馬るこ、飛び道具を出してきた。
町内に提灯屋が店を開く。その開店のチラシに、提灯に入れる家紋で描けないものがあったらお代は要らない、と記されていたのを知った若い衆、次から次へとやってきて、判じ物というか、こじつけのヒントで紋を描けと強要し、どんどんただで提灯を巻きあげてしまう――という筋なのだが、馬るこは、この判じ物と紋とを描いたスケッチブックを開きつつ、噺を進めたのであった。思わず目を見張らせるものがあったぜ。
たしかに噺に出てくる紋のマークがどんなものかも、今では頭に浮かびにくくなっている。そういう意味でもひとつの工夫ではあるが、そういうことより、いきなりスケッチブックを開いてしまう、いたずらな高校生みたいな乱暴さが面白かった。前に月亭八方だったか桂ざこばだったか、「子は鎹(かすがい)」を演るときに、「鎹ってね……、説明が面倒なんでね、持ってきましたわ」と懐からいきなり鎹を取りだしたのをちょっと思い出した。スケッチブックの絵が結構うまいのも、妙に可笑しい。ネットから画像を持ってきたのだろうか。
とはいえ、スケッチブックを開くとほぼ両手がふさがってしまうので、馬るこには、適当なところで飽きて、またオーソドックスな演りようを追求してほしい。鈴々舎はわか馬、風車と多士済々だね。馬るこも、これからが楽しみです。
続いてアサダ二世。柳家がトリのときと、古今亭がトリのときでは楽屋の雰囲気も違う、という枕をはじめて、あれ、いつもこんな話したっけ、と面白くなりそうな雰囲気だったのだけど、やや漠然とした表現であっさり終えてしまったのがちょっと残念。手品に入ると、投げやりなのかそういう冗談なのかわからない高座さばきのうちにも、決めるところはちゃんと決めて、今日のアサダ先生はなかなか颯爽としていました。
で、獅堂。三三と同期で、真打昇進のときに様々なエピソードを聞いていたのだけど、高座を見るのは初めて。ブルーの地にキリンの柄の着物で、いきなり両手を片方ずつ広げて、前で組み合わせながら頭を下げる。ああ、噂通り、変な空気が場内に漂っていく。パラ、パラ……と拍手があるのを「お気遣いなく」と制して、予想よりも甲高く細めの声で獅堂が語り出した。
噺の方は、なんといったらいいのか、山内一豊の軍功譚に何かを混ぜた風の、そうね「西行」とか「三方が原軍記」みたいな一種の地噺である。ただ、こーゆー変なこと演るなら、もっと確信犯で前に出る感じで演ればいいのに、何だか声は小さいし、変さの度合いが中途半端なのだ。たとえば、今輔や鯉枝のような芸協の若手はもっと珍妙な高座を無理やりかつ平然と押し通している。お約束らしい「ゴーゴーラックゴー!」で結んだ獅堂だけど、不完全燃焼にもほどがあった。変なことを演っていること自体で完結してしまっているようにも思えた。私は獅堂のような方向性が、まったくダメダメだとは思っていない。もっと開き直れ、もっと振り切れ、と言いたいのであった。
琴調先生は「徂徠豆腐」。獅堂が講談っぽい噺だったので(かつグズグズだったので)、ちょっと損したのかな、とも。
ホンキートンクは若手の漫才。ボケの気持ち悪さ(語尾はザンスで、スーツはパツンパツン)は何かしらではありそう。
小燕枝は今回が二度目。「親子酒」、しぶく決まっていて結構でした。続いて小満ん師の「三人旅」というのも贅沢な感じの展開。馬子唄に、美声だなあと聴き入っていると、ちょっと意識が薄くなっていました。
元九郎、いつも通り。
最近、高座で声が小さすぎて聴き取れなかった、とか、唐突に噺が終わって戸惑った、といった話をしばしば聞いていた扇橋。座布団に座ると、マイクの音量がぐーっと上がっていくのがわかった。気候の話から湯たんぽの思い出、と枕はまずまず順調、「道具屋」もボソボソとではあるが、最後の「タコの歌」(「湖畔の宿」の替え歌ですね。私は祖母に習いました)まで手ぶりも交えて、無事(?)語り終えた。今日は調子が良かったのかしらん。
さて、中トリの志ん五師は大師匠譲りの「風呂敷」。あまりにも志ん生の印象が強いためか、有名な噺の割には耳にする機会が少ない噺でしたが、メリハリのきいた楽しい一席でした。
書いてみると、あれこれうだうだと感想めいたものが湧いてきて、だらだらと垂れ流してしまったが、全体としては実は非常に楽しかった。まだ見たことのない噺家もたくさん聞けたし。前は一席が短いという印象のあった末広亭ですが、今日は一席一席腹もちの良い分量だったように思った。
