転生獣語


見よ! 真実の寸言コラムついに立つ!


10月3日◆昨日の朝、新聞を読んでかなり驚いた記事があったのだけど、その記事のことが一日じゅう頭のどこかで気にかかっていて、夜も更ける頃にはほとんど怒りに近いものになってしまったので、とりあえず書いてみる。◆その記事は、朝日新聞10月2日付朝刊の文化欄、「寄席の掛け声 ちょっと待った」という。まず冒頭のリードで、<「待ってました」「たっぷり」。昨今の寄席や落語会で、高座へ上がった落語家に向けて、やったらめたら掛け声が増えたような>とあるのを読んで、「えっ、そうなの?」と私は少し驚いた。ここ数年、たぶん毎年百回は超える落語会に出かけているが、「待ってました」という掛け声を聞くのはおそらく年に数回あるかなしか、というのが私の実感だったからだ。知らなかったぜ、と思いつつさらに読み進むと、井上秀樹記者はこう書いていた。<「待ってました」のほか、大ネタを演じ終えたら「大成功」「日本一」「大当たり」と(声が)掛かる。(中略)いまでは、ベテランやちょっとした人気者なら確実に声が掛かる。日によっては寄席で5、6人の落語家が掛け声で迎えられる。>◆ここまで来ると、私のほうが「ちょっと待った」と言いたくなった。それ、どこの落語会? どこの寄席での話なの? 「大成功」「大当たり」なんて掛け声を聞いたことは、残念ながら一度もないし、そもそも落語を演じ終えたあと声が掛かる、という場にも居合わせたことがない。たまたま私がそういう場に居合わせなかっただけだとしても、<いまでは、ベテランやちょっとした人気者なら確実に声が掛かる>というのは、(精一杯控え目に言って)相当に誇張された表現だと思う。実は今日も、新宿末広亭で新真打の昇進披露を見てきたけれど、掛け声はひとつも(新真打にさえ)かからなかった。ただ満場の拍手とにぎやかな笑いがあっただけだ。そして、それは私がこれまでに体験した、ごく当たり前の落語会の光景である。◆記事を読み終えて最も納得できなかったことは、この記事の中に、「昨今の寄席では掛け声がやっためたらに増えている。その結果、芸の質が落ちるのではないか」という井上記者の主張を裏付けるデータなりコメントがどこにも示されていないことだ。まず「最近、掛け声が増えている」という基本的な事実について、何のデータもない。たとえば寄席の席亭に取材してみればいいのに、それもなされていない。コメントが載せられている堀井憲一郎氏も柳家喬太郎師匠も「掛け声が増えている」とは一言もいっていないばかりか、堀井氏は「落語の邪魔をしない掛け声ならいいのでは」とごくまっとうな見解を示し、<二つ目の勉強会ですら「待ってました」と掛かるようになった>と書く井上氏が批判したい(らしい)<まだ無名の落語家に声が掛かる>ことも、「自分が好きな人を知らしめたい、というファンの掛け声はありだと思う」と肯定している。だいたい「二つ目の会に待ってましたはおかしい」というのは単なる教条主義ではないか。◆<(掛け声によって)客席が付和雷同しやすくなり、受けが良くなるほか、その芸人が歌ったり食べるしぐさをするだけで拍手が起きてしまう><掛け声や拍手が「決まり事」になっては芸の質が落ちるのではないか>と迫る井上記者に対して、喬太郎師も「掛け声はありがたいけど、その日の落語には関係ないですね」と軽くいなしている。◆新聞で大きなスペースをとって報じるからには最低限、@「最近(って、そもそもいつの話なのか?)掛け声が増えている」という事実、A掛け声によって落語の質が落ちている、という事実ないしは論拠(百歩譲って、記者が体験した主観的な事実でもいい。この記事にはそれすらない。井上記者が何を根拠に、「落語の質の低下」を懸念しているのかが、私にはまったくわからなかった)が示されなくてはならないと思うのだが、この記事にはどちらも見当たらない。こんないい加減な取材と論理構成で、<(陰でこっそり苦言を述べたり褒めたりする)見巧者も、派手な掛け声に隠れながら、寄席には息づいていると信じたい>と言われても、挨拶に苦しむ。
