光と影 渡辺淳一 文芸春秋
1975年第1刷 1997年第38刷
短編のひとつ「薔薇連想」が印象深い。主人公の病気は梅毒でなく、HIVウイルス(AIDSを引き起こす)感染に置き換えてみてもよい。受け止め方はそれぞれだろうが、主人公の孤独感や復讐心、感染させた相手に対する不思議な連帯感には奇妙に納得できる部分があった。恐ろしくもある一編である。
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