新宿から家に帰る電車の中で、家人が「あっ」と声をあげた。車内テレビのニュースに、三遊亭円楽死去の文字が光る。駅の改札を出たあたりで、家人が、円蔵は円楽の死をいつ知ったのだろうか、と言った。たぶん、高座を下りてから知ったんだろう、と話しながら、家まで帰ってニュースを見た。091103
7月1日 桜木町・横浜にぎわい座「立川談春独演会」
立川こはる「金明竹」
立川談春「唖しの釣り」○++
立川談春「らくだ」◎−
主催・横浜にぎわい座 全席指定3000円
横浜に急ぐ電車の中で、談春の独演会、ずいぶん久しぶりだなあと独語した。指を折ると二月の終わりからまるまる二カ月ほどのブランクが空いていて、その間に談春・喬太郎の顔合わせを二回観ているのだが、それと独演会とは、また全然別物だ、と思い、何が違うんだろうと考えているうちに、桜木町に着いてしまった。
客電が落ちて、あらわれたのはこはる。満場の拍手も鳴りやまぬ間に、どんどんと話し出す。特に前半はスピード第一なのかと思えるほどぱっぱと進んでいって、「金明竹」へ。よく耳にする「金明竹」では松公の出番だが、本日のこはるは与太郎を登場させていた。
この与太郎が結構特色ありで、なかなか面白い。あまり与太郎らしくないのだ。「金明竹」前半のもう一人の立役者は言うまでもなく旦那、お店の主。こはる版「金明竹」では、この人がとにかく理屈っぽい。あきらかに与太郎の手に余る理屈とディティール満載の説教なので、「パアパアパアパア言って、なんだか全然分からないや」と与太郎が戸惑うのも無理からぬところもある。
で、こはる与太郎は、基本的には真面目なところがあって、旦那に言われたことを、理解できないながらもその通りにやって褒められたいという“野心”がある。猫を借りに来た人を断り、旦那を呼びに来た人を断るときも、言われた通りの口上を言ってのけた、という満足感があって、結びの言葉の語気が強い。そして、デヘヘヘがないのである。与太郎というものは、自分が何かを言って相手が変な顔をすると、とりあえずデヘヘヘと言う奴なのだ。なんだか分からないが、相手が怒っているか困っているか戸惑っているという、その空気だけはなぜか察して、デヘヘヘと笑う。こはる与太郎にはそのデヘヘヘがない、というか少ない、足りない。誰もが思うことだろうが、この「金明竹」の旦那と与太郎を見ていて、私も談春、こはる師弟を思い浮かべた。旦那は理詰めで、先さき回って小言をいう。猫を借りに来たやつに、海老の尻尾の、またたびの、言う必要など本当はない。そもそも与太郎にそれだけの能力がないこともわかりそうなもんである。それをわかってはいても、旦那は事細かに断り文句を教え、与太郎は大真面目に、かつやや得意げに、間違った状況でその教えを実行しようとする。それぞれ、そういう性分だから仕方がない。
おお、やっぱりなあ、と思ったのは、借り物問答の際に、与太郎が文脈上、とんちんかんな単語(たとえば「貸し猫」とか、「旦那をお借りしたい」「一匹ですか」とか)を口にするところ。それを借りに来た客と、その模様を与太郎に再現させる旦那が、必ず、同じ単語に引っかかって聞き直すのだが、この反復のメリハリがしっかり決まっていて、良かった。いかにも談春的でもあった。ちょっと眉根にしわを寄せて、前にせり出すあの感じである。
言い立ては、いかにも早口で話している、という感じの口の回転で、結構でした。ここのところ、どんなに早口でも(「金明竹」という噺を知っていれば)道具七品が数えられるよう明瞭に話す演者と、途中、口は確かに回っているが何を言ってるんだかわからない、という演者がいる。今日のこはるはどちらかというと後者で、こちらだと、この上方からのお使いは、そもそも名乗りもしないし、相手がわかったかどうかも頓着しない、かなり仕事の雑な奴(やっこ)だなということになって、上方の言葉だからわからない、とか、道具の名や形容が特殊だからわからない、という噺の本旨と少しズレるようにも思えてくるのだった。
あと、印象に残ったのは、用事から帰っておかみさんの報告を聞く旦那で、「この子がお茶を出さなかったものですから」と言い訳する女房に、「お茶はお前が出したら済む話だからな」と怒るでもなく、一言するのである。いやー、おかみさん、そういうことを言いたいのではないと思うんだけどなー、旦那、ほんとに理詰めですね、と強い感銘を受けたのでありました。