2月16日◆恒例の2007年マンガベスト10を選んでみた。個人的に高齢化問題が進行し、新しい作家、作品になかなか当たらなくなっているが、質を落とすことなく連載を維持している作家、幾度目かのピークを示すベテランの作品に接すると、まだまだニホンのマンガも捨てたものではない、と月並みな感想を洩らしたりもするのであった。◆まずは、ひぐちアサ『おおきく振りかぶって7〜9』(講談社)。余計なものの挟まらない、ただ高校野球を丹念に描くことで生まれるドラマ。観察の細かさが、巧みな視点の切り替えによって表現されているのも魅力のひとつ。◆入江亜季『群青学舎2』(エンターブレイン)。先行する作品集『コダマの谷』『群青学舎1』(いずれもエンターブレイン、2006年)も昨年はじめて読んだが、凄く驚いた。いわゆる二十四年組が七〇年代に生み出した傑作群のタッチ、空気がそのまま今に甦ったような作品群なのだ。ことに架空の王国の中世的な学舎に棲む風変わりな秀才と、世間知らずの殿下、クールな美女が、宮廷陰謀劇が巻き込まれる『コダマの谷』は、たとえば初期〜中期萩尾望都ファンの方々にも一読を勧めたい。◆世評も高い吉田秋生『蝉時雨のやむ頃』(小学館)ですが、これだけの作品だと文句ありません。能天気な次女がいい味出してる。◆近未来イタリアを舞台に、改造された美少女たちがテロリスト退治に駆り出される、と要約すると、いかにもオタク好みの美少女アクションのようだが、相田裕『GUNSLINGER GIRL8・9』(メディア・ワークス)はそうしたレベルを遙かに超えた作品となりつつある。巻を追うごとに、極限状況に置かれた登場人物たちが丹念に描かれ、その苦悩、心の交錯が重厚とさえ呼びたくなるようなドラマを織りなしていく。少女たちの清澄な明るさが、記憶を失った殺人機械であることに起因しているという残酷さからも目を逸らしていない。それに気づくと、実は、この作者の真摯な姿勢は、このマンガのはじまりから一貫したものであることに思い当たるのだった。萌えとか何とかの空騒ぎの最中に、こうした作品が生まれていたことは、将来、マンガ史的にも重要な意味を持つだろう。たとえば鶴田謙二のような作家よりも、本格的な骨格を持った作家だと思う。9巻の「パスタの国の王子様」のくだりには胸が詰まった。◆この数年間、マンガ界を牽引したと言って良いのが、よしながふみ。2007年は『フラワー・オブ・ライフ』(新書館)が4巻で完結。死とオタクの自己実現をメインにしつつ(?)、育ちの良い都会っ子たちの青春群像のほどのよさも魅力のひとつかと。『きのう何食べた?1』(講談社)、『大奥2・3』(白泉社)も刊行された。私は『きのう何食べた?』のほうが軽くて好み。◆同様に、ここ数年、青年マンガを支えた、と個人的に思っているやまむらはじめは『蒼のサンクトゥス5』(集英社)が完結。ストロガツキー兄弟の『ストーカー』に海洋ロマンをプラス(直接的には『エヴァンゲリオン』なのかね)、得意の少年自立譚を語り切った。女性の支えがあってこその少年の自立、という構造が、やまむらの現代性なのかも。大学生たちの青春群像を描いた『夢のアトサキ』(少年画報社)は、沙村広明の『おひっこし』あたりと比較するのも面白い。『神様ドォルズ1』(小学館)も始まった。やまむらのような、かつてならばマイナー誌で活躍しただろう作家が、集英社や小学館から次々と単行本が刊行される、というのは、きわめて二〇〇〇年代的で、つまりは長引くマンガ不況のなか、大手がマイナー誌のエリアまで手を伸ばし続けていることを意味している。これは、少子化の中で一流大学が大学院大学化で学生をかき集め、川下で「学力崩壊」と呼ばれる現象が起きていることと、おそらくはパラレルな関係にあるのだろう。◆調子が外れたコメディ『それでも町は廻っている』で注目された石黒正数は、短編集『Present for me』(少年画報社)が良かった。お薦めは、廃墟で生きる子供とロボットの交流を描いた表題作。◆自称底辺マンガ家のエッセイマンガを二冊。藤生『マザーファッカーズ』(コアマガジン)と魔神ぐり子『楽屋裏』(一迅社)。どちらも作品は一冊も読んだことはありませんが、前者はやんちゃなグルービー時代とファニーなアシスタント生活を独特の視点で描いたもので、後者は、地方暮らしのマンガ家が担当編集者と電話で打ち合わせする模様をマンガにする、という画期的な作品。◆勝田文『しゃべれどもしゃべれども』(白泉社)は、映画化された小説のマンガ化。勝田文はとぼけた味わいのあるマンガ家ですが、ちょっとストーリーが苦手みたいで、古典的ながらしっかりした物語を持つ原作もので、持ち味が生かせたような気がする。今後の作品に期待。◆ここまでで十作。さらに、巨匠、大御所の作品として、高橋留美子『1ポンドの福音4』(小学館)と、大島弓子『グーグーだって猫である3』(角川書店)に仰天した。前者は、だって連載開始が1987年、3巻出たのが1996年なんだよ。十年以上経ってから完結編が出て、なおかつ何の違和感もないという、異様な作家です。『グー猫』は、なんといっても大島先生とH氏との交流が描かれていること。これもマンガ史的な事件ではないでしょうか。お二人のFAX合戦、まさに抱腹です。◆あと気になった作品は、お気楽四コママンガの体裁ながら意外なSFマインドを感じさせたヤス『五日性滅亡シンドローム1』(芳文社)。小坂俊史、重野なおき『ふたりごと自由帳』(芳文社)は、特に小坂のネガティブな内面性が興味深かった。黒柾志西『鬼ごっこ1』(一迅社)は、ありがちなダーク気味ファンタジー・美少女・アクションというセットながら、ちょっとセンスを感じました。西炯子『ひらひらひゅーん』(新書館)、逢坂えみこ『たまちゃんハウス2』(集英社)はともに実力派のベテランが、さすがの仕上がりを示した作品。後者は昨年のベスト10でも触れました。前者は弓道部を舞台にした連作短編集。そんなところで、また来年。
10月17日◆突然であるが、2006年のマンガベスト10を発表する。毎年恒例にしていたのだけど、去年はリストを作成していたのにうっかり放置してしまっていた。で、第一位は岩岡ヒサエ『土星マンション1』(小学館)。SFというよりファンタジーに近い浮遊感とともに、独特のプロレタリア感(労働のリアルさよりも、登場人物たちの自意識の慎ましさ)が、この人だけの世界を作っている。『花ボーロ』『しろいくも』(いずれも小学館)といった短編集も高い水準を示した。◆つづいて待ちに待った作品集『青いドライヴ』(新書館)を発表した橋本みつる。唯一無比。『流星』のエロティシズムには参った。今まさに連載中の中篇『美しいこと』も怖い。◆この年最大の完結作品といえば、やはり羽海野チカ『ハチミツとクローバー9・10』(集英社)だろう。ボロボロになった羽根を必死に羽ばたかせてのエンディングという印象が強い。痛々しくもあるが、良く頑張ったと私は思います。◆諸星大二郎『トゥルーデおばさん』(朝日ソノラマ)はグリムを素材にした短編集。続編の『スノウホワイト』はそれほどグッとこない。なんでだ。◆高橋葉介『夢幻紳士 逢魔篇』(早川書房)。ただ単に夢幻魔実也が料亭で酒を飲んでいるというだけなのに、魔が魔を呼んでぐるぐると円環する……。とってもクール。◆川原泉『レナード現象には意味がある』(白泉社)。なんでしょう、これは。とことん緩いが、振り返ると忘れ難い、落とせない作品。◆嘘ばかりつく教師、ひとみ先生を主人公に据えた倉島圭『24のひとみ 1』(秋田書店)には驚かされた。嘘に嘘が重なり、登場人物がみな不信へと突き落とされる論理の迷宮としてのギャグマンガ。コマの背景の無意味なバロック趣味(というか、単にダジャレが描かれているだけなのですが)も注目。◆尾玉なみえ『ロマンティック食堂』『スバルたかし』(集英社)はほんとは2005年10月刊行だけれども、絶対みんな見落としていたと思うので(失礼)。私の中ではいま一番カルトなギャグ漫画家である。全篇無意味な悪意。華倫変と交友があったというのもコワい。◆カラスヤサトシ『カラスヤサトシ』(講談社)は2006年のブライテスト・ホープギャグ部門に輝く作品。とかいって、実際には歴が長いようですが。作者自身の無様ながらも勝手な論理と感性が100%展開する四コマは、私ギャグマンガの新しいあり方。自分を客観的に見ているようで、物凄く自分勝手。この共存が関西っぽい、というのは私の偏見でしょうか。編集者T田さんは多くの問題を抱えているようだが、彼が作者につけたキャッチコピー「キモかっこわるい」は名作だと思います。◆逢坂みえこ『たまちゃんハウス 1』(集英社)は落語家の娘を主人公(?)とした短篇連作。私が落語ファンだからというのではなく、まじ泣ける。落語に賭ける若者たちのあり方も説得力十分。やっぱり力のある作家は違う。◆と、ここまでで十作。連載終了作でいえば、やまむらはじめ『カムナガラ9・10』(少年画報社)は壮大な宿命と愛の物語をなかなか立派に着地。『蒼のサンクトゥス3・4』(集英社)も順調にクライマックスへと進んだ。