続いて出てきた談春、すっと噺に入り、「あのー、あのー、アハハハ」とまごうかたなき与太郎を登場させておいて、「今日は与太郎さんは大忙し、という日でして。俺も考えればいいのに、『何演るんだ』『金明竹です』『よし、やってこい』なんて言っちゃって。町内に与太郎が何人もいて、与太郎のスケールが大きくなった、と思ってください」とコメント、再び噺に戻った。
釣り好きだけどあまり釣れたためしのない与太郎、若い衆が集まっていて、「釣れるか釣れないかわからないところに糸を垂れているのは馬鹿の骨頂」とからかわれる。そこで、家に竿を何本も並べている七兵衛を釣り好きの同士と狙いをつけてやってきた次第。すると七兵衛、俺は釣れなかった試しはない、夜に殺生禁断の池に忍び込み、いつも魚籠いっぱいにして、市場に売りに行く、だから俺はいつも襟垢のつかねえ着物を着ていられるんだ、とつい自慢した相手が悪かった。おかげで、その夜は与太郎をお供に、夜釣りに出掛けるという危ない橋を渡る羽目に――。
前半は、七兵衛に「大きな声で言うんじゃない」と言われても、大声で「釣りに行きましょー、殺生禁断の池ー」と騒ぐ与太郎という、反復の笑いでぐいぐい引っ張る。心底迷惑だと思うのに、「日の暮れ方は駄目なんだよ、ちゃんと日が暮れてから来な」と与太郎に注意を与える七兵衛があんがい優しい男でもあって、そのあたりも面白い。
しかし、個人的には魚を釣り上げては「おっきい、おっきい」と歓声を挙げ、役人に目こぼしされて魚籠を持ちながら、「重たい、重ったい」と思わず喜んでしまう、与太郎のプリミティブなパワーにぐっと来ました。あらかじめ七兵衛が仕込んでおいた親孝行の言い訳を、「とってつけたようなウソを言って」と寺役人の一人に言わせるところがいかにも談春らしく、ラスト、七兵衛が俄かに声が出なくなってしまったというくだりを、“それをするすると読解してしまうお役人の奇妙さ”という方向で処理したのも鮮やかでした。
休憩を挟んで、「今度、NHKの『私が子どもだったころ』という番組に出ることになりまして」と枕をふった談春、子供時代の話をひとしきり、しかもこれが今日の本題とも密接に結びついていた。ごく簡単に記すと、幼少期の談春家にはいつも大勢の若い衆がいて、幼い談春は「若」と呼ばれて育った、という。「私には本当に優しい、いい人なんですが、外の人からすると、そうでない面もあって、よく親御さんが「あのおじちゃんに近寄っちゃ駄目よ」というでしょ、そう言われる側の人に囲まれて育ったんです」「集団就職の名残があったというんでしょうか、東京に出てきたはいいが、職場になじめなかったりして、だんだんとひねていってしまう、そういうような人たちがうちに集まってきていた」と語る談春は、父と友人との酒を飲んでの喧嘩を一段語って、本題に入ったのだった。噺は、そう「らくだ」。
以前、談春は「私の『らくだ』は笑うとこありませんよ、怖いだけでね」と前置きして演ったことがあったけど、その前置きは今日の高座にこそふさわしかった、と思う。たとえば、冒頭、らくだの兄貴分の半次がくず屋を呼び寄せて、名を名乗るのだが、くず屋はらくだの死体に完全に気を取られていて、まるで耳に入っていない。そこに、「おい、俺の名前、言ってみな」とかぶせてくる半次がすでにこわい。らくだの持ち物を何か買えともちかけ、ぜんぶ見切ったものばかりで、と説明するくず屋を制して、「俺は何か買え、って言ってるんだよ。銭だけ出すより諦めがつくだろ」と押してくる。無理を理屈で押してくる怖さで、くず屋同様、我々も口をつぐんで見守るしかない。
長屋の月番の反応も、こころなしかシリアスだ。「長屋のなかには、らくだが死んだについちゃおこわでもふかそう、ってのが一人二人はいるだろう、それをこっちに曲げたと思やあ」と、ここまではよく知られたセリフだが、今日の談春は「冗談だよ、冗談」と挟んで、トーンも低めに「死にゃあ仏っていうからな」と言わせた。これだけのことなのだが、空気が違う。別に、このとき、くず屋は月番を責めるような顔つきはしていなかったと思う。しかし、この月番は死というものを、それがらくだのような鼻つまみ者であっても、笑いごとにはしない、出来ない、とした。そのために「死にゃあ仏」に、ぐっと重心が乗っている。
その後も半次は絶好調に怖いのだが、そこはいつかまた高座で出会うこともあるだろう。ちょっと先を急いで、後半、くず屋に酒を飲ませてからがまた強力だった。くず屋の酔いっぷりの迫力、ことに「大家はなんだ、ぐずぐず言って、かんかんのうで脅かされたら酒や肴……、いっそ突っぱねるなら突っぱねてほしかったよ。お長屋の人は違いますよ、死ねば仏だって、自分たちから持って来てくれた」と管を巻きはじめ、いかにらくだにひどい目に遭わされたかを語りだす。すると、酒の弱い半次(これは談春師匠の大工夫)は「くずや、さーん」と突然、涙声で、こう語るのだ。「らくだのことをあまり悪く言わねえでやってくれ、あいつは小せえ時分にふた親に死に別れ、あいつは悪くねえ、ただ図体がでけえってだけで、親類からいじめ抜かれて、行くところもなかった男なんだ」と。
それに対して、くず屋は「冗談じゃねえ。いじめられたから、人に何してもいいのかよ、それに、そんな話なら俺だって……俺だってもとは古道具屋の若旦那だったんだ」と返す。そして、困っている人をみるとほっとけなくて、いろいろと金を恵んでやった。それを父に見つかってこっぴどく叱られた。お前のやってることは間違ってる、いつかひどい目に遭うぞ、と言われても、何言ってやがると反発していたが、結局、父が言っていたことは正しかった、あっという間に落ちぶれて、いまはこんなくず屋になってしまった、とくず屋はろれつのよく回らぬ口で述懐するのだ。このセリフ自体は、多くの噺家が演じているものだけど、今日の談春「らくだ」は、その切実さ、厳粛さがまるで違うように感じられた。酒に酔ってセンチになっている半次は滑稽だが、その言葉は重い。酒乱の勢いですっかり立場が変わり居丈高なくず屋も、実はまったく陽気さはなく、むしろ無惨な傷口がぽかっと顔を見せている。
興味深かったのは、くず屋が「俺も若旦那だったんだ」というところで、客席の一部がワッと笑いが湧いたこと。枕の談春が「若」と呼ばれていた話と結びつけたのだろうか。「親父の言った通り、俺が店を継いですぐにつぶれたよ」のところでも、またワッと来た。どこで笑っても構わないようなものだが、私は、面白い、面白いけど、なんて笑えない「らくだ」なんだろう、と感じていたので、ちょっとびっくりした。逆にいえば、今日の談春「らくだ」がそれだけ客を追い詰める噺だった、ということでもあろう。「緊張と緩和」理論ではないが、緊張のあまり、わずかな緩和(と思ったところ)で笑わなくては、と感じたのではないか。いずれにしても、不思議な現象だったと思うので、記しておきたい。
笑えない、笑わせない「らくだ」は、泣かせない「らくだ」でもあって、たとえば談志の通称「雨のシークエンス」のような(いい意味での、と私は思うが)センチメンタリズムもそこにはない。涙の向こう側にある、そうとしか生きられなかった、間違えたとわかってもどこにも戻ることのできない人間の世界があるばかりで、それこそ「死にゃあ仏」と一言手向けるほかない。私ははぐれ者へのレクイエムだと感じた。こういう談春落語を聴いたのは、ずいぶん久しぶりの気がする。他の誰にもない、無類の世界だと思う。だから、独演会は怖いのだ。090703
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落語雑録2008
2009年4月25日◆文左衛門ラフで優しい「竹の水仙」◇中野・なかの芸能小劇場 「春の文左衛門大会」
5月16日◆歌奴「大工調べ」をごろうじろ◇お江戸日本橋亭「第四回 歌奴定例会」
5月30日◆喬太郎、正攻法の古典二席◇三鷹市芸術文化センター星のホール「柳家喬太郎みたか勉強会 夜の部」
6月3日◆第四の刺客白鳥にホンロー◇桜木町・横浜にぎわい座「三三 背伸びの十番 第四回」
6月5日◆雨が降る。志の輔は(なかなか)来ない◇三鷹市公会堂「立川志の輔独演会」
6月7日◆談春・喬太郎真昼の決闘◇有楽町・よみうりホール「民音落語会 立川談春・柳家喬太郎二人会 正午の部」
6月8日◆梅雨入り気分か三三独演◇半蔵門・国立演芸場「月例 三三独演」
6月13日◆天どんキャッチ&リリース、またキャッチの会(工事中)◇中野・なかの芸能小劇場「第7回三遊亭天どん独演会 僕のらくご道」