岡本一広『彼女は半透明4・5』(メディア・ファクトリー)もめでたく大団円。気持ちのまっすぐさが清しい。エッセイマンガでは久世番子『暴れん坊本屋さん1〜3』(新書館)が書店員の日常を練れた笑いとともに描いて秀逸。紺野キタ『DARK SEED1』(幻冬舎)はいじめられる主人公を描いてもリアリティを発揮する作者の腕が冴え過ぎているが、今後に期待の魔法物心理ドラマ。水谷フーカ『夜姿姫』(司書房)はたまたま拾ったファンタジー系の秀作。この作者、先が楽しみ。『PLANET 7』、『LAZREZ』、『皆殺しのマリア』と忘れ難い作品を描き続けてきた竹谷州史は原作に狩撫麻礼を迎えて『月の光1〜3』(エンターブレイン)を連載。狩麻色が強いのはやむを得ないが、独特の人懐っこさが話に魅力を加えている。◆注目連載を列挙すれば、『もやしもん』『のだめカンタービレ』『おおきく振りかぶって』『花よりも花の如く』『Landreeal』『Gunslinger Girl』『大奥』『夏目友人帳』『君と僕』『しゃにむにGO』『ラディカル・ホスピタル』といったあたりか。では、2007年マンガベスト10でまたお会いしましょう。
2007年10月16日◆恐ろしいほど間が開きましたが、とりあえず再開。電車の吊り広告に、弓月光先生の『甘い生活』が連載400回を突破、なんと17年にも及ぶ長期連載と出ていまして、月日の流れを実感するとともに、ものすごく久しぶりに弓月先生のことを考えたわけです。◆私が弓月作品にはじめて触れたのは『おたすけ人走る!』で、少女マンガ誌で高校野球などが描かれていたのが新鮮でした。少女マンガを描く男性作家として、また青年マンガに進出した少女マンガ作家として、弓月光の存在はマンガ史のかなり重要な一頁を割かれるべきだと思います。◆さて、本題。弓月光の代表作にしてマンガ史に残るべき名作といえば、なんといっても『エリート狂走曲』(1976年)でしょう。で、私の仮説といいますのが、この『エリート狂走曲』はやはり大ヒットしたある学園マンガを下敷きにしたものではなかったか、ということです。そのマンガの名は『ハレンチ学園』。教師と子供の対決、思春期前期的なエロティシズム、そしてなんといってもヒロインがともに美しいストレート・ヘアであること。◆『カリフォルニア物語』が『トーマの心臓』を先行作品として描かれたように(これ、登場人物の配置を比較してみてください)、『ハレンチ学園』が『エリート狂走曲』の先行作品だった、として、そこには共通するテーマとして、「自由の希求」が挙げられるだろう。受験勉強が自由獲得のための武器である、という弓月のアイロニカルな「発見」は、同時期の『東大一直線』にも共有され、また性的存在であることが学校をはみだしていくという永井的テーマは、弓月を経て、『極めてかもしだ』などの山本直樹の諸作にも通底していく。◆それにしても最近の弓月さんの描く女の人、顔の形が相当独特で、私はかなり苦手です。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
転生獣語縮刷版
●2007年1月
1月12日
◆2006年落語総括<上>
1月14日◆2006年落語総括<中>
1月18日◆2006年落語総括<下>
●2006年8月
8月5日◆吉田弥生の新作が読めるなんて
8月11日◆俺か塚本か
●2006年7月
7月22日◆サイダーズのルーツ発見!
7月23日◆蹴鞠の血族
●2006年4月
4月24日◆尾崎一雄から稲荷町へ
●2006年3月
3月1日◆鳴雪、ケストラー、バスケットボール
3月2日◆少女マンガ・ジャイアントという人々
●2006年2月
2月6日◆2005年ベスト高座
●2006年1月
1月7日◆2005年マンガベスト10
1月20日◆続いて2005年私の読んだ本
●2005年11月
11月10日◆吉朝追悼
11月14日◆似た曲シリーズ、春夏秋冬
●2005年10月
10月24日◆文化覇権と骨董
10月25日◆ノエル・ギャラガーと少子化について
●2005年7月
7月18日◆似た顔シリーズ、巨人の阿部は
●2005年6月
6月1日◆ロック・クラシックを手に取りながら
6月3日◆「お相撲」というヒトビト
6月23日◆ミュージカル・バトン回答
6月29日◆さらば皇帝ペンギン飼育係り