6月14日◆わか馬、愛と工夫の名演『景清』◇中野・なかの芸能小劇場「鈴々舎わか馬独演会 わか馬翔る4」
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4月12日 中野・なかの芸能小劇場 「柳家喬太郎勉強会 一本柳道中双六」
柳家小んぶ「初天神」
柳家喬太郎「次郎長外伝 小政の生い立ち」枕が○+
瀧川鯉朝「置きどろ」
柳家喬太郎「心眼」
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3月21日 有楽町・よみうりホール 「よってたかって春らくご 21世紀スペシャル寄席ONEDAY」
柳亭市丸「牛褒め」
春風亭百栄「お血脈」○
三遊亭白鳥「真夜中の襲名 新三平おめでとうバージョン」○+
柳家三三「加賀の千代」○+
柳家喬太郎「純情日記横浜編 卒業バージョン」○++
主催:夢空間 全席指定4000円
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3月19日 練馬文化センター小ホール 「談春、喬太郎、桃太郎 3人会」
春風亭鯉斗「転失気」
昔昔亭桃太郎「弥次郎」○
立川談春「白井権八」○++
桃太郎、談春、喬太郎 トーク ○
柳家喬太郎「死神」○++
主催:夕刊フジ 全席指定3500円
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3月15日 中野・なかの芸能小劇場 「くらぶ歌 歌武蔵独演会」
三遊亭ありがとう「子褒め」
三遊亭歌武蔵「らくだ」○++
古今亭志ん五「粗忽の釘」
三遊亭歌武蔵「胴切り」○+
全席自由2000円
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3月13日 下北沢・シアター711 「下北沢演芸祭・彦いち噺from下北沢 青春牧歌編」」
林家彦いち「保母さんの逆襲」
桂かい枝「ハル子とカズ子」
三遊亭三三「加賀の千代」○
林家彦いち「長渕中毒症」(仮題)
前売指定3500円
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3月8日 下北沢・シアター711 「三遊亭遊雀『芸協力』 春風亭昇太プロデュース 下北沢演芸祭2009」
春風亭昇々「子褒め」
春風亭鯉枝「府中馬券師専門学校」○+
三遊亭遊雀「崇徳院」○−
ぴろき 漫談
三遊亭遊雀「御神酒徳利」
全席指定3500円
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3月7日 横浜にぎわい座「三遊亭白鳥創作落語集」
三遊亭白鳥「弥次郎」
三遊亭白鳥「幸せの黄色い干し芋」○
桃月庵白酒「メルヘンもう半分」○++
マグナム小林 バイオリン漫談
三遊亭白鳥「天使がバスで降りた寄席」○+
全席指定3000円
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3月4日 三鷹・みたか井心亭「寄席井心亭 百六十六夜」
林家たい平「二番煎じ」
林家たけ平「星野屋」
神田茜「あの頃の夢」○−
林家たい平「らくだ」○++
主催:三鷹市芸術文化振興財団 前売1800円
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3月3日 横浜にぎわい座「三三背伸びの十番」
柳亭市也「子褒め」
柳家三三「雛鍔」
柳家喬太郎「次郎長外伝 小政の生い立ち」○++
柳家三三「花見の仇討ち」○
全席指定3000円
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2月28日 三鷹市芸術文化センター星のホール「立川談春独演会 冬談春」
立川春太「出来心」
立川談春「除夜の雪」○
立川談春「宿屋の仇討ち」○+
主催:三鷹市芸術文化振興財団 全席指定3150円
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2月4日 横浜にぎわい座 「立川談春独演会」
立川談春「御神酒徳利」○
立川談春「明烏」○+
主催:横浜にぎわい座 全席指定3000円