●2005年5月
5月24日◆マンガ再発に見る美男美女の風雪
5月25日◆吉田アマ名人に注目

●2005年2月
2月1日◆マイケルの哀しさ
2月2日◆秤の前にて
2月7日◆ショーケンの裏返った声について
2月15日◆清原の帽子
2月23日◆中古レコード店の最期
2月27日◆どうしてホリエモンは底が浅いのかと問われて

●2005年1月
1月6日◆紅白雑感
1月7日◆2004年マンガベスト10
1月8日◆正月番組の円蔵
1月12日◆愛子の愛機
1月15日◆本日のダジャレ
1月22日◆「風とマンダラ」の作者はいま
1月27日◆「裏は給食室です」
1月30日◆ダイコン占いを知ってますか
1月31日◆私の町の教育委員会

●2004年12月
12月3日◆発掘ジャニーズに関する二、三のメモ
12月4日◆オレンジレンジとその時代
12月9日◆「オレ、マジ貴族に生まれてぇよー」
12月27日◆皇室は訛っているか
12月28日◆僕は動物カメラマン

●2004年11月
11月9日◆スターリンは赤いアルファロメオに乗って
11月23日◆エイドリアン・トミーネがニューヨーカーの表紙に
11月24日◆ミスチルのピロウズ・カヴァーに異議あり
11月28日◆BBCの正体

●2004年10月
10月1日◆新シリーズ、新しい警句
10月2日◆貫太郎一家も実在した
10月3日◆台湾で考えた「漢字とニコンと蛍光灯」
10月4日◆今でも今中愛してる
10月5日◆友の名はエリンギ
10月6日◆本日のダジャレ
10月7日◆満タンのタンを漢字で書くと
10月9日◆トニー谷と皇室
10月12日◆にしおぎぷらずまくんを見たか
10月14日◆石原軍団おすすめの自動車保険て
10月15日◆このボールペン、何キロですか?
10月16日◆似た曲シリーズ、日本全国ビビデバビデブー
10月18日◆「立川」をどう読むか

●2004年9月
9月1日◆イラクのムーミン
9月11日◆ある落語マニアの死
9月14日◆店の名は天皇軒
9月22日◆小松の親分さんは実在した
9月24日◆球界再編よりも球団再建だろっ!

●2004年8月
8月4日◆ナラ・レオンといしだあゆみの微妙な関係
8月9日◆「見つめていたい」似た曲問題について
8月11日◆橋本みつるの作品集を二冊買いしてしまった
8月20日◆泣き虫ひねくれ卓球少女
8月24日◆渡辺明が竜王戦に出るかもよ
8月30日◆その「おかしらつき」はビンボー過ぎる

●2004年7月
7月4日◆思えば遠くに折原みと
7月13日◆うちにも防空壕あるよの巻

●2004年6月
6月3日◆本当にコーちゃんっての巻
6月7日◆今年もローランギャロスから
6月8日◆「冬のソナタ」ヒットの秘密
6月12日◆ダーリンは外国人のハニーは岐阜県人
6月14日◆こんな「新作」はちょっとイヤだ
6月20日◆マサは大投手の巻
6月24日◆エンケンとツェッペリン

●2004年5月
5月5日◆横尾と銭湯
5月9日◆ノラの親父のことは知らんかった
5月10日◆結婚おめでとう渡辺明五段
5月13日◆キクチの兄は小説家
5月28日◆本日のだじゃれ
5月29日◆菊五郎の「おぢさん」について

●2004年4月
4月3日◆いとしのジェラシー、哀しくてマックス
4月8日◆二人は夫婦ルー&ローリー
4月12日◆今日のダジャレ
4月16日◆スクウェアプッシャーもシチュアシオニストだった
4月17日◆真性カルト監督今関あきよし
4月18日◆今日の後悔
4月26日◆二〇〇〇三年の古今亭円菊
4月29日◆ファースト・キッチンの「ソース・バー」はいかがなものか

●2004年3月
3月1日◆大竹まことエッセイ集が発売!
3月4日◆保証がっくし保険
3月6日◆国会議事堂をにらむ目玉
3月14日◆クリエイション・レーベルとフェミニズム
3月22日◆ノリノリのうた 青木重治
3月26日◆サニーデイがパーフリ・フォロワーと呼ばれていた頃
3月28日◆復活! 橋本みつる

●2004年2月
2月1日◆吉行淳之介の見事なタイトル変更
2月5日◆エマニエル・トッドはニザンの孫だった
2月10日◆あたた治療院
2月11日◆追悼桂文治
2月17日◆ケンタッキーでチキンと音楽を
2月29日◆ニホンオオカミとアニメイト

●2004年1月
1月5日◆名古屋駅オタク書店の改装が気になる
1月6日◆「木綿のハンカチーフ」の女も気になる
1月7日◆チロルチョコきなこ餅味を推奨する
1月12日◆2003年私のマンガベスト10
1月25日◆ブリトニー・スピアーズの結婚とチェンソー
1月28日◆小渕優子議員のキョエ〜〜〜
1月31日◆去年のベスト高座は

●2003年12月
12月1日◆今日のダジャレ
12月2日◆来るべき山際あきこ作品集のために
12月4日◆「将棋世界」と私
12月5日◆「レコードコレクターズ」と私
12月7日◆きみまろえびせんの味
12月10日◆「世界」に有馬しのぶって
12月13日◆追悼都筑道夫
12月21日◆中川家のお兄ちゃんと気鋭の学究
12月22日◆MEGUMIは田嶋陽子に似てるって言ってるだろ
12月24日◆家庭的だが高級だ
12月26日◆京極堂探訪記
12月27日◆落語界のエリートたち

●2003年11月
11月1日◆泉鏡花の行動範囲
11月3日◆たこむすってなんだ
11月6日◆名古屋駅のオタク書店
11月8日◆百円ショップに名作あり
11月11日◆絶滅寸前泡沫候補
11月15日◆エスミマキコの倫理学
11月16日◆カヴァーという栄誉
11月21日◆碩学のニホン地図
11月22日◆代表的なものに……
11月28日◆矢野カヴァー隠れた名唱
11月30日◆タバコ120種類のコンビニ

●2003年10月
10月1日◆玉子ははずむよ
10月3日◆届けよそのお金、と警官は言った
10月6日◆圓蔵の円熟
10月8日◆密葬はタンポポで
10月11日◆理路&捨てっ地
10月18日◆ファンシーなやまい
10月31日◆御注文相受申居候洋服の儀に付き

●2003年9月
9月1日◆世界に平和憲法を広めよう!
9月2日◆その後の産直あづまマガジン
9月3日◆恐怖! 畳が圓菊に!
9月13日◆セントラルパークでお茶とHAIKUを
9月16日◆NY耳かき事情
9月19日◆東京駅で地方紙を
9月22日◆あのボクサーはギューちゃんです
9月30日◆おばあちゃんの志ん生伝説

●2003年8月
8月7日◆米米とユーミンを遡って
8月9日◆教授からレディオヘッドまで
8月19日◆ハヤシドビーって何だ?
8月20日◆アッコちゃんvsペプシマン

●2003年7月
7月4日◆子どもを生むのは国民の義務か?
7月6日◆ビューティフル・ウォーター再論
7月9日◆国民の三大義務その一
7月13日◆国民の三大義務その二
7月23日◆「はぐれ刑事純情派」真野あずさ着用訪問着を買った人
7月29日◆柳昇の意外な絶筆

●2003年6月
6月5日◆米朝作「一文笛」に関する考証
6月7日◆文楽、あるいはモリョリョンの系譜
6月11日◆牧野周一と宇野功芳
6月12日◆牧野周一と牧伸二
6月16日◆尾崎法哉の愛した落語家
6月27日◆道路工事現場のハイテク
6月30日◆ビューティフル・ウォーターその一

●2003年5月
5月1日◆植田ミグ撃墜
5月5日◆お風呂と二進法
5月8日◆ガキCMに腹が立つ
5月13日◆「中トロサビ抜きダブル!」
5月19日◆文壇将棋最強は誰か
5月23日◆ミステリとダダとのらくろと
5月26日◆チバリョーVS.永世十段
5月29日◆カンフーとヌード
5月31日◆アイス・アメリカーノはいかが?

●2003年4月
4月2日◆似た曲シリーズ ジェネシスとあがた森魚
4月6日◆ピンク・レディー再結成
4月7日◆鮎川哲也と奇特な研究家
4月11日◆メンズ・ノンノ・ガール
4月12日◆君は「アメリカーノ」を飲んだか
4月20日◆呉智英のセクハラ擁護論
4月26日◆千代田千代田千代田は良くなるのか
4月27日◆武蔵野市政ナンデダロー
4月28日◆ゴーゴー碓井涼子!

●2003年3月
3月1日◆漫才師と棋士の兄弟
3月2日◆与謝野晶子の戦争短歌
3月4日◆キューピーの由来
3月6日◆ハイリスク写真館 街角書道展
3月8日◆ノリノリのうた 川口重美
3月10日◆ヒゲとメガネ
3月14日◆ノリノリのうた番外編 大野万木
3月15日◆ノリノリのうた番外編 宇野犂子
3月17日◆ノリノリのうた番外編 藤波孝堂
3月19日◆海老と絹さやのぷりぷり丼
3月22日◆正蔵襲名に寄す
3月28日◆ラムちゃんの戦争