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2月3日 半蔵門・国立演芸場「月例 三三独演」
柳家三三「しの字嫌い」○+
柳家三三「不動坊」○
柳家三三「国定忠治・山形屋」○+
主催:ショーキャンプ 全席指定2800円
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2月2日 下北沢・本多劇場「春風亭昇太27周年記念落語会 感傷旅行」
春風亭昇太 トーク○+
春風亭昇太「マキシム・ド・のん兵衛」
春風亭昇太「パパは黒人」○+
春風亭昇太「戦後史開封」○+
春風亭昇太「ハワイの雪」
主催:ティルト 全席指定3500円
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1月31日 三鷹・文鳥舎 「考える文左衛門VOL.4」
橘家文左衛門「あくび指南」○
桂笑生「猿後家」
橘家文左衛門「文七元結」
主催:文鳥舎 前売指定2500円
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1月20日 お江戸日本橋亭 「第二十回オリンパスシンクる寄席」
春風亭ぽっぽ「転失気」
柳亭市馬「厄払い」○+
橘家文左衛門「のめる」○
橘家文左衛門「寄り合い酒」○+
柳亭市馬「二番煎じ」○+
主催:ラジオカフェ 前売自由2000円
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1月17日 中野・なかの芸能小劇場「冬の文左衛門大会」
入船亭辰じん「狸の札」
橘家文左衛門「のめる」○+
春風亭一之輔「明烏」○
橘家文左衛門「源氏物語・明石」○
前売自由2000円
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1月16日 浅草・見番「桂吉坊 噺家十周年記念の会」
立川こはる「千早ふる」
桂まん我「しじみ売り」
桂吉坊「不動坊」○+
桂吉坊「正月丁稚」○−
前売自由2500円
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1月15日 渋谷・パルコ劇場「志の輔らくご」
立川志の輔「ハナコ」○
立川志の輔「狂言長屋」
立川志の輔「柳田格之進」○
企画制作:パルコ、オフィスほたるいか 全席指定6000円
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1月12日 中野・なかの芸能小劇場「くらぶ歌 三遊亭歌武蔵の会」
三遊亭かる美「たらちね」
三遊亭歌武蔵「新聞記事」
三遊亭歌太郎「道具屋」
三遊亭歌武蔵「五人廻し」○++
当日全席自由2000円
1月12日 半蔵門・国立演芸場「月例 三三独演」
鈴々舎わか馬「千早ふる」
柳家三三「宿屋の仇討ち」○++
柳家三三「文七元結」○+
主催:ショーキャンプ 全席指定2800円
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1月9日 銀座・中央会館 「立川談春独演会」
立川談春「小言幸兵衛」○−
立川談春「妾馬」○−
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12月27日 有楽町よみうりホール「三人集 昼の部」
柳亭市馬、立川談春、柳家三三 口上 ○+
立川談春「明烏」○−
柳亭市馬「三十石」歌が○+
柳家三三「双蝶々 上」○+
立川談春「権助魚」○+
柳家三三「双蝶々 下」
主催:オフィスM'S 全席指定3000円
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12月27日 有楽町よみうりホール「三人集 夜の部」
柳亭市馬、立川談春、柳家三三 口上 ○+
立川談春「除夜の雪」○++
柳亭市馬「掛取り2008」
柳家三三「鼠小僧 蜆売り 上」○
立川談春「棒鱈」○
柳家三三「鼠小僧 蜆売り 下」
主催:オフィスM'S 全席指定3000円
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