●2003年2月
2月1日◆手塚・赤塚賞はマンガ史最大の賞である
2月3日◆W受賞について
2月6日◆虚子とマッチと重慶と
2月9日◆ハイリスク写真館 選挙に象と豚が出て
2月10日◆天才子ども落語家たちのその後
2月13日◆若様侍と詩人
2月15日◆オダギリジョーは名文家?
2月17日◆寺西和雄という知性
2月18日◆みんなのうた最近の秀作
2月21日◆市川支店のオーナーは?
2月27日◆あびゅうきょの最新作

●2003年1月
1月8日◆ノリノリのうた 高山れおな
1月9日◆養老サービスエリアの珍名物
1月10日◆コジェーヴを聴いたニホン人
1月13日◆池袋演芸場で買ったカレンダー
1月14日◆月の家円鏡という人生
1月15日◆似た曲シリーズ フクヤマとコールドプレイ
1月17日◆薩摩系の笑い?
1月19日◆切り札は自由・平等・博愛
1月20日◆マルクスが就職できなかった理由
1月22日◆新青年とゴルフと野球帽
1月25日◆寿司とドラえもん
1月29日◆葬儀に急ぐ日々
1月31日◆菊之丞真打ち決定!

●2002年12月
12月2日◆インターネットの守護聖人
12月4日◆鴎外の命名法 長男篇
12月5日◆ブラッド・ピット写真集広告
12月7日◆西炯子センセイが花緑のおっかけを
12月9日◆同人誌でエノモト
12月11日◆政界へ緊急提言! 江藤隆美は文治に弟子入りせよ
12月12日◆あんグラとバンブーパイン
12月16日◆圓蔵十夜
12月18日◆哲学徒とあずまんが
12月21日◆ブッシュの意外な従兄弟
12月22日◆鴎外の命名法 次男篇
12月24日◆中央線の囁き
12月26日◆ボンカレーと寺田ヒロオ
12月27日◆明治人の命名法 中江兆民の場合
12月28日◆兆民の好きな落語家
12月29日◆エコエコアザラク相似形

●2002年11月
11月1日◆地下鉄の怪風景
11月2日◆ノリノリのうた 橋本夢道
11月3日◆小さな発見
11月4日◆マイ・ネーム・ジャックちょっといい話
11月6日◆町いちばんのユニーク書店(前編)
11月7日◆町いちばんのユニーク書店(前編)
11月8日◆ブッシュマンは平和を愛するか
11月10日◆「初心者、女性大歓迎」のわな
11月12日◆ノリノリのうた 続橋本夢道
11月13日◆枝雀と小三治
11月14日◆ライカの運命
11月15日◆びっくりハウスはドッペルゲンガーか
11月18日◆当世滑稽裁判譚という本
11月19日◆小生、ビールを所望す
11月21日◆わくわく海外ニュース
11月22日◆コンビニでトム&ジェリー
11月24日◆ボリビアでビッグマックを
11月25日◆タッチにおける命名の研究
11月28日◆アメリカに投資する三つの理由
11月30日◆本日のだじゃれ

●2002年10月
10月1日◆ダイラケと手塚の時代
10月3日◆落語家口調の系譜考
10月4日◆中日新聞の超強力連載小説
10月6日◆6階の上は地震
10月7日◆ノリノリのうた 前川佐美雄
10月9日◆住基ネット批判の夜
10月11日◆谷崎の書いたそうめん広告
10月12日◆ちょっと不思議な藤村カルタ
10月13日◆ノリノリのうた 大原ノリカズ
10月14日◆俺たちは毛派だ
10月17日◆三宮油地獄
10月18日◆えっ、すしカレーライス?
10月19日◆阪神釣り事情
10月20日◆電車で読む本 『京の古寺』ほか
10月21日◆生茶ポッキーのこと
10月22日◆7トンクラゲ試食会
10月25日◆ラストダンスは森尾由美
10月26日◆大竹まことのエッセイを称揚する
10月27日◆続大竹まことのエッセイを称揚する
10月29日◆推理手帖を論評する
10月30日◆ウィノナ・ライダー裁判始まる
●2002年9月
9月3日◆少女人形再聴
9月4日◆続・少女人形再聴
9月5日◆巨人軍超訳疑惑
9月6日◆ムッシュと日活とゴーカート
9月9日◆釜石橋上市場
9月10日◆しこしこと桜風味
9月11日◆南部せんべいを煮る
9月13日◆皇太子さまお生れなった
9月14日◆本日のだじゃれ
9月15日◆金魚を食す国
9月16日◆賢義兄愚弟×2
9月17日◆「藤子不二夫」に物申す
9月18日◆寄席のオトクなオマケ芸人たち 上
9月19日◆寄席のオトクなオマケ芸人たち 下
9月20日◆東京少年のひそかなカミングアウト
9月21日◆コムロのセルフ・リメイク
9月24日◆本日のだじゃれ
9月25日◆山下達郎三本立て
9月27日◆オセロ考
9月30日◆マジンガー裁判
●2002年8月
8月1日◆花押有名人劇場
8月2日◆必見! 小ゑんの「反対俥」 *後日譚
8月3日◆指名手配イン・バーバーショップ
8月4日◆天皇四代のサインを鑑賞する
8月5日◆冬季五輪不正の鍵を握る「台湾人」
8月6日◆店頭ビラにご用心
8月7日◆大谷崎のエッセイ集から(上)
8月8日◆大谷崎のエッセイ集から(下)
8月9日◆「だらしな日記」敗れる
8月11日◆ギリシア悲劇でキャッシュバック?
8月12日◆圓朝祭りレポート
8月13日◆民生とポリス
8月14日◆パレスチナのタイガーマスク
8月17日◆釈お酌
8月18日◆本日のだじゃれ
8月19日◆住基ネットで語呂合わせ
8月20日◆『神罰』をもおそれぬ人々 *後日譚
8月21日◆元ピチカート鴨宮諒のお仕事
8月22日◆目玉おやじの過去
8月23日◆高野文子かく語りき
8月24日◆ホーム・チームのツッコミを推す
8月25日◆だじゃれ、について
8月27日◆ヒトギリって流行ってるでしょう
8月29日◆マシーン・ナンバーはSEX001
8月30日◆牡丹燈籠と隠語
8月31日◆ハイリスク写真館 *後日譚
●2002年7月
7月1日◆カニと軍艦
7月2日◆中野ブロードウェイ再訪(上)
7月3日◆中野ブロードウェイ再訪(下)
7月4日◆新宿通りのパレード
7月5日◆フリー・ウィノナ 後日譚
7月7日◆銀河鉄道とニューロシティ 後日譚
7月8日◆正解はライツヴィル。クィーンの創造した架空の町です。
7月9日◆七夕の権太楼一門会(上)
7月10日◆七夕の権太楼一門会(下)
7月11日◆本日のだじゃれ
7月12日◆コギャル言葉と連合赤軍
7月13日◆ゴミの東西比較文化論 後日譚
7月14日◆ウンウン族の不思議 後日譚
7月15日◆シンデレラUを大胆予想する
7月16日◆民生とリッチマン
7月18日◆ヘルスのヘルは地獄のヘル
7月19日◆本日のだじゃれ
7月20日◆ウンウン族の逆襲
7月21日◆ケーブル売ります200円
7月23日◆文豪色紙の世界
7月24日◆若林直樹さんとお別れする
7月25日◆小西康陽ミーツフランス書院
7月26日◆続小西康陽ミーツフランス書院
7月27日◆ぞろぞろ改め落語の友
7月28日◆Do you know good bokeaji?
7月29日◆ブックスいずみのカヴァー絵は
7月31日◆振り向けばかゑる 後日譚
●2002年6月
6月1日◆府中のダーガー
6月2日◆るんるん¥35000、縦横無尽¥60000
6月3日◆ブックファーストの奇観
6月4日◆蛍光灯改良私案
6月5日◆紛れもない怪作『ガタピシ車でいこう!!』
6月6日◆「吠え面かくなよ」の「かく」とは何か
6月7日◆辺境の地のワールドカップ
6月8日◆東京の合唱
6月9日◆「ほんとうに便利なお墓だねえ」 後日譚
6月10日◆人名録の中の「月光仮面」
6月11日◆ローランギャロス最大の見どころ
6月12日◆生意気な後輩の言葉遣いについて
6月13日◆ナンシー関の急死
6月14日◆「悩ましい」と「いたんでいる」
6月15日◆W杯一次リーグでショックだったこと
6月16日◆ウルトラマンコスモスってどうして終わっちゃったの? 後日譚
6月17日◆14億円横領事件はコインロッカー・モンキーズまで
6月18日◆太陽発電時代の世界地図 後日譚
6月19日◆第一回地域通貨ナイスネーミング大賞
6月20日◆電車の鼻輪女子高生
6月21日◆韓国史上もっとも愛された外国人
6月22日◆スピッツとエロ劇画の大家
6月23日◆韓国マンガの「創氏改名」
6月24日◆宇多田ヒカルのポスターは何と! 後日譚
6月25日◆本日のだじゃれ 後日譚
6月26日◆ピノキオはラテン系 後日譚
6月27日◆私が「週刊将棋」について抱いている二、三の不満
6月28日◆究極の激辛メニュー
6月29日◆オン・デマンド出版のコミック
6月30日◆新宿サタデー深夜寄席


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